ゴブリンスレイヤーTAS 半竜娘チャート(RTA実況風) 作:舞 麻浦
●前話:
邪悪な魔術師『起動せよ、対竜形態! 白亜巨龍兵【ガルガンチュア】よ!! 蛮族めがっ、死ねい!』
まさしく塔のごとき長大な尾による薙ぎ払いが、半竜娘(巨大化分身)を打ち据えんと唸りをあげた!
はいどーも!
巨大ゴーレムが出てきてどうなっちゃうの!? な実況始まるよー!
はい、いままさに、長大な尾を振りかぶった白亜巨龍兵【ガルガンチュア】が、その尾を半竜娘ちゃん(巨大化分身)に叩きつけんとするところですね。
『死ねい! この蛮族めがぁ!!』
「ただの塔かと思えばやるではないか、魔術師がぁぁあああ!!!」
うっそ、半竜娘ちゃん、それ受け止める気!?
巨龍兵自体が半竜娘(巨大化分身)の倍(約40m)の背丈の人型に、さらに体高の3倍(約120m)の龍や蛇のような尾を持っています。
その尾による威力は推して知るべし。
おおっ、受け止めた!!
って、半竜娘ちゃんの両腕の『鮮血呪紋』がめっちゃ輝いてますね。
『鮮血呪紋』は、生命力を吸収するもので無機物相手には効かないはずですが、効いてるってことは、外殻なんかは純物質ではなくて、一部マナによって構成されているのかもしれません。
つまり、巨龍兵を動かしてるマナを掠めとって自己回復してるってわけでしょう。分身体は耐久力低いのにようやりますなあ。
『ぬう、この一撃を耐えるとは……、ただの蛮族ではなく……エリート蛮族ということか……!!』
「尾の扱いがなっておらんぞっ、魔術師ぃぃぃいい! こう使うのじゃ!!」
『ええい、離れんか!』
白亜巨龍兵【ガルガンチュア】の尻尾を、半竜娘ちゃんは自分の片腕と尻尾で締め上げ拘束。
空いた腕でがしがしと抱えた尾を殴り、『鮮血呪紋』をフル稼働させています。
白亜の外殻が砕けていきますが……。
『いくら殴ろうとも効かぬぞ! 血で穢した大地から無尽の呪力を吸い上げるこの塔には、傷を残すことなどできぬと知れ!』
「壊れるまで殴れば壊れるじゃろうがーーー!!」
『知性が足りぬ答えだな、蛮族めがっ!』
殴りまくっていますが、半竜娘(巨大化分身)ちゃんがしがみついて殴っても殴っても、すぐに再生していきます。
邪悪な魔術師の言が本当なら、この巨大なゴーレムは、ほぼ無限に復元するんでしょう。
『ええい、ガーゴイル隊、発進! 齧りつけ!』
「雑魚を出してきても無駄じゃ!」
『そうは見えんがな、蛮族!』
白亜巨龍兵の身体の各所にはハッチがあり、そこから悪魔を象ったガーゴイルが
それが半竜娘に取りつくと、顎の牙で噛みつき、四肢の爪で鱗を剥がしてきます。
大したダメージではないですが、ダメージにより『鮮血呪紋』による吸収回復のペースが落ちます。
このままではやはり、
さて、半竜娘(巨大化分身)ちゃんはどうするつもりでしょうか……。
「……ならばこれは耐えられるかああああ!!
『とち狂ったか! ゴーレムにもガーゴイルにも、毒なぞ効くものか!!』
「――タイプ:
半竜娘ちゃんは、大きく息を吸い込んだかと思えば、白い煙のようなブレスを吐き出しました。
これまでの鍛錬により、毒の【竜息】に含まれる『毒』の成分について、半竜娘ちゃんは操作できるようになっています。
今回吐き出したのは、毒性と爆発性を兼ね備えたミストを含んだブレスです。たぶん、ヒドラジン*1とかアルシン*2とかその辺の物質に似た性質のものを、魔力により疑似的に生成しているのでしょう。
白煙が、半竜娘の分身体の内腑と喉、口腔を焼きながら、一帯に広がります。
ミストは瞬時に気化し、爆発に適した雰囲気を作り上げました。
とはいえ、それだけでは爆発しません。
火種が必要です。
半竜娘ちゃんは、
『莫迦め、そしてこの我にも毒など効かぬわあああ!! 我が身は言葉ある者の手で滅びることはないのだ!!』
「――
焼けてかすれた声では真言は発動しませんでしたが、それを見越して、既に半竜娘ちゃんは、空いた片手で代わりに点火の真言の印を切っていました。
小さな小さな火花が指先に現れ――そしてそれで十分でした。
――カッッッ
と、一瞬で膨れ上がった爆炎と轟音が、衝撃波とともにすべてを塗りつぶしました。
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「伏せろ! 口を開けろ、耳と目を塞げ!」
「「「……!!」」」
遠くで巨大な爆炎が膨れ上がるのを見たゴブリンスレイヤーの反応は的確で、そして素早いものでした。
そして、それを聞いた冒険者たちの反応もまた。
――轟!!
