とある科学の幻想操作   作:モンステラ

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おはようございます。こんにちは。こんばんは。モンステラでございます
ギプスをしながらなんとか書きました。ですが、ついに明日この呪われた右手の封印が解かれます
なんかチェーンソーみたいな道具を使ってやるらしいです。手を切られたらどうしようかと思うと変な汗が出ます。
手が治ったら今より少し更新速度が上がるかもしれません


これからもよろしくお願いします!!!!!!


進むべき道

◇◇◇

 

「……あ?」

 

 

そこで降魔向陽はハッとした

首を傾げながら、眉間に皺を作る

自分は今何をしていたのか?これから何をするつもりだったのだろうか?

前後の記憶が曖昧になっていた

 

 

「降魔ー!!早く早く!」

 

 

声のする方へ目を向けると、そこにはショートカットの少女がこちらを見ながら手を振っていた

そうだ、確か同じ研究所出身の少女にどこかのカフェの限定パフェをねだられ、今から行くところだった

 

 

「あぁ」

 

「急に立ち止まってどーしたの?早く行かないとパフェ売り切れちゃうよ!!」

 

「いや、ちょっと考え事してただけだ」

 

「そう。じゃあ早く行こ行こ」

 

 

短く返事をすると少女は再び歩き出した

降魔と同じ高校の制服を着ている少女を眺めていると自然と笑みが溢れる

これが当たり前の幸福というものだ

 

笑みを浮かべたまま一歩踏み出そうとした瞬間、ガッと降魔の右手が自分の意思とは関係なく己の首を掴む

己の意思とは関係ない動きをしている右手を反対の左手で引き剥がそうとするが、その力は凄まじく、離れる様子はない

 

 

違う

仲のよい少女と放課後に出かける?

そんな未来は永遠に訪れることはない

 

そうだ、俺は今第7学区にいる

上条当麻と共に2人の『神の右席』に挑んでいた

自分に残されたただ1人の血の繋がった唯一の姉を助けるために戦っていたのだ

 

降魔は目の前の夢のような光景を一瞬だけ見て、躊躇なく自分の首を自らの手で掻っ切る

 

 

◇◇◇

 

気を失っていたのは一瞬の出来事だった

状況を瞬時に把握し、思考を巡らす

先ほどと同じように降魔に攻撃を仕掛けるセレナの姿が一瞬だけ見えた

 

ほとんど反射的に降魔は両腕をクロスさせて顔を守る

 

ガギンッ!!!と降魔の腕とセレナの足が激突する

どうやら彼女は踵落としを上空から仕掛けてきたようだ

ミキミキミシ、と降魔の義手から嫌な音が鳴る

 

 

「チッ!!また帰ってきやがったのか」

 

 

降魔から距離をとりながらセレナが吐き捨てる

並の人間ならば一度幸福な夢を見せればこちらの世界には帰ってこれない

しかし目の前にいる男はそれを二度も破っている

だが、こちらの魔術の仕組みには気づいていないはずだ

 

何度でも夢を見せて降魔向陽の心をへし折る

 

 

「は?」

 

 

再び魔力を練り、瞳に通す

そのまま降魔と目を合わせようとしたが、そこで彼女は信じられないものを見た

 

そこには目を瞑り、不敵に笑みを浮かべる降魔の姿があった

 

これでは彼に瞳に刻まれた魔法陣を見せることができない

この短時間でこちらの術式の正体を見破ったのか

 

 

「ざぁんねんだったな」

 

 

こちらの動揺を感じ取ったのか降魔が目を瞑りながら言葉を並べる

降魔の挑発にセレナは頬をひきつらせて、地面を蹴る

 

 

「調子に乗ってんじゃねぇよ!!!」

 

 

魔術を封じるために戦いの最中に目を瞑るなど馬鹿げてる

ならばこの術式など使わない

数歩で降魔の背後を取り、生意気なその頭を叩き潰す勢いで拳を振りかぶる

目を瞑っている奴に避けられるはずはない

 

