ゴブリンスレイヤーTAS 半竜娘チャート(RTA実況風) 作:舞 麻浦
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●前話:
いけっ! 半竜娘! “たつまき”!
===
なお、章題名を、前話時点から『
はいどーも!
あるーひ、もりのなーか、ダイナソーに、であぁったー!? な、実況、はーじまーるよー。
前回は、小鬼の待ち伏せで筏ごと沈められかけてた冒険者一党を助けるとともに、待ち伏せしてた小鬼たちをトルネードバキュームで空高く吹っ飛ばしたところまででしたね。
その冒険者たちと情報交換しつつ、半竜娘ちゃんたちは、【水歩】の精霊術で水上を馬車に乗って走りながら、さらに大河を
この川はエルフの領域ギリギリを通るようで、森の方に巡察らしき長耳さんたちが見え隠れしますが、こちらには手出ししてきません。
竜巻を導いたりしたので警戒されているようですが、領域に踏み入ってこないなら見逃すって感じでしょうか。
つまり、普通の冒険者として遇してくれているようです。まあ、
ともあれ、敵対扱いで遠間から弓矢でハメ殺されたりしなくて良かったです……。森でエルフの弓兵の部隊に狙われるとか、死を意味しますからね。
さて、筏の冒険者らの目的地も、まだまだ奥地にあるようですので、しばらくこのまま曳航していきます。
「さきほどは、危ないところをお助けいただきありがとうございました」
「なんの、なんの。冒険者は助け合いじゃてな」
向こうの頭目だという
いやだって、半竜娘ちゃんが向こうの筏に乗ると沈みそうだったので……。
TS圃人斥候と森人探検家は、相変わらず馬車の上で周辺警戒。
文庫神官は、御者席の半竜娘(分身体)の膝の上。
馬車の中では、半竜娘(本体)と、
「精霊術の触媒まで分けていただいて……」
「よかよか、余分に持っておったからの。代価も頂戴したしの」
「それでも市価と同じ程度ではないですか。よろしかったのですか?」
「良い、そう遠慮するものではないのじゃ。先も言うたが、冒険者は助け合いじゃろ。主らも誰かを助けて、
女巫術士は触媒入れの鞄を失ってしまったらしいので、いくらか半竜娘ちゃんの手持ちの触媒を分けて上げました。
多少の代価はいただきましたが、それも野外価格のぼったくりではなく、街で買うのと同じ値段です。
半竜娘ちゃんが航空地図(地味に戦略級物資です、コレ実は)を写させてあげたり、女巫術士さんからこの森で採れる希少な薬草やその採取保管方法について聞いたりして、互いに情報交換するうちにも、筏を曳航して馬車は進みます。
「ああ、そろそろですね。この辺りまでで大丈夫です。本当にありがとうございました」
「……なるほど、どうやら手前らの目的地もこのあたりになりそうじゃ」
「それはどういう…………――ッ!!?」
馬車の窓越しに見えた川べりには、林立する
丸太に支えられた
あまずっぱい、吐き気を催す腐敗臭。蟲の集った下から覗く黒い肉、黄色い脂肪、白い骨。
「はン、なるほど、確かにこれは川の水も
「ぅぐっ」
女巫術士が思わず口元を押さえます。
草が生い茂る川岸には、串刺しにされた、無数の人間たちの
亡骸は膨らみ、弾け、泡立った黒い腐汁を、川に垂れ流しています。
中には白骨化したものも多く見受けられます。
辺境の街で、羽衣の水精霊が感知した“水の
見せしめであり、呪いでもある……そういう趣向の悪趣味な飾り物、というわけです。
これらが、川の汚染源の全てとも限りませんが……。
「手前らは、まずここの浄化を行うことにするのじゃ。……彼らの遺体の弔いもせねばな」
半竜娘ちゃんが、神妙に合掌します。
「まあ、生命の円環に還れたのは、不幸中の幸いであるか。ああ、あの犠牲者の中に水の街の冒険者がおれば、主らには、彼らのタグを持って帰ってもらうことになるかもしれん」