「うおおおおおお!!??」「きゃああああ!?」
爆発に伴う巨大な轟音、衝撃波。
木々が揺れ、薙ぎ倒され、野営具が転がっていきます。
上からはパラパラと土塊が降り注ぎ、きぃんと耳鳴りの残響。
ガーゴイルの残骸か、砕けた石礫も混ざって降ってきています。
「おーい、無事かー? 点呼ー」 重戦士が無事を確かめるために呼びかけます。
「いーち」 槍使いが土埃を払いながら立ち上がります。
「にー」「さん」「よん」 森人探検家、TS圃人斥候、文庫神官も、無事だったようです。
「五、だ」 爆発をよく使うせいか、ゴブリンスレイヤーは冷静なものです。
毒も火も爆発も使ったので、もしここに妖精弓手がいたら激おこだったでしょうね。
ああ、なんとも見事なキノコの雲……。
「被害はあるか」
「ねーよ。ぺっぺっ、土が口の中に……あー、髪の間にも……うひー」
重戦士の確認に、槍使いが悪態を吐きながら答えます。
他の面々も、咄嗟に爆発に対する防御態勢をとったことで、被害は最小限に抑えられたようです。
点呼に応えられたということは、鼓膜を破られ音が聞こえなくなった者もいなかったようです。
「……あれでもダメか」
「直っていくわね……」
ゴブリンスレイヤーと森人探検家が見やる先には、薄れるキノコ雲の中から現れた半壊した白亜巨龍兵の姿がありますが、それも目に見えるほどの早さで修復されていきます。
血で穢した大地の呪力によって無尽の再生力を持つ、という魔術師の自己申告も、あるいは本当なのかもしれません。
「ぜーったい、やりすぎだと思ったけど、そうでもなかったっていうね……なんなんあれ」
「お姉さまは無事でしょうか……」
「まあ、そっちは心配いらねーだろ」
TS圃人斥候と文庫神官も、半ば呆然としながら、修復される巨大な白亜のゴーレムを見ています。
そうして暫く経った頃でしょうか。
「あ、元の塔に戻せるのな、あの変形ゴーレム」 もはや呆れるしかないという様子のTS圃人斥候の声。
修復を終えた白亜巨龍兵は、ずしんずしんと歩いて、最初の位置に戻っていきます。
そして、魔術師が座するであろう頭部パーツが浮遊して外れ、脚や腕が格納された胴体が基部になり、長い尾が垂直に浮かび上がると、その基部の上に接続され、さらにその天辺に頭部パーツが乗っかり、全体が明滅・鳴動して継ぎ目が消えて一体化します。
再度変形して、もとの塔の形態に戻ったのです。
爆心地でなぎ倒された木々がなければ、まるで何も起こらなかったかのように、まっさらの元通りです。
「……ふうむ。ま、威力偵察としては上等ってことにしとくか」 重戦士は顎を撫でながら片目をつぶって思案しています。
「どうやって攻めましょうか?」 文庫神官の疑問も当然。塔の魔術師は、なかなかの難敵のようです。
「そりゃ、今から考える。半竜のも戻ってきたみたいだしな」
重戦士と文庫神官の耳には、森の中を駆ける麒麟竜馬の蹄の音が聞こえていました。
「そんじゃあ、間近で取っ組み合いした当人からも話を聞かせてもらおうか」 重戦士が水を向けます。
「いやー、面目ないのじゃ、破壊しきれなんだ」 木立の間から現れたのは、麒麟竜馬に跨った半竜娘と、そのあとに続く乗り手ナシの麒麟竜馬です。分身は流石にさきほどの爆発で消滅しており、そしてまだ再作成はされていないようですので、本体ひとりです。頬を搔きながら、少し気まずげです。
「いやいや、あれでダメなら仕方ねーよ」 槍使いは気にすんなと気軽にフォローします。
