光輝の足元に幾何学模様の魔法陣が光って、トータスに召喚された瞬間に、
「ハジメ・雫・香織・優花・愛子」の5人だけが、
"これから先起こるトータスでの事を帰還後まで含めて記憶を持っていたら?"
"更には、技能や能力まで持った状態でいたら?"というif。
5人だけって気づいた瞬間に残りの3人同意の元、優花ちゃんの嫁入りが確定します。
※本当に風音鈴鹿様、いつも誤字報告有難うございます。
些細な所でも気付いて指摘して頂けて、とても有り難いです。
※※再びここにて、風音鈴鹿様に御礼を。
言い回しの矛盾点や、誤字部分まで指摘して頂けてありがとうございます。
自分ではこうで問題ないだろう。と思ってた部分でも、
指摘され見直してみると…まぁ違和感が凄かったわけで。
やっぱり日本語の言い回し(文章の書き方)ってとっても難しいですね。
「句読点」一つの違いで解釈や伝わり方がだいぶ変わるのですから。
両手で顔を庇い目をギュッと閉じていたハジメは、
ざわざわと騒ぐ無数の気配を感じてゆっくりと目を開いた。
そして。あぁ、またトータスなのか。それがハジメの思った事。
周りを見てみると、香織・雫・優花・愛子の4人も苦い顔をしながら周囲を見ていた。
その他のクラスメート達は、何が起こったのか全くわからない様な顔をしていた。
5人の目があった瞬間に、困惑する皆を無視して集まって小声で話し合った。
「トータスだよな?やり直しではないな?過去に戻ったって事でも無さそうだ。」
「だよね?"ハジメ君"。私達以外何も知らないみたいだし・・・あ、羽も出せる。」
「そうよね、"ハジメ"。これは記憶とか能力とか私達だけもってるという事よね?」
「白崎さんが羽を出せたってことは能力も、私達が覚えてるって事は記憶もですね。"ハジメくん"」
「ねぇ、"南雲"。これって私達だけ未来を知ってこれから先やってくって事だよね?」
5人の意見と意志は一致した。
「さて、どうする。アーティファクトはまだ持って無い。能力が使える以上、
ここにいる狂信者全員を瞬殺することは容易そうだが、無力化のみに留めるか?」
「私はハジメ君を傷つける人なら、全部分解しちゃっても良いんだよ?」
「流石に分解は駄目・・・でもないか、愛子先生が爆殺しちゃうんだったわね。」
「八重樫さん・・・それは流石に酷いです。意図してやったんじゃないんですよ?」
「流石に人殺しは・・・なんて甘い事はもう言えないわ。この後を知ってると。」
「とりあえず、俺は「概念魔法」まで使えても魔法適性がないからな。無力化は、俺には無理だな。殴っただけで殺しちまいそうだし。宝物庫も無いからドンナーとかもまだ無いし。」
「私は、「再生・昇華・変成・魂魄」魔法を使えて、分解と使徒化出来るから、どっちも可能だね。あ、双大剣はハジメ君に作ってもらわないと駄目かぁ」
「私は、「昇華・変成」魔法と八重樫流剣術ね。剣術はハジメに剣を作ってもらってからじゃないと難しいわね。能力だけで無効化は出来そうだけど。」
「私は、「魂魄」魔法だけですね。イシュタルさん達は・・・もう無力化じゃなくても良いかも知れません。神山でハジメくんを邪魔するわけですし。」
「愛子先生!?私は神代魔法は持ってないけど、南雲にアーティファクトを作ってもらえればそれなりに戦えるはずだけど、イシュタル達は私達に戦い強制するわけだし、自分も戦えって南雲が煽って・・・それから香織が分解?」
「よし、園部の案で行こう。とりあえず天之川が暴走するまではそのままで。
暴走した直後に、俺が煽りを始める。その間に雫と園部が愛子を守りつつ天之川の無力化、決裂した段階で香織が聖絶で皆を守りつつ、分解の準備。邪魔する奴は皆殺しだ。どうせ直後なら脳が無くなってでもない限り、香織が蘇生出来るしな。」
「「「「了解。」」」」
そしてイシュタルの自己紹介。
メイドの給仕(ハジメは嫁たちの事を思い出してるので興味なし。)。
そして、トータスの現状説明。
そして、愛子の演技の怒りの抗議!(怒りは本気ですが。)
イシュタルの返答で、パニックになるクラスメイト達。
で、天之川の暴走。
「うん、なら大丈夫。俺は戦う。人々を救い、皆が家に帰れるように。俺が世界も皆も救ってみせる!!」
と言った直後、
「・・・おぃ、イシュタル。お前は今「俺」達に戦争に参加して、魔人族という、
「人を殺せ」と言ったよな?間違いないな?しかも、「愛子」が戦争参加を否定した後、帰れないと知ったクラスメイト達が困惑してたら、侮蔑しながら見てたよな?
