ゴブリンスレイヤーTAS 半竜娘チャート(RTA実況風)   作:舞 麻浦

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◆前話
“かくかくしかじか” で済む話を8000文字くらいかけて演出したけどまあ当作ではそういうこともあるさ! さて、準備は整った。冒険者たちよ、王宮を進み、武装要塞の発掘修復場所の情報を手に入れるのだ!
 


41/n 時の砂の秘密-4((シャドウ)を奪う鏡の門)

 

「……こんな遅くまで仕事しとるのかや、宰相は」

「熱心過ぎるでしょ」

「独裁者なんてなるもんじゃねーな」

「これじゃあ執務室から情報を抜くのは難しいですね、お姉さま……」

 

 情報の奪取のためにと砂塵の国の王宮(タマネギ屋根)を右往左往していた半竜娘ちゃんたち一党の分身たちは、宰相の執務室を見つけることに成功しました。

 ……まあ、絶賛深夜残業中の宰相が中にいたわけですが。魔神(ジン)でも出てきそうなランプに火を灯して書類仕事中です。

 ループで得た情報を忘れないように纏めているのかもしれませんし、普通に溜まった政務をこなしているのかもしれません。簒奪までに自分がこなしていた宰相の業務に加え、簒奪後は国王の業務が上乗せされているとすれば後者かもしれませんね。

 

「……そうしたら発掘修復現場の方を探すかの……」

「そうするしかないかしら……。途中で『時の砂』を納めた蔵か何かも見つかると良いけど」

「進むとしたら罠に注意……だなー。タンクは特に気を付けろよ?」

「が、がんばります!」

 

 姿を透明化して足音を【軽功】の業で消しながら執務室に忍び寄った一党ですが、流石にここは転進すべきでしょう。

 …………突っ込んで宰相を暗殺する、という選択肢も無くはないですが、仕掛の依頼を請けている訳でもなし、余計なリスクを負う必要はありませんし、18時間分の知的労働(石板翻訳)の代価に命を奪うのはやりすぎというものです。

 ふっ、危なかったな、半竜娘ちゃんの戒律(アライメント)がもう少し “悪” 側に寄っていたら突入していたところだ。

 

『時間を操る魔導器を持ってるのに、時間を無駄にしようとしないとか、勤勉ってレベルじゃないな』

『混沌のくせに真面目なのです。一番たちが悪いのです』

 

 真面目に仕事をする宰相に、闇竜娘ちゃんが呆れ、白梟使徒は勤勉さの無駄遣いを嘆きます。

 まあ多分、時間を自在にできるからこそ無駄にしたくないとかそういう心理なのでしょう。

 あるいは予定を詰め込んでおいた方が、何かあったときに戻す時間が間延びせずに短く済んで節約できるとかそういう思考なのかも?

 

「行くのじゃよ、使い魔と使徒(ファミリアーズ)

『ほいほーい』 『分かっているのですよ』

 

 透明人間と化している半竜娘ちゃんたち(分身体)が、宰相の執務室の前から去りました。

 

 

 

▲▽▲▽▲

▼△▼△▼

 

 

 

「む」

「あ、ここね」

 

 半竜娘ちゃんと森人探検家が、廊下のある一か所で立ち止まります。

 二人は一般技能【魔法知覚】によってアストラルサイドの情報を読み取れるので、その超現実的な感覚によって()()を捉えたようです。

 恐らくは、強力な力を宿す魔法の品の発するオーラか、あるいはそういったものを封じているがために魔法的空白となった場所を。……目当てのものだと良いのですが。

 

 ちなみにここに居る彼女らは魔法で作られた分身体ですが、その能力は本体と遜色ありませんし、本体も寝床の中で分身の操作に集中しているので、集中力が散漫になることもなくマイナス補正はありません。

 

 

「何かあるのですか? 扉のようなものは見当たりませんが……」

「隠し通路か隠し部屋かねー。よっしゃ、オイラに任せな!」

 

 文庫神官は武技【虎眼】にまで鍛えて昇華させた、後天的な暗視能力で廊下の壁を見ますが、特に何かを見つけることはできませんでした。

 斥候Lvと技量点が足りない!

