ゴブリンスレイヤーTAS 半竜娘チャート(RTA実況風) 作:舞 麻浦
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●前話:
分身ちゃんの犠牲に敬礼っ!
◆多分
GM「久しぶりにゲームブックやったので」
PL1「ので?」 PL2「あっ(察し)」 PL3「“14へ行け”ですねわかります」 PL4「え、新しいキャラ紙要るやつです?」
GM「ご賢察。死に覚えゲーです。たまにはね? でもPCは温存したいので、犠牲者は分身ちゃんです。いつもいつも申し訳ない」
PL1「死に覚え……フロムゲー的な?」 PL2「分身ちゃんかわいそう。やっぱりアザーセルフの呪文は規制しなきゃ(使命感)」 PL3「むしろDead Spaceみがある( 圭)」 PL4「死亡シーンをコンプしたらなんかボーナスあったりします?」
GM「担当がPL1だけだと他の人が手持ち無沙汰だから、順繰りに分身ちゃんのダイス振ってね」
PLs「「「「 はーい 」」」」
GM「死亡シーンの演出は任せるので、いい感じのリアクションを期待します」
~マップ埋め中~
「ビンゴの紙を何枚か並べてマップの代わりにします。あとは、その通過マスの数字ごとに対応するイベント表を振ってイベントを起こします。即死イベントは行き止まり扱いになります。一度開けたマスはイベントが固定されますが、敵を倒すなどしてイベント解決すればその結果のまま固定となります。あ、真ん中はイベントナシです」 「りょ」 「って、全然突入できないんですけどぉっ!? 汚染精霊ェ……」 「
こんな感じで和気あいあい()とセッションしてるイメージです。たまには藁のように死んでいくセッションもいいよね?(卓とシステムによる) この場合だと
はいどーも!
ルート策定できたのでいよいよ沈没船にアプローチする実況、はーじまーるよー!
前回は半竜娘の分身ちゃんの
尊い犠牲に感謝を捧げつつ、いざ本番の探査です!
―― の前に。
「せっかく仲良くなったから、蛸神様の加護を願ってあげるワ! これで深海での動きもスムーズに行くはずよォ」
「おお、海の司祭殿! かたじけないのじゃ! 無事に帰ったら何かきっとお礼をするのじゃ」
「ま・ず・は、帰ってきてからよ。無事に帰ってきなさいネ」
「
―― 死せる
覚醒の時を待って死に等しい眠りについて微睡む主神に加護を願う祝詞は効果を発揮し、半竜娘ら一党4人(+分身1体)に海神の加護を与えます。
これにより、水中移動に伴うペナルティは半減されました。
水中呼吸の指輪による効果も乗るので、ほぼ地上と遜色ない程度に活動できると思われます。
「これでアンタたちも鰓人並みに潜って浮かんでってできるわよォ」
「おお! それは助かるのじゃ!」
へえ! つまり潜水病無効ってことですよね? 素晴らしい!*1
でも、何回も受けたい呪文ではありませんね。
なんか
「行ってくるのじゃ!!」
「いってらっしゃいネー」 「「「 おかあさま、ごぶうんを~ 」」」
「いい子で待っておるのじゃよー!」
深海でお宝が半竜娘ちゃんたちを待っています!
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では海中に行きましょう~。
鎧とか着るわけにはいきませんし、水着に着替えて――
「水着もダメじゃ。抵抗は極力減らすべきじゃ」
「「「 え 」」」
「水の中ではその些細な違いが生死を分けるのじゃよ!」
分身視点で死にまくった人が言うと説得力がありますね。
特に文庫神官ちゃんは鎧なしにしないと一行の進行速度についていけませんし。
とある世界では、もう二度と服を着れなくなってもいいという
というわけで、脱げーー!!
