ゴブリンスレイヤーTAS 半竜娘チャート(RTA実況風) 作:舞 麻浦
感想いつもありがとうございます!(大事なことなので(ry
●前話:
Q.独立懸架式車両とかオーパーツでは?
A.こだいのぎじゅつってすげー!!
はいどーも!
合体生物はロマン! ぼくのかんがえたさいきょうのキマイラをみるがいい! ふぅはははー! な、実況はーじまーるよー!
前回はただの成長回でしたので、今回の
半竜娘ちゃんの天候操作とか、TS圃人斥候の幻影作成とか。
あと、まだ活躍を描写してない森人探検家ちゃんのエンチャントとかアンロックとか解毒・解呪とかも。
いや、解呪は、半竜娘ちゃんとTS圃人斥候ちゃんから、夢魔の仕掛けたバックドアを消すのに使ったんでしたか。
今回の冒険では、騎乗用使い魔作成に必要なサンプルや研究成果を手に入れる(ダイナミック剽窃)ことを目指します。
具体的にはキマイラ系の、複数の魔物が融合してるやつを狩ります。
あわよくばそいつを作った魔術師の工房丸ごと接収したいですね。
そんでぇ、この辺にィ、野放しのキマイラがいるらしいっすよ?
しかも前から、そのあたりにはキマイラの研究をしていた術師がいたとかいう噂もあるようです。
でも最近では見かけないとか。
依頼内容は、ある村と街の間にある峠に出没するようになったキマイラをどうにかして、物流を復活させ、安定させることです。
基本的には討伐一択ですが、場合によっては別の選択肢も見えてくるかもしれませんね。
その村へ出かける前に、冒険者ギルドで情報収集しましょう。
情報収集は基本。
手分けして情報を集めます。
とはいえ、まずは【博識】判定で、そのキマイラを研究していた術師について知っていたかどうかを判定します。
知る人ぞ知るという感じなので、目標値は18とします。
【博識】判定=「知力集中+魔術師レベル+博識スキルボーナス+2D6」で、3人とも判定します。
半竜娘、森人探検家、TS圃人斥候の順で、出目は33、34、43でした。
計算式にあてはめると、達成値は、23(半竜娘)、15(森人探検家)、13(TS圃人斥候)ですので、半竜娘ちゃんだけ目標値を上回りました。
どうやら半竜娘ちゃんは、キマイラを作成していたという術師を知っていたようです。
「ああ、確かそのあたりには、前からキマイラを研究しておった魔術師がおったはずじゃ。冒険者ギルドにも何度か素体確保の依頼が出されておったはず」
新入りの冒険者にしてはよく知っていますね。
ギルドの手伝いで過去の依頼票の整理でもしたときに見たのでしょう。
目標値より達成値が5も大きかったので、素体の届け先である魔術師の工房の場所も覚えていたことにしていいです。
「冒険者ギルドへ依頼して素体を集めてたなら、いままでに納品されたものが何か知りたいわね」
「でもそんなの教えてくれるかー?」
「依頼に必要なことじゃからって説得すればいけるんじゃないかのう」
というわけで、受付嬢さんに【説得:交渉】で目標値21のロールです……が、その前に【加速】のボーナスを得ておきましょう。
あ、ちなみにいつも通り、分身ちゃんは前日就寝前に作成して、呪文使用回数を全快させています。
分身ちゃん→本体へ【加速】、【加速】が乗った本体ちゃんから分身へ【加速】、【加速】を受けた【分身】から森人探検家・TS圃人斥候に【加速】、という順番で行きます。
【加速】によるボーナスは、本体に+3、分身ちゃんに+4、森人探検家に+5、TS圃人斥候に+4です。*1*2
ついでに森人探検家の【逆転】も使っておきましょう。目標値10に対して基礎値10+2D661で成功しました。一日に一回、視界内の対象の出目を反転させられます。
呪文使用回数は、半竜娘ちゃん(本体)7→6、分身ちゃん7→4、森人探検家残り2→1、TS圃人斥候1→1です。