―― 弔いと浄化は、存外に骨が折れそうじゃ。
「は、はい、その程度、なんなりと。同じ街の仲間のことですもの……」
自分たちもこの串刺し死体の列に加わりかけていたことを想像して顔を青くする
ちなみに、曳航されてきた筏では、女巫術士の妹の戦士が、凄惨な光景を前に、胃の中身を吐いていました……。
同族の死臭は精神にキますし、あと、前の休憩で食べたのが、
筏の上の他の面々も、気分が悪そうです。馬車の中は多少マシだったので女巫術士さんは無事みたいですが。
馬車の屋根や御者席に居た半竜娘ちゃんの仲間たちは、
一行は麒麟竜馬を岸に上げさせ、筏を寄せると、早速、手分けして弔いの準備を―― いえ、日も落ちてきたので、先ずは野営の準備からですね。
小鬼の襲撃もあるでしょうし、それを捌きながらと考えると、全ての遺体を弔い、川を清めるにも、1日か2日はかかると見込まねばならないでしょう。
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1.晴れ、ときどき、ゴブリン
そして、森人の領域まで川を遡って行くついでに、一党は運河の結節点である水の街への配達依頼を受けていた。
配達物のあて先は、法の神殿の
辺境の街から少し離れたところにある知識神の文庫から、非常に重要な知らせがあるとのことで、信頼のおける等級の冒険者に―― ついでに言えば剣の乙女と面識があればなお良い――、文書が託されたのだ。
つまり、我らが【辺境最優】の冒険者、
「……小鬼は居ないようだな」 小鬼殺しは兜を巡らせ呟いた。
「そうそう街中に小鬼が出てたまるかい、かみきり丸やい」 鉱人道士が、酒瓶に口をつけつつ、律儀にその発言を拾った。
「ふぅむ、魔神も
「居るわけないでしょ」 妖精弓手が、げんなりして、そう返す。
一年前の、小鬼や魔神の脅威も今は昔。
水の街の夏は、穏やかな風に満ちていた。
「……法の神殿に行く」 ずかずかと水の街の中心に
「お気をつけて」 「お土産とか、服とか、お買い物しながら待ってるね」 受付嬢と牛飼娘が、それぞれ声をかけて見送った。
「あ、あの、大司教様に、よろしくお伝えください」 牛飼娘に捕まえられて、彼女の豊満な胸を潰すように抱きすくめられた女神官が、控えめに言った。
…………。
……。
小鬼殺しは生真面目に到着早々に依頼を果たしに行き、剣の乙女と、収穫祭ぶりの再会を果たした。
そして、
「……森人の領域へ行く途中で、船がいくつか沈められたと聞きます。そのあたりの情報も含め、お帰りの際には、是非、森の今の様子のお話をお聞かせくださいまし、ね」 熱っぽい口調で、剣の乙女が告げた。「去年の収穫祭の埋め合わせも、していただきませんと。お待ち申し上げておりましたのに」
「……そうだな」 闇人が収穫祭の折に襲ってきたときのことを引き合いに出されては、ゴブリンスレイヤーも断ることはできなかった。
そういうわけで、森人の姫の婚姻に呼ばれたあとの帰り路では、小鬼殺しだけが法の神殿を訪ね、剣の乙女との食事や
まあおそらく、馬車でいく仲間が辺境の街に着くころに、転移で追いつくことができるだろう。
「ああ、今からもう、森からのお戻りが待ち遠しいですわ」
「そうか」
「御勤めがなければ、わたくしも着いていきましたのに。残念ですこと」
名残惜しがる剣の乙女に別れを告げて、小鬼殺し一党は、商いの船に同乗して川を遡っていく。
…………。
……。
最上流の開拓村で、筏に乗り換え、さらに上流へ。
幽玄なる森、渓谷が、彼らを迎える。
「「「 はぇー 」」」
「おお、この地層は、いずれ白亜か、三畳か。岩を割れば、大いなる父祖の名残があるやもしれませぬぞ」