「ま、まってまって、自分で脱ぐわ!」 「放せ放せ、吊るされると脱げねーだろ!」 「鎧の重さで沈みつつ向かうという作戦は、あ、却下ですか、はい……」
…………。
……。
水中で活動するための『水中呼吸の指輪』。
防具を補うための『【竜鱗】のポーション』。
手を
武器を持てないのでその鰭に刃を与えるための『【竜爪】のポーション』。
水中暗視のための『【竜眼】のポーション』。
鰓人の海司祭がかけてくれた『海神の加護』。
マジックバッグの中にあらかじめ海水を入れておいてひしゃげないようにしておき、これで準備は万端です。
今いるのは、海中の比較的浅い場所。
呪いの海域へ向かう海流の近くです。
海中でぷかぷか漂っている一党の全員は、身体の大部分を竜鱗に覆われ、手を板状の鰭翼にし、さらにそのエッジが鋭い刃のようになっています。
基本的には機動力を生かして逃げつつ、機会があればすれ違いざま、刃のようになった鰭で斬りつける方針です。
遠目にはピッタリとしたスイムスーツを着ているようにも見えるかもしれません。
髪の毛はばらけないように編み込んでいます。
「ふぅむ、それだけの祖竜術のブラッドポーションを重ね掛けすると、お主らも
半竜娘ちゃん(+分身ちゃん)が海の中で先導しつつ、森人探検家・TS圃人斥候・文庫神官を見渡します。
「でしょーね」
森人探検家はエルフの長耳や美貌はそのままに、胸より下が鱗に覆われています。
蜥蜴人にはない優美で繊細な美しさがあります。
「あー、防具がない分、水の振動をダイレクトに感じるのか。ま、これは確かにこの方がいーかもな」
TS圃人斥候は全身に加えて、顔の頬まで鱗で覆われています。
水中という特殊な空間で斥候の役目を果たすには、全裸というのにも利点があるのだと理解したようです。
「私はちょっと心もとないです……」
文庫神官は、いつもの鎧の重みがなくて少し不安そうに、半竜娘の身体に結わえられたロープを握っています。
移動力が一番低いので、牽引してもらうためです。
ちなみに、半竜娘ちゃんは規格外として、文庫神官ちゃんが一番水の抵抗を受けそうな豊満さをしています。
スイムスーツと違って竜鱗は自前なので胸の押さえが効かないのが
「では行くのじゃー」
「はーい」 「おう」 「了解です!」
海流に乗り、先行探査の途中で分身ちゃんが沈めた海中ブイを辿り、目的の海域へと向かいます。
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というわけで、すいすいすーい、とやってきました。
“呪われた船の墓場”です。
もうなんか、見てるだけで押しつぶされそうな青い闇に満たされた海域です。
ここのさらに奥へと向かいます。
狂った深海の精霊の巡回路を避けて大渦の中へと突入し。
巨大生物の縄張りの隙間を縫って沈没船群へと。
その途中途中で、目星をつけていた財宝や貴重な文化財、魔道具を回収していきます。
「うふふ~。財宝は人の世を巡ってナンボよね~。“海で失った物が、永遠に失われるとは限らない”ってねー。交易信徒たる私がお救いして、現世のお金の流れに戻してあげますからね~。うふふふふふ~」*2
「おそらくは遠地からの徴税品か献上品を載せた船が沈んだんじゃろうなあ」
「元の持ち主が所有権主張して来たりしないのか?」
「そういう依頼が冒険者ギルドに出ていれば、納めればいいのではないでしょうか」
マジックバッグの容量の問題で財宝を全て回収できるわけではありませんが、それでも相当の量になります。
「わぁ、航海日誌に魔術書、
「【保存】の術がかかった入れ物に入ってたのは、結構無事みてーだな」
「崩れないように【保存】の術のかかった布に包んで、水ごとマジックバッグに入れるのじゃ。周りの状況についても可能な限りメモを残すのじゃよー」
「目当てだった【転移】の巻物も無事に見つかったし、これで帰りの心配はなくなったわね。海神の加護のおかげで地上に転移しても無事だと思うし」
文化的な観点から言えば、金貨などの財宝以外のものも、非常に貴重なものです。
文庫神官が慎重にそれらを回収していきます。
周辺の状況を記録しておくことも重要ですが、水中ではインクが使えないので、代わりとして
「で、これが呪いの集積点になってる魔道具の一つか……」
「うむ、幾つもの魔道具の相互作用によってこの海域はめちゃくちゃになっておる。これらを回収していけば、この海域も多少はマシになるじゃろう」
「でも地上に持ち出していいのかしら? 海の底にある方が安心じゃないかしら」
「その時は破壊しましょう。どのみち【転移】の巻物で私たちが帰るためにも、呪いを薄めてやる必要があるのですし」
半竜娘が霊視したマナの流れを辿り、番人らしき巨大ウツボやグロブスター*3を刃の鰭で斬り刻んで倒し、呪いを振りまく魔道具を回収していきます。
そうやって、巨大生物たちから身を隠しながら、いろいろなものを回収して沈没船群の奥の奥へと向かっていきます。