では分身ちゃんにはちょっと【瞑想】で呪文使用回数を回復しててもらいつつ*3、その間に、残りの3人で冒険者ギルドから例の魔術師に納品された素体についての情報を調べます。
まずは、受付嬢から過去の依頼票の閲覧許可をもらいましょう。【交渉:説得】でダイスロールです。
「受付嬢どの~、この依頼のキマイラ討伐(街道の脅威排除)なんじゃが、その近辺でモンスター素材を集めてた魔術師がおったじゃろ? その情報を調べたいんじゃがよいかのう?」
「こっちで見るのがダメなら、調べていただけると助かるのだけど」
「おねーさんお願い! アタシらにとっては死活問題なんです!」
交渉判定は、この場合、「知力集中+交渉技能+加速ボーナス+2D6」で計算します。
三人の出目は、56(半竜娘)、46(森人探検家)11(TS圃人斥候)でした。
あざとすぎたのか、ひとりファンブってる娘が居ますね……。
えーと達成値は、半竜娘24、森人探検家21、TS圃人斥候ファンブルなので、二人は依頼票の束を調べることを許されましたが、ひとりはダメでした。
「さすがに登録間もない白磁の方に依頼票の簿冊をお見せするのは……。代わりと言ってはなんですが、私も手伝わせていただきますよ。本来ならギルドの方で情報提供すべき内容ですし」
「がーん! オイ――アタシだけダメなの!?」(本音:よっしゃ
「まあ、一理あるのう」
「そしたら、待ってる間にアンタは他の冒険者から情報聞きだしといてね。最近その辺に行ったことあるパーティとかいるかもしれないし」
「りょうかーい! 一杯おごるくらいは経費でいーい?」
「認めるのじゃ」
「おっけーりょうかーい!」(本音:役得役得ぅ!)
というわけで、依頼票の調査は半竜娘と森人探検家と、その手伝いで受付嬢が。
冒険者への聞き込みは、TS圃人斥候がやることになりました。
では、文献調査組は【文献調査】判定です。受付嬢含む三人の合計値で、納品された素体についてどれだけの情報を得られたかを決めます。
知力集中+2D6で判定し、受付嬢さんだけ一般技能【文献調査】(熟練)で+4のボーナスがあるものとします。
それぞれ、半竜娘:知力集中10+45+加速ボーナス3、森人探検家:知力集中6+13+加速ボーナス5、受付嬢:知力集中6+文献調査4+56でしたので、三人の合計値は58となりました。
達成値10ごとに1つの素体が明らかになったこととし、直近で例の魔術師に納品された素体のうち、5つの情報を得ることができました。
また、合計達成値が55を上回ったので、これ以上古い情報は、相当前の情報になり、最近の事件にはあまり関係なさそうだということまで分かりました。
これらのモンスターを知っているか、半竜娘たちの【怪物知識】判定です。まとめて目標値は16で判定します。
知力集中+呪文使い系職業Lv+怪物知識技能+2D6で計算です。*4
達成値が十分高かったので、半竜娘も森人探検家も、素体となったモンスターの情報はすべてまるっと知っていたようです。
「特定部位を無傷に、っていう依頼だったので、なかなか受けてくださる方がいなかったんですよね~。討伐してすぐ氷漬けにして納品しろってことでしたから腕のいい魔術師も必要となるととてもとても」
最終的には槍使いらのベテランが受けてくれたらしいです。
確かに槍ニキと魔女さんならクリアできそう。
ロック鳥とかエレファントとかは南方のモンスターなので、冬に寒さ避けがてら遠征に行くのにちょうど良かったのかもですね。
「しっかし、これでキマイラを作ったとしたら、えらいバケモンじゃぞ?」
「象の身体に、ロック鳥の翼、尻尾が巨大な毒蛇で、バジリスクとワイバーンの首がついてるってわけ? 巨体の耐久力があって、空飛んで、毒の牙を持った尻尾がうねっていて、石化の魔眼に炎のブレス? えらい化け物じゃないの」
「あはは……脅威度算定しなおしたほうが良いですかね~」
