暗躍する者   作:国連宇宙軍

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第八話

 一方のシューリスは苦戦を強いられていた。

 

「くそっ! もう交換用のマガジンがねぇ! どうする。接近戦に持ち込んでも絶対に負けるぞ。だけどな!」

 

 最初の戦闘と今の戦闘でマシンガンのマガジンは底をつき残りは五十発だけとなってしまった。しかし、相手はまだ弾薬が残っているうえにヒートサーベルも二つ装備している。接近戦に持ち込んでも負けるのは明白だった。それでもシューリスは覚悟を決め、ビームサーベルを両手に装備しグフに向かっていった。

 

「おらよ!」

 

 右手のサーベルを使って、グフのヒートサーベルと切り合わせる。そこに左手のサーベルを使ってコックピットを貫こうとするが、見切られ避けられる。さらにお返しとばかりに振るったグフのヒートサーベルがジムの左手を捉え、溶かしながら切断する。

 

「ちっ! 速い‼」

 

 さらに追撃をしようとしていたグフだったがその直後、轟音と共にHLVが発進し一瞬注意を逸らしてしまった。シューリスはそこを見逃さずに右手のサーベルでグフの左胸部を袈裟斬りにする。パイロットはなんとか脱出し基地端に逃げていってしまった。シューリスはなんとかだが勝てた喜びと自分の実力不足による嘆きで気持ちが混同していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 シューリスと違って、サクリスは焦りというものを感じることが少ない。今回もサクリスはのんびりと戦っていた。しかし相手は両刃型の斧を持っていてなおかつドム用のヒートサーベルも装備しており、シューリスよりも接近戦は不利だった。それでもサクリスは焦らずにバズーカを使い、器用に敵を翻弄していく。しかし、ドムはその高機動を生かし、斧を持って滑るように迫ってくる。それを軽く避けるようにいなしてバズーカをドムに向かって放つ。放たれた弾はドムに向かって飛んでいくがホバー移動で避けられる。ドムは反転しまた迫ってくる。その為、サクリスはビームサーベルに持ち替えて右手で構える。

 

「くっ!」

 

 ドムがホバー移動の勢いでそのまま刃を振るった。その為自然と勢いがつきドム型特有の質量も相まってすごく鋭い攻撃となる。それを、サクリスはサーベルで受け止める。しかしじりじりと押され、ビームサーベルが装甲に触れ溶け始める。それでもだんだんと押し返していき、やがて完全に立場が逆転し今度はドムの装甲が溶け始める。そのまま押し込んでいき装甲を切断し、右腕を切り落とす。ドムは残った左手にドムのヒートサーベルを持つ。そしてホバーで回転しながら切り込んでくる。ジムの右手は深く切られたことにより回路がショートし動かなくなる。その直後右足で蹴りをドムの腹部を蹴り、バランスを崩させる。バランスを崩したドムにビームサーベルを突き立てようとするが、寸前の所で態勢を立て直してしまい左胸部の装甲を軽く溶かすだけにとどまる。その時基地の端から大きな煙と共にHLVが発進し空に上がっていった。ドムはそれを合図にしたように後退していく。そして数分後、基地の端から一本のシャトルが脱出していった。

 

 

「逃げられたか」

 

 〔サクリス、そっちはどうなった? 〕

 

「HLVの発進を合図にしたように後退していった」

 

 〔そうか。〕

 

「このあとはどうする?」

 

 〔そうだな。味方ももうすぐ到着するし、俺らは撤退しよう。〕

 

「分かった。これより戻る」

 

 サクリスはラグスのいる基地中央部に向かって歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、ジャブローの司令部はキャリフォルニアから発進してきた大部隊を捕捉していた。

 

「レビル大将、大変です! キャリフォルニアからジオン軍の大部隊が来ます」

 

「なんだと! ホワイトベースが追尾されていたか。急いで防衛態勢を整えてくれ。ロールアウトしたジムも防衛にあたせるんだ。それと、ホワイトベースの部隊にも出撃要請を出してくれ」

 

「分かりました。すぐに配備させます」

 

 参謀は、部屋を出ていきすぐに部下に指示を出す。レビルは一人、ティアンムと通信していた。

 

「ジオンがまさかこのタイミングで仕掛けてくるとはな。私もさすがに驚いたよ。それでも本題だが、君は先にルナツーに上がってくれないか?」

 

「ですが」

 

「これに負ければ、ジオンは宇宙の守りを固めていくだろう。それが整う前に攻略したい」

 

「分かりました。宇宙でお待ちしております」

 

 数時間後、ジャブローからマゼラン級とサラミス級が何十隻も発進していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オペレーター、その話は本当なのか?」

 

「ええ、間違いありません」

 

「そうか」

 

 その時、味方の部隊が到着する。

 

 〔こちらは、オデッサの応援部隊だ。遅れてすまなかった。ほぼ片付いてしまった後のようだな。君たちも知っていると思うが、ジャブローが攻められることは私も聞いている。そこでだ、私たちの部隊からジムを三体回そう。君たちはすぐにジャブローに向かってくれ。レビル大将からの命令なのでな、言うことは聞いてもらうぞ」

 

「分かった。ありがとう」

 

「君たちの健闘を祈る!」

 

 

 すぐにミデアにジムが三体つまれ、ケンのガンキャノンも搭載される。そして、ジャブローに向かって飛び立っていく。

最初の方は表現が雑なので、何話かリメイクしたいのですが意見をください。

  • 良いと思う
  • 会話文多めだからすべてリメイクしてほしい
  • このままで大丈夫
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