RAINBOW X STORY   作:山形りんごをたべるんご

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17.カワイさ無敵級

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 死んだと思っていた翔琉。それがかすみの前に現れ、闇の中を突き進みながら右手を彼女に向かって伸ばしている。

 

 

「先輩……!?何で……死んだんじゃ……!?」

「勝手に殺すな!!手を伸ばせ!!」

 

 

 闇が彼を追い払おうとするが翔琉はそれを払いながらかすみの方へと向かっていく。

 

 

「ダメ、ですよ……私が居たら、先輩は……」

「ああ!?何のこっちゃ!?とにかく早く手ぇ出せや!!」

「だからダメです!!私が居たら、先輩が死んじゃいますから!!可愛くない私は……先輩の側に居たらいけないんです……!」

 

 

 涙を流すかすみ。先程見たのは幻だったのかも知れないが、自分が居たらきっとそれは現実になってしまう。そんな事を彼女は思ってしまい翔琉を拒絶する。しかし……。

 

 

「うるせえええ!!てめえが勝手にンなこと決めんな!!俺がかすみを見捨てる訳ねえだろうがぁ!!!」

 

 

 彼は闇を気合いで吹き飛ばし、一気に接近してきた。

 

 

「俺が死ぬだと?ふざけんな!!そう簡単にくたばるかよ!!まだ記憶も取り戻せてねえし、それにまだお前らのライブ見足りねえんだ!!もっと見るまで死ねねえんだよ!!」

 

 

 突き出された右手。かすみが手を伸ばせば、それを掴むことが出来るだろう。

 

 

「それにお前がお前を信じなくてどうする!?誰よりも自分の可愛さを信じていたのはかすみだろうが!!諦めるな!!前向いて進め!!かすみを可愛くないとか言う奴は、俺がブッ飛ばしてやる!!だから自信持て!!かすみは可愛いし、自分を信じていれば何処までも、無敵級に可愛くなれんだよ!!」

 

 

 強い眼差しでかすみを見る翔琉。それに吸い寄せられる様に彼女は手を伸ばしていく。そしてその手を、翔琉はしっかり掴んでから彼女のことを纏わり付いてる闇から引き上げた。顔と顔が近付く。驚いた様子でおり、少し涙の跡のあるかすみの頬を優しく撫でてから彼は微笑んだ。

 

 

 

 

「ほら、可愛いじゃないか」

 

 

 

 

 その言葉で、胸が熱くなる。

 

 記憶を失っても、この人は私の為にこうして行動してくれた。その事が嬉して仕方なかった。私のことを可愛いと言ってくれたのも同じくだ。嗚呼……やっぱりこの人が、先輩が大好きだ。かすみはガバッと翔琉に抱き付く。2人が暖かな光に包まれ、より強く輝いていった。

 

 かすみは彼の胸に顔を埋め、小さな声で嬉しそうに呟いた……。

 

 

 

 

 

「先輩……大好きです!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 光が次第に弱まりそして収まる。ダークファウストとカオスゴルメデはエックスとかすみが居た所に目を向けるが、そこにはどちらも居ない。何処に行ったのかと辺りを見回すとすぐに見つける事が出来た。エックスはファウスト達から離れた場所に膝立ちで座っており、その掌にはかすみが乗せられている。

 彼はかすみを優しく平たく大きめの岩の上に寝かせた。気を失ってはいるが、その顔は先程までの絶望したものではなく、憑物が落ちた様な安堵に満ちた表情だった。かすみに一度目線を飛ばした後、立ち上がってファウストとカオスゴルメデの方を向く。

 

 

「散々うちの後輩を虐めてくれたなクソ共……タダで済むと思うなよ?」

 

–––– အဲဒီခန္ဓာကိုယ်(その身体で) ငါဘာလုပ်နိုင်မလဲ(何が出来る)?––––

 

「何だって出来るさ……」

 

 

 エックスの胸のカラータイマーが輝いたのと同時に1枚のカードが輝きながら翔琉の前に飛び出す。彼はそれを掴み、迷うこと無くエクスデバイザーに装填した。

 

