ゴブリンスレイヤーTAS 半竜娘チャート(RTA実況風) 作:舞 麻浦
●前話:
ひゃわわわわわっ
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Q.蜥蜴人が好みの者と褥を共にすることを好むっていうけど、蜥蜴僧侶さんはどうなん?
A.おそらく蜥蜴僧侶さんは蜥蜴人の中でも一等理性的な部類なので、欲望を露わにはしないと思います。出家してるし(なお任意のタイミングで還俗すると思われ)。でも、妖精弓手さんには、“竜になった後も末永き付き合いを”とちょくちょくアプローチしている節があるような? 単に
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※風雲マンチ城は魅力的なネタなのですが、どっちかというと原作小説13巻(迷宮探索競技編)向けのネタなので熟成させます……!
29/n 冒険者訓練所にて-1(ドラゴンエントリー)
はいどーも!
邪神に魅入られた者たちにバチコンかまして、新年
今回は、前回から時間が空いて、冒険者登録二年目の春ということでやっていきます。
一年間で
目指せ、在野最高位の
さて、新年から春先までの空白期間の半竜娘ちゃんですが、地道に魔道具作成の腕を磨いたり、地下通路で果てた白磁等級の冒険者の亡骸や亡霊を弔って善き
ゴブリン退治もしてましたよー。弔った遺体や魂の中には、ゴブリン退治で見つけた犠牲者たちの分も含まれます。
半竜娘は、地下で彷徨える魂を、地上の光の下に導いた!(死霊術ポイント1点獲得)
半竜娘は、地下で力尽きた者たちの遺体・遺品を一定数以上回収した!(死霊術ポイント1点獲得)
半竜娘は、霊的チャネルを拡張し、干渉可能な時間範囲を拡大した!(死霊術ポイント2点消費)
あとついでに、地下水路の
結界を張るだけでも、新人たちの危険は格段に下がりますし、
お互いにとって利のある関係です。
これらの依頼は、難易度としては大したことはないので、経験点はナシで、成長点を1点だけ獲得した扱いにします。
半竜娘一党は、細々としたルーチン的な依頼の達成により、成長点1点獲得!
冒険者ギルドにて。
「いつものように地下水路に入るときに【
半竜娘ちゃん(分身体)は、冒険者ギルドの受付で、本日の成果を報告しています。
一応、恒常依頼の遺品回収ということで受けています。
「はい、今回もありがとうございました。
報告を受けた受付嬢も、恐縮しつつも満面の笑みです。
「はい! 私もお姉さまと一緒に頑張りました!!」
半竜娘の隣で一緒に報告をしていたのは、文庫神官です。
文庫神官が賜っている【浄化】の奇跡によって、地下水路はかなり綺麗になっています。
おかげで、周辺住民からの反応も上々です。臭いが消えた、鼠や蟲を見なくなった、と。
「でも、よろしいんですか? 一緒にいた新人さんたちの服や体も一緒に【浄化】していただいちゃって。……その、奇跡の術の無駄遣いを神様に咎められたりとか……」
溝浚いあがりの新人たちも臭わなくなったのは、冒険者のエチケット向上という面でも、ギルドとしては実際かなりありがたいのですが、信仰とか神様のご機嫌というのは難しいものがあります。
変な奇跡の使い方をして、奇跡の術を取り上げられてしまうこともないとは言えませんし、そこまでして貰うわけにもいきません。
「御心配ありがとうございます、でも、それは大丈夫ですよ。きちんと布教もしてますから! 知識神様も御許しになられるかと!」
胴鎧の胸元に輝く、灯明を象った『知識神の聖印』を誇らしげに掲げて、文庫神官ちゃんが胸を張ります。
聞けば、移動中に、街の看板を使って簡単な文字の読み方を教えたり、溝浚い中に数え歌を一緒に歌ったりと、知識の啓蒙に努めているとのこと。
「あ、あはは、そうなんですね~。それはそれでどうなんでしょう……」
うーん、ギルドは信仰的には中立なんですけど……。と、受付嬢は微妙な表情です。
「――では報告はこんなもんかのう。そろそろ手前らは帰ると――」
その後も細々とした補足をして、本日の報告を終えて、半竜娘(分身体)が席を立ったその時です。
「うおっ!? なんだっ!? ギルドの中にモンスター!!?」
冒険者ギルドの席の方から、若い変声期に差し掛かったくらいの少年の声が。
見れば、そこには真新しい剣を下げた少年の姿が。新人でしょうか?
