俺はロリコンではない。ただ成熟した女性より未熟な体の女の子が好きなだけだ。   作:ユフたんマン

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作者はロリコンではありません。因みにリゼロではベア子も好きですかやはり一番はペトラです。


俺がロリコンかだと…?俺に質問するな。

神山へと戻った俺はまず消さずに残していた大勢の分身を数十人単位ずつ消していく。消していくのと同時に流れ込む魔物を殺す感触が俺を蝕み嘔吐してしまう。まだ魔物を自分の手で殺したことがなかったから忌避感がすごいなこれ…今までは幻影やらだったし他の人間がトドメを刺してたからな。

絶対に一気に消さない。確実に俺の精神状態がやばくなる。歪んでしまう。吐く、忌避する、これが正常だ。正常なんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁ丸一日苦しんで翌日、回復した俺は清水と正面から腹を割って話し合っていた。やはり清水は特別扱いされている天之河に強い嫉妬の感情を持っていたようだ。まぁ、俺もそこそこラノベやアニメを嗜む者として共感出来ることもある。実際に無双してモテモテって展開を妄想ってのも若い頃はよくやったもんだ。

だがそれは二次であるからこそいいのだ。現実と二次元を一緒にしてはならない。前にも言ったがハーレムを許す寛容な女性などかなりの少数派だろう。南雲たちは例外だが…因みに俺は一妻多夫は断固として認めん。周りならいいが当事者になるのは絶対やだ。やっぱり好きな人には自分だけを見ていて欲しい。その気持ちが強いとヤンデレとかになるのだと思う。俺は全然大丈夫だがね。何かいいじゃん?自分のことを監禁したくなるぐらい愛されるなんて。

いや、監禁は嫌だな…まぁ自分があの伊藤○みたいなことしなきゃ刺されないわけだし全然オーケーです。

 

それと清水に好きな人はいるか?と聞くといないらしい。白崎と八重樫は二大天使とか言われて高嶺の花ってやつだから除外。

ならハーレムに加えたいと思う人物はいるのかと聞くと、王宮でも上位に入るベッピンさんや胸が一番大きいと評判のメイドなどなど、有名どころの女性が出るわ出るわ。

 

「正直言うけどさ…特段好きでもない女性に言い寄られても嬉しくなくないか?」

 

涙を流しながら憤怒の表情をした清水に頬を思いっきり殴られた。理不尽ッ!!取り敢えず痛かったので殴り返しておいた。

中学生の時ぐらいだったか…自分で言うのもあれだが俺の容姿は整っていると思う。告白告白、ウハウハリア充人生だったよ?俺イケてるッ!って中坊が考えそうなことかなり考えてたよ?けどさ…俺の知り合いの初々しいカップルを見て認識が変わったんだよなぁ…

なんか急に虚しくなってさ。そう感じた俺は取り敢えずその知り合いのようになりたいって思ってすぐに行動に移したわけよ。まずは気になってる人を思い浮かべたさ。そして出てくるのはテメェらでいう白崎や八重樫のようなマドンナ?的な女子でさ…顔が良いってことぐらいしか相手のことを知らねぇってやつよ。それによくよく考えると好みじゃなかったし。

あの時は流石に焦ったね。自分の好みってやつがわからなかったんだよ。雑誌、エロ本、俺が好きそうなタイプの女性を探そうと必死になったけど進展なし、息子は反応するけど何かしっくりとこない感じだ。

 

そんな中、俺は高校へと進んだ。まだ答えは得ていない。けど俺はここで転機に訪れた。隣の席の少しふくよかな男子生徒が、ランドセルを背負った美少女の絵がプリントしてあるクリアファイルを取り出したのだ。その美少女を見て俺はピンときたね。これが俺のタイプかッ!?ってね。

 

「つまりは?」

「ちっさい女の子がタイプだ」

「つまり先生はロリコ「俺はロリコンじゃない!」ンだったんですね」

「言い切るんじゃないぞ清水!」

 

途中でぶった斬ったというのに最後まで言い切りやがった。やりおるわ此奴…というか俺はロリコンじゃない。

因みにふくよかな彼とは今でも続く親友でもある。

 

よし、話を戻そう。まぁ俺が言いたいのは一夫多妻を目指す目指さない関係なく、まずは一人を愛することから始めろってことだ。これは何度失敗しても俺はいいと思う。それも恋愛ってものには付き物ってやつだ。粉砕玉砕大喝采ってな。