 

 一方で、こういったことに対する本職であるTS圃人斥候がざっと廊下の壁を確認します。

 暗視の武技【虎眼】によってTS圃人斥候も暗闇を見通せますが、それよりもこの局面で頼りになるのは指先の感覚です。

 廊下の壁や床をつつーっと撫でて、違和感を探ります。

 

「……ここだな。少し他よりも壁際の床がすり減ってやがる」

 

 どうやら違和感があるところを探り当てたようです。

 TS圃人斥候は目星をつけたところを中心に、壁に耳を付けながらトントンと指で壁を叩きます。

 いわば聴診です。壁の中の機構を探ろうとしているのです。

 

「……どうじゃ?」

「んんんー……。手持ちの鍵開け道具は置いてきちまったからなあ。痕跡残さず……壊さずにってなると、こりゃちょっと時間がかかるぜ、リーダー」

 

 分身体は装備品は複製できるものの、道具類までは複製できてませんので、必要な道具類は分身作成後に渡しておく必要があります。

 しかし、今回は場合によっては行った先で分身を消滅させることも想定されましたので、ほとんど道具類を持たせていません。朝になって人が増えると分身体たちの帰りの経路を確保できなくなる可能性があり、その場合は痕跡を残さないように綺麗に消える必要があるからです。

 そうすると、手に馴染んだ道具を分身体に持たせても、消滅地点に置き去りにしてしまうことになりますし、下手をするとそこから足が付くかもしれません。

 

 なので鍵開けも、いつもの道具ではなくてその辺にあるものを手持ちの短剣で【手仕事】技能で加工したものくらいしか使えません。

 

「時間がかかるのはあまり良くないのう」

「あー、【魔手(メイジハンド)*1か【影写(フェイク)*2の呪文を切ればなんとかなるかもしれねーけど?」

 

 まあ、TS圃人斥候が覚えている呪文を使えば、こういったなにも手元に物品がない時でも対応可能ですけれど。

 魔力の力場の手を隙間から潜り込ませたり、影を固めて鍵開け道具を作ったりすれば、隠し扉の仕掛けも攻略できるでしょう。

 TS圃人斥候の呪文使用可能回数は、4回。回数だけ見れば中堅のスペルキャスター並です。

 主に搦め手を充実させるために、半竜娘ちゃんに見てもらいながら術師としての勉強をした、その成果というわけです。

 

「確かお主はあと4回は呪文が使えるのじゃったか?」

「ああ。見つかりかけた時用にカムフラージュでおっかぶせる【幻影(ビジョン)】だとか、まさかのときの【脱出(エスケープ)】だとかを考えても、ここで1回分くらい切ってもいいと思う」

「……そうじゃな。では頼めるかの? 少しでも隙間が空けば、そこから精霊を()じ込むのじゃ」

「あいあい、リーダー」

 

 TS圃人斥候は小声で真言を唱えると、ズッと微かな音がして、隠し扉が少しだけ開きました。

 それに伴い、隠し部屋の中に向けて施されていたであろう魔導的な封鎖結界も綻んだのか、扉の向こうにある何かのマジックアイテムのオーラが廊下に漏れてきます。

 

「どうやら当たりのようじゃ。『時の砂』の気配がする」

 

 半竜娘ちゃんには覚えのあるオーラです。

 “時間” が不安定化したとき特有の、嗅覚ではない部分で感じる微かな刺激臭。

 間違いありません、『時の砂』のニオイです。

 

「隙間あけてる今のうちに! リーダー!」

「うむ!」

 

 そこにすかさず半竜娘ちゃんが時空間の精霊である “零落したティーアースの破片” を精霊術により召喚して捩じ込みました。*3

 にゅにゅにゅにゅにゅ……スポンッと、召喚されたプニもち一頭身(ティーアースの破片)が、カートゥーンじみた変形の果てに扉の奥に消えました。

 

「閉めるぜ!」

 

 そして直ぐにTS圃人斥候が扉を押さえていた魔法を解除して、ピシッと元通りに閉めました。

 あとはきっと、隠し部屋の中の『時の砂』は、ティーアースの破片がもりもりと平らげてくれることでしょう。

 

「じゃあ先を急ぎましょうか。さっき『時の砂』とやらのオーラが漏れ出て気取られていないとも限らないわ」

「そうするとしよう」

 

 森人探検家に促されて、一党は隠し扉の前を後にします。

 透明化はまだ持続しており、今のところは見つかる心配もなさそうです。

 

 

 

 半竜娘の契約精霊『零落したTASさん(ティーアース)の破片』は、砂塵の国の王宮に山ほど蓄えられていた『時の砂』を吸収した!