そしてその声が向けられた先は、ちょうど立ち上がった半竜娘の方でした。
……さて、半竜娘ちゃんの恰好について、今一度描写しておきましょう。
艶やかな烏の濡れ羽色の流れるような長髪と、後ろに伸びた二本の角、それと同色の細かな鱗に覆われた四肢と尾。
凛々しい美貌は、意志の強い瞳と、肉食獣を思わせるギザギザとした牙を見せる笑みに彩られています。
頭を支える首は、まるで丸太のように太く強靭。
胸元は非常に豊満で、思わず生唾を飲み込みたくなるほどの迫力。
衣擦れの音を減らすように改造された司教服と、その下のミスリルの帷子、そしてさらにその下の鱗を、鍛え上げられた隆々たる筋肉が押し上げているのが遠目にも分かります。
手には魔法のガントレット、尾にも改造された魔法の装甲。
両手のガントレットの下からは、殴り裂いた相手から生命力を吸い取るという、赤黒い紋章が這い出ており、いかにも凶悪な竜の爪で覆われた手へと続いています。
腰元に結わえられたのは、非常に生っぽい感触の見た目の、蜥蜴人を
尻から足先に掛けては、女性的な丸みを帯びたラインが。しかし内包した力強さも余さず主張しています。
足首には、魔法のアンクレットが輝き、さらにその下には鋭い蹴爪を備えた足先が。
そして何より、大型の
【辺境最大】にして、【鮮血竜姫】の異名を持つ者!
それが今の半竜娘ちゃんです。
実際コワイ。
綺麗だけど怖い。
デッカいからね……。
「――帰るとしようかと思ったが、急用ができたのじゃっ! フハハハ!」
半竜娘ちゃんはモンスター呼ばわりも何のその、かえって喜色満面となって、不躾な声を上げた新人へと近づき、
「隣の空き地を借りるのじゃ! 怪物呼ばわりというのは、まあ喧嘩売っとるようなもんじゃよな? 買ってやるから、いっちょ揉んでやろうぞ!!」
へへへ、大義名分ゲットだぜ……。
「ちょ、え、ええっ!? た、助けて! って、翠玉等級!? 冒険者なの!? この人!?」
半竜娘の胸元の冒険者証にいまさら気づいたのか、吊るされた新人が驚愕の声を上げますが、もう遅いのです。
血の気の多い蜥蜴人に闘争の口実を与えるとどうなるか、彼はその身で思い知ることでしょう。
「あはははー……。お手柔らかにしてあげてくださーい……?」
それ完全に単なる口実で、ただ暴れたいだけですよね? という言葉は飲み込んで、受付嬢は引き攣った笑みを浮かべています。
まあ、稽古をつけるだけですよ、ご安心を。
チート勇者に絡むカマセ冒険者的なムーヴのような気もしますが、稽古ですったら稽古です。
「あーあ」 「またかよ、ご愁傷様」 「【辺境最大】のこと、いっそギルド前に貼り出しといたほうが良いんじゃないか」 「“超でっかい半蜥蜴人の女が居るけど、驚かないでください、ちゃんと冒険者です”って?」 「やめろよ、賭けが成り立たなくなるだろ」 「ていうか新人で字が読めるのそんな多くないだろ」 「ちっ、今日は連れてかれるのは居ねー方に掛けたんだがなあ」
冒険者ギルド内の冒険者たちが、好き勝手になんか言ってますね。
と、まあ、彼らのやり取りからも分かる通り、それはここ数日の風物詩となった光景でした。
それだけ、半竜娘のことを知らない新人冒険者が流入しているということです。
なんせ春ですからね。
