「ウェル……」
その言葉に全員が反応した。そして何よりも死神……つまり黒鬼がウェルの助手だった事に驚きを隠せなかった。
「あの博士の助手……」
「あ、ありえないデス!!」
「あのイカレ博士のねぇ……」
「……君達僕の親友の事酷くいい過ぎじゃない?……まぁ否定はしないよ?」
するとマリアは黒鬼に近づいて胸ぐらを掴んだ。
「貴方……夢がどうとか言ってたわね」
「……あぁ言ってたよ」
「貴方はウェルに変わって英雄になりたいの……」
その言葉で静寂が訪れる……すると黒鬼は静かに言った。
「別に英雄になりたいって訳じゃないさ……」
「……そう…ならいいわ」
「ウェルは何て言ってた……聞いたんでしょ?」
「何故私が聞いたと思ったの?」
「そりゃFISのフロンティア事件準備したの僕だしね……アイツ死んだんでしょ?」
その言葉にマリアは固まる……そして黒鬼は言葉を続けた。
「アイツは英雄になったのか?」
「……えぇ彼は英雄だったわ……」
「……それを聞けただけで十分さ」
「お前達そろそろ戻れいいな?」
すると弦十郎が手を叩いて装者達を解散させた。
「色々と済まなかったな」
「いいですよ。今僕の夢も叶いましたし」
「そういえば君の夢はなんだったんだ?」
そして黒鬼は小さく呟いた。
「ウェルの夢を応援したかった……ただそれだけですよ……」
「そうか……」
「僕はこれからどうなるんですか?」
「最悪……有罪だ……」
「僕がSONGに入ったらどうなるんですか?」
すると黒鬼はその言葉にニヤッとした。すると弦十郎も何かに気がついた様で言った。
「なるほど……そう言う事か……」
そして装者達と黒鬼はしばらく会う事は無かった……。
死神……相澤黒鬼が捕まって1週間が経った。そして装者達は本部に招集された。
「どうしたんだおっさん急に……」
「そうですよ師匠何かあったんですか?」
「あぁ……君達に任務を出すことにしたんだ」
「新しい任務デスか?」
「気になるわね。内容は?」
「それじゃ入って来てくれ」
すると黒いスーツを着た男がやって来た。
「な!?嘘だろ!!」
「貴方捕まったはずじゃ……」
「どもども……先輩方」
「保護観察中の相澤黒鬼くんだ今日から新しく入った新人だ」
なんとそこに現れたのは死神事相澤黒鬼だった。
「貴方捕まったはずじゃ……」
「いやぁちょっと色々あってお世話になりますよハハ」
「なぁおっさん……なんで死神がSONGに入る事になったんだよ」
「うちも人材不足でな、だから雇った」
「お金がないので雇わして貰いました」
それを聞いて喜ぶ者もいれば呆れる者もいた。
「全く……叔父様は……」
「はぁ……また騒がしくなるわね……」
「黒鬼さん私が先輩デスよ!!」
「私達が死神さんの先輩……」
「この流れは久しぶりだな……」
「確かエルフナインちゃんの時以来だったよね?」
「よろしくお願いしますえっと……」
「好きな方で呼んでいいよ」
「じゃあ黒鬼さんよろしくお願いします!!」
「あぁよろしく……」
こうして黒鬼が新たにSONGに入った。これからまた変わった日常が始まる……。
「さぁさぁ次回予告だよ」
「……私が出る必要あるの?」
「ん?だって近くにいたし……」
「……まぁいいわ。次回トマトスープ……嫌がらせかしら」
「……なんの事だい?さぁ1杯どうです……」
「そう……ってこれトマトジュースじゃないの!!」
「好き嫌いはいけませんよ?」