ゴブリンスレイヤーTAS 半竜娘チャート(RTA実況風)   作:舞 麻浦

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原作最新16巻を読んでると自意識過剰かもしれませんが信じられないほどに嬉しいことがあったので初投稿です。
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◆前話
 半竜娘ちゃんの娘の幼竜娘三姉妹は、完全に城塞竜(キャッスルドラゴン)にメロメロ。まあ、彼は財力も腕力もあって、竜そのものでもあるので、蜥蜴人の嗜好にクリティカルなので仕方ありません。
 少なくとも城塞竜(キャッスルドラゴン)(※少し前に暴れていたのを超勇者ちゃんにメッてされた)の傷が治るまでは、幼竜娘三姉妹は梃子でも動かない構えです。となればまずは城塞竜には傷を治してもらわねばなりません。
 というわけで、半竜娘一党は、『お使いクエスト:城塞竜(キャッスルドラゴン)が傷を癒すに相応しい立地にある古代陵墓、そこを占拠している大悪霊を浄滅せよ!』を受領しました。
 半竜娘(祖竜信仰を極める武僧系冒険者Lv10)+闇竜娘(術師系の使い魔デーモンLv9)、森人探検家緑衣の勇者(ゼルダじゃない方)に憧れて弓を極める野伏系冒険者Lv8)、TS圃人斥候(更生した元男なニンジャ系冒険者Lv8)、文庫神官(タンクに転向した神官系冒険者Lv7)+白梟使徒(知識神の使徒の白梟(獣人形態有)Lv7)が、砂漠の古代の墳墓に挑みます!!
 


39/n 金字塔(ピラミッド)の大悪霊を浄滅せよ!-1(これどうやって攻略するんです?)

 

 はいどーも!

 古代の陵墓、金字塔(ピラミッド)に巣食う大悪霊を、初心に戻って速攻で浄滅する、したい、できればいいなぁ、な実況、はーじまーるよー!

 

 前回は城塞竜(キャッスルドラゴン)に会いにヒンノムの子らの谷(ゲヘナ)まで降りて行って、城塞竜の内部で幼竜娘三姉妹の無事を確認したものの、幼竜娘三姉妹は城塞竜の坊ちゃんを気に入ってしまって帰宅拒否。

 城塞竜の坊ちゃんの母上である城塞の精霊にも事情を聞き、療養に最適な霊地である古代墳墓を占拠している、精霊を狂わせるほどに(タチ)の悪い大悪霊を浄滅するクエストを請け負いました。

 少なくとも城塞竜の傷が癒えれば、幼竜娘三姉妹も聞く耳を持ってくれると期待して。

 

 その後、半竜娘ちゃん一党は近場のオアシスで物資を補充後、問題の古代陵墓付近まで移動し、不浄の者の力が弱まる払暁を待って攻略開始しようとしているところです。

 

 砂漠の夜が明けて、東の空が紫から白へと変わり始めました。

 曙光を浴びる砂が、ひととき妖しい赤色に染まります。

 砂漠における一瞬の美の一つです。

 

 さて一党は、睡眠も十分摂って、体力も呪文も万全。

 朝食も昨晩の夕食に引き続き、魔法のランチョンマットで出した【聖餐】の効果が乗った食事でした。

 病魔に対する抵抗力を高めるこの魔法の食事は、これから突入する墳墓がアンデッドの巣窟になっていた場合に備えたものでもあります。

 

 

「それでは皆の衆、いざ、城攻めじゃああああ!!!」

 

「「「 おおおおおおー--!!! 」」」

 

 

▲▽▲▽▲

▼△▼△▼

 

 

 

 とは言ったものの、無策で突入するのはアホのすることですので、当然のことながら情報収集は済ませてあります。

 

 ()ずは目的の大悪霊の由来縁起についてです。

 

 ピラミッドがあるあたりは、何もそれのみがポツンとあるわけではなく、古代の王侯貴族の霊園となっています。

 その霊園に築かれた絢爛な墓所群の中でも、ひときわ大きいものが、目的の大悪霊が巣食うピラミッドです。

 それ以外にも周囲には貴族や大商人の墓所が連なっており、大通りに小道に門に屋敷にと、まるで貴族街の様相です。

 こういったものを、死者の街・ネクロポリスと言ったりしますが、まさにその呼び名の通りだと言えるでしょう。

 