 

 零落したTASさん(ティーアース)の破片は、大きく力を取り戻した!

 

 零落したTASさん(ティーアース)の破片を触媒にした場合の、【力球(パワーボール)】への補正に+4!(補正値+11 → +15)

 

 零落したTASさん(ティーアース)の破片を、高位精霊術【顕 現(サモン・ハイ・スピリット)】の対象にできるようになった!(『強大な精霊』形態、『古精霊』形態、『真精霊』形態の追加。および、顕現等級に応じた使用可能な呪文の追加)

*4

 

 

 

▲▽▲▽▲

▼△▼△▼

 

 

 

 その後も透明化したまま、半竜娘ちゃんたち一党は王宮の探索を続けました。

 そうして息を潜め、足音を殺して探索することしばし。

 

 ついに彼女たちは、地下へと繋がる隠し通路を発見しました。

 

「…………鏡、ですね。これほど大きいものは現在の技術では作れないでしょうから、やはり遺物でしょうか?」

 

 その隠し通路の入口は、大きな姿見の鏡でした。

 廊下の突き当たりの壁に嵌め込まれたその鏡は、そこの壁を覆うほどに大きく、隠すためか衝突防止のためか、上から垂らされた絨毯で覆われていました。

 突き当たりの壁の上方に打ち付けられて垂らされた、そのズッシリとした絨毯を少し持ち上げて、文庫神官がその下の姿見の鏡を検分しています。知識神に仕える神官としての考古学的興味、というやつです。

 

「無駄に歩き回る羽目になったのじゃが、恐らくここじゃろう」

「というか、他に候補はないものね」

「虱潰しに歩き回ったからなー……」

 

 どうやら消去法で辿り着いたようですね。ご苦労様です。

 

『いいからさっさと行こうぜ、主殿よぅ』

『こら大人しくするのですよ、魔神(デーモン)

 

 ()れた闇竜娘が、空中をスィーと泳いでいきます。その肩に白梟使徒(梟形態)を載せて。

 まあ、どちらも透明化しているので、空気の動きや声の出元でそう推定されるに過ぎませんが。

 

『さっさと入っちまえば良いだろう?』

『あ、待つのです!』

 

 姿見を隠していた絨毯が大きく(よじ)れ、大きな鏡の半面が露になります。

 そして、トプン、と、まるで水に物を投げ込んだかのように鏡面に波紋が起こりました。

 フクロウなので音はしませんが、白梟使徒は空中に離脱しているようです。

 恐らく闇竜娘だけが鏡を通って、その向こうの秘密通路の中に入ろうとしているのでしょう。

 

 

 ……ですが途中で動きが止まりました。

 鏡は透明化して飛び込んできた闇竜娘の胴体の断面形に表面を波立たせたままです。

 

 やがてズルリと闇竜娘が身体を鏡のゲートから引き抜きました。

 そして辟易して言います。

 

『主殿、これ……影を奪う鏡だ』*5

「なんじゃと?」

 

 

 

 

 

 闇竜娘が、自分が潜りかけた鏡のゲートの感想を聞かせます。

 一党の中で、最も多様な術に通じているのは、半竜娘の分身(かげ)から独立して、魔神の魂を喰らったこの闇竜娘です。

 魔神を喰って己もそう()()()分、半竜娘ちゃんより呪文やマナに対する理解を深めているとか。

 

『恐らく、影を奪って、分身を作るやつだな。無事に通るには、事前の魔力波紋の登録と、合言葉が必要だろう』

「そんな正規手段は持ってないし、探す時間ももうないのじゃよ。……無理やり通るとどうなるんじゃ?」

『影が奪われて、その影が実体化して追ってくる。しかもその(シャドウ)の命は、呪詛によって鏡を通った本体の命と繋がったままだ』

 