…………。
……。
「で、じゃ」
「あそこの大きな沈没船の中の、呪いの核たるナニカを回収したら最後ね」
「もうマジックバッグにも入らねーしな」
「うう、もっと回収したいものがたくさんあったのですが……」
最後の目的地の直前。
周辺のマナの流れを束ねている何かがあると目される沈没船。
その周囲に沈んでいる木造船とは違い、目的の沈没船は古代文明の産物なのか、金属でできているようです。
その沈没船の形は、海を行く船ではなく、太古の
そしてときおり、その沈没船の奥の方で
「……あれが『周囲のものを異形化させる青白い鬼火』かや」
「深海の精霊を狂わせたのもアレなのかも……」
「オイオイオイ、近づいて大丈夫なのかよ?」
「とはいってもここまで来たら行くしかありません」
後ろを振り返れば、半竜娘ちゃんたちが泳いできた海域は、彼女らの匂いに釣られた海生生物たちがすでに集まってきています。
戻るわけにはいきませんし、各種の術の持続時間を考えると進むよりほか在りません。
回収した【転移】の巻物での脱出もできますが、呪いの核と思われる『
「で、ここにもやっぱり
「すんげーでっけーサメだな」
「道中で見た
「……いったい何を食べて大きくなったんじゃろうな。というか全体的に、この海域は深海なのに生物密度が高すぎるような。しかも、ここに近づくほどに、生き物が豊富になっておるのじゃ。その生き物たちの異形化の度合いも上がっておるが……」
なんででしょうねー。
きっとその
「じゃあ、手筈通りに。分身の方はうまくこっちに誘引できておるようじゃ」
「了解だぜ、リーダー」
「じゃあこっちも行きましょう」
「はい。―― 退魔の剣よ! 海魔を引きつけなさい!!」
鰭翼を解除して退魔の剣を抜いて挑発する文庫神官ちゃんへと、鋼鉄の沈没船を守るように遊弋していた
『SSSHHHRRRRRRRRKKKKK!!!』
「速いッ!」
「引っ張るのじゃ! 目標地点まであと少し、タイミングはばっちりじゃ!!」
淡く光る退魔の剣を掲げた文庫神官に結んだ縄を、分身ちゃんを除いた全員で曳いていきます。
「あの岩のアーチの下よ!」
「細工の紐を引くのを忘れんなよ!!」
「分かっておる!!」
「ま、まだですか~!? 追いつかれます~~!!?」
『SSSHHHRRRRRRRRKKKKK!!!』
半竜娘ちゃんたちが向かう先には、岩がアーチ状になった地形が。
そこを潜り抜けるようにして通過。そのとき、アーチに結ばれた縄を掴むのは忘れません。
「ひぃえええっ!?」
『SSSHHHRRRRRRRRKKKKK!!!』
後を追う
「いまじゃ!」
「崩せ!!」
勢い付いた半竜娘ちゃんたちがアーチの弱所を引き抜きます!
『GGGGIIIGGAAAAA!!??』
崩落する岩のアーチが
「もう退魔の剣は鞘にしまいますね……。成功してよかった~」
「でもやっぱりまだ動きそうね」
「分身体の方はどうだ? リーダー」
「ちょうど良いタイミングじゃ。見よ」
半竜娘ちゃんが指さす方を見れば、そちらから迫る巨大な影と、それに追われる半竜娘ちゃんの分身体の姿が、薄ぼんやりと浮かび上がってきます。
追ってきたのは、暗緑色の粘液に包まれた軟体生物。
蛸のような頭部、膨れ上がった水死体のような体。
ぬっ、と深海の闇をかき分けて現れた巨体が、
「ルルイエから
「で、そのあいだにオイラたちが、根こそぎ横取りいただきってわけだな」
「そのとおりじゃ!」
とか言っているうちに、分身体は
胸のあたりには、『
そこに深海では数少ない光の精霊が吸い寄せられていきます。
『CCCTTTHHHHRRRRR!!』
『SSHHHRRRRRRKKKK!!!』
深海における光は、あらゆるものを惹き付けます。
そして、真言呪文のかすかな光を呼び水に光の精霊を集めることで、この深海においても光属性の精霊術を使えるようになるのです。
岩の下でもがいていた
分身体の後ろからやってくる
鮫の顎と、蛸の触手が、分身体を捉えようとしたその時。
「『ピクシー、ピクシー、キラキラ輝く羽のお粉を分けとくれ!』―― 精霊術【
『RRUUUPHH!!??』 『GIIGAAR!!??』
分身体を中心に増幅された光の精霊の力が、まるで太陽のような輝きを放つ虹色の鱗粉となって、分身体を中心に舞い散りました。
当然、暗黒の深海に住まう怪物たちにとって、致命的な眩しさです。
眼を焼かれた
あまりの光量に驚いた
その隙に分身体は、二体の怪物に挟まれた死地から逃れました。
「上手くいったようじゃな!」 「まあ、手前にかかればザっとこんなもんじゃて」
一党と合流した分身体と本体が鰭翼を打ち合わせて健闘を称え合います。
「【
遠くを見れば、鮫と蛸の形をした虹色の光が互いに戦いあっている姿が。
ゲーミングサメと、ゲーミングタコです。
【
あれだけ輝いていれば、もはやお互いしか目に入らないでしょう。