冬が終わって雪は融けて街道が通れるようになり、馬鈴薯や葉物の作付けはひと段落して村内での労働力としての需要が落ち着き、しかし、初夏に始まる麦の収穫(重労働)に付き合いたくはなく、また、麦の収穫までの食糧で食いつなげるかが心もとないこともあり、村を出て大きな街にやってくる若者たち……というのは、やはり多いのです。
「では私はお姉さまの応援に……。失礼しますね」
文庫神官が、敬愛するお姉さまの勇姿を目に焼き付けんと、後を追って空き地の方へと向かいました。
「はーい、お疲れ様でしたぁ」
どっと疲れた受付嬢は、ひらひらと手を振って彼女らを見送りました。
そこに飛びながら近づいて来る、羽衣を浮かせた深い水の色の髪をした美女の姿が。
「おつかれみたいねえ。【命水】要る? サービスしとくわよ?」
そうです、羽衣の水精霊です。
半竜娘ちゃんが死霊術で維持できる分身の残影のストックが増えたので、それに精霊顕現を維持させて酒場に入り浸っているのです。
この水精霊は、お酒を奉納するのと引き換えに、疲労と傷を癒す【
彼女に奉納する上等なお酒を買い求める冒険者が増えたおかげで、そのお酒の生産元である地母神寺院も潤っているとか。
また、【
副次的な作用として、水の大精霊が常駐する影響か、精霊使いとして目覚める冒険者も増えつつあるようです。
「いえ、それほどの疲れではありませんし、もっと深刻な方に――というか、このあと半竜の術士さんにやられて運び込まれるだろうさっきの新人さん用に取っておいてください」
受付嬢は奥ゆかしく遠慮しました。
事務職が疲労しないとは申しませんが、冒険者の方が、疲労の影響がより
「そう? それならいいけどー」
羽衣の水精霊は、そう言って、彼女の定位置――お供えの酒瓶が束になっておかれています――に戻っていきます。
最近は、半竜娘が自作した、常に浄水が循環するような
冒険者たちの感謝の気持ちが、その浄水循環のインテリアに蓄積され、羽衣の水精霊の力になるのだとか。
「……いえ、職員もお世話になってるので良いんですが、いつの間にかギルドの一角が侵食されているのは、それはそれでどうなんでしょう……」
――実利もあるだけに、半竜の術士さんに物申すのもどうかと思いますし。
受付嬢は少しだけ思い悩み、結局は棚上げすることにしました。
――実害が出てから考えましょう。わざわざ自分から仕事を増やすことはありませんよね。
「それでは次の方どうぞ~」
受付嬢は笑みを浮かべて、順番待ちの冒険者を呼びました。
見れば、新人の登録のようです。
――無事に経験を積んでいただければ良いんですけれど。
こればかりは、ギルドの受付嬢が心配したところで、結局最終的には、
さて、目の前の冒険者は、一体どんな冒険をするのやら。それを知っているのは、二つの骰子だけなのです。
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ゴブスレさんと牛飼娘さんの出身地の村の跡地にて、冒険者訓練所の建設が進んでいます。
半竜娘ちゃんは、【一般技能:職人(土木)】の技能を持っています。
また、自身の分身体の残影を依り代人形に宿らせて、呪文維持を安定化させることで、非常に長時間【巨大】の呪文を維持することも最近出来るようになりました。
つまり?