一人を十分に愛せない奴が複数人を愛せるわけがねぇからな。

 

はぁ?愛せるだって?どの口が言ってんだか…率直に聞くが恋愛経験は…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん、先生が悪かったから泣かないでくれ。

 

 

 

 

 

 

 

当初は説教や説得を試みようとしていたが、いつの間にか恋話へとシフトチェンジしていった。男二人で何やってんだか…

だがこれでも清水の心を動かすには効果的だったようだ。今までこのように本音で語り合える友人がいなかったとか…悲しい

 

 

 

 

 

 

 

▽▽▽

 

 

あれから数十日が過ぎた。時の流れは早いものである。ひとまずハーレムを築こうと必死になり修行をしている清水を見ながら微笑む。動機は正直不順だが、天之河への妬みが薄まったのはいいことだ。因みに清水がハーレムに加えたいという女性のうち数人とは何度か話した事があり、その全員が天之河に恋愛感情を抱いていなく、恋人がいないことを伝えると俺に土下座して修行をつけてもらうように頼み込んできた。

えぇ……(困惑)

もともと頼み込まなくても既に決定していたため問題はなかったが…

 

清水は先日、俺と馬鹿笑いをしながら色々と語り合っている内に色々と吹っ切れたらしく、キャラ崩壊か!?という程に明るい雰囲気を醸し出すようになった。そして自分のしでかした事の重大さを理解した清水は、被害のあった冒険者の身内に謝罪に向かうようだ。勿論、本人も許してもらえるとは思っていないらしく、せめてもの罪滅ぼしをしたいと考えているそうだ。勿論、それは俺も出来る限り協力する。

 

明日出発だ!っというところで天之河達と一緒に大迷宮に潜っていた分身から連絡が入った。

 

「どうしたんですか先生…顔が険しくなってますけど…」

「…今、オルクス大迷宮で天之河が魔人族と交戦中だそうだ」

「な!?」

「清水、ついて来い!何とかする方法があるやもしれんッ!!」

 

今度は絶対に駆けつけるッ!!どんな手を使ってでも…!!必ず…!!

もう取りこぼさないッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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マズいことになった。現在九十階層、ここで異変が起こった。今までのどの階層でも魔物が少ないってのはあったけど魔物が全くいないってのは今まで一度もなかった。けど、実際この階層じゃ魔物が一切出てこない。

 

警戒しながら光輝たちと共に最後の大広間に到着する。

 

「なあ、なんだよ…アレ!!」

 

永山くんが指差した場所にあったのは魔物の血だった。赤っぽい壁と同化していて気が付かなかったけど相当な量だわ…けど今まで何処にもこんなのはなくてこの最終地点にはある…ッ!?まさか!!

 

「全員退避ィィイイッ!!」

 

守山先生が大声で叫んだ瞬間、先生の身体は真っ二つに引き裂かれる。白い煙が立ち切り裂かれた先生が消えるのと同時に別の位置から新たな先生が現れる。

 

「やっててよかった五人組ッ!!さっさと下がれテメェら!!」

 

先生の怒号に反射的に全員体を動かし部屋から出ていたわ。次の瞬間、大広間は先生の分身がギチギチに詰め込まれていたわ。何これ…

すると分身の先生たちは竜のような異形へと姿を変貌していき、最終的には石像となり大広間を埋めつくす。

 

「逃げるぞ!ありゃ魔人族の仕業だ!しかもかなり強力な魔物を引き連れてやがるッ!!」

 

するとガラガラという石像が崩れた音が中から聞こえてくる。破壊しながらこちらへと向かっているんだろう。

 

「でも先生!ここで逃げても結局魔人族とは戦わなくてはいけません!ここで戦う方が!!」

「無理だ!!平地なら勝算はあるがここじゃ俺の分身の強みが余り発揮出来ない!!それに魔物の妨害があるから迎撃は難しい、よって撤退だ!!」

 

「この程度であたしの妨害だぁ?甘く見られたもんだねぇ」

 

光輝が先生にまた意見しようとした次の瞬間、入り口付近の石像が破壊され、妖艶な雰囲気を醸し出す魔人族の女性が現れた。そんな魔人族に見惚れている男子が何名か…ちょっと今はそんな時じゃないでしょ!!