 ということは、その(シャドウ)とやらがダメージを負えば、その分だけ影の元となった本体の方もダメージを受けてしまう、と。

 

『自傷行為になるというわけだな。奪われた(シャドウ)を殺せば、そのまま本体も死ぬ』

「そもそも、今ここに居る手前らの身体は、【分身(アザーセルフ)】の巻物(スクロール)で抽出されて作られた影じゃが? 影に影はできんのではないか?」

 

 それもそうですね、半竜娘ちゃんの疑問は、当然のものです。

 

(マルいち)、影に影は出来ないから素通りできる。(マルに)、呪文作用の干渉により、オイラたちの分身が相殺、あるいは上書きされる。──── どっちの可能性もありうる気がするなー……」

 

 己の “影” の占有権が先着順とすれば、半竜娘・森人探検家・TS圃人斥候・文庫神官の影は、既に【分身(アザーセルフ)】として呪縛・具現化済みです。

 その場合は、きっとこの鏡を通っても(シャドウ)は奪われないでしょう。

 

 一方で、この鏡の “影” の奪取力が強ければ、鏡を(くぐ)った途端に、新たな分身が出るのではなくて、(くぐ)った方の既存の分身の制御が上書きされて奪われる、という可能性もあります。

 

 さあリスクを取って鏡を潜るのか、それを考えねばなりません。

 

 

 

 

 

 

 

『まあ、【跳躍(ジョウント)】すればノーリスクなわけだがね。あの鏡は空間を歪めて別のところと接続してるんじゃあなくて、単純に壁の向こうと隔ててるだけみたいだからな』

「じゃあその手じゃな」

 

 

 空間跳躍がチート過ぎる……!

 

 

 透明化して姿が見えないので、みんなで闇竜娘に触れることで呪文の対象にとってもらい、揃って【跳躍(ジョウント)】しました。

 

 秘密通路に入ってしまえば、武装要塞の発掘修復拠点まであと少しのはずです。

 

 

 

▲▽▲▽▲

▼△▼△▼

 

 

 

 

 秘密通路を進むこと暫く。

 仕込み弓矢や落とし穴(ピット)の罠を避け、しかも侵入がバレないように、発動しなかったかのように元に戻したりしていると相応の時間がかかりました。

 文庫神官はよく罠を踏む一方で、その使徒である白梟使徒は、梟形態の小さな体を生かして、罠の解除や修復に大活躍だったようです。

 

「うぅ……すみません、足を引っ張ってしまって……」

『……ご主人、気を落とすことはないのです。それに本体の方でマッピングしながらだから散漫になるのは仕方ないのです』

 

 お陰で地図(マップ)の方は精度が良いようです。

 それによると現在地は、都の一角にあるラクダレースやダチョウレース、馬人(セントール)のレース、伝統競技のブズカシ*6をやれるようなレース場の真下に差し掛かるくらい、とのこと。

 

 

 さて、秘密通路の中は暗闇で時間が分かりませんが、王宮の寝床に残っている本体たちの方の感覚によれば、もう空が明るくなってきているようです。

 

 整った石造りから、天然砂岩を削り出したような造りに変わった秘密通路をさらに黙々と進んでいきます。

 

 

「ん。この先に大きな広間があるわ。とても大きい……」

 

 種族柄、耳の良い森人探検家が音の反響から行く先の様子について得た情報を、全員に共有します。

 地下空間は、地上のレース場の真下に位置するようです。

 

「となると、いよいよですね! お姉さま!」

「うむ。古代の技術者たちの集大成、折角じゃから、しかとこの目に焼き付けねばな!」

 

 武装要塞は非常に大きな脅威ではありますが、同時に太古の遺産でもあり、学術的にも技術的にも魔術的にも興味深いもののはずです。

 そのため、文庫神官と半竜娘ちゃんはウキウキしています。

 

「ええ、本当に楽しみね……!」

 

 そしてそういう遺跡のロマンにとりつかれて冒険者をやっている森人探検家も、非常にウキウキしています。

 

 

 

 やがて広大な地下空間に見えてきたのは────………

 

「幾つかの巨大な球形のシルエット……下半分は埋まっておったり、部品取りに解体されておるのもあるが、間違いないのじゃ……!」

 

 半竜娘ちゃんが、解読した石板の知識から当てはまるものを導き出します。

 

 

 

 

 

「武装要塞アームズ・フォート……!