【エヒト】に選ばれておいてなんで喜べないんだ、そんな顔でな?
戦争や人殺しを経験した事ない世界から来た俺達に人殺しという名のソレを強要するんだ。もちろんお前も、"最前線"で戦うんだよな?【エヒト】に神託を受けるぐらい偉いんだからな?勿論、他の教会の人間達もだ。どうだ、答えろ。」
とほんの微々たる程度の威圧を放ちつつ煽りに煽るハジメ。
(この時点で光輝は、気絶させられてます。)
「ぇ?魔人族は・・・「そんな事はどうでもいい。戦うのか戦わないのか答えろ」」
「私達教会の人間は騎士を除いて戦いません。エヒト様の神託に備えるためにも」
「そうか、なら交渉決裂だ。香織、やれ!」とハジメ。
「は~い、聖絶!そして分解!」その二言でイシュタルはトータスから消えた。
それを遠くで見ていたメイドもクラスメイト達も何が起こったのか理解できてなかった。
「で、だ。そこで見てるメイドさん達。"ラウス・バーン"と言う名を聴いたことがあるという人間をここに連れてきてくれ。」と笑顔で言う。
「は、はい・・・」とちょっぴり頬を赤らめながら数十人居たメイド達が教会内の人間にハジメの言った名を聴いたことある人が居るか探しに行った。
その場に残っているのは、クラスメイト達とハジメ達だけだ。
「さてと、話の邪魔しそうな天之川はまだ気絶してるし、お前ら何か「俺」に聞きたい事がある奴はいるか?」とハジメ。
「何で、光輝を気絶させたんだ!」と怒鳴る龍太郎。
「あのままだと、全員強制的に戦争に参加させられて人殺しさせられるか、若しくは
自分達が死ぬからよ。ね、ハジメ。」と雫。
「イシュタルさんが居なくなったのは、何で?」と鈴や恵里や永山達が。
「えっとね、雫ちゃんの言った通りだし、私が分解しただけだよ?存在を。そして自分達は戦わないで、私達だけ戦わされるのはおかしいでしょ?ね、ハジメ君。」と香織。
「えと、さっき愛ちゃん先生のこと愛子って言ってなかった?南雲くんが。」
と、玉井達と奈々と妙子が。
「えとね、南雲がそう呼ぶのには理由があるの。説明は出来ないけどね」と優花。
「き、気のせいじゃなかったら白崎さんが南雲のことを「ハジメ君」って呼んで、八重樫さんも「ハジメ」って呼んでたし、何か園部さんの「南雲」って呼び方もなんか何時もと違うような?」と檜山達小悪党4人と清水。
「あ、それはですね。私達、ハジメくんが大好きなだけなんです。」と愛子。
「「「「「「「「「「私達!?ハジメくん!?」」」」」」」」」」
場が混沌とした。
「とりあえず。愛子が言った通り、この世界で巻き込まれるのは「戦争」だ。
無事帰りたければ自分達の身は自分で守るしか無い。天之川の守るって言葉を信じて、力や知識、自分達の意志も持たずに戦えば死ぬ。力が無くても死ぬ。
魔人族は如何に関しては雫が言った通りだ。イシュタルに関しても香織が言った通りだ。そしてそれを詳しく語れない理由はその・・優花が言った通りだ。」とハジメ。
(優花と名前を呼ばれて、頬を赤く染めた優花。)
「さっきメイドさん達に呼ぶように頼んだ人達がくれば、まぁわかる。てなわけで、特に檜山達4人と、男子の多数。香織にも雫にも優花にも愛子にも手を出そうとしたら、「俺が」生きてるのを後悔させるぐらい苦しめて殺すからな?まぁ、その前にその本人達に消されるかも知れないがな。」
とイシュタルへ向けたのとは比べ物にならない威圧を男子達へ向ける。
そして、あまりの恐怖で震えながら気絶する男子達。