称号【人間重機】の面目躍如で、工事現場では引っ張りだこ。
めっちゃ勤勉に働いています。
工事の工程表も、半竜娘ちゃんの
原作小説よりも
ただ、その分、浮いた工期と予算で、訓練所の施設を充実させる方向で進んでいるようです。
……いえね、技術料として半竜娘ちゃんに結構な額を渡す話があったんですが、半竜娘ちゃんがそれを辞退して、代わりに施設の充実を言い出したんですよ。
とりあえず、広範囲に巨大化半竜娘ちゃんが踏み固めたグラウンドを用意するところから始めるみたいです。
何にせよ体力作りからです。走れ、走るのだ、冒険者は走ってナンボだ。
あと、武器を思いっきり振り回せる環境って、武器習熟のためにはやはり必要ですからね。
予算がさらに余れば、
Q.なんでそんなに手厚くするんです?
A.新人を育てて死なせないようにすることで、冒険者の裾野を広げ、その中から頭角を現した上澄みを半竜娘ちゃんが収穫(手合わせ的な意味で)するため。山は裾野が広いほどに標高を高くできる!
メタ的には、設備投資によって冒険者の技量向上に+○○%の補正がかかるようになる感じです。
と、重機として働く半竜娘ちゃんの元に、蜥蜴僧侶さんが近づいてきてますね。
「おーい、姪御殿ー!」
巨大化した半竜娘ちゃんに聞こえるように大声を上げる蜥蜴僧侶さん。
その手には、依頼票らしき紙切れがあります。
蜥蜴僧侶さんとは、血縁(半竜娘ちゃんの母方の叔父)だけあり、お互いの冒険上がりに
「おーぅ、叔父貴殿じゃないかやー!
工事の手を止めてそれに応える半竜娘ちゃん。
「いかにも! 拙僧と姪御殿に、冒険者ギルドから指名依頼とのこと!」
ほうほう、指名依頼ですか。
ギルドの貢献点稼ぎには良いですね。
報酬は良い場合もあり、渋い場合もあり――今回は、渋い方ですね。
というか、「ギルドで新人にちょっかいかけるんだったら、その技能を生かして、新人たちに普段はできない経験を積ませてやってほしい」っていう内容ですね。ギルド内で新人に手荒い歓迎をするくらいなら、きちんと場を整えるからそっちでやれってメッセージのような気もします。
その内容はある程度お任せ、みたいですが。
「叔父貴殿には、なんぞ考えはあるかや?」
半竜娘ちゃんにも腹案はありますが、とりあえず目上の者に聞いてみるべきでしょう。
……まあ、考えてることは同じっぽいですけどね!
「新人らには、ドラゴンスレイヤーを夢見る者らも多いと聞きまする。――姪御殿は、“竜との
…………。
……。
そして後日。
集められた新人冒険者(主に白磁等級。若干、黒曜等級も)を前にして、日傘を差した受付嬢が、朗らかに告げます。
「はーい、皆さん! 本日集まっていただいたのは、他でもありません。皆さんも聞いたことはあるかと思いますが、街道を歩いていて竜に出会うこともあるのが、この稼業です」
ざわざわと「ホントに?」という呟きが新人たちの間から漏れます。
それを聞いているのかいないのか、受付嬢は言葉を続けます。
「というわけで、そんな事態に陥ったときに慌てないために、この場を用意しました」
最初に気づいたのは誰だったでしょうか。
新人たちが空を見上げます。
「あれは鳥か?」 「雲か?」
「いや――
【巨大】化、【竜翼】化した半竜娘ちゃん&分身ちゃん+蜥蜴僧侶さんのエントリーだッッッッ!!!!
というところで今回はここまで!
ではまた次回!
「ギルドの受付嬢はドラゴン使いらしい」という噂が立ったとか立たないとか。
次回、巨竜化蜥蜴人×3VS.新人冒険者たち、の予定。
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原作を応援するのは二次創作者の嗜みゆえご容赦をば……。
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本体ガチャ(0/1のフラグ立ちやすい/倒れやすいROMを引く)とか、ROM特性管理のために温度管理(夏場に再現しやすいバグがあったことから判明)とか、ガチ勢すげえ……。