 

 

陽 神 行 路(ソルディオス・オービット) ! !

 

 

 

 

 

*1
◆魔手メイジハンド:サプリで追加された呪文。不可視の魔力の力場の手を作って操る。

*2
◆影写フェイク:影で物品を複製する。物理的機能は再現できるが、化学的(=爆発・燃焼・酸・毒など)な機能や魔導的な機能は再現できない。概ね銀貨100枚程度の値段までの物品を再現できる。

*3
◆精霊を捩じ込む:精霊は割と不定形。隙間にねじ入れられるTASさん(ティーアース)の破片の悲鳴:「中身(あんこ)でちゃうの゛お゛お゛おお!!?」

*4
◆『時の砂』吸収後のティーアースの破片の情報:

【挿絵表示】

*5
◆影を奪う鏡:ゲーム『プリンス・オブ・ペルシャ』にて登場する、シャドーマンを生み出す鏡。通り抜けると本体が突き抜けたのとは鏡合わせの反対側へと、影が実体化した分身、シャドーマンが飛び出してくる。シャドーマンはそのまま走り去り、後々、プレイヤーの行く手の邪魔をしてくる(スイッチを操作してプレイヤーの行く先で罠を作動させたり)。シャドーマンのライフとプレイヤーのライフは連動しているため、攻撃するとプレイヤーもダメージを受けて、戦えば最終的には必ず相打ちになる。突破する方法は一つ、剣を納めて和解することである。

*6
◆ブズカシ:馬やラクダに乗った集団が、ボール……ではなく、生きた山羊を奪い合う伝統競技。山羊は死ぬ。『ランボー3/怒りのアフガン』にも出てきた。現在のアフガニスタンの国技でもあるが、流石に生きた山羊ではなく、子牛の首から下を使っているとのこと。四方世界だと馬人が居るから、馬人も競技に参加しているはず。




 
◆一方そのころゴブスレさん
 夜明けのころなので、ゴブスレさんたちは、小鬼の養殖に使われていた砦をサンドマンタの大群を呼び寄せてぶっ壊しているくらいかと。ゴブリンは皆殺しだ! え、コラテラルダメージ? 知らない子ですね……。
 女商人さんは流石に商会の取りまとめもあるので砦攻めには加わらず、代わりに鉢巻剣士くんの一党がゴブスレさんの方に同行しています。
 一休みするために砦から脱出後、近場で目に付いた神殿跡っぽいところに砂船で向かうものの、そこには先客()が居て……。
 さあ次は竜退治だ!(白目)


◆一方そのころ密偵くん
 砦に居た覚知神の託宣(ハンドアウト)を受けてたっぽい将軍(兵士長)をぶっ殺して、王宮の見取り図から宰相の計画まで、機密を粗方奪取。崩壊に巻き込まれないように逃げる。もちろん金にならない殺しはしないので、暗殺も情報奪取もきちんと仕事(ビズ)である。情報奪取は国の銀髪侍女からの依頼だが、将軍殺しの依頼人は不明。おそらく将軍に恨みを持つ者たちからの多重依頼を(フィクサー)が取り纏めたのだろう(黄金の蜃気楼亭とも提携して暗殺依頼の重複数を多く確保したのだと思われる)。
 密偵くん一党には、好奇心と知識欲の権化みたいな知識神の神官*1がいて、彼女は宰相の計画の中身を少し見てしまった。……ので。 → 知識神の神官ちゃん:「軽銀商会の新製品で良い魔導具(デッキ)が最近手に入ったので、適当なアクセスポイント探して、この武装要塞ってやつにアクセスしてみようと思います。データ生きてるかなあ、楽しみだなあ!」(フラグ)
 

*1
◆密偵くんチームの知識神の女性神官:AAは北山 雫(魔法科高校の劣等生)が当てられている。本とか諸々好奇心を擽られたものにお金をじゃぶじゃぶ注ぎ込んでるからいつも金欠。第六世界(シャドウラン)の方では電脳世界(マトリクス)担当。

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