帰ってきた麒麟竜馬たちのために、森人探検家が水桶や飼葉桶を出します。
その傍らで、半竜娘、重戦士、槍使いは吹き飛んだ道具をまとめて脇にどけ、スペースを作ります。
馬車の空間拡張箱に収納されていた机と椅子を取り出し、即席の作戦会議場所に仕立てました。
「で、なんか気づいたことはあったか」
「まー、見ておったら分かると思うが、壊すのは無理じゃな」
「だろーな」
半竜娘は、先ほど相対して得た感触を全員に共有します。
「外殻は、それほど固いわけではなかったのう。もちろん、ただの石よりは固いが、壊せぬほどではない。発破でもある程度は砕けそうじゃ」
「ほう。しかし、再生する、と」
「ああそうじゃ」 半竜娘は頷きます。「じゃが、爪を食い込ませておったところは、手前の爪を押しのけてまでは再生せなんだ」
「なるほど……異物を噛ませたら再生しないのか」 重戦士は顎を一撫で。
TS圃人斥候は、ガーゴイルがやってきたときに備えて周りを警戒しています。
文庫神官は、吹き飛んだ周囲の荷物を整理中です。
ゴブリンスレイヤーは、途中まで警戒の方を手伝おうとしていましたが、重戦士に呼ばれて
「壊せないなら、頭を潰すべきだろう」 そう言ったのはゴブリンスレイヤー。
「いやオメー、あの高いとこまで行くの面倒だから塔ごと壊そうとしたんじゃねーか」 やれやれとでも言いたげな槍使い。
「登る手ならあるだろう」 ゴブリンスレイヤーの断言。
「あん?」
「どういうこった?」
槍使いと重戦士は首を傾げます。
「塔なら登れん、高すぎるし壁が急だからな。楔を打ってもいいが……いつ塔から変形するかも分からんしな。だが、あの巨人形態ならやりようはある」
確かに塔の形態よりも、背は低くなりますし、とっかかりも多そうではあります。
ゴブリンスレイヤーの言うことも一理あるかもしれません。
「いやいや、ねーよ」 槍使いが手を顔の前で振って呆れを示します。
「いや、案外いけるかもしれんぞ?」 ニヤリと笑う重戦士。
「ハア? そりゃ、動きが止まってりゃいくらでも駆け上がれるがよ――」
「なるほど、動きを止めれば良いのなら、そのくらいは出来るのじゃ」 横入りして自信を持って断言したのは半竜娘。
「こういうのはどうじゃ?」
果たして、半竜娘の策とは――?
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明くる日。
呪文使いたちの
まずは変形を誘発するため、巨大化した半竜娘の分身による突撃!
『性懲りもなく蛮族めが! 我が思索の邪魔をするなとあれほど……!! マスを掻くなら独りでやらんか!』
「手前はオスではないし、城郭に興奮する変態でもないわぁ!!」
ああ、若いはぐれ竜が、城郭を使って自慰をするというのは、有名な与太話ですね。
ほら、人間でも木の股に発射する輩の話があるでしょう? その竜版です。
つまり同様に、城塞の精霊が竜の胤で孕んで云々って伝説もあるんですが、
『今度こそ潰す! せっかく術者本人は見逃してやったものを……!』
「やれるもんなら、やってみい!!」
『起動せよ! 白亜巨龍兵【ガルガンチュア】よ!!』
半竜娘ちゃんの突撃に対応すべく、また白亜の塔が変形していきます。
そして現れたのは、長い尾を備えた、巨大な白亜のゴーレムです。
昨日、燃料気化爆弾じみた攻撃を受けたばかりなのに、その影響を全く感じさせず、威容に陰りはありません。
「イィィィヤァアアア!!」
『効かぬわああああ!!』
そして両者が激突!
