俺はロリコンではない。ただ成熟した女性より未熟な体の女の子が好きなだけだ。 作:ユフたんマン
俺の名前は守山誠、24歳独身の新米教師だ。
突然だが俺は小さな女の子が好きだ。小学生はドストライク。しかし俺はロリコンではない。断じて…
しかし女の子は歳を隔てるたびに変化し、中学生頃にはその魅力は激減してしまう。
そんな事実に俺は絶望した。俺は真実の愛を見つけられるかと…
俺はそんな絶望を紛らわせるように俺は勉強した。めちゃくちゃ勉強した。かなりいい大学にも入った。そんな俺が目指していたのは小学校の教師だ。
まさにそこはパラダイス。
ある偉人は言った。
『少女とは愛でるもの!性の対象としてみたりあまつさえ手を出すなど…紳士の風上にも置けん行為だ!!憎むべきは一部の卑劣な犯罪者のみ!!
ロリコン無罪!紳士無罪!!
いつでも心にYESロリータNOタッチ!!!!』
俺はロリコンではないが、これを教訓に、毎朝横断歩道に立ち旗を持って、登校する小学生を見守っている。もちろんボランティアだ。
そして俺は大学で運命に出会った。
教師を目指すという先輩に話を聞きに行った際、その先輩は、同じく教師を目指すという知り合いを連れて来たのだ。
「畑山愛子です!よろしくお願いします!」
俺に電気が走る。小学生のような容姿に可愛らしい声、完全に俺の性癖にヒットした。ご、合法ロリだと!!?俺はこの時、初めて神を信じた。アーメン。
いや、俺はロリコンじゃないが。誤解しないでくれたまえ。
神は言っている…幼い子に手を出すのは犯罪…なら幼い姿のままの彼女を作れと…
畑山さんは俺より一つ年上、高校教師を目指しているらしい。マズい、そんなのダメですよ!男子高校生なんて発情したサルみたいに腰を振るしか能のない奴らじゃないか!!(男子高校生への風評被害)
ズッコンバッコン大騒ぎ♪だろ?(全国の男子高校生に謝れ)
これは俺が守らなくちゃならない。
この日、俺は小学校の教師から高校教師へと進路を変更した。この選択に俺は後悔はない。
▽▽▽
畑山先輩が卒業した…私は…悲しい…(ポロローン)
学校への行きがいがなくなってしまった。しかし俺はめげない。毎朝登校する小学生を見て畑山成分を補充する。うん、かわいい。因みに俺はロリコンではない。まったく、小学生は最高だな!
この畑山レスショックの悲しみを俺は勉学に向けた。
そして卒業、高校へと着任した。一年目は畑山先輩と違う高校だった。やはりそう簡単には一緒の高校にはいけない。高校など無数とあるのだ。
俺は色彩のない高校で2年働いた。
そして2年で異動となり、とある高校へとやってきた。
「守山誠です。まだまだ若輩者ですが、精一杯努めていきたいと思います!これからよろしくお願いします!」
職員室で先生達に挨拶する。俺の視界には1人の小学生にも見える女性が映っていた。
やはり俺たちは運命の赤い糸で結ばれているんだ!
