キュアメロディ「キュアギルティ・・・」   作:4度°

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それは、黒咲かなたがみゆきたちスマイルプリキュアと出会う数ヶ月前の話。運命の力を手に入れたかなたはその力を惜しみなく悪の所業へと注ぎ込む。出会いの場所は『音楽の町』加音町―


第1話【罪のダ・カーポ】

ミューズ「はぁっはぁっはぁ・・・」

 

 

―どうして

 

 

ミューズ「はぁっはぁ・・・はぁっ・・・」

 

 

―どうして

 

 

ミューズ「あ・・・ああっ・・・あっ・・・!」

 

 

 

―どうしてこんなことに

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

一週間前―

 

 

加音町―広場

 

 

響「クロサキさん?」

 

奏「そう、入学してからずっと休んでる子。一応クラスメイトよ?」

 

響「へぇー、そんな子がうちにいたんだ?」

 

奏「ほとんど学校に来ないから。たまーにフラっと来ては早退するような子だし」

 

エレン「それ、本で読んだことあるわ。フトーコーっていうやつねっ」

 

奏「ま、まぁ・・・そんな感じなのかな。家もどこに住んでるか知らないし」

 

アコ「中学生にもなって不登校なんて。その子、きっと友達できないわね」

 

響「アコがそれいうの?」

 

アコ「なによ」

 

エレン「それで奏。そのクロサキさんって子がどうかしたの?」

 

奏「あ、うん。それなんだけど・・・ほら、今度町内で合唱大会があるでしょ?」

 

エレン「合唱大会?」

 

響「え、エレン知らないの!?」

 

エレン「ええ・・・」

 

響「むっふっふ。なら教えてしんぜよー!加音町恒例合唱大会!町にいるみんなで歌って騒ぐお祭りだよ!」

 

アコ「・・・まんまじゃない」

 

奏「グループをつくって参加するの。曲目はなんでもOKで、優勝グループには温泉旅行が送られるんですって」

 

響「町内にいる人なら誰でも参加OKなお祭りなんだ!わたしたちも今年参加するんだよっ」

 

エレン「へぇ~・・・そんなものがあったのね」

 

奏「なに言ってるの。エレンも参加するのよ?」

 

エレン「え!わ、わたしもっ!?」

 

響「そーだよー!もう参加申し込みしちゃったもん」

 

エレン「ええええええー!」

 

響「狙うわ優勝!めざせ温泉旅行ー!」ビシッ

 

エレン「ちょ、ちょっと聞いてないよぉ・・・」

 

ハミィ「セイレーンがんばるニャッ♪」

 

エレン「えええええ・・・」

 

アコ「はぁ・・・じゃ、がんばってね」

 

響「もちろんアコもちゃーんと入れといてたからねっ♪」

 

アコ「ちょっとっ!」

 

響「えへへー♪実はもう音吉さんになんの曲がいいか選んでもらってるんだよねー♪」

 

アコ「そんなことまで・・・」

 

エレン「だいたい、その合唱大会っていつなの?はやく練習しないと・・・」

 

響「え。一週間後だよ?」

 

エレン「一週間後!?ぜんぜん時間ないじゃない!!」

 

響「あははー・・・ちょうどテストの時期と被っちゃって・・・」

 

エレン「うぅ・・・そんなので大丈夫なのぉ?」

 

奏「まぁ合唱大会自体、ほとんとお祭りでそこまで本格的なものじゃないし」

 

エレン「はぁ・・・」

 

奏「それでっ・・・話を戻すんだけど、その合唱大会に黒咲さんも呼んでほしいって先生にお願いされたのよ」

 

響「へぇ~先生に?」

 

奏「うん。少しでもこういう機会で交流を深めてほしいってお願いされてね」

 

エレン「なるほどね」

 

アコ「でも、そんな不登校な子が合唱大会なんかに参加するの?」

 

奏「まぁ・・・ほんとは参加してほしいところなんだけど、見に来てくれるだけでもいいって」

 

響「そっか!じゃあさっそく誘いにいこうよっ」

 

エレン「あれ、でも・・・どこに住んでるのかわからないんじゃなかった?」

 

響「あ、そっか。奏・・・どうしよぉ・・・」

 

奏「はいはい、先生に住所は教えてもらってるから大丈夫よ」

 

響「おぉ~♪さっすがー♪」

 

エレン「それじゃ、さっそく行きましょっ」

 

 

響・奏「「うんっ」」

 

 

アコ「わたしは帰るわ」

 

響「えー・・・アコも一緒にいこーよー」

 

アコ「中学校のことならわたしは関係ないし、おじいちゃんに歌う曲を選んでもらってるなら聞いときたいから」

 

響「ぶー」

 

奏「響、わがまま言わないの。それじゃあアコ、またね」

 

アコ「ええ」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

調べの館―

 

 

音吉「フム。響クンに頼まれた曲目・・・どうするか」

 

音吉「ビリーブ・・・旅立ちの日に・・・フム。ここはやはり・・・」

 

 

ガタンッ

 

 

音吉「・・・?」

 

かなた「あっははははっははあー♪こんなとこあったんだー♪あはははー♪」

 

音吉「・・・あの子は」

 

かなた「でっけー!でっけーパイプオルガーン♪あははあっははー♪」

 

音吉「・・・」

 

かなた「じいさーん♪そんなとこでなにやってんのー!?」

 

音吉「このパイプオルガンの調整じゃよ。微々たる音のズレも出さんようにのぉ」

 

かなた「ふひひ♪あっは、あはははあー♪へーそうなんだー?あっはははー♪」

 