 

「なッ…!?」

 

 

目を瞑り、視界が遮られているはずの降魔の頭部を狙った一撃は呆気なく避けられる

降魔はただ首を思い切り横に振り、最小限の動きでセレナの攻撃を避ける

 

動揺を一瞬で封じ込め、セレナはそのまま次の攻撃を繰り出す

狙うのは腰

下へ避けようとしゃがめば頭を吹き飛ばし、上へ避けようとすれば脚部を破壊する

上半身と下半身を別れさせるような蹴りを放つ

 

 

(避けられるはずがない)

 

 

そう思っていたセレナの思惑はまたしても裏切られる

降魔の体がすさまじいスピードで後退したのだ

再び降魔はセレナの攻撃を避けた

 

一度ならば偶然という言葉で片付けられる

しかし、二度となるとそうはいかない

 

少し離れた位置で慣れた手つきで目を瞑りながらタバコを取り出し、火をつけている降魔を睨み

 

 

「何をしやがったテメェは!!」

 

「別に特別ことなんざしてねぇよ。理由を説明するのも面倒だしな」

 

 

ただ、と降魔は付け加えて

 

 

「視覚が無くなった程度で動けなくレベルの能力者じゃねぇんだよ」

 

「……、」

 

「自覚してんのか?お前の前に立っているのは学園都市最強の超能力者だぞ」

 

 

降魔がやったことは簡単だ

ベクトル操作で空気の流れを肌で感じ取っている降魔にとっては目を瞑っていようが空間を把握することは容易い

微弱な空間の振動で相手の位置を把握し、攻撃を避けていた

 

 

「黙れ、黙れよ!!!そんな大層な力があってもテメェが母さんを死なせたことに変わりはないんだよ!!」

 

 

目を充血させ、唾を吐きながら叫ぶ

そんな彼女を降魔は黙って見ていた

 

 

「私が母さんを助けるためにどんだけ頑張ったか知ってるのか!?その頑張りも虚しく母さんが死んだ時の気持ちがテメェにわかるか!?」

 

「……、」

 

「テメェがここで家族ごっこをやってる間に私がどんだけ自分の無力さを呪ったかわかるか!?わかんねぇだろッッ!!!」

 

 

降魔は吸い終わった煙草を捨て、真っ直ぐとセレナを見る

 

 

「あぁ、俺にはお前の気持ちはわかんねぇよ。だけど、お前がどれだけ家族を大事に想っていたかはわかる」

 

 

家族を失う苦しさを彼女は二度も味わったのだ

降魔向陽はどこかへ連れ去られ、母親は死んだ

たった1人で苦しみ、もがき続けた

 

だからこそ降魔は言う

 

 

「だから、いい加減に自分を許してやれ」

 

「は?」

 

「お前は立派だよ。俺なんかとは比べ物にならねぇくらいにな」

 

「……、」

 

「母親が死んだのはお前の力が足りなかったせいじゃない」

 

 

土砂降りなのに体から滲み出る汗が嫌に体を伝うのが気持ち悪い

既に麻薬は降魔の体を巡り、彼の能力を底上げしている

 

そんな彼だからわかる

魔術を使う際の波、魔術的に言うならば魔力と呼ばれる力の流れ

彼女の魔力の流れがおかしいことに

少ない魔力を強引に増幅させて、強制的に体へ巡らせていることに

 

これでは、そう長くは持たない

 

 

「違う!!アンタがあいつらに連れ去られた時も母さんが悲しんでた時も母さんが死んじゃった時も、私に力が無かったからだよ!!!そうして1人になった時にその責任から逃れるためにアンタを恨んだ!!そうすれば私の心は少しだけ楽になった!!これが筋違いな復讐だってことは自分でもわかる。だけど、もう戻れない!!あの幸せな世界には戻れないんだ!!!」

 

 