「わ、わ。リアルハーレムってやつだよね、恵里!」と鈴。
「だ、だと思う。(光輝君なんかと比べ物にならない程カッコイイ!?)」と恵里。
「優花、いつの間に!?全然そんな素振り無かったじゃん!?」と奈々と妙子。
「南雲君が「俺」って言ってる!?「僕」って一人称だったような」と真央と綾子。
と女子達も混沌としていた。
そんな最中、離れた所では、
「そう言えば、さっきハジメ君。優花ちゃんのこと、「優花」って呼び捨てにしてたよね?」とちょっぴり般若モードな香織。
「そうね、ハジメ。どうしてさっきまで園部って呼んでたのにいきなり名前で?」とちょっぴり眉間に皺を寄せた雫。
「多分ですけど、ハジメくんが私達3人を名前で呼んでて園部さんだけ名字って疎外感が許せなくなったんじゃないんですかね。」と大人モード愛子。
「なぐ・・・ハジメって呼ばせてもらうよ。同情でも香織達のとは違う気持ちでも、
そう呼んでもらえて嬉しかった。」と照れ照れモード優花。
「まぁ、この後の事考えると一緒に行動してもらうし。優花の事は普通に「大切」と思えるし、名字を言いそうになって名前に変えた。
本人も嫌じゃないみたいだし、ユエやシアやティオやレミアやミュウに会って早く帰りたかったし・・・な。」と魔王様ちょっと封印気味なハジメ。
~~~~30分後~~~~~~
(流石に天之川も起きたけど香織の魔法で拘束中。)
(男子達もちゃんと気絶からは回復してますし女子たちも落ち着いてます。)
一人の神官と数十人の信徒(騎士は居ない)を連れてメイドさん達が戻ってきた。
「お前達が"ラウス・バーン"を知ってるもの達か?」と問うハジメ。
そう言われて、メイドさん以外の全員が頷く。
「そうか、俺、南雲ハジメと香織と愛子が既に"魂魄魔法"を持ってて"解放者達の真実"を知ってる・・・と言えば、理解できるか?」
と言われ驚く全員。メイドさん達は「????」となっている。
「で、その上でだ。あんたらとそれ以外の者とで別れて、前者は俺達とハイリヒ王国まで同行してほしい。そこで改めて国王達に話す話を聞いていて欲しい。」
「そして、イシュタル処分しちまったんで、"天道"でハイリヒ王国まで下ろして?」と口調を変えてサラリと重大なことを言うハジメ。
「そこまでご存知なら、私もお口添え出来る部分は致しましょう。むしろこちらからご案内させて頂きます。」と先頭に居た神官が答えた。
「あ、もちろん教会付きとか関係なく"狂信してないメイドさん達"も全員別に王国ね?」と香織達が言う。
「分かりました。皆様をご案内した後、"ラウスを知るものと" "エヒト信仰者"で分けて前者を王国へと移動させます。それでは王国へとご案内します。」
~~~神山→ハイリヒ王国王宮へ移動中~~~
先頭を歩く神官が、
「イシュタル様は神託を得られたため、私が代わりに勇者様御一行を案内している。
開けてもらえるか?」
と王の間の扉の前で見張っていた兵士に言うと、素直に開けた。
ハジメ達5人以外は恐る恐る神官について中に入って行ったが、
ハジメ達は我が者顔で神官について行った。
中には王と王妃と王子と王女。
騎士団長っぽい人達と騎士。そして文官達がそれぞれ左右に別れて並んでいた。
神官が、「エリヒド国王よ。イシュタル様の代わりに私がご案内させて頂きました。
そして、こちらの南雲ハジメ様が是非王に話したい事があるそうなのです。」
というと国王は頷き、一緒に着いてきたクラスメイト達と信徒達の前に出る様な形で