音吉「お嬢さん・・・大丈夫か?」

 

かなた「あーん?にゃにがー?あははははー♪」

 

音吉「まさか、酔っとるんじゃないだろうな?まだ中学生じゃろう?」

 

かなた「酔ってねーよばーか♪キメてるだけだっつーの♪あははは♪」

 

音吉「きめてる?・・・まさか」

 

かなた「あぁぁぁっ・・・ひっさしぶりにぶっ飛べんぜこれぇー♪効くわぁぁああっ♪」

 

音吉「おぬし、まさか覚せい剤などをやっとるんじゃないだろうなっ?」

 

かなた「あぁぁん?ったりめーだろうがよー♪じゃなきゃこんなハイじゃねぇーってのっ♪」

 

音吉「・・・。ちょっとこっちへ来なさい」

 

かなた「あぁぁぁ・・・あったまグラグラする♪あはははははは♪っしょっと」ドサッ

 

音吉「・・・」スタスタ

 

かなた「ねーねー♪きーてよおじーちゃん。おじーちゃんぷりきゅあって知ってるー?あはははー♪せーぎのみかたなんだってよー♪かっくいーよねー♪」

 

かなた「もしさーそんな力とか手に入れられたらサー♪そりゃもうスゴイよねー♪やりたい放題っつーかー?なんでもできんじゃんねー?」

 

音吉「お嬢さん、悪いことは言わん。今すぐ病院へと行きなさい」

 

かなた「あぁー?にゃんでー?わたしどこも悪くないよー?んー。むしろ逆かなー?なにも良くないかも♪あははは♪」

 

音吉「覚せい剤というのは、その身も心も悪くする危険なクスリじゃ。今すぐやめなさい」

 

かなた「はぁぁー?なーんでそんにゃことおじじに言われなきゃいけないわけー?うっぜえええ♪」

 

音吉「・・・」

 

かなた「だいたいさー?あっはっはー♪見ず知らずのわたしに説教とかマジ何様って感じなんですケドー?ひひっ」

 

音吉「・・・なにを言っても無駄な用じゃな」

 

かなた「そのようじゃー♪こーんな寂れたとこ、たまたま寄っただけなのにさー♪こんなクソジジイがいるとは思わなかったよー♪」

 

音吉「・・・帰ってくれんかの。君のようなものがおると、音がズレてしまうわい」

 

かなた「はぁー?だからよージジイ、てめーごときがわたしに指図すんじゃねーよボケ。あはは♪」

 

音吉「・・・」

 

かなた「どーせならさー?一曲ぐらいなんか弾いてよ。音楽の町でしょ、ここってー♪」

 

音吉「ことわ・・・」

 

 

ガタンッ

 

 

アコ「もう、おじいちゃん。やっぱりここにいたのね」

 

音吉「・・・アコ」

 

アコ「ほっといたらずっとこっちに篭っちゃうんだから・・・あれ」

 

かなた「んん~?」

 

アコ「(お客さん・・・?珍しい・・・。見たことない人だけど)」

 

音吉「ああ、アコ。すまんすまん・・・もう帰ろうかと思っておったところなんじゃ」

 

アコ「ならいいけど・・・。あ、そうだ。響から聞いたんだけど、合唱大会のこと」

 

音吉「おお、アコも参加するんじゃろう?」

 

アコ「勝手にグループに入れられたのよ。まったく・・・」

 

音吉「あっはっは。いいじゃないか。響クンたちと楽しく歌ってきなさい」

 

アコ「まぁ・・・もう取り消しはできないしね。それで、おじいちゃんが曲を選んでるって聞いたんだけど」

 

音吉「おぉそのことか。なんせ頼まれたのは昨日のことじゃったからな。とりあえず候補は出してみたんじゃが・・・」

 

アコ「もう大会は来週なんだし。やるなら早く練習しないと」

 

音吉「そうじゃな。じゃあ家に帰って・・・」

 

 

タララララララッランッ♪

 

 

音吉「・・・っ?」

 

かなた「ねこふんじゃったー♪ねこふんじゃったー♪ねこふんじゃーふんじゃーふんじゃったー♪」

 

音吉「・・・」

 

アコ「・・・?」

 

かなた「じゃかじゃかじゃーん♪あはははぁー♪わたし、これだけならちょっと弾けるんだよねー♪」

 

アコ「おじいちゃん、あの子は誰なの?」

 

音吉「・・・さっき来たばかりの子でな。たまたま通りかかったらしい」

 

アコ「ふぅん?」

 

かなた「ド♪レ♪ミ♪ファ♪ソ♪ラ♪シ♪ドー♪」ポロロンポロロンッ

 

アコ「(下手くそね・・・)」

 

音吉「じゃあアコ、行こうかの」

 

アコ「え、うん・・・。あの子はいいの?」

 

音吉「あぁ・・・」

 

 

 

かなた「ドーはドーナツのードー♪レーはレモンのレー♪ミーはみーなごろーしー♪あはははは♪」ポロロロンポロロンッ

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

加音町―広場

 

 

 

響「はぁー結局会えなかったねー」

 

奏「ていうか・・・この地図、ほんとに合ってたのかな」

 

エレン「行っても誰もいない空き家だったわね・・・」

 

響「あはは♪エレンってばちょービビッちゃってさー♪」

 

ハミィ「セイレーンは昔からオバケが苦手なのニャッ♪」

 

エレン「し、仕方ないじゃないっ・・・人気のない暗い場所だったしっ///」

 

奏「仕方ない、先生には会えなかったっていっとくわ」

 

響「そーだね。そのうちひょっこり登校してくるかもしれないしねっ」

 