降魔は全身を蝕むような痛みに耐えながら彼女を見る

そこには『神の右席』のメンバーなどいなかった

そこにいたのは、弟と母親を失った悲しみと苦しみに押し潰されてしまった少女だった

 

 

「だったら、アンタを殺して私や母さんがいたっていう証明を残してやる」

 

 

支離滅裂だ

それもそうだろう

彼女の心は既に限界を迎えている

 

そして彼女の体の方も限界なのだろう

彼女が懐から取り出したのは、降魔が見慣れているものだった

そこらへんに倒れている警備員から奪い取ったものか持参したものかはわからない

 

彼女が取り出したのは拳銃だった

魔術師としてこういった銃器に触れたことがないからか彼女が持つ拳銃の銃口は小刻みに震えている

 

誰だ

誰が彼女を変えてしまったのだ

本当は家族思いで心優しいはずの彼女に暴力という酷い武器を与えたのは誰だ

 

幼く何の抵抗もすることができずに連れ去られてしまった降魔向陽だろうか

そんな弟を助けることもできずに自分の無力に打ちひしがれたセレナだろうか

息子を失い、ショックのあまり自らの体を傷つけ続け死んだ母親だろうか

 

いや、そもそも学園都市の連中が降魔を攫わなければこんなことは起きていない

やはりこの街の連中は腐りきっている

どうせこの出来事もアレイスターの計画の一部なのだろう

 

自分の周りの人間が巻き込まれ、自身の命さえ危うくなる

そこまですれば降魔向陽という怪物は確実にセレナを殺す。と学園都市の上層部は考えているだろう

 

 

(テメェらの思惑通りには進ませねぇぞ)

 

 

降魔向陽にはベクトル操作による『反射』がある

角度さえ変えればただの銃弾など逸らすことが可能だ

いつものように相手を殺す形で『反射』をしなければいいだけだ

普段より少しだけ丁寧に演算を組み立てる

 

人を殺すという恐怖かそれともただの疲労か

セレナの引き金にかかる指の震えが一定値を超えた

 

パン!!パンパパン!!と銃声が炸裂する

連続して放たれた銃弾は降魔向陽の左の太腿と脇腹に向かって弾道を描く

 

降魔は勝利までのプロセスを組み立てていた

セレナの放った銃弾を逸らし、彼女へ近づく

そこからどうするかは、降魔の近くにいるヒーローのように彼女の幻想を壊すだけだ

 

 

「ぐ、ぶっ!?」

 

 

しかし、降魔のそのプロセスは呆気なく崩れ去る

セレナが放った銃弾が降魔の肉や血管や内臓を食い破り、貫いた

灼熱した痛みが体の中で膨張し、爆発した

 

見なくてもわかる

銃で撃たれたのだ

『反射』は機能していなかった

ちょうど銃弾が降魔の張っていた『反射』の膜に触れる瞬間だった

 

 

降魔が操っていたAIM拡散力場が誰かに全て奪われたのだ

奪われたのは一瞬だけだったが、確実に降魔以外の誰かがAIM拡散力場に干渉してきた

他者のAIM拡散力場を操ることで能力を発動させている降魔にとってこれは初めての経験だ

自分が保有していたはずの手札を全て奪われたようなものだ

 

一瞬、たった一瞬だったが降魔の全身を守っていた『反射』の膜が消えた

その一瞬でセレナの放った銃弾は『反射』を超え、降魔の肉体を貫いた

 

 

「あ、ああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 

誰かの絶叫が消えた途端に降魔の視界が傾いた

バランスを崩し、地面に倒れそうになる

何とか体勢を整えようとするが、体から力が抜けていく

 

持っていた杖を使って倒れるのだけは防ぐ

ベクトル操作によって既に出血を防いでいる

 

クラクラする頭を上げて、セレナの方を見る

そこにはペタンと座り込んでこちらを見ているセレナの姿があった

おそらく彼女は人を殺した経験がない

『神の右席』とかいう組織のメンバーとして何度も戦闘を繰り返しただろうが、人を殺した人間と殺していない人間とでは動きに違いがある

彼女は人を殺していない人間の動きが多かった

 