▽▽▽
一番後ろの席で居眠りしている少年の脳天に教科書を叩き込む。
「クォラ南雲…何居眠りしてんだ。ペナルティな」
「そ、そんな〜…」
クラスの中でクスクスと馬鹿にしたような笑い声が響く。みんな南雲を嗤っているのだ。いつも不真面目、授業中はいつも寝ている南雲。そして学校の美少女、白崎に気にかけてもらっているというラノベの主人公のような少年だ。妬み僻みが多いのだろう。
「おいおい南雲ォ〜!昨日徹夜でエロゲしたからって授業中に眠るなよな!」
ゲラゲラと笑う檜山、斎藤、近藤、中野。彼らも南雲を妬んでいる男子達だ。まったく彼らも懲りないものだ。
「お前ら今授業中な。そんな大声で笑うな。お前らもペナルティ」
「「「「マジかよ…」」」」
ペナルティとは、居眠りを続ける南雲に向けて作ったプリントだ。
最初はペナルティなど存在していなかったが、南雲があまりにも寝るので実用化したものだ。本来寝ていれば意欲点が下がるが、それの救済措置としてプリントの提出を命じるのだ。勿論、寝てない生徒の方が意欲点はよくなるが…
基本俺は居眠りは数回までなら見逃すが、酷くなれば流石に見逃せない。俺の授業を聞かないことが気に入らないという思いも少しはあるが、やはり一番はその寝てる生徒のためにならないからだ。
因みに回数が増すたびにプリントが増えるルールのお陰で、南雲はかなり起きていることが多くなった。よしよし、それでいいのだ。
「あ…ペナルティのプリント数足りないな…昼休みまた持ってくるからな。後檜山、他の授業中にするんじゃねぇぞ。畑山先生が怒ってたぞ?」
○すぞクソガキ。畑山先輩に迷惑かけてんじゃねえ。
▽▽▽
昼休み、それは生徒にとっては至福の時間。しかし教員にとってはそこまで至福とは言えないのだ。軽く次の授業のあるクラスの準備をし、ココア味のカロリーメイ○を食べ、乾燥した喉をお茶で流し、ペナルティのプリントを持って南雲のいるクラスに向かう。
教室に入るとまず教卓で生徒と話す畑山先輩が目に入るが、話したい欲求を我慢して南雲の席へと向かう。その道中にプリントを3枚ずつ檜山達に配る。そう、こいつらは常習犯なのである。
そして珍しく起きて白崎と昼飯を食っている南雲に6枚のプリントを渡す。
「うげえ…」
「お前、頭はいいんだからもうちょい寝るの我慢しろよ。今は良い点数と提出物を出してるから成績にあまり響いてねぇがちょっとでも落ちたら欠点だぞ」
「はい…」
そう叱っていると白崎がウンウンと頷く。プリントが10枚を超えた時、酷いやらやり過ぎやら言われたが、プリントがなければお前と一緒に卒業できないかもしれんぞと言うと、掌クルリと俺の味方についた。
「天之河、放課後職員室へ来てくれ。頼みたいことがある」
「はい、わかりました」
南雲への説教もほどほどにしておき、学校で一番といっても良いほどモテ男の天之河に用事を言い渡し、クラスを後にしようと一歩踏み出したところで異変に気付く。
床に魔法陣のようなものが突如現れたのだ。それは徐々に輝きを増していき、思い出したかのように生徒たちが悲鳴を上げる。
「皆、教室から出て!」と畑山先輩が叫んだのと魔法陣が爆発したように輝いたのは同時だった。
すぐに俺は畑山先輩が庇うように抱きしめ、次に来るであろう何かに構える。
大丈夫だ、俺が守る…!!ギュッと強く抱きしめていると、畑山先生の掠れた声と、周りから聞こえる甲高い声が聞こえてくる。そして空気が変わったことを肌で感じ、恐る恐る目を開け顔を上げる。
そこには赤面の畑山先輩と、見知らぬ大人の集団が跪いている姿があった。
なんだこれ?
すると煌びやかな服装の老人が前に歩み出てきた。
「ようこそ、トータスへ。勇者様、そしてご同胞の皆様。歓迎致しますぞ。私は、聖教教会にて教皇の地位に就いております、イシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ」
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彼女の名は畑山愛子。今日は友人に誘われ、同じく教師を目指しているという後輩に会いに行くことになっていた。
(はぁ…一体どんな人なんだろう…)
実際に会ってみると、友人がイケメンやらずっと言っていた意味がハッキリとわかった。
「守山誠です。よろしくお願いします」
日本人特有の黒い髪は寝癖か少し跳ねており、身長は190は超えているとではないかという高身長、顔もそこらのアイドルやモデルよりも整っていて、芸能人と言われても納得する美形の男性だった。