「「「 ほぇー 」」」
蜥蜴僧侶が、又姪である幼竜娘三姉妹に講釈を垂れる。
その様子を、一行の特に女性陣は、にこにこと微笑んで見守っている。
そんな彼らの頭上を、鳩が一羽、飛び越えていった。*2
「ここまで来れば、あと少しよ! 里につく前に暗くならないように、急ぎましょう!」
「そうか」
妖精弓手が帰郷にうきうきしながら言った言葉に、小鬼殺しは常の調子で簡素に返した。
「もっとこう、何かないんか、かみきり丸。例えばこの、神の手による雄大な景色を見て」
「……そうだな」 小鬼殺しは、鉱人道士の言葉に少し考えて言った。「この地形は、良くないな。両岸の崖の上から小鬼に襲われたり、崖を崩されては、コトだ」
はぁあああ。と、一党の面々からため息が漏れた。
小鬼殺しは、どこに居ても小鬼殺しだということだろう。
「……あら、雨が」 受付嬢が言うとおり、晴れているのに、雨粒が降ってきた。
「天気雨。雨具出さなきゃ」 牛飼娘が荷物を手繰り寄せ。
「はい、どうぞお使いください」 先んじて女神官が、雨具を出してゲスト二人に渡した。野外での動きでは彼女に一日の長がある。
そんな中、妖精弓手の表情が険しくなる。
「待って、何か、変よ。この雨粒、川の匂いがするし」 さらに彼女の長い耳が、異変を捉えたようだ。「上……! 何か……――」
妖精弓手の覚えた違和感が何か、それはすぐに分かることになった。
「おぉうっ!? 何か降ってきおるぞ!?」
鉱人道士に言われて見上げれば、空の彼方にあるように見えた幾つもの黒い点が、徐々に大きくなってきていた。
そして、銀等級冒険者たちの優れた動体視力は、その落ちてきたものが見えていた。
木の枝、岩、狼、具足、そして――
「―― ゴブリン、だと」
小鬼殺しの言うとおり、落ちてきたのは、小鬼だった。
空の果てから、凍ったゴブリンの死体が降ってきたのだ。
<『1.ファフロッキー現象:ゴブリンの
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はい。
半竜娘ちゃんたちが、串刺しにされた人間たちの並ぶ場所を浄化すべく、その付近に陣取って野営して、その翌日。
あ、ちなみに麒麟竜馬と半竜娘ちゃんの夕飯・朝食は、付近で
そいつらの餌(あるいはその餌の餌)が何だったか考えると、祖竜信仰の者以外はとても口をつける気にはなりませんでしたが、半竜娘ちゃんにとっては、生命の円環を回すことこそが何よりの供養。
敬虔な気持ちで、無念の魂を取込み、ともに竜に至るべく思いを馳せます。
他の者たちは、保存食や【聖餐】のランチョンマットの魔道具で出した祝福された質素な食事をとりました。
半竜娘ちゃんと麒麟竜馬も、魚や蟹、ザリガニが、火力の関係で半生だった―― エルフの森の近くでは火除けの加護のせいで火力が出せません―― ので、病気除けの効果を目当てに、【聖餐】の術で現れた食事をつまみました。
寄生虫とか怖いですしね。病気除けは大事です。
弔いと清めには、文庫神官ちゃんの【浄化】が大活躍しました。
途中までは女巫術士が率いる筏の冒険者たちも手伝ってくれたおかげもあり、どうにか日暮れまでには、全ての死体を下ろし、清めることができました。
筏の冒険者らとは昼に別れ、その後、時折、【狩場】の結界に引っ掛かる
「蜥蜴人流でよければ、まあ、鳥葬でも樹上葬でも水葬でも、なんでも良かったんじゃがな」
「まあ手間がねーのは、そーいうやり方だが、さすがになぁ」
「きちんと犠牲者の方たちのことを尊重して、様式を合わせてくださるお姉さまは、やさしいと思います」
敵でもないのですから、出来るだけ彼ら犠牲者の意に添うように葬ってやるのが、務めというものでしょう。
信仰の押しつけはいけません。