いくら恨んでいる相手と言えど、人を殺すための武器を使ってそれを相手に当てた

ましてやそれがこの世界に唯一残された自分の家族だとしたら

そもそも彼女の心は限界だったのだ

それをこんな形で刺激すれば確実に壊れる

 

 

「…ふ、ざけんじゃねぇぞ」

 

 

そんな結末を許すわけにはいかない

降魔は約束したのだ

最初で最後の母親との約束だ

 

そんな約束を、

 

 

(破ってたまるか!!!!)

 

 

震える足に強引に命令を送り込み、立ち上がる

一歩、また一歩とセレナの元へ歩み寄る

出血がなくなっただけで、怪我が治ったわけではない

一歩踏み出すたびに全身を引き裂くような激痛が走り抜ける

 

だけど歩くことはやめない

 

 

そうしてついに降魔向陽はセレナの前まで辿り着いた

 

 

「…悪かった」

 

「……、」

 

「お前が苦しんでる時にそばで支えてやれなくて済まなかった」

 

 

そう言って降魔は少女と目を合わせるようにしゃがんだ

降魔の目の先には目に涙を溜める少女がいた

 

 

「お前が俺を恨む気持ちは痛いほどわかる。だから命以外は何でもくれてやる」

 

「うああッッ!!!!」

 

 

セレナはまるで癇癪を起こした子供用に叫び、同じ目線にいた降魔向陽を殴りつけた

通常ならばベクトル操作の『反射』の壁によって彼女の拳はグシャグシャにひしゃげてしまうだろう

しかし、降魔向陽は『反射』を切り、生身で彼女へ近づいていた

 

硬く握りしめた拳は降魔の頬に直撃し、少年の体が横なぎに倒れる

セレナはそのまま倒れている降魔に馬乗りになって叫びながら拳を振り下ろす

グシャ!ゴス!!ゴン!!と鈍い音が雨の音に紛れて響く

 

降魔は振り下ろされる拳に対し、防御は一切せずに黙って受け入れる

皮膚が切れ顔の至る所から血が流れ出る

それにベクトル操作を解除したことにより、先ほど銃で撃たれた箇所から再び血が流れ始めている

 

 

「気、分は…、どうだ……?」

 

 

息も絶え絶えに降魔はセレナに問う

いつの間にか彼女は拳を振り下ろさなくなった

代わりにその瞳には大粒の涙が溢れ出ている

 

 

「念願の…復、讐を果たせたん、だろ?ここから先は、自由だ。お前はお前の、やりたいことを叶えろ」

 

「…ぁ」

 

「旅行に行きたいでも、本を読みたいでも、ケーキ屋さんやお花屋さんになりたいでも…何でもいい。『普通』っていう生き方をしてくれ」

 

 

今にも意識が飛びそうな降魔は手を伸ばす

上に乗るセレナの顔へ伸びる

流れ出る涙を拭うように

 

 

「…ごめん、なさい」

 

 

ポツリと少女が呟いた

頬を撫でる降魔の手を両手で掴みながら今まで以上に涙を流しながら

 

 

「お願い、生きて。自分勝手なことなのはわかってる…。けど!!私はアンタと一緒に生きたい!!!!」

 

 

これが本来の少女の姿だろうか

家族を失うという苦しみによって失われてしまった心優しい少女の姿

それが降魔によって再び呼び覚まされたのだ

 

 

「お願い!死なないで向陽ッッ!!!」

 

 

その声が降魔の脳を叩き起こす

叩き起こされた脳から全身へ命令が送られる

『少女の涙を止めろ』という脳からのオーダーを受け、降魔の全身に再び力が宿る

 

 

「…ったく、俺の姉貴はとんだ泣き虫みてぇだな。誰に似たんだ」

 

「母さんに決まってるじゃん」

 