神官の横に、ハジメ達5人が並んだ。
「お初にお目にかかります、エリヒド国王。並びにルルアリア王妃、ランデル王子、そしてリリアーナ姫。」とハジメは敬々しく言った。
(それを聴いていた香織達4人は笑いを堪えるよう頬がヒクついていた。)
(その場に居た王国の人間全員とクラスメイト達と信徒達が驚いていた。国王以外の王族の名前を知っている事に。)
「そして、失礼ながら申し上げさせて頂きます。この場で王族を例外とし、王が心から信頼を置いている者を除き私達以外退室させてください。話の内容上、そうでなければお話出来ません。」と堂々と言い放った。
神官も、
「ハジメ様の語る内容上、大変失礼とは理解しておりますが是非お願いします。」と
頭を下げた。
その様子を見てか騎士たちの一部と文官達の一部が騒いだが、王は、
「分かった。私達王族と騎士団長・副団長・宰相以外の全員退室せよ!」と言い放った。
流石に先程騒いだ一部の者達も王命に逆らうわけにいかず、素直に退室しそのまま王の間の扉は閉められた。
その直後、
「ありがとうございます。エリヒド国王。ご英断に感謝します。
そして、大変失礼ながらここからは元の口調で話をさせて頂きます。」とハジメ。
「まず、俺達は異世界から「勇者とその同胞」と言う名目の元、創世神エヒトにより召喚された。そんな俺達は神の使徒である。そちらが持たれているのはその認識で間違いないな?」とハジメは言い放つ。
(後ろでクラスメイト達や信徒達が驚きまくっているけど無視)
王達や騎士団長・副団長・宰相も頬をヒクつかせているが頷いたので無視無視。
「そう、まずそこだ。俺たちは「創世神エヒト」と名乗る「神モドキ」に召喚された、盤上の駒に過ぎない。だからこちらに来る前に狂信者であるイシュタルをまず始末した。
エヒトと名乗る神が創世神なら、何故世界で人間族と魔人族と亜人族が各々で争っている?世界を作ったと言われてる神が、異世界より戦争も人殺しすらも経験したことのない人間たちを異世界に呼ぶ?
単純に人族の味方ならこんな俺達を呼ぶ訳がないし、神獣でも作って人族に貸し与えればいいだけだ。そもそも、創世神というなら魔人族を作ったのは誰だ?エヒトになるだろう?そしてどちらにも蔑まれるだけの存在な亜人族が何故居る?それすらも作ったのがエヒトってことになるだろう?
要するに、エヒトっていうのは神を騙る神代の時代の生き残りに過ぎないわけだ。
ようは神託という名の下にこのトータスという世界でエヒトという糞神はゲームをやってるんだよ。人間族が勝とうが魔人族が勝とうがどうでもいいゲームをな。
そんなエヒトに反逆したと言われてる「反逆者」の伝説が残っているのは知っているだろう?
彼らは「反逆者」では無い、「解放者」と名乗る集団だった。
彼らは、エヒトの真意に気づき世界をエヒトから解放しようとした。
が、準備に時間をかけすぎたがために、「神託」という糞神からの命令で神の敵として討たれていった。
でだ、残った主要メンバーの7人が各地に大迷宮を作り、そこでの試練を乗り越えた者達に自分達の持っていた力を与え、糞神エヒトを討ち取って世界を解放してくれる者達がいずれ現れてくれるのを待っていた訳だ。
が、今回俺達がこの世界に異世界から召喚された。
イシュタルの説明にあったようにトータスが下位世界。俺達の世界が上位世界。
下から上に簡単に物の流れがいかないのは、わかるだろう?