愛子も挨拶するが、声が裏返っているのではないかと心配になる。
それからも守山との関係は続いた。自分の幼い姿にコンプレックスを抱いていた愛子にとって、自分を特別扱いせず、先輩と敬ってくれる守山に徐々に惹かれていった。
卒業、それは学生にとって避けられない行事である。最近やっと距離が縮まり始めていた愛子にとっては絶望しかなかった。そして焦った。いっそ告白してしまおうとさえ思っていた。あの日までは…
「私と…付き合って欲しい…!」
守山を紹介してくれた友人が守山に告白していたのだ。彼女はミスコンでも上位に入る美人であり、自分と違いプロポーションも良く、さらに性格もいい。まさに男の憧れの存在でもある彼女が守山に告白しているのだ。結果は明白だろう。愛子は走り出した。目から涙が溢れる。
(これが失恋ってやつなのかな…)
家に帰り布団に蹲る。もう何も考えたくなかった。
あの日から彼とは話すことなく卒業し、夢の高校教師となり働いていた。生徒達からは愛ちゃん先生と呼ばれるが、威厳のある先生を目指しているため、コラー!と叱るも、それすらも微笑ましくなり、愛ちゃん先生と呼ばれ続けている。
そして春、職員室で異動してきた先生を見て絶句する。
「守山誠です。まだまだ若輩者ですが、精一杯努めていきたいと思います!これからよろしくお願いします!」
彼だ…まさか同じ高校にくるとはどんな偶然だろうか。彼は私を見ると一瞬驚いたような表情をしてニコッと微笑む。それだけで顔が赤くなった。
そして自分が嫌になる。自分はいつまで引き摺っているのだろうか…
彼と飲みに行った際、告白された時のことを聞き出してみる。
「はえ?あれはおことぉりしましタァよ」
酔って滑舌が悪くなっている。しかしてっきり付き合ったと思っていたのに、断ったという彼に驚くと同時に小さな希望が芽生える。
「好きな人はいるんですか?」
「いますよぉ〜…は」
「は?」
何かを言う前に彼は酔い潰れて眠ってしまった。今言いかけたのは『は』…もしかしたら私のことではないかと思う一方、自己評価の低い愛子はそれはないかな…と否定的になる。
「今言いかけた言葉…私のことだったらいいな…」
愛子には前から彼に気に喰わないことがあった。時折感じる彼からの視線。偶に彼は自分を子供を見る親、もしくは保護者の目で愛子を見るのだ。
気に入らない…子供を見るような視線はやめて欲しい。自分を女として、彼に見てもらいたい。精一杯化粧を学んだりもしたが、それでも彼の目は変わらない。
彼には背伸びする子供にでも見えているのだろうか…
月曜日、私はいつも通りに授業をする。そして昼になり、生徒と談笑しながら弁当を食べる。そして暫くすると、プリントを複数枚持った守山が現れ、一瞬硬直する。入った瞬間、彼は愛子に目を向け微笑む。まるで微笑ましいモノを見たかのように。
多分、彼はお姉ちゃん達と話す小学生にでも見えていたのだろう。と愛子は考える。
守山はクラスのある意味問題児の南雲に説教を始める。
そうだそうだ!もっと言ってやれ!と思いながらも生徒と談笑を再開する。彼の説教もすぐに終わり、教室から出て行こうとした瞬間、床に魔法陣が浮かび上がる。
あまりの出来事に一瞬呆然としてしまうが、すぐに正気を取り戻し、悲鳴を上げる生徒たちに外へ出るように声を張り上げるが、時既に遅く、爆発したかのように魔法陣は光を放つ。
それと同時に誰かに覆い被さるように抱かれる。体は硬く、まるでアスファルトのようだ。そこには仄かな熱があり、まるで子供の頃、父に抱かれた時のような温もりを感じた。
「大丈夫だ、俺が守る…!!」
小さな声で囁かれる。そして今、自分がどのような状況に置かれているのか理解し、顔に膨大な熱量が頭部に集まる。ヤカンのように頭から湯気が立つ。
さらに周りから生徒の甲高い声が聞こえてくる。自分たちの今の姿がみんなに見られているのだろう。すると途端に恥ずかしくなる。
「あ、あの…そ、その…」
上手く言葉が発せない。それでも何かに気づいた守山は抱いていた腕の力を緩め顔を上げる。
「あ…」
離れていく温もり、それにもっとしていて欲しいという気持ちが少し出てしまったが、周りを見ることでそんなことを思っている状況ではないことを理解した。
「ようこそトータスへ。勇者様、そしてご同胞の皆様。歓迎致しますぞ。私は、聖教教会にて教皇の地位に就いております、イシュタル・ランゴバルドと申す者。以後、宜しくお願い致しますぞ」