特に半竜娘ちゃんは、ネクロマンサーとして、彼らの霊の声も聞けますからね。
ということで、【浄化】で清めた遺体を、しっかりと拭いて、あらかじめ幾つも詰めてきていた
水の街に持ち帰り、遺族が居れば引き渡し、あるいは、無縁墓地に葬る場合は法の神殿に預けることになるでしょう。
ですが、幾つかの遺体から取り外された骨の一部は、凍らされずに残っています。
「……本当にやるんですか? お姉さま」
「ああ、もちろんじゃ、こやつらの魂の残滓が、そのように望んでおる。――“応報せよ”とな」
「亡霊の気持ちも分からなくはないけどね。わたしも、もし、小鬼に殺されたなら、そいつらを殺し尽くさないと気が済まないし、まして自分の手で
「そういうことじゃよ。
冒険者と思われる遺体から取り外した骨の欠片を手に取り、半竜娘ちゃんは、それを磨いて牙や爪のような形に整えていきます。
整えた骨の欠片に、穴を空け、半竜娘ちゃんは、付近の川底で拾った“竜の牙”をはめ込みます。
相当に高位な竜から抜け落ちた牙だったのか、術の触媒としてかなりの効果が見込めます。
というわけで、骨の偽牙を鞘のようにした、竜の大牙が幾本か出来上がりました。
結構、時間が掛かりましたね。さらにここから加工が必要ですし、一般技能【職人:魔道具】を駆使しても、明日までかかる大仕事になりそうです。
「と、まあ、これを触媒に、分身には祖竜術を使わせ、手前自身は死霊術を用いて、“魂を持つ竜牙兵”を作り上げるというわけよ」
術の相乗、あるいは融合、というわけです。
先日、魔女さんの先導で合同詠唱を経験し、また、己の分身と本体で息を合わせやすいことを利用した挑戦です。
まあ、死霊術には詠唱は存在しないので、合同詠唱というわけではないですが。
「我、汝を死の鎖より解き放たん、
本体が念を込めた言葉をつぶやきながら、竜の大牙の表面に死霊術の秘印を刻んで、世界を改変するための精神力を込めていきます。
半竜娘の眼には、秘印が刻まれ終えた竜の大牙に、元となった骨片の持ち主の
「続きは明日か夜番のときにでもかの。日が傾いて暗くなってきたし、小鬼は相変わらず結界にぶつかってきよるし……」
…………。
……。
そして翌朝。
霧の煙る白い視界の中。
「なんとか今朝までに出来上がった特製の触媒を、【
死霊術の秘印が刻まれて、霊を宿した竜の大牙5つが、半竜娘(分身体)の詠唱とともに、沸騰するように泡立ち、体積を増して、骨の竜人の身体を形作っていきます!*4
現れるモノ同士がぶつからないように、半竜娘(分身)は、手に持っていた膨れ上がっていく竜の牙を投げました。
投げられた先で形作られたのは、生前の得意武器を
堂々たる、
その眼窩には、意志あることを示すように、
『『『『『 GGRRRROOOOOWOWWWRRR!! 』』』』』
再誕の歓喜の叫びに、森の木立が揺れ、川面に波紋が走り、一党の面々は耳を押さえました。
「……でっか」 「つよそうね」 「小鬼相手には過剰戦力では」
「うむ、では、無念の戦士よ、行くの――」
と、暴君竜牙兵たちを解き放とうとしたとき、川の上流から、なにか巨大なものが水をかき分けるような異音が。
そして、規則的な、まるで巨人の足踏みのような、地響き。
「……なんじゃ?」
「なっ!?」
やがて、川の上流から、霧を裂いて現れたのは、木々よりも高い、巨体。
長い首、大木のような四肢、割れた頁岩のような背の板、長大な尾。体高だけでも、暴君竜牙兵の三倍はあるでしょう。
戦慄とともに、森人探検家の口から、異国の響きの言葉が漏れました。
「……
「なんて??」
「伝説は本当だった。密林の奥にいる、
『MOOOKKEEEEELLLL!!』
恐るべき竜にも似た、その巨獣は、この辺りの