俺達をこの世界に召喚するために、なんらかの犠牲か代償が必要になったはずだ。
ここに来るまでに見た限り、作物や風土に影響が無いことを見た所、「人」だな。
勿論、こちらトータス側の。でだ、上位世界から呼び出せたって事は糞神エヒトはもうこの世界でのゲームに飽きている。
次はトータスというこの世界を犠牲にしても俺達の世界に行き同じゲームをやるつもりだ。
ああ、この国の祖と言われてる人間の何処かに"バーン"とついてる名の者が居るはずだ、その大元の祖が解放者の一人、"ラウス・バーン"だ。理解できたか?」
(あまりの内容と言い分にハジメ達5人以外開いた口が塞がらない。)
トータス組は、世界が滅ぶとかエヒト神がやった事とか一気に言われて混乱中。
地球組は、この世界の次は地球かと言われて涙目になりつつ混乱中。
「でだ。俺達5人が世界を救う為に、元の世界に帰るために。糞神エヒトを消してやる。各地の大迷宮を回らなきゃいけないからな。
その間、後ろのクラスメイト達やエヒトを狂信してない人間を王国の"大結界"内に入れて匿ってやってくれ。
そして、そこのメルド騎士団長とホセ副団長の名の元に鍛えてやってくれ。自分の身は自分で守れる程度には。
その対価として、鉱石や素材をくれれば、"錬成師"である俺がこの世界に存在しないアーティファクトをいくらでも作ってやる。
国や民を糞神や魔人族や魔物の侵攻程度から余裕で守れるレベルのものをな。
こちらもそちらを完全に信用しきる訳にはいかないから、
リリアーナ姫にも俺達の旅に同行を要求するぞ?身の安全は俺達が身命を賭しても保証する。
あと亜人族に対する差別を今すぐにやめろ。
海人族という種族だけ亜人族だが、自分達に有益だから保護しているなんて、ふざけるなよ?彼らもまた人だ。さらに言えば解放者の一人もまた海人族である亜人族だ。
その上で、亜人を奴隷として使い捨てる事を許容してるヘルシャー帝国とは今すぐ手を切れ。出来ないという選択肢は無い。その選択をした時点で、
ハイリヒ王国・ヘルシャー帝国と言う名の国がトータス上から消える。そう理解しろ。
同意なら首を縦に振るか、口頭で返事をしろ。沈黙は否定とみなすからな?
さぁ、エリヒド王とリリアーナ姫。回答は?」
「内容が内容でしたけど、私は国や民や世界が守られるというなら同行は構いません。ただ、それに相応しい力は見せて頂きたいとは思いますが。」とリリアーナ。
「リリアーナが同意したなら同行する事も、この国を守るためにも国で有する鉱石や素材についても、差別に対しても、ヘルシャー帝国との件も、そなた達の同胞を守ることも鍛えることも全てにおいて問題はない。」とエリヒド国王。
「そちらの腰まで黒髪のある彼女も・・・行くのか?」とランデル王子。
「まぁ、もしかしてリリアーナったら気に入られたのかしら?」とルルアリア王妃。
「ランデル王子、この4人は「俺」の「大切」だ。手を出そうと考えてるなら、この場で・・・「私はハジメ君のものなのでゴメンナサイ!」あ、うんそう。」
後ろで天之川が叫ぶ。
「香織と雫をどうする気だ!俺が守るから置いていけ!」
「ふぅ・・・メルドさんとホセさんよ。その腰の剣、天之川と雫に貸してやってくれ。」とハジメが言うと頷き、二人は剣を二人に渡した。
「雫、実力を見せてやれ。天之川に守る力も無いし、寧ろお前のほうが強いと。」
「了解よ、ハジメ。」
「御前試合的な形になってしまうが構わないか?」とハジメが言うと、
王族4人と団長・副団長・宰相が頷いたので、
「香織、結界!愛子と優花でクラスメイトと神官達と信徒達を一応守ってやれ。」
「はーい、聖絶!(王族たち7人を)聖絶!(クラスメイト達を)聖絶!(神官たちと信徒達を)」と香織。
「私は皆さんの精神を保護しますか。魂魄魔法!(その場の全員に)」
「私は一応無いと思うけど、余波にでも備えますか。」
(香織の無詠唱最上級光結界魔法と愛子の魂魄魔法と優花の余裕っぷりに再び全員開いた口が塞がらない。)
「さぁ、天之川。殺す気で雫と戦えよ?雫はその気だからな?」と煽るハジメ。
「んな!殺せるわけないだろ!・・・そんなわけないよな。雫!」と焦る天之川。
「守る・・・か。随分軽く言ってくれるわ。勿論殺す気で行くわよ。」と雫。
「さぁ、開始!」とハジメが告げたその瞬間。
その場から雫が消えた。
そして、その場に猛烈な風が拭いた・・・ようにハジメ達以外には見えただけで天之川の後ろに既にいる。