奏「もう、響はのんきなんだから・・・」

 

エレン「それより、合唱の練習もしなくっちゃ・・・!」

 

ハミィ「にゃぷにゃぷー!そうだったニャ!ハミィももう行かなくちゃいけないニャッ」

 

響「え、ハミィこれからどこかいくの?」

 

ハミィ「ハミィもメイジャーランドで合唱会があるのニャ♪ちょっとしたら帰ってくるニャッ♪」

 

奏「へぇ~。ハミィも合唱会に出るのね」

 

エレン「ハミィってば、幸福のメロディを歌ってからというもの、あっちじゃ有名人・・・もとい有名猫だものね」

 

ハミィ「そうニャ!ハミィはいまいろんなところから“おふぁー”を受けてるのニャッ♪」

 

響「あはは。そうだったんだ♪それじゃあハミィも合唱会、がんばってねっ」

 

ハミィ「にゃぷにゃぷー♪それじゃ、行ってくるニャッ♪」トトトッ

 

奏「わたしたちも負けてらんない、かな?」

 

響「うん!そうだよっ!わたしたちも練習しなくっちゃ!指揮はパパが見てくれるっていうしっ」

 

奏「ほ、北条先生が!?」

 

エレン「なんだかそれって、本格的・・・」

 

響「よぉーっし!張り切って練習するぞー!!」

 

 

奏・エレン「「お、おぉ~」」

 

 

 

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・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

翌日―調べの館・前

 

 

響「はぁっはぁっはぁっはぁ・・・!」タッタッタッタッ

 

奏「響っ!」

 

響「・・・奏っ!」

 

奏「よかった、ちょうどわたしも来たところだったの」

 

響「・・・どうしたのかな。エレンが急に呼び出すなんて」

 

奏「とにかく、入ってみましょ」

 

響「うん・・・」

 

 

ガタンッ ギィィィイィッ

 

 

響「なに・・・これ・・・」

 

 

≪調べの館のホールは酷く荒らされていて、響と奏でが練習に使っていたピアノも粉々に潰され大きなシンボルでもあった巨大パイプオルガンは何本もの管パイプは折れ曲がり、鍵盤も一つ残らずひしゃげられて見るも無残な形に壊されてしまっていた≫

 

 

アコ「・・・」

 

響「音吉さんの・・・パイプオルガンが・・・」

 

エレン「響っ・・・奏・・・!」

 

響「エレン!これ・・・いったいどうゆうことなの!?」

 

エレン「わからないの・・・今朝ここに帰ってきたら、この有様で・・・」

 

奏「今朝って・・・。エレンは昨日はここに帰ってこなかったの?」

 

エレン「ええ・・・音吉さんの家で食事させてもらって。そのままと泊めてもらったから」

 

奏「そう・・・」

 

アコ「おじいちゃん・・・」

 

音吉「・・・」

 

奏「響と一緒に練習したピアノまで・・・ひどい・・・」

 

響「いったい・・・だれがこんなことを・・・っ!」

 

エレン「もしかして・・・またマイナーランドのヤツらが?」

 

奏「まさか・・・」

 

アコ「でも、もうノイズは・・・」

 

音吉「心当たりは・・・ひとりおる」

 

 

「「「「・・・!」」」」

 

 

音吉「じゃが・・・あのような少女にこんなマネができるとは・・・」

 

エレン「少女・・・?」

 

奏「誰か見たんですか!?音吉さんっ」

 

音吉「ふむ・・・」

 

アコ「おじいちゃん・・・それって、まさか昨日の?」

 

響「え・・・アコも見たの?」

 

アコ「ええ・・・昨日ここへおじいちゃんを迎えに来たときにね。べつに、特に変わった様子はなかったけど」

 

音吉「・・・」

 

アコ「あ、でも妙にテンションが高いっていうか・・・」

 

エレン「テンション・・・ねぇ」

 

アコ「笑いながらピアノ弾いてたし。ちょっと変わった子ではあったかも」

 

奏「それって、どんな子だったの?」

 

アコ「わたしよりは年上。響たちと一緒ぐらいじゃない?中学生っぽかったし」

 

響「わたしたちと同い年ぐらい・・・か」

 

エレン「でも、それでも音吉さんの言うとおり、そんな子がこんな風にものを壊すなんて・・・」

 

奏「考えられないわよね。わたしたちみたいなプリキュアの力があるわけじゃあるまいし・・・」

 

音吉「・・・っ!!」

 

奏「とにかく、一度ここを片付けましょう?これじゃあ合唱の練習なんてできないし」

 

エレン「そうね・・・直せるものは直したいけど」

 

響「音吉さん、パイプオルガンは・・・って、音吉さんっ!?」

 

アコ「おじいちゃんっ?」

 

音吉「すまん、みんな。すこし野暮用を思い出したっ」

 

響「野暮用ってっ・・・これどうするのぉー!?」

 

 

 

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・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

音吉の家―

 

 

音吉「あの時・・・あの子は・・・」

 

かなた『ねーねー♪きーてよおじーちゃん。おじーちゃんぷりきゅあって知ってるー?あはははー♪せーぎのみかたなんだってよー♪かっくいーよねー♪』

 

かなた『もしさーそんな力とか手に入れられたらサー♪そりゃもうスゴイよねー♪やりたい放題っつーかー?なんでもできんじゃんねー?』

 

 

音吉「たしかにそう言っておった・・・まさか」

 

クレッシェンドトーン『音吉・・・』

 

音吉「クレッシェンドトーンか・・・」

 