『格付けはもう済んでおろうに、それも分からんとは所詮は蛮族! 腐れ脳味噌! 哀れな知能! この――』
罵倒を重ねる邪悪な魔術師の言葉を遮るものが。……遠くから飛来した爆裂火矢です! ドドン、と矢にくくりつけられた爆薬が爆発し、白亜巨龍兵の関節部の外殻に傷を付けます。
『――ええい! 今度はなんじゃあ!!?』
矢の来た方を見れば、遠く離れたところに麒麟竜馬に跨がり弓を構える森人探検家の姿が。
その傍らでは、もう一頭の麒麟竜馬に騎乗し『退魔の剣』を掲げる文庫神官の姿も。
そして文庫神官が、魔術師を【挑発】します。
「退魔の剣に懸けて! 生贄を積み重ねしその悪行! 許してはおけません! いざ、そっ首叩き落としてくれましょう!!」
『なにおぅ!?』
全ての邪悪なる者どもは、退魔の剣の輝きを無視することが出来ません。
挑発と退魔の剣の輝きに釣られて、白亜巨龍兵を操縦する魔術師の注意がそちらを向きました。
“やあやあ我こそは~~”と挑発した甲斐もあったみたいです。
この瞬間を待ってたんだよ!
「足元がお留守じゃよ! そうら、土の精霊たち、足元に大穴空けてやるのじゃー!!」
『ぬおぅっ!?』
巨大化した分身から、本体の方の半竜娘ちゃんが精霊とともに飛び降り、白亜巨龍兵の足元へ。
半竜娘ちゃん(本体)は、引き連れた土の精霊たちに【
支えを失った白亜巨龍兵の右脚が落ち沈み、次に同様に左脚も沈み、手を着けばそこにも術が使われ陥没し……。
「ふはは! 随分と背が低くなったのう!!」
『き、さ、ま あああああ!!』
その間にも退魔の剣の輝きがちらちらと目に入り、邪悪な魔術師の集中を削ぎます。
爆裂火矢も相変わらず飛んできては、ガーゴイルの射出口や戻り口を砕いているようです。
行き場を失ったガーゴイルが、操縦席たる頭部に仕方なく戻ってきています。
頭部の操縦室は、フロア丸ごとぶち抜きの広い一室となっており、天井には邪悪な混沌の怪物どもを描いた星図が一面に描かれています。
側面に大きく設けられた窓は開放されており、数匹のガーゴイルが、指示を仰ぐためか、あるいは主人たる魔術師を守るためか、そこから入り込んでいます。
『ガーゴイルども! ここは良い、今はあの退魔の騎士と、弓騎兵を――』
チラリと視界に入れたガーゴイルたちに違和感を覚えた魔術師。よく見れば、ガーゴイルたちの振る舞いにもおかしなところが……。
『――うん!? 貴様らっ、化けておるなっ――げふっ!?』
「バレちゃあ仕方ねえ。つってももう勝負はついたがな」
魔術師の喉を貫く槍。出所を辿れば、ガーゴイルの一体から不自然に槍が伸びています。不意打ちの一撃です。
涼やかな槍使いの声とともに、幻影が薄れれば、冒険者たちの姿が現れました。
その姿は4つ。
「【幻影】がギリギリバレなくて良かった……」 冒険者たちにガーゴイルの幻影を被せていたのは、TS圃人斥候でした。
「油断はするな」 短剣を投げようと構えているゴブリンスレイヤー。
「喉は潰したから問題ないとは思うがな」 大剣を構えつつ、次々に外から来援するガーゴイルを薙ぎ払っている重戦士。「呼び出せるのもガーゴイル止まりなら大した脅威でもねえ」
「……言葉ある者の手によっては滅びないってのは本当みてえだな」 槍で魔術師の喉を床に縫い付けた槍使いは、真言呪文の手印を切らせないよう、念入りに魔術師の手指を踏み砕いています。
彼らは、巨大化した半竜娘の分身の肩に載ってともに突撃し、そこから白亜巨龍兵に飛び移り、TS圃人斥候による【幻影】で偽装して、巨龍兵の上を駆け抜け、登攀してやってきたのです。
特にTS圃人斥候は、幻影の他にも、【浮遊】により飛行が可能なので、難所では先行してロープを張るなど、かなり重要な役を果たしました。
「あ、すぐ縛っちまいますね」 TS圃人斥候が空間拡張鞄からロープを取り出しながら、槍で縫い止められた魔術師に近づきます。
「手伝おう」 ゴブリンスレイヤーも、針金を取り出して、魔術師の手指を拘束すべく続きます。喉を潰しても、印を結ばれて魔法を使われでもしたら厄介ですからね。
「さて、そしたらどう殺すかね」 外から飛び込むガーゴイルは一段落したようで、重戦士が大剣を肩にのせて一息ついています。
「半竜の嬢ちゃんに考えがあるみてえだし、とりあえず任せりゃいいんじゃないか? このゴーレムの動きが止まりゃ、すぐこっち来る手筈だしな」 簀巻きにされつつも少し時間をおくとたちまち傷を修復して動き出そうとする魔術師へと追撃を加えながら、槍使いが答えます。術士の対応は、やはり術士に任せるべきでしょう。
「上手くいったようじゃの!」
ちょうどそのとき、半竜娘ちゃん本体が、巨大化した分身の掌に載せられて、この頭部操縦室へと入ってきました。
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あとの顛末は省きます。
絵面が酷すぎたので。
半竜娘ちゃん、やりすぎやでー!