剣に赤い血を滴らせて。
ハジメの開始の「し」が言い終わる刹那には、縮地で高速移動、右腕、左腕、両足への横薙ぎ。たった三撃。(ハジメ達以外には何も見えなかっただろうが。)
「あ、がぁぁああああああ!!」
天之川の絶叫にハジメ達以外の全員が天之川を注視したその瞬間、
その両腕と、両足が胴体から切り離された。
「な。殺す気で行かないとって言ったろ?天之川。とは言え、全員見てて気持ちのいいものじゃないし叫び声ウザったいし、愛子の精神保護もいつまでも使わせてるのもアレだから、香織、治してやってくれ!ホントはそのまま殺しちゃいたいけど(ボソ」
「うん分かったよ~! "絶象"」
香織がそういった瞬間、流れた血と両腕両足が戻った天之川がそこにいた。
「香織・愛子、魔法の行使はもう良いぞ。雫と優花もお疲れ様。」とハジメ。
一体何が起こったのか分かっていない全員。
国王達も含め天之川すら説明してほしそうに見ている。
「単純な話だ。開始の合図直後に、雫が"縮地"というスキルを発動させ、天之川の後ろに回り込むその瞬間に右腕・左腕・両足に対する横薙ぎの三撃で終わらせた。
ただ、それだけのことだ。あまりの移動速度に目で認識できなかっただろうだけでな?勿論、俺達5人は理解できている。
で、治療魔法だと欠損した部位は戻らないのが普通。なので香織に"再生魔法"という神代魔法の"絶象"を唱えてもらった。あんな瞬間を見たのに気絶しなかったのは、愛子が神代魔法の"魂魄魔法"で天之川含むこの場の全員の精神を保護したからだ。」
とさりげなく言う。
三度、開いた口が塞がらない全員。
「これで、俺達の実力はわかってもらえたか?」というと無言でコクコク頷く。
天之川以外。
「南雲!お前の実力も見てないのにそんなヤツにしず・・・」と言いかけたその最中
「ほぅ?俺と戦いたいと。そんなにこの世界から消え去りたいんだな?」と言ったその瞬間、
フルパワーの香織の結界「聖絶の数百枚重ねを周囲に」と愛子の全力の魂魄魔法。
雫と優花は香織と愛子をそれぞれ飛ばされないように保護。
全力の1割程度の威圧を持ってそれを天之川だけに向けた。
その瞬間、天之川は気を失い。その威圧の余波だけで王の間の空間が軋んだ。
「「「「ハジメ(君、くん)そこまで!」」」」と4人の止める声。
その間ほんの数秒にも関わらず周囲の人間は確実に死を幻視していた。
「ふー、1割程度で気を失うとかどんだけだよ・・・弱っちいにも程がある。」
とかなり不機嫌なハジメ。
(誰もが貴方が強すぎるのでは?と思ったが口には出せない。)
リリアーナは思わず笑ってしまっていた。確かにこの人なら、世界を救えるし国すらも救ってくれるだろうと。
「ふふっ、大変お強いのですね。これなら私も安心してついて行けます。」
「ああ、メルドさんでもホセさんでもいいや。全員分のステータスプレートくれないか?身分証明にもなるんだろ?」とハジメが言う。
「あ、ああ分かった今すぐに。」と宰相を連れて三人で急いで出ていった。
3分後、クラスメイト分とハジメ達5人分のステータスプレートを持ってきて、全員に渡した。(天之川は気絶中。)
「ん、これで血を採ってプレートにっと。」とハジメ達5人が。
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南雲ハジメ 18歳 男 レベル:Error
天職:創造師・神殺しの魔王
筋力:Error
体力:Error
耐性:Error
敏捷:Error
魔力:Error
魔耐:Error
技能:錬成[+の極み]・万物創造[+の極み]・生成魔法・空間魔法・重力魔法・再生魔法・変成魔法・昇華魔法・魂魄魔法・概念魔法・言語理解
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南雲雫 (旧姓:八重樫雫) 18歳 女 レベル:Error
天職:剣神
筋力:Error
体力:Error
耐性:Error
敏捷:Error
魔力:Error
魔耐:Error
技能:剣術[+の極み]・縮地[+の極み]・先読[+の極み]・気配感知[+の極み]・隠業[+の極み]・高速魔力回復[+の極み]・昇華魔法・変成魔法・言語理解
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南雲香織 (旧姓:白崎香織) 18歳 女 レベル:Error