クレッシェンドトーン『なにか、悪い予感がします・・・得体の知れない、なにかが・・・』

 

音吉「・・・」

 

クレッシェンドトーン『充分に気をつけてください・・・』

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

調べの館―

 

 

響「音吉さん・・・どうしたんだろうね」

 

奏「野暮用とか言ってたけど・・・」

 

エレン「・・・こんなときに?」

 

アコ「・・・」

 

奏「まさか・・・ひとりで犯人を見つけにいったんじゃ・・・」

 

 

「「「・・・っ!」」」

 

 

エレン「音吉さんなら・・・ありえるわね」

 

響「そんな・・・!どうしてひとりで行っちゃうのさ!」

 

奏「合唱大会の練習の邪魔にならないように・・・とか」

 

響「そんな・・・」

 

アコ「・・・っ」ダッ

 

奏「あ、アコッ・・・!」

 

アコ「わたしも行ってくる!おじいちゃんひとりじゃ心配だもんっ」タッタッ

 

響「ちょ、ちょっと待ってアコ!わたしも行くっ!」

 

エレン「わたしも・・・!」

 

奏「ええっ」

 

 

ガタンッ ギィィィィッ

 

 

団「やぁ響、ちょっと遅れてしまったかな・・・って、いったいどうしたんだい、この有様は!」

 

響「パパッ!?あー・・・ごめん!説明してる暇はないよ!帰ってきてから説明するから!」

 

団「えぇっ?じゃあ合唱大会の練習はどうするんだいっ?もう音吉さんから曲を・・・」

 

響「ごめぇーん!帰ってからぁーっ!!」タッタッタッ

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

加音町―郊外・廃墟

 

 

かなた「ふんふふふ~ん♪ふんふ~ん♪」

 

かなた「ふあぁぁぁぁぁっ・・・あぁっ」

 

かなた「プリキュア、ねぇ・・・」ヒョイッ

≪ポケットからスマイルパクトを取り出し適当に眺めてみるかなた≫

 

かなた「昨日のあのパワー。あんなでっかい楽器でもヨユーだったし・・・」

 

かなた「あっは♪これ・・・やっぱホンモノじゃん。あはは♪すっげー♪わたしってばホンモノのプリキュア?あはははは♪」

 

?「おい、てめぇ」

 

かなた「あン?」

 

不良A「こんなとこでひとりで何やってんだ?あぁ?」

 

かなた「・・・」

 

不良B「ここはよぉ・・・俺らチーム一帯の溜まり場なんだわ。おじょーちゃんのお家じゃねーんでちゅよー?ぎゃはは♪」

 

かなた「・・・」

 

不良C「てめーみたいなガキはとっとと失せろつってんだよおらぁっ」

 

かなた「・・・はぁ?」

 

不良D「あん?なんだ?聞こえてねーのか?」

 

不良E「それともビビッちゃってんじゃねー?ぎゃはは♪やめてやれよ、かわいそーだろー?」

 

不良F「ぎゃはは♪はいはいもうそれぐらいにしとけって!おらオメーもさっさと・・・」

 

かなた「プリキュア」

 

不良F「あ?」

 

 

 

かなた「スマイルチャージ」

 

 

 

不良A「な、なん・・・」

 

不良B「ンだぁッ?」

 

ギルティ「禍々しくうごめく罪の渦・・・キュアギルティッ」

 

不良C「・・・あ?」

 

不良D「・・・ぷっ」

 

不良E「ぎゃはははははははははははははははは!」

 

不良F「ぎゃははははは!きゅあ、きゅあぎるてぃーだってよ!ぎゃはははははは!」

 

不良A「腹いてぇー!なんだよそれおい!!コスプレかぁ!?ぎゃはははは!」

 

ギルティ「・・・」

 

不良B「ぷ・・・ははははははは!おいおい、なんだよそれはよぉっ!」

 

不良C「いきなり光って何かと思えば、コスプレの早着替えかぁ?」

 

不良D「それお嬢ちゃんの得意技?ねーねーもっかい見せろよ!ぎゃはははは!他のやつらにも見せてやっか!」

 

不良E「だいたいおめぇーそんなプリキュアみてーなごっこ遊びして恥ずかしくねぇーのかよ!」

 

不良F「はははははは・・・あぁ笑った!ちょー笑った・・・いいじゃねーかよなぁー?そんなお年頃だもんなぁ?」

 

不良A「ははははははは・・・あっは!っははは・・・あー!・・・俺ならよぉ、そんなの人前でやったらよぉ・・・死にたくなるっつーの♪」

 

不良B「ぎゃははははは!言ってやんなよ!目の前にこうやって本気で・・・」

 

 

不良A「え・・・」

 

 

 

ギルティ「じゃあ・・・死ねよ」ドブシュッ

 

 

 

不良A「あ・・・あ・・・ぁ」ドサッ

 

不良B「え・・・」

 

不良C「お、おい・・・」

 

不良D「え・・・な、なに・・・」

 

ギルティ「・・・おらよっと♪」グボギッ

 

 

不良A「ぎゃぁぁぁぁあぁぁぁぁあああああああああっ!!!」

 

 

不良E「う、う・・・」

 

不良F「うわぁぁぁああああああああああああああっ!!!」

 

ギルティ「あはははははははは!」ガシッ

 

不良B「ひ・・・は、はな・・・はなっ」

 

ギルティ「あははははー♪」ゴブシュッ

 

不良B「ぐぶふぅぅっ・・・ごっぷっ・・・おぁっ!!」

 

ギルティ「あははははははは♪手刀で刺し貫けるなんてすっげーよねぇー?」

 