「見事なもんじゃの」

「あぁ……。こういう時でなければじっくり記録して知識神様の文庫にお納めするレポートを作るところですのに……」

 

 遠目に見て感嘆の声を漏らす半竜娘と、知的好奇心を抑えきれない文庫神官。

 2人はどちらかと言えば学者の視点からこの墓所群遺跡の貴重さに思いをはせています。

 実際、歴史的遺産であることに相違なく、墓所であることも含めて敬意を払うべき場所だと言えるでしょう。

 出来ればあまり傷をつけずにおきたいところです。

 

 見える範囲でも、巨岩を削った冥府の神の石像と、埋葬された者の似姿を(かたど)った像たちが通りに並び、死後の道行きを示した色彩豊かな壁画や神や英雄を彫り込んだレリーフが刻まれた塀があります。

 一部は砂によって削られ、埋まってしまっていますが、それなりの範囲がまだ当時の色彩と面影を残しているのは、魔法や奇跡によって守られているからでしょうか。

 

「……盗掘の被害もそんなに無さそーだけどよー、ここを管理する墓守の一族でもいたんかねー?」

「そうねえ。それか、ゴーレムの類でもいて、それが維持修復までやってるのかもしれないわね」

 

 一方、ついつい職業柄、盗掘者視点になってしまうTS圃人斥候と森人探検家。

 厄介な墓守や魔法の番人が居ないかどうかというのは、これからこの墓所を攻略する者としては当然気になるところではあります。

 

 

 それでまあ、なぜこんな立派な墓所に、大悪霊── しかも周囲の精霊の在り方さえ歪めるほどの怨念を抱いた── が巣食ってしまっているか、ということですが。

 

 まあ話は簡単で。

 

 ここってかつては肥沃な森があったんですよね。

 

 文明とは火を用いるもの。

 生み出される鉄。

 くべられる(たきぎ)

 禿げてゆく森。

 

 ……そして森の消失による保水力の低下、急激な乾燥化と砂漠化。

 

 消えゆく森と水を嘆く精霊たち。

 かつての豊かな森に棲んでいた森人たちとの抗争。

 血で洗われた大地と、地の底から溢れ出る外法により転じた悪鬼怨霊の群れ。

 

 そしてそれらに対抗し、鎮護慰撫するための祭壇としての霊園が設けられました。

 そこは戦で散った者たちが眠る場所でもあり、激戦の果てに怨敵を封じた地でもあります。

 つまりはこの地の信教に則り輪廻から舞い戻り蘇る死者の軍を以て、やがて封じた地の底から襲来すると予期される、かつての滅びに狂った精霊と森人の怨霊に対する備えとしたわけです。

 

 死者の都(ネクロポリス)の近くには、通常の都市がかつてはありました。

 生ける人々が暮らし、活気にあふれた大きな都市が。

 

 ネクロポリスに込められた術理は、そこを参拝に訪れる人々の正しい祈りがあってこそ働くものでした。

 絶え間ない祈りを以てようやく、封じられた怨敵大敵は眠りにつき、捧げられる生のエネルギーによって緩やかに薄められるままに浄化の時を待つことになったのです。

 

 

 

 ですが、既に祈りは絶えて久しく。

 

 

 

 森が枯れ、水が絶えれば、都市があっても人々が生きられるはずもなく。

 また時の流れは大河の流れをも変えてしまい、都市を支える水源ははるか彼方へと曲がってしまいました。

 そうなれば、かつての都市から人が去るのは、都市が積み重ねた栄華の時に比べればあっという間でした。

 

 もちろん、封じられた怨念への懸念はあったため、一際に強力な封印をしてから、人々は都市を去り、祭祀の一族はしばらくはその封印を守り続けました。

 人の代わりに石像の番兵を置き、人波がもたらすはずだったマナの流れを模したマナの整流装置を設置し、死者の都(ネクロポリス)を保ち続けたのです。

 

 しかし時の流れは過酷で、政変による国の営みも盛者必衰の言葉の通りです。

 