 

「俺はウルトラマンだ!!」

 

《ULTRAMAN ZERO LORD》

 

 

 この空間・ダークフィールド内ではエックスの力は半減し、サイバーカードも使用出来無い。しかし、以前友から貰ったカードは何故か輝き使用することが出来た。理由は不明。諦めないエックスの強い想いが起こした奇跡という他ないだろう。

 

 ウルトラマンゼロのサイバーカードから、ゼロの力がエックスへと流れ込んでいく。そして彼の目の前に、ゼロの使用していた三日月状の大剣・ゼロツインソードが現れた。その刃を掴み、ファウストとカオスゴルメデにそれを向けて構えた。瞳には奴らを必ず倒すという気概で満ちている。

 

 

「こっちも限界ギリギリだしな……速攻で潰す!!」

 

 

 大地を蹴って2体へと駆け出した。ファウストとカオスゴルメデは光弾を放つがエックスはそれを躱したり大剣を振り回して弾いてから無効化し、まずファウストに接近。

 

 

––––မင်း(貴様)……!?––––

 

「おらああッ!!」

 

 

 エックスの右拳が、ファウストの頬に叩き込まれてその身体を吹っ飛ばす。ファウストは不様にも地面に叩き付けられた。

 そして彼はすぐにカオスゴルメデに向き直り、ゼロツインソードを横に振り斬りつける。そして奴が悲痛な叫びを漏らしながら少し下がった後、エックスは前に出て大剣を地面に突き立て支えにしてから跳び上がり、炎を纏った蹴りをカオスゴルメデに放った。強烈な一撃を受け、カオスゴルメデも大きく吹き飛ばされてしまう。

 

 

 

 エックスは止まらない。フラフラしながら立ち上がったファウストに向かって走り接近し、大剣を乱雑に振るう。ファウストはどうにか躱していくがダメージが有る為かなり危うく、とうとう右手首付近を斬り裂かれた。斬られた傷口からは赤黒い光が血の様に吹き出ており、ファウストは苦悶の声を上げ腕を抑えながら後退していく。エックスが更なる追撃をしようとした時、立ち直ったカオスゴルメデが再び突撃してきた。角を突き出しての突進を、エックスは大剣で受け止める。

 

 

「いい加減……てめえもうぜぇ!!」

 

 

 大剣を上にへと思いっきり振り払い、カオスゴルメデを上空へと投げ飛ばした。そして彼自身もそれを追う様に飛び上がる。

 

 

「プラズマスパークスラッシュ!!」

 

 

 高速で接近し、眩い閃光を放つ刃をすれ違い様に横一閃に振るいカオスゴルメデを斬り裂いた。カオスゴルメデがそれに耐えられる筈も無く、見事に爆発四散する事になる。

 地面に着地したエックス。次はファウストを叩き斬る番だと、振り返る刃を構えた。しかし…………。

 

 

「ん……?何処に行きやがった……?」

 

 

 ファウストの姿は何処にも無かった。気配も感じられず、どうやら逃げてしまったらしい。

 

 

「チッ…………ッ!?」

 

 

 身体がフラつき倒れそうになるが、ゼロツインソードを杖にして何とかそれを防ぐ。肉体的には、既に限界を超えていたのだ。

 

 

「あー……しんど………」

 

 

 空間が次第に消滅していき、元の景色に戻っていく。それを見ながら、彼は翔琉の姿へと戻るのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ん………あれ……ここって?」

 

 

 かすみは校庭の木の下で目を覚ました。周りにあるのは何時もと変わらない風景。先程まで見ていたのは夢だったのだろうかと思える程に何の変哲の無い物だ。

 

 

「お?起きたみたいだな」

 

 

 声を掛けられたので隣りを見ると、そこには木に寄りかかって立っている翔琉がいた。

 

 

「先輩!?おっととっ……」

「ちょ、馬鹿。いきなり立つんじゃねえよ」

 

 

 立ち上がろうとしてフラついたかすみを翔琉が支える。

 