不良B「ごっぶぅ・・・ごばっ・・・ぶはっ!」

 

不良C「ひ、ひぃぃ・・・あ・・・ああ・・・ば、ばけもの・・・」ドサッ

 

ギルティ「バーカ、こんな可愛い女の子に向かってだれがバケモノだってんだよ」

 

不良D「た、たす・・・たすけ・・・たすけてくれぇぇっ」ダダッ

 

ギルティ「あはははははは♪」ダダッ

 

不良D「ひっ・・・」

 

ギルティ「逃がさねぇーよ。てめぇら全員逃がさない・・・」

 

不良E「あ・・・ぁ・・・あ・・・」ガクッ

 

ギルティ「わたしがイカれたコスプレ女か・・・はたまた得たいの知れないバケモノか・・・試してみる?」

 

不良F「はっ・・・はっ・・・はぁっ・・・」ドサッ

 

ギルティ「ふふ・・・あはは♪」

 

不良C「わ、わるかった・・・!わるかったよ・・・!謝る!謝るから!!」

 

ギルティ「ドーはドーナツのードー♪」

 

不良D「あ、あぁ!悪かった!このとおりだ!もう笑わねぇ!!」

 

ギルティ「レーはレモンのレー♪」

 

不良E「たのむ・・・み、みのがしてくれ・・・たのむっ!!」

 

ギルティ「ミーは・・・」

 

不良F「し、しにたくね・・・死にたくねぇよぉっ」

 

 

 

ギルティ「皆殺し♪」

 

 

 

 

 

不良C「う、うあぁぁあぁあああああっ!!!」

 

ギルティ「あははははははははは♪」

 

不良D「や、やめてくれ・・・やめてくれよ!!ぎゃぁぁぁああああああっ!!」

 

ギルティ「あははっはははははははははははははは♪」

 

不良E「いでえぇぇ・・・いでぇよぉ・・・!!た、たすけ・・・たすけてっ」

 

ギルティ「ふひひひはははははは♪あっはははははははは♪」

 

不良F「たのむ・・・たのむよ・・・死にだぐでぇ・・・っ!がぁぁあぁっ!!」

 

ギルティ「あはっはあはっはあっはははっははははっはっははははっは♪あはっはははっはっはははっははは♪」

 

 

?「もうやめるんじゃっ!!」

 

 

ギルティ「はっははははっははは・・・っ?」

 

音吉「このようなこと・・・もうやめるんじゃ」

 

ギルティ「ジジイ・・・あははははは♪こーんなとこでどーしたのー?」

 

音吉「おぬし・・・昨日、調べの館へと来た子じゃろう?」

 

ギルティ「さぁ・・・プリキュアは正体を明かしちゃいけねーってルールがあるんだ、たぶん♪」

 

音吉「・・・残念じゃが、わしにはわかる。これでもプリキュアには縁があってな」

 

ギルティ「へぇ~?プリキュアってやっぱ他にもいるんだ?」

 

音吉「なにより・・・その邪なおぬしの気は見間違いようがありはせんよ」

 

ギルティ「おーおー♪気とかスゲーなおい、ドラゴンボールみてぇじゃん♪・・・で?ここになにしに来たの?」

 

音吉「よく言うわい・・・。調べの館をあのようにしたのは、おぬしじゃろう」

 

ギルティ「うん、そうだけど」

 

音吉「言い逃れもせんか。その潔さだけは褒めたいところじゃな」

 

ギルティ「だってあんなバカデカい燃えないゴミをバラバラにしてやったんだもん。感謝しにきてくれたんでしょ?」

 

音吉「・・・前言撤回じゃな」

 

ギルティ「あはははは♪あっれー?ちがうの?てっきりそーだと思ったのになぁ♪」

 

音吉「まさか本当にプリキュアの力をもっているとは・・・」

 

ギルティ「ああこれ?最近手に入れちゃったんだよねぇ♪どぉー?すごくねー?」

 

音吉「プリキュアの力は、そんなことのためにあるのではないっ」

 

ギルティ「・・・でたー!ジジーのご説法!まじウッゼぇーわ」

 

音吉「おぬしはズレておる。間違った若者を正しきに戻すことも老輩の務めか」

 

ギルティ「あーん?なに?よーするに、わたしとバトって更生させよーとかそうゆうノリ?」

 

音吉「話し合いで解決できるならそれが一番じゃが・・・」

 

ギルティ「あー無理だね無理無理。やっぱこうゆう展開といやデッドオアアライブっしょ♪」

 

音吉「・・・残念じゃ」

 

ギルティ「あははは♪ジジイになにができんだよ・・・ッ!」ダッ

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

加音町―広場

 

 

奏「で、とりあえず町に出てきたのはいいけど・・・」

 

響「どこを探せばいいのぉー!?」

 

エレン「はぁ・・・考えなしなんだから」

 

響「どうしよう!こうゆうときはえーっと・・・聞き込み!?」

 

奏「犯人じゃないんだから・・・」

 

アコ「とりあえず、おじいちゃんの部屋に行きましょ。なにかわかるかも」

 

響「う、うんっ」

 

 

 

エレン「・・・いつもと変わった様子はないわね」

 

アコ「・・・」

 

響「やっぱり、手当たり次第にでも町を探しまわろうよっ」

 

奏「そうね。こうやってる間にも音吉さんの身になにか起こってるかもしれない・・・」

 

ドドリー「アコ!」

 

アコ「・・・ドドリー?どうかした?」

 

ドドリー「・・・クレッシェンドトーンの気配がなくなってるドドッ」

 

アコ「えっ」

 