しかも、周囲からも光に惹かれて多くの巨大生物たちが集まってきているようです。
「遠くで見る分には綺麗ね」
「今のうちに沈没船にある呪いの核をどうにかしにいこーぜ」
「急ぐに越したことはないですものね」
巨大水生生物たちがぶつかり合う衝撃と雄叫びを背に、鋼鉄の沈没船へと戻ります。
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
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「これが
鋼鉄の沈没船の中の台座に安置された、
円錐形をした沈没船の内部へ入り込んだ半竜娘ちゃんたちが見つけたそれが、青白い鬼火の正体でした。
「古の魔術師たちのいう
「……もう、ちょっと……。積もった泥が巻き上がって見づれーが……」
解除担当のTS圃人斥候が鰭翼を腕に戻して、その青白い鬼火を宿した宝玉を取り外そうとしています。
この沈没船の中には、宝物は少なかったものの、書斎があったため多数の蔵書も回収できました。
この海域の呪いの大きな結節点となっているこの青白い鬼火の宝玉の回収が、最後の仕事です。
「よし、これで、外れ……たッ!」
キン、と鋭い音とともに、金枠の青い宝玉が台座から外れました。
TS圃人斥候は水中に投げ出されたそれを掴むと、素早くマジックバッグに吸い込ませました。
「回収完了!!」
「うむ。マナの流れも変わったようじゃ! もうしばらくすれば、【転移】の巻物での安全な脱出も可能になるはず―――― ッッッ!!?」
その時、船体が衝撃とともに大きく揺れました。
何かがぶつかって来たようです。
「何が――って、船殻をこじ開けようとしてる! そこは危ないわ!」
森人探検家の警告に従い、壁際から退避すると、メキメキという音とともに沈没船の外殻が剥ぎ取られていきます。
「……これは、さっきの触手――!」
文庫神官が驚愕しながら指さす先には、外殻をこじ開けた下手人と思しき巨大なタコ触手。
そして、その外に見えたのはズラリと牙が並んだサメの口!
『SSHAAARRKKTTOOOPPPUUUUSSSS!!!』
「融合、しておる……じゃと……!?」
沈没船の外側に張り付いたのは、鮫の頭と蛸の足を持った超巨大な
ところどころに虹色に光る鱗粉を張り付けた化け物が、青白い鬼火を取り返しにやってきたのです!
「そうか! この鬼火の宝玉は、ここら一帯のエネルギー源でもあったのじゃな! どおりで深海なのに生物が多いと思ったわ!」
半竜娘ちゃんの直感が導き出したとおり、鬼火の宝玉がもたらしていたエネルギーが、周囲の生き物に活力を与え、また、変異・進化させていたのです。
おそらくは、この沈没船の動力炉心でもあったその宝玉は、遥か古代の産物なのでしょう。
あるいは、全くの異次元から落ちてきた、星の海を行く船だったのかもしれません。
ともかく、その中心であった、スパークを宿す青い鬼火の宝玉を持ち去ることは、ここの生物たちにとっても看過できるようなことではないに違いありません。
さらに言えばそのような重要なものが盗難に遭わないように――
「ッ! お姉さま! 船が動きます!!」
「なんじゃと!?」
―― 炉心を持ち去ることに対する、対抗措置だって用意されていたのです。
沈没し、長いあいだ海の侵食にさらされていた艦船が、それでも残された最後の力を振り絞り、その機構を作動させました。
『機体損傷度・85%.システム稼働率・2%.動力炉消失.周辺脅威・大.乗組員・ゼロ.充填された残エネルギーにより、融合変異による修復及び奪還プログラムを始動します.READY,』
響き渡った機械音声。
脈動するように光の線が走り始めた沈没船の船体。
しかし、それを無視して、船体の外の
「やばそうじゃ……! 掴まれ! 突き抜ける!!」
「掴まったけど、まさか、リーダー!?」
TS圃人斥候の声に、半竜娘ちゃんがニヤリと笑います。
「その“まさか”よ!! 敵中にこそ
「ちょっとおおおお!??」
「おいおいおいおいいいいい!?」
「お、お姉さまぁあああ!? 」
「イイイィィイヤアアアアアアア!!!」
『SSSHHHAAARRKKKGGGGIIIGGGAAA!!??』
暗黒の水を切り裂いて回転し、
分身ちゃんもその後ろに続きます。
そのまま惰性で進み、勢いが弱まったところで振り返ると、青白いスパークが沈没船の紡錘形の船体と、
「ふう。あとは落ち着いた場所で【転移】の巻物を開けば――」
「いやまだみたいよ」
「なんじゃと」
森人探検家の言うとおりでした。
沈没船と
すなわち、沈没船の素材で形作られた、
『MMMETTTLLLSHHAARRRKKK!!!!』
「に、逃げるのじゃーーー!!!」
「チィッ! こりゃヤバいだろ!! リーダー! もう
「ぬぐ、い、致し方なし! リスクはあるが、もはや他に道もなし!」
「一か所に固まれ!