 祭祀の一族もやがては絶え、死者の都は、ただその名の通りに、命なきただの機構に過ぎぬものどもが細々と破綻しない程度に封印を守るのみ。

 本来であれば怨念を薄めて浄化し放散させるべきその封印は、しかし生者の祈りが供給されなければ暗く澱んだ死者のマナが醸成されるばかり。

 ただ封印の破綻を先延ばしにしただけの状況で、かつての狂った森と水の精霊も、森人たちの怨念も、それを討伐した王朝の戦士や貴族たちの英霊も、全てがその蠱毒の壷の中で混然一体となっていったのです。

 

 

 

 そして現在、人の世ではまた政変が。

 

 王は弑され、宰相が国政を壟断(ろうだん)

 

 混沌の萌芽がそこかしこにばらまかれる始末。

 

 

 それどころか宰相は、遥か古代より続くこの地の歴史を紐解き、各地にそれぞれの時代に封じられた者たちを以て己が戦力とするべく画策したのです。

 

 その一つが、この地の大悪霊。

 

 いえ、絶えた祭祀の一族が残した古文書を頼りに封印を解いた宰相にしても、これほどの大悪霊が封じられていたとは思っても居なかったのでしょう。

 むしろ封印されていた狂った精霊や森人たちの悪霊よりも、それに備えて眠りについていたはずの、かつての王侯貴族や戦士たちの蘇りをこそ期待していたはずです。

 ですが現れたのは、仇敵も怨敵も守護者もすべて混然一体となった、醸され尽くした大悪霊。

 

 ただただ膨大な負の想念の集合と成り果てたそれを制御できるはずもなく、宰相はなんとかこの場を脱することしかできませんでした。

 

 残されたのは怨念を撒き散らす大悪霊のみ。

 それは周囲の精霊(ジン)を狂わせて悪鬼(デーウ)と化しながら、こうして被害を撒き散らし続けているのです。

 幸いなのは、地脈と密接に結びついているため、ここから大きくは動けないことでしょうか。

 

 

 さて、それではこれを如何(いかん)とすべきか?

 

 

 流石は竜を産んだ城塞の精霊が課した試練。

 これはもう、相当な難題と言えるでしょう。

 

 かつて河と森を治めていた精霊たちの反転存在と、その森を守っていた森人(エルフ)の一部族丸ごとの怨念と、それらをまとめて押さえ込めるほどの力を持った砂漠の貴族階級(せんしたち)とそれを支える人々が死後の魂を委ねて軍勢となった存在が、合わさっているのです。

 単純に考えて、この大悪霊は都市2つ分以上のリソースを持っているはずです。

 ネクロポリス側と、それによって封印されていた側は、少なくとも同格のはずですからね。

 プラス/マイナスで拮抗すべきものが、絶対値そのままに加算されて同化しているというのは、本当に勘弁願いたいものです。

 

 さらに複合存在であるため分かりやすい中枢というのもなさそうです。

 堕ちたる精霊は基盤となる土地すべてに浸透しているでしょうし、森人の怨念も群体型でしょうし、それを封じるべきであった古代王朝の系譜は陵墓の主をトップにミイラたちが軍団を成していることでしょう。

 

 正直なところ、たった4人の冒険者一党で立ち向かうのは無理ゲーです。

 都市2つ分を4人で攻略? ハハッ

 乾いた笑いしか出ません。

 

 ええー?

 城攻めというか、都市攻略ですよ、こんなん。

 冒険者レベルの仕事じゃない。

 軍隊呼んでこい軍隊を、マジで。

 

 それか天の火石でも持ってこい、って感じですね。

 ソドムとゴモラ(都市2つを滅ぼした)の例のように。

 あるいは祖竜を滅ぼしたそれのように。

 

 いやホントにどうするんだこれ。

 

 ただ、半竜娘ちゃんたちは、手がありそうな感じでしたけれども。

 

 

 

 

「大きな問題は、解決可能な小さな問題に解体すべきじゃ。そうすれば、付け入る隙も見えてくるからの」

 

 夜明けの砂漠にて、死者の都を見下ろせる高台に陣取った半竜娘ちゃんが語り始めます。

 周囲には使い魔や使徒を含めた仲間たちが配置について、準備は万端、という風情です。

 

 しかし、都市から離れたここで、いったい何をするつもりでしょうか。

 ……超勇者ちゃんならここから聖剣ビームで金字塔を斬り開いてしまってもおかしくないですが。

 それとも半竜娘ちゃんは 【核撃・放射(フュージョンブラスト・ブレス)】 で古代陵墓群を丸ごと炎上させるつもりでしょうか……?