 

「あ、ありがとうございます……。先輩どうしてここに?やっぱり、さっきのって夢じゃないんですか!?」

「さっきの?何のことだ?」

「私のこと助けてくれたじゃないですか!?」

「うん、まあ確かに、何かその辺で涎垂らして寝てたかすみを今こうして面倒見てはいるな」

「そうじゃなくてぇ!?ていうか涎!?」

 

 

 かすみは急いで口の周りをゴシゴシと手で乱暴に擦った。因みに嘘であるので涎など垂れている筈も無い。

 

 

「嘘だよ」

「ちょ、酷いですよ先輩!?」

 

 

 頬を膨らませて怒るかすみを見て彼は笑う。

 結局さっきのは夢だったのか。凄く苦しくてつらい思いもしたが、翔琉が助けに来てくれたのも現実では無かったというのは彼女からしたら悲しい事であった。あの時彼に抱いた想いも、ただの自分の中での空想でしかなかったのだろうか……。そう思い少し寂しさを感じた時、翔琉が優しく頭に手を置いた。

 

 

「せ、先輩……?」

「なあ、かすみ。お前は自分のこと、どう思う?」

 

 

 翔琉からの質問。そこに悪ふざけの様なものは感じられず、かと言って堅苦しくも感じない。一瞬ポカンとしたかすみであったが、それに対する答えはもう決まっていた。

 

 

 

「それはもちろん!かすみんは無敵級に可愛いと思ってます!」

 

 

 

 胸を張ってとびっきりの笑顔で堂々と答えるかすみ。

 もう迷いはしない。私は私を強く信じ、誰よりも大好きでいるんだ。彼女の迷い無きその決意を、翔琉も感じ取ることが出来た。

 

 

「よし!かすみはそうでなくっちゃな」

「はい!これからどんどん可愛くなっていくかすみんから、目が離せなくなりますよ〜?」

「楽しみにしてるよ」

 

 

 2人は互いに笑い合う。そんな時、こちらに向かって歩いて来る1人の少女の姿が見えた。

 

 

「おーい、2人共ー」

「ッ、新城野じゃん」

「新城野先輩!良かったぁ〜、無事だったんですねぇ……」

「うん、何とかねぇ〜」

 

 

 そう言ってやって来た少女=明里は手をひらひらと振る。そこでかすみはある事に気付いた。

 

 

「え、新城野先輩怪我してるじゃないですか!?」

「あ、これ?いやぁ〜、逃げてる途中で転んじゃって……」

「全然無事じゃないじゃないですかぁ!?」

 

 

 明里の右手首から前腕にかけて包帯が巻かれていた。

 

 

「捻ったのか?」

「うん、そんな感じ」

「…………そっか」

「まあ、大した怪我じゃないから大丈夫だよ」

「大丈夫じゃないですよぉ!?」

 

 

 彼女の怪我を見てかすみはアタフタとしている。自分と逸れたことで明里が怪我をしたのかもと思っているのだろう。

 

 

 

「あははっ。心配してくれてありがとね。えっとぉ、中須かすみちゃんだよね?」

 

「はい!かすみんって呼んで下さい!あ、そうだ。先輩のこと明里先輩って呼んでいいですか?」

 

「良いよぉ。せっかくだし、お友達になろっか?」

「ぜひ!」

 

 

 何だか意気投合し楽しそうに話している2人。この2人は案外相性が良いのかも知れないと、やり取りを見ながら翔琉は思った。

 

 

「そうだ、他のみんなが2人のこと捜してたよー」

「本当ですか!?だったら早く行かないと……先輩、行きましょう!」

「あ、俺ちょっとやる事あるから、2人で先に行っててくれ」

「やること?」

「そう、やること」

「んー、なら仕方ないですね。すぐに来て下さいよぉ?」

 

 

 

 かすみに対して「分かってる分かってる」と適当な返事を返した翔琉。そしてかすみと明里が校舎に向かって歩いていきある程度離れた後、彼は口から血溜まりを吐き出した。

 

 