転移門を開く光が、半竜娘ちゃんたち一党を包み込みます!
【保存】の宝箱に入っていたとはいえ、海水に長い時間浸されていた巻物です。
しかも座標をじっくりと指定するような余裕もありません。
さぁて、どこに飛ぶかなー……? 「ゆっゆくゆー」
あれ、何か聞こえた? ……ままええわ。
ささやき、いのり、えいしょう、ねんじろ!!
というところで、今回はここまで。
ではまた次回!
サブタイトル回収回。
鮫VS蛸 →
青白い光は、マトリクス(トランスフォーマー)かもしれないし、核の力(チェレンコフ光)かもしれないし、ゲッター線かもしれない。進化を促進させたり、機械に命を与えたりするなんかすごいアレ。
メタル・ギガ・シャークトパスは、このあとはエネルギー摂取・生物化による船体修復のためにこの海域の巨大生物を粗方平らげたあとは、それでもエネルギー不足に陥ってしまうため、直ぐに眠りにつきます。しかもクトゥリヒの帰巣本能が生きてるためルルイエに戻った上で。呪いの核がなくなったため、ルルイエとの空間接続も切れます。四方世界の平和は守られた! 次に活動するとしたら、ルルイエが浮上するときでしょうし、もしそんなことがあったら……超勇者ちゃん案件になるでしょうね。
===
◆一方その頃、王都にて
妖精弓手「やっと到着した~」
鉱人道士「門では長く待たされたのぅ」
蜥蜴僧侶「番兵が真面目に仕事をしている証左でありましょう」
一通り街道の小鬼駆除を終えた小鬼殺し一党は、王都でつかの間の休息をとることとした。
そのあとは、まだ見ぬ敵の残党を追って、また街道を行く予定だ。
そのとき、道行く馬車から一党に声をかける者があった。
都まで王に呼ばれて会合に来ていた剣の乙女だ。城からの帰り道らしい。
剣の乙女「あら。皆様、奇遇……ですね。小鬼退治ですか?」
小鬼殺し「そうだ。街道のゴブリンを殺してきた」
剣の乙女「もし、宿が決まっていませんでしたら、
小鬼殺し「いいのか?」
剣の乙女「ええ、もちろんですわ」
小鬼殺し「助かる。蔵書も見せて貰いたい。道中のゴブリンどもだが、何か邪教の手のものやもしれん」
剣の乙女「まさか、小鬼の異教徒が……?」
小鬼殺し「雪山でも教化された小鬼を見た。その
剣の乙女「であれば、なおのこと、是非お寄りくださいまし」
そういうことになった。
女神官「…………」
その傍ら、道中で
その暗い様子に気づいた妖精弓手が、そっと付き添う。きっとこのあと連れ立って、王都の地母神の神殿へ、懺悔しにでも行くのだろう。
そしてそのあと公衆浴場で旅垢を落とし、身も心もキレイになれば、きっと気分も上向くはずだ。
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原作小説14巻のあらすじとか書影とかが更新されていますね!
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次回は、幕間ということで、ゴブスレさんたちの方の王都-北の死の迷宮までの様子や、王宮の会議の様子になるかと思います。テンポよく進めば、半竜娘ちゃんたちの行方にも触れられると思います。