 

「今回特に問題となるのは、地脈に接続した狂って堕した悪性精霊、その継戦能力じゃろう」 したり顔で語る半竜娘ちゃん。

 

「純粋に軍勢や群体が厄介というのではなくて?」 それに疑義を挟むのは森人探検家ちゃんです。数が多いというのはそれだけで脅威ですからね。ゴブスレさんなら “ゴブリンと同じか” と言って納得するかもしれません。「それに森人(エルフ)の戦士が怨念となって(わだかま)っているのは哀れだし、何とかしてあげたいところよね」

 

「もちろん、エルフの怨念の集合体も、蘇る古代王国の軍勢も脅威ではある」 頷く半竜娘ちゃん。「しかし、それを支える地脈のリソースをこそ、手前(てまえ)は重視したい。これは都市攻略戦……つまり、補給を断つのが常道であるがゆえに」

 

 いや、その、籠城戦を強いるにしてもそのために軍勢が必要なのでは……?

 たった数人の冒険者一党で、いったい何ができるというのでしょう。

 

 

「おーい、リーダー! 準備できたぜ!」 そこに声をかけてきたのはTS圃人斥候です。

 

「おお! ご苦労!」 半竜娘ちゃんが声につられて見た先には、簡素な祠が準備されていました。

 

 その祠は白く。

 そして、骨で出来ていました。

 竜の骨── 闇竜娘ちゃんが呼び出した【竜牙兵(ドラゴントゥースウォーリア)】を素材にして組み替えて、祠にしたのです。邪教かな? 祖竜信仰だったわ……。

 竜牙兵の頭骨を屋根代わりに、腕の骨と脚の骨や脊椎を柱にし、肋骨や腰骨を組んで壁とした、簡易の祭壇です。

 

 小器用に【手仕事】をこなすTS圃人斥候は、なかなか良い仕事をしたようです。

 見た目は只人(ヒューム)の感性ではアレですが、蜥蜴人的にはアリなのでしょう。

 半竜娘ちゃんは満足げに頷いています。

 

「では、準備を頼むのじゃ」

 

「もちろんです、お姉さま!」 半竜娘ちゃんが見下ろす先には、すらりと退魔の剣を抜いた文庫神官ちゃんの姿が。白梟の使徒ちゃんも、準備万端、気炎万丈といった様子。

 

 

 

「さて、お主も覚悟はいいかや?」 半竜娘ちゃんが森人探検家に最終確認をします。

 

「……まあ私もこれ以外のうまいやり方は思いつかないし、乗ってあげるわ」 一番付き合いが長い森人探検家が、この程度の冒険はもはやいつものこととため息をついて、自分も配置につきます。その手の内には、交易神の神殿で莫大な寄進と引き換えに上位の聖別を受けた聖印がありました。

 

 

 

「では各々(おのおの)、手順通りに!」 半竜娘の掛け声で、事前に定めたとおりに一党の面々が行動を開始します。

 

 

 

 

「強大なリソースを抱えた、群体にして軍勢。都市を一つ二つ攻め落とすようなもの──── 確かにその通りじゃ」

 

 であるならば。

 

「ゆえに、解法はシンプル。都市を落とすようにやれば良い。兵糧を奪い、そして内応を促し、弱らせた敵に強力な破城槌の一撃を叩きつけ、浸透する……!」

 

 そのためのピースは揃っています。

 

「そして最後に、城の本丸に駆け上がり、軍勢を剥いだあとの裸の玉座にて、王たるものの首級(クビ)を捕り、心の臓を喰らう。心の臓すら持たぬならば、その魂を!」

 

 それが蜥蜴人の流儀であるがゆえに。

 彼らが恐るべき蛮人であり、戦上手であることは、四方世界では誰もが知ること。

 この半竜の娘にも、その叡智は受け継がれているのです。

 

 都市攻囲戦、それもまた、蜥蜴人にとっては既知の戦なのですから。

 

 

 

 

 というわけで今回はここまで。

 ではまた次回!