エレン「ほんと・・・いつもならヒーリングチェストの中にいるのに」

 

響「それって・・・えっと」

 

奏「音吉さんと一緒にどこかへ行ったってことじゃないっ?」

 

ドドリー「そうドドッ」

 

アコ「じゃあ・・・ドドリー!クレッシェンドトーンの気配、追える?」

 

ドドリー「ドドーッ」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ギルティ「はぁ・・・はぁ・・・はぁっ・・・」

 

音吉「・・・」

 

ギルティ「はぁ・・・はぁっ・・・くっ・・・」

 

音吉「もう、やめんか」

 

ギルティ「うるせぇよ・・・プリキュア・・・!」

 

 

ギルティ「“ギルティブレイド”!!」ズガガガガガガガッ

 

 

音吉「・・・ふっ」ブワァン

≪音吉はクレッシェンドトーンの力を使いバリアを張ってギルティの攻撃をしのぐ≫

 

 

ギルティ「くっ・・・」

 

音吉「これでわかったじゃろう。おぬしの攻撃は、こちらには届かん」

 

ギルティ「・・・くっそ、ジジイ・・・てめぇなんかに・・・」

 

音吉「おぬしは技を使えば使うほどに体力が消耗してゆくようじゃな・・・」

 

ギルティ「うるせえ・・・」

 

音吉「もう立っておるのもやっとじゃろう。ここらへんでやめにせんか」

 

ギルティ「うるせえ・・・」

 

音吉「おぬしの力では・・・わしに」

 

ギルティ「うるせえええええええええええええ!!!」

 

 

 

ギルティ「てめぇになにがわかんだよ。てめぇなんかに。あ?バカみてーに楽器直して孫娘とシアワセに暮らしてよ。わたしのなにがわかんだよ。プリキュアの力をつかうな?こんなことのためにつかうなって?はははは・・・バカいうな。やっと、やっと手に入れたんだよ。力を・・・。やっと“こんなことだってできるようになった。”お前になにがわかんだよ。お前に・・・お前なんかがッ!!」

 

 

 

音吉「・・・」

 

クレッシェンドトーン『音吉・・・彼女からは・・・』

 

音吉「ああ・・・まったくもって、ズレておる」

 

 

 

ギルティ「プリキュァァァァアア!!」

 

ギルティ「こんなもんじゃねーだろうが!!寄越せ・・・寄越せよ!!もっと力を・・・わたしに力を寄越せ!!こいつを、こいつらを・・・ぜんぶ・・・ぜんぶぶっ壊せるような力を・・・力を寄越せぇぇぇぇえ!!!」

 

 

 

音吉「無駄じゃ・・・そのようなことで、プリキュアの力が・・・」

 

クレッシェンドトーン『音吉ッ!!』

 

音吉「・・・ッ!!」

 

 

 

ブワァァァァァン・・・

 

 

不良C「う、うあぁ・・・うあぁぁああああっ!!」ゾワワワワ

 

不良D「な、なんだよこれ・・・なんだよぉぉぉお!!」ゾワワワ

 

不良E「あ・・・あぁあぁあ!な、なんだ、なにか溢れて・・・あ・・・」ゾワワワワ

 

不良F「ち、ちからが・・・ぬけて・・・あぁぁああっ」ゾワワワ

 

 

 

音吉「あれは・・・どうゆうことじゃ・・・」

 

ギルティ「はぁぁぁぁ・・・ッ」ドクンッドクンッ

 

音吉「まさか・・・あの子たちの力を・・・吸い込んでおるのか・・・」

 

 

 

不良C「あ・・・あ・・・ぁぁぁっ」

 

不良D「うあぁぁぁあ!あぁぁああ・・・ど、どうなってんだよぉっ」

 

不良E「死にたくねぇ・・・死にたく・・・」

 

不良F「ぁ・・あ・・・」

 

 

ギルティ「あは・・・あはは♪あっは・・・いいよ・・・いい・・・これ、これだよ・・・」ドクンッドクンッ

 

 

音吉「なんと禍々しいんじゃ・・・」

 

クレッシェンドトーン『音吉!このままではっ』

 

音吉「・・・ッ!」ダッ

 

ギルティ「あは・・・あはははは・・・もどった。もどった・・・♪力が・・・もどったっ♪」

 

音吉「すまんが一気に倒させてもらうぞっ」バッ

 

ギルティ「プリキュア」

 

音吉「・・・っ!」

 

ギルティ「“ギルティブレイドォォォォオオオオ”!!!」

 

音吉「なっ・・・!!!」

 

 

 

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガァァァァアアアアアアン

 

 

 

音吉「くっ・・・えほ、ごほっ・・・」

 

音吉「まさか・・・ここまで力が増すとは・・・」

 

クレッシェンドトーン『音吉・・・ケガはありませんかっ』

 

音吉「心配いらんよ。しかし・・・寸前で防いだとはいえ、これほどとは・・・」

 

ギルティ「あはははははははははははは・・・」

 

 

 

ギルティ「ゴミでも役に立つんだねぇ?こんなことができるなんてさぁ♪」

 

不良C「ぁ・・・ぁ・・・」

 

ギルティ「もう虫の息だー?あはは♪じゃあ殺してあげる♪」

 

不良C「・・・っ」

 

音吉「や、やめんか・・・っ!!」

 

ギルティ「あははははははははは♪」ドブシュッ

 

不良「が・・・あ・・・あ・・・ッ」

 

ギルティ「なんだよぉー。力抜けすぎて悲鳴すりゃあがんないんでやんの。ありえなくねー?」

 

音吉「・・・おぬし」

 