並みの青玉・鋼鉄・白磁の3人パーティでは荷が重いように思えます。
まあ、半竜娘たちは並みではないのですが。
「いや、そうすると
「ま、無理そうなら撤退するわよ」
「……絶対に無理はなさらないでくださいね」
受付嬢に心配されながら、半竜娘たちは併設酒場の方に戻ります。
「おー、戻ってきた! こっちもそこそこ聞き込みしたぜ!」
「あら真面目にやったみたいね」
「心を入れ替えて働くって! 信じろよな! だいたい情報収集で手を抜く斥候とか存在価値ねーし!」
どれだけ情報を集められたかは、【交渉:誘惑】で判定します。目標値はとりあえず20で。演技と化粧でボーナス+2としましょうか。
達成値は魂魄集中6+化粧・演技ボーナス2+加速ボーナス4+2D662=20でしたのでクリア。念を入れて、銀貨を積んで酒をおごることで、達成値を25まで伸ばしました(なお銀貨は10枚失いました)。何か追加の情報があるかもしれませんしね。
媚びを振りまいて酒をおごって、TS圃人斥候が集めた情報によると、槍使いを中心にベテランたちがこの依頼について覚えていたらしく、依頼主についての情報を得られました。
素体納品の依頼主である魔術師は、かつては都の魔術学院を卒業し、宮廷魔術師の末席にも名を連ねた
ことあるごとに
「今に見ておれ、きっとワシのキマイラが戦争を変えてみせる。さすればワシの名は百年いや千年ののちにもきっと世に
などと口にしていたとか。
実際、闘技場のオーナーや貴族に対して、興業の目玉や門番兼ペットとして、とても優秀なキマイラを提供していたといいますから、非常に腕は良かったのでしょう。
ただ、ここ最近は、定期的にあった素体採取の依頼もないし、とうとう高齢でくたばったかと思っていたらしいです。
で、達成値を伸ばしたので、追加情報についてアンロックされたようです。
ただ、追加情報を得るのに、【犯罪知識】判定(目標値21)が必要です。
TS圃人斥候の判定は、知力集中5+斥候Lv7+犯罪知識習熟2+加速ボーナス4+2D634=25で成功しました。
「お酌してくれたお礼に、お嬢ちゃんにだけ教えるがよー、あの魔術師の作るキマイラはめちゃくちゃ頭いいらしいんだ。それはマンティコアを素体の一つに使ってるからだって奴は言ってたらしいが、俺たちはマンティコアの納品なんかやったことねえんだ」
「そうなんですか~」
「でもなあ、不思議なことによお、確かにマンティコアみてーな人の頭がついてんだよ、奴のキマイラにはよー」
「えー、どーいうことー? わかんなーい」
「つまりな、奴は、マンティコアじゃなくて、人間を使ってキマイラにしてんじゃねーかって話よ!」
「きゃー、やだー、こわーい」
ってな具合で、TS圃人斥候が聞き出したようです。
キマイラを作る野心家な魔術師。
素体に人間も使ってるかも。
高齢でいつ死んでもおかしくない。
最近の結構強い魔獣素材の納品依頼。
出没するようになったキマイラ。
うーんこの。
厄いよね。厄くない?
魔術師が死んでキマイラが暴走してるだけなのか……。
いや、よそう、俺の勝手な推測でみんなを混乱させたくない……。
不穏な空気を感じつつ、半竜娘たちは依頼のあった峠の方に向かうことにします。
ちょうど物資運搬する行商人がいるということで、護衛をする代わりにタダで載せてもらうことができました。
その間、荷台で半竜娘ちゃんズと森人探検家は【祈祷】判定(目標値20)して呪文使用回数を回復できるか試すことにします。*5
多分、この日の夕方には峠まで行けるはず。峠で何もなければ日が沈むまでにはその村に着くでしょう。
そしたら、軽く情報収集して、翌日、または状況の切迫度によっては着いた日の夜にキマイラ討伐ですかねー。
では今回はここまで!
また次回!
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