 




 
次回、「まるで将棋だな」な回の予定。あと砂塵の国に入ったゴブスレさん一党と鉢巻の剣士くん一党と女商人さんたちの方もボチボチ描写していきたいところ。


◆ダイレクトマーケティング!

原作小説版16巻、発売中! みんな読もう! 牛飼娘さんの『デッ!?』な表紙が目印。 → https://www.sbcr.jp/product/4815613464/
死灰の神の使徒がソーシャルジャスティスウォリアーだったり、ゴブスレさんの戦法が実にゴブスレさんだったり、妖精弓手さんと蜥蜴僧侶さんが要所要所で地味にいちゃついてたり、女神官ちゃんの成長も著しかったり、圃人の剣士と少年魔術師のペアが馬上槍試合(トーナメント)で大活躍だったり、大変エキサイティングで面白いんですことよ! ロック・ユー!!

そして、ある章における混沌勢力との乱戦において冒険者たちが入り乱れるシーンで、以下の記述がありまして……。ちょっと引用しますね。

圃人の剣士の刃が唸り、正道を尊ぶ朱槍が奔り、竜殺しを志す半竜の娘の咆哮が轟く。

…………。…………!?

竜殺しを志す半竜の娘の咆哮が轟く。

ワッザ!? これは……!? まさか……!? いや、しかし……!? 落ち着け、素数を数えるんだ……!

この行で言及されている『圃人の剣士の刃が唸り、』は、公式リプレイhttps://www.sbcr.jp/product/4797390674/の圃人のサムライ少女、長 春花ちゃんでしょうし(KUMO先生のPCこの子だったのかしら)、
『正道を尊ぶ朱槍が奔り、』は “辺境最速” を目指すあの子https://yaruok.blog.fc2.com/blog-entry-11831.htmlでしょうし、
いや、ここに並んでて良いのですか、半竜の娘……?! 前記2人はKUMO先生のプレイヤーキャラですよ!?

はっ、いやこの半竜の娘が、当SSの子の同位体とは限らぬ。半竜キャラは、ガントレットいちご味リプレイのパーサーナックスちゃんhttps://yaruok.blog.fc2.com/blog-entry-11289.htmlも居る……けど、生い立ち的に竜殺しを目指すフレーバーは薄いと思うし……、うん、はい、私の中では、これは半竜娘ちゃんのことだということにしました! 私が思うからそうなのだ、私の中では。幻覚や自惚れだとしても、私の中ではこれが真実なのだ……。それでいいじゃないか。

そして仮にそうだとして、とても嬉しいのは、原作小説版の世界線で半竜娘ちゃんが生き残っていたとしたら、きっと、黒鱗の古竜の砦から運良く命からがら抜け出せはしたもののまだ宿敵である黒鱗の古竜を討伐できるほどには技量が高まっていないし機会にも恵まれてないと思うので、『邂逅』欄はきっと『宿敵:黒鱗の古竜』のままなわけで、まさしく『竜殺しを()()半竜の娘』となり、完全に解釈一致なところですね。やべえ。光栄すぎる……。ちなみに当SSのパーティメンバーは原作では全員リタイア(森人探検家:ゴブスレさん一党結成後初冒険のオーガの居た遺跡で助けられたエルフさん(リタイア)。TS圃人斥候:昇格審査に落ちて闇人に与した圃人(死亡)。文庫神官:魔法使い(ドル〇ーガ)の塔のガーゴイルに攫われて空から落とされた知識神の神官(死亡)。)したキャラからセレクトしてるので、半竜娘ちゃんは原作世界線では別のメンバーとパーティ組んでるのでしょう。

というわけで、四方世界には、当SSの半竜娘ちゃんのような蜥蜴人がきっと居ます。まこと四方世界の懐は深く、そして広いことであるよ……。
 
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