天職:医神・魔王の使徒
筋力:Error
体力:Error
耐性:Error
敏捷:Error
魔力:Error
魔耐:Error
技能:回復魔法[+の極み]・光属性適性[+の極み]・高速魔力回復[+の極み]・使徒化[+全能力解放]・再生魔法・昇華魔法・魂魄魔法・変成魔法・言語理解
====================================
南雲愛子 (旧姓:畑山愛子) 26歳 女 レベル:Error
天職:豊穣の女神
筋力:Error
体力:Error
耐性:Error
敏捷:Error
魔力:Error
魔耐:Error
技能:農業関係スキル[+の極み]・高速魔力回復[+の極み]・魂魄魔法・言語理解
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南雲優花 (旧姓:園部優花) 18歳 女 レベル:Error
天職:調理神・投擲神
筋力:Error
体力:Error
耐性:Error
敏捷:Error
魔力:Error
魔耐:Error
技能:投擲術[+の極み]・短剣術[+の極み]・縮地[+の極み]・先読[+の極み]・気配感知[+の極み]・高速魔力回復[+の極み]・料理関係[+の極み]・言語理解
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※スキルはホントはもっと皆もってるけど、アレコレ足すのが面倒くさくなっただけですよ?wカットしだだけですよ?w
「錬成師じゃないし、創造師って・・・しかも天職に・・・orz」とハジメ。
「剣神・・・?あれ、剣士じゃ・・・?orz」と雫。
「治癒師じゃなく医神?魔王の使徒って・・・ハジメ君の(ポッ」と香織。
「私の・・・天職・・・・豊穣の女神・・・なんでぇぇええ?orz」と愛子。
「投擲師じゃない?調理神?え、あれ?・・・南雲優花?旧姓?(ポッ」と優花。
「「「あ、ホントだ、私達も南雲姓で旧姓になってる(ポッ」」」と優花以外の3人。
「「「「愛子(先生)の天職は仕方ないわー(笑」」」」愛子以外の4人がハモる。
そこに王達とメルド達ハイリヒ王国の面々が傍に来て、言う。
「よろしければ、貴方方のステータスプレートを拝見して構わないか?」と。
「俺達(私達)も見せてもらっても?」と復活した天之川とクラスメイトも。
「「「「「どーぞ」」」」」と素直に渡す5人。
「数値:Error、レベル:Error、そして天職が、神殺しの魔王と・・・神?スキルがおかしい、そして4人についてる旧姓?」と全員の声が揃う。
「いつの間に名字変わったの?旧姓ってどゆこと?w」と地球組。
(天之川も檜山達もその他一部男子も流石にこれは無理だと香織や雫を諦めた模様)
(女子たちは素直に、籍入れたってこと?結婚済み?とか気になってるらしい)
「そうか、貴方方が神だったのか!」と国王以下ハイリヒ王国の面々が膝をついてハジメ達を見上げる。(神官とか信徒とかメルド団長とか副団長とか全員。)
「「「「「ちょ、ちょっと待って!」」」」」
急いで離れて、緊急会議。
「これ、色んな意味でヤバくない?世界救うとかそれ以前に、俺のスキルに万物創造ってあるんだけど・・・これ創造神ってことじゃない?エヒト超えた?(笑」
「私達、これエヒト倒して帰ってもトータスで崇め奉られる流れ?愛子先生のあの銅像みたいに?やだよ!?」
「流石にアレは遠慮したいわね!でも救わないわけにいかないヤツでしょコレは・・・。」
「私、調理神ってコレ地球に戻っても残るのよ!?お店の手伝い出来ないじゃない!?
愛子先生みたいに銅像にされるのも流石に嫌!」
「皆さん酷いです!そんな嫌々言わなくても良いじゃないですか、私の天職なんかかつてのトータスで呼ばれた名称な筈でまだ、そう呼ばれてないんですよ!?」
「とりあえず、さっさとここの防衛整えてオルクス迷宮クリアして、ユエ助けて、樹海行ってシア助けて、亜人族も救済して、ライセン迷宮クリアして、ミレディに会って、ティオに会って、ミュウ助けて・・・ってタイミング次第じゃまだミュウ捕まってない?で、バーン迷宮クリアして、グリューエン迷宮クリアして、レミアに会わせて、海底遺跡クリアして、ついでに帝国崩壊させて、樹海迷宮クリアして、さっさと氷雪迷宮クリアして、そのまま魔人国滅ぼして、エヒト倒して終わらせて帰ろうぜ?