「そうか…」

 

 

そう言い合って姉弟は笑みを浮かべた

まるであの幸せな夢で見たような笑みだった

 

 

「降魔!!大丈夫か!?」

 

 

上条がこちらへ駆け寄ってくる

どうやら向こうもひと段落したようだ

 

 

「心配はいらねぇ。コイツはもう危害を加えるつもりはねぇらしい。そうだよな?」

 

「うん」

 

「だそうだ」

 

 

とりあえずこの惨状に巻き込まれた人たちのために救急車を呼ぶべきと降魔が上条へ指示する

 

電極の残り時間はせいぜい1分ちょっとだろう

幸いというべきかセレナに撃たれた場所からの出血は収まりつつある

電極を通常モードへ戻し、煙草を吸いながら今後のことを考える

 

セレナはヴェントの方の様子を見に行っている

 

 

「降魔、何とかできないか?」

 

 

恐らく上条も同じことを考えているだろう

学園都市へ襲撃をした彼女らを学園都市がそのまま野放しにするとは考えずらい

科学と魔術のある一線を超えてしまっている

 

最悪の場合、科学と魔術の全面戦争に発展しかねない

 

 

「何とかって言ってもな…。学園都市の方は俺がいれば何とかなるかもしれねぇが、魔術の方はどうしようもねぇぞ」

 

「うーん、土御門と相談するのが妥当かもな」

 

「それでも上手くいくかどうかわかんねぇぞ」

 

 

灰を落としながらセレナの方を見る

上条は風斬とかいう少女の方を見ている

 

視線を煙草へ戻し、煙を吐く

そのうち姉と母親の墓参りへ行かなければ行かないな、と考えていると

 

 

ゴン!!!と

コンクリートの山が砕かれ、上条と降魔の視界が灰色の粉塵で覆われた

 

瓦礫が崩れたとかそういうレベルの話ではない

まるで爆弾で瓦礫の山を吹き飛ばしたかのようだ

降魔が一瞬だけ電極のスイッチを切り替えて粉塵を風で吹き飛ばす

 

爆心地には風力発電のプロペラだった

無造作に引き抜かれ、ここへ投げつけられたようにプロペラは地面に突き刺さっていた

 

既に降魔の表情と思考は切り替わっていた

先ほどまでの姉と会話をする降魔向陽ではなく、学園都市が誇る最強の怪物へ変化している

 

 

「誰だ!!」

 

 

上条が叫ぶ

体に鞭を打ち、立ち上がって上条が見ている方を叫ぶ

そこには1人の男がいた

 

上条がやけに攻撃的に叫んだ理由がわかった

男の両手にはぐったりとしたヴェントとセレナを抱えていた

青系の長袖シャツを中心に、ゴルフウェアを連想させるスポーティな格好だった

 

その男が口を開く前に降魔が動いた

空間を移動し、男の後ろへ回り込む

 

 

「放せ」

 

 

獣のように鋭い殺意が男へ注がれる

移動用の空間転移から攻撃用の能力へ切り替える

それは一瞬にも満たない時間のはずだった

 

 

気づくと男から離れた場所の瓦礫の山にいた

何をされたかわからない

わからないが、疑問が解決する前に体の至る所が悲鳴をあげる

 

 

「あ、あがッ!?げぼ、がばあうえ!??」

 

 

喉を迫り上がる液体を止めることが出来ずに口から溢れ出る

それは真っ赤な液体だ

内臓が口から出ていないのが不思議と思えるほどの激痛だ

 

 

「ク、ソがぁ!!!」

 

 

上条と何か話している男を睨みながら吠える

聞こえないだろうが関係ない

 

セレナから受けた傷口も悪化したのか再び出血が始まった

いきなり大量の血が失われ、降魔の意識が落ち始める

 

 

「覚え、たからな、テメェのその気に入らねぇ面をよぉ」

 

 

最後の最後にそう言い放って降魔の意識は落ちた

 

 

 

 

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