 

「天之河、八重樫!!テメェらで皆を先導して上へ上がれ!ここは俺が時間を稼ぐ!!」

「しかし先「わかりました!早く行くわよ光輝!!」…くッ!!わかった…!」

 

また光輝が先生からの指示に何か言いそうだったので遮る。ベヒモスの時みたいに遅れてしまったらまた南雲くんのような被害者が出てしまう!

先生の指示通り上の階層に上がっていくが、その階層の魔物たちに襲われてなかなか早く進むことが出来ない。いつもならすぐに倒せる魔物が焦りのせいかなかなか倒せない。連携が取り辛くなっている!このままじゃ…!!

 

ドカンッ!!

 

突然の砲撃音に皆の動きが鈍る。咄嗟に香織と鈴が“聖絶”を唱え結界を張るが、それはすぐに硝子のように容易く破られる。

 

「グオッ!?」

 

重格闘家の天職を持つ永山くんが“金剛”を使って皆を庇うが、余りの威力で吹き飛ばされる。私たちの中で一番防御力の高い永山くんが結界で威力を少しでも和らいだ何かで吹き飛ぶほどの威力だ。私たちが喰らえば一撃で戦闘不能になるだろう。

砲撃された方を見るとそこには砲台を背負った亀のような魔物がこちらに砲台を構え照準を合わしている。

 

「マズッ!!皆伏せて!!」

 

結界師の鈴は複数枚の聖絶を作り出し、亀から擊ち出された砲弾を斜め上に受け流すことに成功する。

 

「よし、これで道を開くッ!!ーー“天翔剣四翼”!!」

 

光輝の聖剣から四つの光の斬撃が飛翔し、亀の魔物に迫る。これは見事に遠くにいた亀に直撃し、悲鳴と共に爆煙が巻き起こる。

これでここは…!!ッ!?

 

そこで私は疑問に思った。何故こんなに黒煙が酷いのか…私たちのの場所までは来てないけどすぐ近くまで来ているし一向に治る気配がない…そして今、一瞬空間が揺らめいだ。

 

「香織ッ!!危ない!!ガッ!?」

 

私は刀を振り香織を見えない脅威から守る為に前に出る。しかし見えない敵の攻撃を防げるわけもなく腕から鮮血が舞う。けど…大体の位置が分かれば…!!

腕を振り見えない敵に流れ出る血を浴びせ、ある程度姿を視認出来るようになった瞬間、首を狙い刀で一閃。

魔物の首が落ちるのを確認した私は一息付き皆に注意を呼びかける。

 

「すまん、全く気づかなかった。まさか姿だけでなく自然エネルギーでさえ感知出来ん魔物とはな。時空間系の固有魔法か…?」

 

背後からピギャッ!という音が聞こえ振り返るとそこには首がなくなった魔物の蛇のような尻尾を掴んでいる先生の姿があった。先生が掴んでいる尻尾をよく見るとピクピクと口らしきものを開けて痙攣している。まさか完全に仕留め切れてなかった!?

 

「あ、ありがとうございます…」

「ああ、しかしまだ油断するなよ。よく目を凝らせば空間の歪みが分かる。今下で俺が魔人族を止めているからまだ時間はある。ゆっくりでいい。焦らず掛かれば倒せない敵じゃあない」

「雫ちゃん!!大丈夫!?」

「あー、うん。助かったわ香織」

 

香織が私の腕を魔法で治してくれた。凄いわねこれ…血も元に戻ってる…結構今更の話なんだけどね…ッ!!

 

飛びかかってきた魔物を斬り捨て残っていた胴体を先生が消し飛ばす。

 

「よし!テメェら!!行く………」

 

声が途中で聞こえなくなり、怪訝に思い先生の方を向くとそこには私たちを守るように通路に分身で蓋をするかのように魔法を受け石化した先生の姿だった。

 

「…え?」

「クッソ…どっかからショートカットしやがったな?下で分身が魔物たちに群がられてやがる…」

 

すぐに新しい先生が出て来た。心臓に悪いからやめて欲しい。けどショートカットしたってことはまさかすでにここに魔人族が…

 

「へぇ、あたしの“落牢”を防ぐとはねぇ。やっぱりあんたは情報通り、ある意味勇者や豊穣の女神以上に厄介な奴だ」

「おお、あんがとさん。で、俺らに何のようだ?対応からして歓迎ムードじゃないのはわかってんだろ?大迷宮に挑むんなら俺たちは邪魔しない。だからトットと去って欲しいんだが…」