ってか、ユエとシアとティオとレミアとミュウとリリアーナ連れて、もうさっさと帰りたい・・・流石にこの状態で長居はしたくない。」
「「「「激しく同意。」」」」
「多分もう万物創造で、クリスタルキー作れちゃう気がするんだよ・・・羅針盤も」
「「「「なんて、ヌルゲーな!」」」」
「流石にあんだけ語った後にサクッと倒してあとは知らないじゃ気まずいから、やることだけやってさっさと帰るでいいか?あ、嫁とかじゃなくアルテナ連れて帰っていい?うちの両親が「エロフエロフ」って叫んでるんだわ良く。」
「「「「もう、それでいい気がする」」」」
「よし、1週間~10日程度で世界救ってさっさと帰ろう。帰る前に俺達とユエ達以外の記憶は封印してな・・・。」
「「「「是非、そうしましょう!」」」」
・・・・と決めてから、5人で本当にたった10日間で世界を救い。
トータスで起きるだろうトラブル系の根の元を断ち。何もかも納得説得し。トータス嫁勢+アルテナを連れて、クラスメイト達全員(死者無し)連れて無事地球へと帰還したとか。
-完-
オルクス行く前、超説明会だったのに、
行く話になってから終わるまで、1000文字弱で世界救って帰るとか。
・・・・流石に無理ありすぎましたね。
いや最初から魔王設定とかやって4人も嫁+能力持ち状態から始めたら、
SAOでキリト君が開始初日に、茅場さんに勝っちゃうようなものですよ?(例が微妙。
ステータスプレートの変化の辺りは別の方のを参考にいじらせて貰った感じです。
相変わらず、私は天之川光輝という人間が原作に置いて一番キライなのでしょう。
彼に救いがあって欲しい話をほぼ書けない。
原作設定の
「いかにも勇者っぽいキラキラネームの彼は、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の完璧超人だ。
サラサラの茶髪と優しげな瞳、百八十センチメートル近い高身長に細身ながら引き締まった体。誰にでも優しく、正義感も強い(思い込みが激しい)。
小学生の頃から八重樫道場に通う門下生で、雫と同じく全国クラスの猛者だ。雫とは幼馴染である。ダース単位で惚れている女子生徒がいるそうだが、いつも一緒にいる雫や香織に気後れして告白に至っていない子は多いらしい。それでも月二回以上は学校に関係なく告白を受けるというのだから筋金入りのモテ男だ。」
・・・引き締まった体辺りまでは賛同しますけど、「誰にでも優しい?」「思い込みが激しい正義感?」「ダース単位で惚れられてる?」「筋金入りのモテ男?」
容姿とかそこだけで見たらモテるのでしょう。
そこを除けば、個人的には檜山達4人組と同等。むしろそれ以下のクズとすら思ってます。(原作者さんがそう思わせるためのシナリオを書いたとも言えますが。)
とりあえず、リリアーナとかトータス嫁勢のくだりとか色々書きたかったのに冗長にしかならなさそうだったのでここ迄としました。
このルートなら地球組クラスメイト女子全員オチてたでしょう、ハジメ君に。
(香織達がそれを許容するかは別問題ですが。)
流石にこれは続きとか無理なので、次書くとしたらまた別話です。
そんな遠くない内にcase5のネタ考えて書くので、期待せずにお待ち下さい。
※ヴワル魔法図書館様、誤字報告ありがとうございました。
何度か見直したのですがまったく気づいておりませんでした。
突然ですがアンケートです。次に読むとしたらどんなお話が読みたいですか?(結果通りのものがすぐに書けるかは分かりませんが参考にさせて頂きたいと思います。)
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(予告済の)リリアーナ本妻ルート
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(構想中)ハジメ×雫本妻ルート
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(構想中)ハジメ×オリヒロ本妻ルート
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(構想中)ハジメが嫌われ者じゃないルート
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(構想中)優花本妻ルートの続き