「ガハッ、ガハッ……!あー……畜生……最悪だぁ……」

 

 

 ファウストとカオスゴルメデとの戦闘は彼にとって凄まじい負担となった。木に寄り掛かってなければ立てないまでに翔琉は疲弊していたのだ。体重を木に掛けながらゆっくりと座り込む翔琉。あれだけボコボコにされて、よく生きていたなと自分でも関心してしまう程にはダメージを受けていた。

 

 

「翔琉君!?」

 

 

 そこへやって来たのは彼を捜索していたXio隊員の紗季と涼風だ。

 

 

「大丈夫……って酷い怪我!?一体何があったの!?」

「一先ず救護班を呼びます。気を確かに」

「だ、大丈夫っすよ、これくらい………ッ!?」

 

 

 無理に笑ってから立とうとするが上手くいかず、倒れそうになったところを2人に支えられた。

 

 

「全然大丈夫じゃないでしょ!?」

「無理は禁物ですよ、天地さん?」

「っ…………すんません……」

 

 

 結局翔琉はXioの医療施設に搬送される事になった。また同好会メンバーに怒られるかも知れないが仕方ないだろう。意識が若干薄くなっていく中、彼は今日自分の前に立ち塞がったモノのことを思い返す。

 

 

「ダークファウスト……何者だったんだ……?」

 

 

 突如現れ、自分を襲って来たダークファウストという存在。ウルトラマンの様な外見をした謎の怪物。奴の正体が何なのか?彼にはまだ解る筈も無かった………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 その日の夜、人通りの無い裏道を必死に走る2人の男子高校生の姿があった。彼らは昼間に明里をナンパし、かすみを嘲笑った虹ヶ咲学園の男子生徒である。

 

 

「ひ、ひぃぃぃぃ!?」

「な、何なんだよぉ!?」

 

 

 全力で走る……というか逃走する彼らの背には、2つの異形と云うべき存在が迫っていた。

 1体は黒いスリムな身体で両腕に剣を備えた赤い目の宇宙人で、もう1体は鋭い爪で月明かり反射しながら追って来るマントの様な物を着けた宇宙人だ。

 ツルク星人とヒュプナス。2体の宇宙人は狩り……というよりも遊んでいるかの如く接近したり離れたりしている。時折掠める様に剣や爪を振るって彼らの恐怖心を煽り更に追い詰めていく。

 

 

「助けてくれえええ!?」

「うわああ!?」

 

 

 転んでしまった2人に宇宙人達が迫る。彼らの表情は恐怖で引き攣っており、それを愉しむかの様な嗤い声が宇宙人らから聞こえてきた。

 

 

「く、来んじゃねえ!?」

「あ、ああ、あっちに行きやがれ!?」

 

 

 持っていた通学バックかポケットの携帯などを取り出して奴らに投げるがそんな物が効果ある筈もなく、ツルク星人とヒュプナスはじわじわと距離を詰めて更なる恐怖を掻き立てる。それらから逃げようと後退る2人。だが直後、後ろより伸びて来た光る触手が彼らのことを捕捉し持ち上げた。

 

 

「うわああああああ!?」

「ひぃぃぃ!?な、何が!?」

 

 

 振り向くとそこに広がっていたのは一面の白霧。そしてその中から、頭頂部に巨大な単眼を持ち、足元に巨大な口のある昆虫に似た怪獣が姿を見せた。この怪獣・ゴングリーは伸ばした触手で2人のことを強く締め付ける。骨の軋む音、肉の潰れる音、皮膚の千切れる音、そして凄まじい絶叫。ゴングリーはそれら全てを口の中に放り込んで掻き消した。

 

 

 怪獣も宇宙人も消失し、静寂に包まれたこの場に1人の少女が現れた。明里である。

 

 

「フフッ、楽しかったー」

《おやおやおや……ご機嫌じゃないか明里》

「うっざい馬鹿を殺せたからねぇー。あの馬鹿達の最期の声、笑えたなー。あはは」

 

 