川の上流は、この巨獣の領域だったのです。
森人探検家はこのあたりの森の出身ではないのですが、友人である別の森人がここの出身だというので、その伝手で、この巨大な半神半獣の伝説を聞いたことがあったみたいです。
「……なんか、ふらついておるが?」
「…………そうね。病気なのかしら?」
『MUUBBBEEEMMMMM!!』 『GOBB!!』
「襲いに来たって感じじゃねーよな」
確かに、ぼんやりとした風で、まるで千鳥足を踏むように、ゆらゆらと進路が定まらない様子です。
固唾を呑んで息を潜める半竜娘たちの前を、モケーレ・ムベンベは通過していきました。
「背中に小鬼が居ったように見えたが」
「そうね。しかも
「ゴブリンシャーマンの仕業ですかね。放っておいてもいいことなさそうですし、あの小鬼に矢は届きますか?」
「いや、さすがに神獣に弓引くのはちょっと……」
そうこうしているうちに、一歩一歩が大きいせいか、モケーレ・ムベンベはすぐに見えなくなってしまいました。
「行ったのぅ」 「行ったわね」 「戻ってはこねーみてーだ」 「何だったんでしょう」
さあ、何だったんでしょうね。
でもまあ、小鬼の乗騎にドラゴンを与えるような無駄遣いをするのは、小鬼くらいでしょうから、これで、この辺りの頭目が小鬼だという確度は上がったと思います。
装備の質を鑑みると、小鬼を支援している輩は居るのかもしれませんが、指揮者までは派遣していないのでしょう。
「コホン。では、気を取り直して。無念の戦士よ! いまこそ――」
「「「「 んんんんんんん???? 」」」」
半竜娘たちの脳裏に、先ほどの巨獣と同じような鳴き声と、それに乗った思念が響きました。
3重の声に、3つに分かれた思念。
「この感じは【
「なんかとっても嫌な予感がしてきましたけど」
やがて、重厚な足音とともに現れたのは、先ほどの巨獣、モケーレ・ムベンベよりも、さらに二回りは大きな巨獣。
姿はほぼ同じ。長い首、長い尾、ズラリと並んだ背の板、大きすぎるほどに大きな胴体と、樹齢何千年の古木の幹のような四肢。
ただ、明らかに違ったのは、その首と頭が
「あー、
「只人の言葉では、モケーレ・ムベンベのことを、そう言うらしいわね」
森人探検家が、三ツ首の巨獣を見上げたまま補足します。
「あ、ちょ、リーダー! これ誤解されてねーか?!」
「うーむ、タイミングが悪かったのう」
まー、そら、小鬼ごときがそんな大それたことをできるとは、思いもしませんよね。
よしんばできたとしても、小鬼を操る黒幕が居ると思うでしょうし。
そんなとこに、死霊術士っぽいのが居たら、誤解しない方が無理ですわ。残念ながら当然のことですね。
激昂した三ツ首のモケーレ・ムベンベ(兄?)は、後ろ足で立ち上がると、祖竜術【竜翼】によって、浮いた前脚を翼に変え、さらには
これはまさしく、超ドラゴン怪獣…………!!
というところで、今回はここまで!
ではまた次回!
筏の冒険者たちのうち、妹の女戦士は出目が腐ったのだろうと思われる。死臭にやられた冒険者は、消耗1点。
ヒドラをロシア語でいうと、『ギドラ』。
次回は、三ツ首で黄金鱗なギドラさんと相撲したりする話になると思います。
説得ダイスがクリったら違う展開になるかもです。
うまく描写は入れられませんでしたが、麒麟竜馬は、放し飼い状態にしてるので、森の中へ避難しています。馬車のハコも、カムフラージュして森の中です。馬車が踏みつぶされないことを祈りましょう。
一方、ゴブスレさんご一行は、前日夕暮れ時にエルフの里に到着済みです。ゴブリン襲撃による遅延がなかったので一晩前倒しという想定です。
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