……概略だけお知らせすると、
・心臓もぐもぐ無限おかわりうまー。熟達した魔術師の心臓はマナの滋味が効いておるでおじゃるな(蜥蜴人並感)
・全身蜂蜜塗り塗り→心臓片手にスカフィズム(蟲に喰わせる拷問/処刑法)執行
「言葉ある者の手では死なぬなら、蟲に喰われて死ぬが良い」
「じゃが、財宝の在処、研究成果……貴様の知識を全て吐き出したら、蟲に喰わせるのはやめにして、一思いに墜落死させてやってもよいのじゃ」(暗黒微笑)
・拷問と並行して、他のメンバーが塔内部の財宝、魔法装置を根こそぎいただく
って感じですね。
戦慄するくらい蛮族!
単に墜落死させるよりよっぽど酷いことになってるぞ!?
まあ、さすがにこの絵面は刺激が強かったので、他のメンバーには見えないように離れたところでやってましたが。そのくらいの配慮が出来るようになったのも、街に慣れて礼儀作法を身につけたおかげでしょうかね。
ただ、グロ耐性と外道行為への理解がありそうな森人探検家にだけは、森の蟲を呼び寄せるのと見張りを手伝って貰いました。こういうとき、彼女は頼りになります。
結局魔術師は、2日と保たずに洗いざらいゲロりました。
聞き出したところによると、大地を汚染して地母神の力を弱めるという目論見もあったとか。*3
そして巨大ゴーレムの造り方だの
用済みになった魔術師には、死という慈悲をくれてやって生命の輪環に帰してやりました。
「白亜の園を歩みし偉大な羊よ、永久に語られる闘争の功、その一端なりしへ彼の者を導き給う……」
奇怪な手つきで合掌した半竜娘は、食らって己の血肉にした心臓に想いを馳せ、その心臓の持ち主であった強大な魔術師の魂が、昇竜のための己の求道の礎となったことに喜びを覚えます。
強者の心臓を食らうことで竜になれると、蜥蜴人はそう信じているのです。
そして、打ち倒した強敵の心臓を食らい、その魂を取り込み、やがて竜になると自負する己の一部とすることは、最上級の弔いでもあります。
「おーい、帰るぞー」
「うむ、いま行くのじゃ!」
こうして邪悪な魔術師は打倒され、竜司祭は功徳を積み、冒険者たちは宝を得て帰路に就くのでした。
というわけで、今回はここまで!
ではまた次回!
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半竜娘、森人探検家、TS圃人斥候、文庫神官は、それぞれ経験点1000点、成長点3点を獲得した!
半竜娘は、『ジェットブーツ』(移動力+15)を獲得した!*4
今回はイベント戦闘扱いでダイスは振らず。……原作キャラのダイスがファンブルしても困るという事情もあり。
現在の各キャラの使用可能な経験点と成長点は以下の通りです。
| 名前 | 経験点 | 成長点 |
| 半竜娘 | 1,000点 | 3点 |
| 森人探検家 | 1,000点 | 3点 |
| TS圃人斥候 | 1,000点 | 12点 |
| 文庫神官 | 1,250点 | 3点 |