ギルティ「あはは・・・さぁて、お次はこっちの子かなぁ?」

 

不良D「や、やめ・・・」

 

音吉「やめろ!そんなことはわしが許さん・・・ッ!!」

 

ギルティ「あっははははははー♪じゃあさぁー?守ってみれば?正義のおじーちゃん♪」

 

音吉「くっ・・・クレッシェンドトー・・・!」

 

ギルティ「あはははははははははー!おらよぉっと♪」ズガァァアアン

 

不良D「がぁぁあっぁああっ」

 

音吉「・・・っ!!」

 

ギルティ「あーあー?おじーちゃんがグズグズしてるからぶっ潰しちゃったよ。かわいそぉー♪」

 

音吉「・・・っ」

 

ギルティ「それじゃあ次は~・・・」

 

音吉「(なんという邪悪・・・なんという歪さじゃ・・・ノイズとは違う、もっと別の・・・)」

 

ギルティ「はーい♪次はキミでぇーっす♪」

 

不良E「ひ、ひぃ・・・ひぃぃ・・・っ」

 

ギルティ「ご当選おめでとーございまーっす♪これからキミには楽しい楽しいなぶり殺しツアーが始まっちゃいますよぉー?あはははは♪」

 

クレッシェンドトーン『音吉・・・!』

 

音吉「わかってお・・・」

 

ギルティ「動くな」

 

音吉「・・・っ」

 

ギルティ「動くとこいつ、殺すよ?」

 

音吉「・・・な」

 

ギルティ「ジジイ、お前がいま動いたらこいつの首をはねる。でも動かなかったら・・・ちょっとは長生きできるかも♪」

 

音吉「・・・おぬし」

 

ギルティ「どっちにしろ死んじゃうけどねぇー?あははははは!どうするー?」

 

音吉「ぐっ・・・」

 

クレッシェンドトーン『音吉・・・っ』

 

ギルティ「正義の味方ってのはわかりやすいですなー♪あはははー!それじゃ、どこから折ろうかなぁ♪」

 

不良E「や、やめてくれ・・・やめっ」

 

ギルティ「まずは右手の指ぜーんぶからイってみよー♪」

 

不良E「や、やめてく・・・っ」

 

ギルティ「あははははははははははははははー!!」グッ

 

音吉「くっ・・・!わしは・・・っ!」

 

 

 

「「「「待ちなさいっ」」」」

 

 

 

ギルティ「・・・っ」

 

音吉「・・・っ」

 

クレッシェンドトーン『あなたたち・・・』

 

 

 

メロディ「爪弾くは荒ぶる調べ・・・キュアメロディ!」

 

リズム「爪弾くはたおやかな調べ・・・キュアリズム!」

 

ビート「爪弾くは魂の調べ・・・キュアビート!」

 

ミューズ「爪弾くは女神の調べ・・・キュアミューズ!」

 

 

 

「「「「スイートプリキュアッ!」」」」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

ギルティ「スイート・・・プリキュアぁ?」

 

 

ミューズ「おじいちゃんっ」

 

メロディ「音吉さんっ」

 

音吉「お、おぉ・・・すまん、みんな」

 

ミューズ「もぉ・・・ひとりで勝手にいっちゃうんだから・・・」

 

リズム「心配しましたよ?」

 

音吉「すまん・・・北条君も呼んでおったし、みんなは合唱大会の練習もあると思ってな」

 

ビート「そんな水臭いこと・・・」

 

リズム「それより・・・いったいなにが・・・」

 

 

 

メロディ「・・・」

 

ギルティ「・・・」

 

 

 

メロディ「これ・・・あなたがやったの?」

 

ギルティ「あははは・・・すっげー。プリキュアだよプリキュア♪あははは♪」

 

メロディ「答えて!あなたはいったい何!?」

 

ギルティ「知らないよそんなの。自分がなんなのかーとかさ♪テツガク?」

 

メロディ「・・・っ」

 

 

 

ミューズ「おじいちゃん・・・もしかして、あの子」

 

音吉「あぁ・・・昨日の子じゃ・・・」

 

リズム「そんな・・・じゃあ、音吉さんが言ってた調べの館をむちゃくちゃにした子が・・・!?」

 

ビート「プリキュア・・・?」

 

ミューズ「そんな・・・」

 

 

 

メロディ「とにかく・・・調べの館をあんな風にして、この人たちにひどい事したのも・・・」

 

ギルティ「わたしー♪キュアギルティってのよろしくねー?」

 

メロディ「キュアギルティ・・・どうしてそんなことを・・・っ!」

 

ギルティ「んー?なんでだろ。ストレス溜まってたからとかー?」

 

メロディ「・・・っ」

 

ビート「なんてやつ・・・っ」

 

リズム「同じプリキュアとして・・・こんなの見過ごせないっ」

 

ミューズ「ええ・・・。よくもおじいちゃんにこんなこと・・・」

 

 

 

「「「「絶対に許せないッ!!」」」」

 

 

 

ギルティ「ハッ♪バッカじゃねーの?お前らだっておんなじだろーが。こっちで人質とっちまえば・・・」

 

ミューズ「シリー!」

 

シリー「シシーッ」ポロロンッ

 

ミューズ「“シ”の音符のシャイニングメロディ!」

 

 

ミューズ「“プリキュア・シャイニングサークル”!!」

 

 

ギルティ「なッ・・・くぅっ!?」ガチィィイン

 

ミューズ「これであなたは動けない・・・ッ!!」バッ

 

ギルティ「ガキが・・・ッ」

 

 

メロディ・リズム・ビート「「「プリキュア・トリプルキーック!!!」」」

 