「出来ればそうしたいんだけどこっちにも事情があってねぇ。で、勇者がそこのアホみたいに無駄にキラキラしてるそこのアンタかい?」

「あ、アホ…う、煩い!魔人族なんかにアホ呼ばわりされるいわれはないぞ!」

 

光輝が隣で軽くキレたが龍太郎が抑えてくれている。

 

「はぁ〜、こんなの絶対いらないだろうに…どっちかと言えばそこの先生の方が欲しいぐらいなんだけどね…まぁ命令だから仕方ないか…一応聞いておく。そこのキラキラしたアンタ、あたしらの側に来ないかい?あたしらの仲間に…さ」

 

か、勧誘が目的で私たちを…!!それに用があるのは光輝だけみたいで他は全員どうでもいいらしい。けど当然、光輝はそれを断る。当然だ。いつも正義正義言ってる馬鹿は普通の人間とは一味も二味も違うのだ。

 

「そうかい…まぁ知ってたけどさ。アンタは?先生さん、あたしら側に付けば人間族以上の待遇を保証するよ」

「興味ないね」

「本当にそうかい?じゃあ新たな力には興味ないかい?あたしら側につけばもっと力を」

「全然興味ないね」

「魔人族の美女を侍らすことも出来るんだよ!?こう言っちゃあれだけどあたしも美女の枠に入っていると思う。けどそれ以上の美女があたしらの国には…!!」

「全然興味ないねぃ、というわけで喰らえ!!」

 

魔人族に業火が襲い掛かる。しかしそれを土の壁で防ぎ、余裕そうな声を出した瞬間、先生が風の球を投げたことでかなりの威力の爆発を起こす。

そして顔に醜い火傷を付けられた魔人族は怒りの表情を見せ魔物たちに命令する。

 

「一匹残さず駆逐しろッ!!」

 

魔物たちの雄叫びが大迷宮に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

俺がやって来たのはドラゴンがいる神山の洞窟だ。皆は忘れているかもだが俺は口寄せの術を習得しているのだ。それで逆口寄せなる方法があるか聞きに来たのだ。

 

「いや、それは出来ぬ。我を呼び出す魔法が誠の口寄せの術とやらだ。我は分身の口寄せでの移動は可能だが誠自身は移動出来ぬ」

 

その言葉に俺は脱力する。また俺は生徒たちの危機に駆け付けることが出来ないのかと。唇を噛みどうするか頭をフル回転させ必死に考えていると、ドラゴンは「だが」と言葉を続ける。

 

「我と誠が繋がる…其方ら風に言えば合体…という奴だ。それなら我が存在と誠の存在を同一化することができ、分身越しに召喚出来るやもしれん。やったことがない為、絶対とは言えんがな」

「それでいい!やってくれ!!」

 

藁にもすがる思いでドラゴンに頼む。それしか方法がないのなら失敗しようがやるしかない。それしか俺があいつらを助ける方法がないのだ。

 

「だが、我の力は強大故、下手すれば我が力に飲み込まれ戻って来れぬやもしれぬ。それでもやるのか?」

「ああ!!」

「そうか…ついにこの時が来たか…よかろう。我について来い」

 

ドラゴンについて行った先には隠し扉的な物があり、その中には膨大な自然エネルギーが溢れている。ここで力の制御に失敗すれば俺は石像となってしまうだろう。だが、俺はもう後に引けない。俺がやらねば誰がやるッ!!

 

空間の中央の岩で座禅を組み、自然エネルギーを体の中に取り込んでいく。そして発動したのは仙人モード擬き。肌が鱗になり準備はバッチリだ。

 

「では…行くぞッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリ

 

なんだこの音は…煩い…めちゃくちゃ煩い…

 

「誠くん、誠くん!朝ですよ、起きてください!」

 

ジリジリという音は止み、体を揺さぶられる。それによく聞き馴染んだ声が……ッ!?

ガバッと勢いよく飛び起きると、そこにはエプロン姿の畑山先輩がいた。

 

「え…?先…輩…?」

「へ?急にどうしたんですか?そんな昔の呼び方をして…ってそれより今日は入学式の日ですよ!早く起きてください!」

 

そう言われてすぐにダブルベッドから出る。

どこだここは…何がどうなっているんだ…!!

 

先輩の指には銀色の指輪が嵌められていた。

 

 

 

 




謎のドラゴン…一体何者なんだー!次回に正体がわかります。
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