 

ギルティ「ぐっふぅぅっ!!」ズガァァァァアアン

 

 

メロディ「このまま一気にいくよ!」

 

リズム「オッケー!」

 

ギルティ「邪魔クセぇワザ使いやがって・・・くっそ・・・っ」ガラララッ

 

ビート「覚悟しなさいっ」

 

ミューズ「あなたにもう・・・勝ち目はないわっ」

 

ギルティ「はは・・・4対1でいうことかっつーの」

 

ミューズ「あなたには、おじいちゃんの大切なパイプオルガンを壊された恨みだってあるんだから!」

 

ギルティ「ハッ・・・くだらねぇ」

 

ミューズ「・・・っ」

 

ギルティ「そんなに大事ならなぁ・・・しっかり守れってんだよ!!」バッ

 

ビート「逃げる気っ!?」

 

ギルティ「“プリキュア・ブラックミスト”!!」

 

ブワァァアアアア

≪ギルティが両手を向けた瞬間、黒紫の光が爆発し黒い霧が一面を覆う≫

 

メロディ「うわぁっ!!」

 

リズム「えほえほっ・・・!煙幕・・・っ!?」

 

ミューズ「これぐらいで・・・っ!」

 

 

 

ギルティ「(はぁっはぁっはぁっ・・・)」バッ

 

ギルティ「くっそ・・・っ」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

メロディ「あ・・・やっと見えてきたっ」

 

リズム「・・・あの子はどこにっ!?」

 

ビート「・・・やっぱり、逃げたのかしら」

 

ミューズ「・・・ドドリー、あの子、いったい何者なの?」

 

ドドリー「わからないドド」

 

 

 

音吉「おぉいっ・・・みんなーっ」タッタッ

 

ミューズ「あ、おじいちゃん・・・」

 

メロディ「はぁ・・・もう、こんなときに限ってハミィはいないし」

 

リズム「仕方ないわよ。帰ってきたら聞いてみましょ?」

 

ビート「そうね、それにアフロディテ様ならなにか知ってるかも・・・」

 

 

 

ギルティ「(はぁ・・・はぁ・・・)」

 

ギルティ「(あいつら・・・はぁ・・・このわたしが、逃げるかよ・・・)」

 

ギルティ「(にしても・・・あのチビ・・・)」

 

ギルティ「(あのチビだけ・・・厄介だ)」

 

ギルティ「・・・ははっ」

 

 

 

クレッシェンドトーン『音吉・・・!まだ彼女はここにいますっ』

 

ギルティ「・・・ははは♪」

 

音吉「・・・っ!!みんな、まだじゃ!!」

 

 

「「「「・・・ッ!!」」」」

 

 

ギルティ「わたしが尻尾巻いて逃げるわけねぇだろうがッ!!」バッ

 

ビート「な・・・!!」

 

リズム「まだ・・・ッ!!」

 

メロディ「こんの・・・えっ!?」

 

ミューズ「な、なに・・・?カラダが・・・うまく・・・ッ」

 

リズム「動かないっ・・・!!」

 

ギルティ「あっははははははは♪どうしたのぉー?そんなに身悶えちゃってエロいなぁー♪」

 

メロディ「くっ・・・」

 

ビート「わたしたちに・・・なにをしたのっ」

 

ギルティ「あっはっは♪てめーらがさっき吸ったキリにはなぁ・・・体をマヒさせる効果があんだよバーカ♪」

 

リズム「そんなっ・・・」

 

メロディ「こっの・・・ぐらいで・・・っ」

 

ギルティ「あははははは♪・・・これで終わりだっ!!」ダダッ

 

メロディ「うっく・・・う、うごいてっ!」

 

リズム「このままじゃ・・・っ」

 

 

ギルティ「まずは・・・ガキ!!てめぇが・・・ッ!!」ダッ

 

ミューズ「・・・ッ!?」

 

ビート「ミューズ!逃げてぇっ!!」

 

 

ギルティ「死ねぇぇえッ!!」ズバシュッ

 

 

ミューズ「・・・ッ!!」

 

メロディ「ミューズ!!」

 

リズム「ミューズッ」

 

ビート「ミューズーッ!!」

 

 

ギルティ「あはははははははははははぁーッ!!」ズバァァンッ

 

 

ミューズ「―――ッ」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ミューズ「――ッ」

 

 

≪避けることもままならず回避不可能かと思われた非常なるギルティの手刀。ミューズは意を決して目蓋をグッと堪え閉じた・・・≫

 

 

 

 

音吉「・・・ぐっ」

 

ミューズ「・・・え」

 

 

 

≪しかし開いたミューズの目に映ったものは、守るべきはずの音吉が自分の前に立ち、ギルティの手刀が背中から生え・・・否、彼の胸を刺し貫いていた光景だった―≫

 

 

To be continued...




いつもキュアハッピー「キュアギルティ・・・」をご覧頂いている方々、
誠にありがとうございます。

今回の作品はみゆきたちがキュアギルティこと、黒咲彼方と出会う前の話になっております。本編は今まさに彼女たちの熾烈な戦いの幕が上がり、佳境に差し掛かっておりますが、今一度このキュアギルティという悪の少女がどれほどの悪なのかを再認識して頂きたく掲載させて頂きました。

前日譚のシリーズものではありますが、全4話ほどの短い内容になるかと思います。
しかし、この話の行く末はあまり人におすすめできるようなものではありませんのでご注意ください。

みゆきたちが今目の前で立ち向かおうとしている少女が、一体どれだけの悪意を携えているのか。その点をお楽しみ頂ければと思います。
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