 笑う明里。その左手にはツルク星人、ヒュプナス、ゴングリーの怪獣カプセルがあった。彼らを殺せた事に、良い充実感を感じていた。

 

 

「じゃあ、行こうか」

《ああ。そういえばウルトラマンはどうするんだい?》

 

 

 ウルトラマンという単語に明里は反応する。

 

 

「うーん。さっさと殺したいんだけどねぇ……」

《なら、彼ら(・・)を使うかい?》

「まあ、その辺は適当にやっていいよ」

 

 

 本当にどうでもいいと言った感じの態度を取る彼女。以前エンペラ星人を仕向けてまでエックスを殺そうとした人物と同じとは思えない様子だ。

 

 

《おやおやおやおや……》

「じゃあ、そういう感じでよろしくねー」

 

 

 明里は歩いて去っていく。そんな中ふと思い返すのは昼間、自分のことを助けてくれた翔琉と友達になったかすみのこと。初めての気持ちを感じさせてくれた彼らのことを思うと、何だか少しだけ気分が良くなる。

 

 

「フフッ……」

 

 

 軽い足取りで、明里は帰っていくのだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 とある廃倉庫。そこにいるのは複数の宇宙人達が屯していた。そしてそんな奴らに話を掛けているのも宇宙人……デスレ星雲人ダイロだ。以前脱獄ハンターズとしてXioとエックスを襲撃したが撃退され、1人だけ逃げ出した者だ。

 ダイロは宇宙人達の真ん中にいる者に対して交渉をしている。その者は地球人の男性の姿をしているが、これは擬態によるものであり本来の姿ではない。

 

 

「なるほど……コイツがターゲットか」

「ああ。アンタ程の殺し屋なら、楽勝だろ?報酬は言い値で払うから、そいつをぶっ殺してくれ!」

 

 

 その言葉に口角を上げたその宇宙人はダイロから受け取った2枚の写真を投げたあと、それにナイフを投げた。投げたナイフと共に、写真は壁に貼り付けられる事になる。

 写真には、エックスと翔琉が写されていた。

 

 

「殺し屋?確かにそうだが、ちょっと違うなぁ……」

 

 

 首のチョーカーに触れると全身が鎧に包まれた。武器である手斧を刃をギラつかせ、ダイロに見せ付ける。

 

 

 

 

 

「俺は超一流の殺し屋(エースキラー)だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 物語は進んでいく。誰も止めることは出来ず、清濁併呑しながら。歌い続ける少女達を守る為に戦う者、己の欲の為に動く者、退屈を満たす為に戦う者、最後に残るのは誰なのか?それを知り得る者はまだ居ない。

 

 

 青く輝く海。そこで出逢う少女達。それが次なる物語の鍵。輝きを求める者達との邂逅は、彼に何をもたらすのだろうか–––––––

 

 

 

 

 

 




かすみ個人回、そして第一章、これにて終了です!
ファウストという強敵をゼロの力で何とか退けてかすみの命と心を救う事に成功した翔琉。しかしファウストはまだ生きており油断は出来無い状態……。奴の目的は何なのか?それが明かされるのはまだ先になりそうです。

そして怪獣を利用して人間を殺した明里。今回召喚したのは「ウルトラマンレオ」よりツルク星人、「ULTRASEVEN X」よりヒュプナス、そして「SSSS.GRIDMAN」よりゴングリーになります。翔琉、かすみと友達になった一方でルギエルと共に怪しい動きをする彼女……一体何が目的なのか?
彼女の今後にもご注目下さい。

更に、漫画「ULTRAMAN」より、エースキラーの参戦です!
生き残っていた脱獄ハンターズのダイロに翔琉の殺害を頼まれたエースキラー。どの様な戦いになるのか、是非お楽しみに!


さて、これにて一章が終わり、次回から第二章「Aqours編」となります!以前陸から話は聞いていたAqoursとの本格的な邂逅が彼に何をもたらすのか、是非お楽しみにしていて下さい!

それでは今回はここまで!
感想、質問、高評価、山形りんご、その他、是非是非お待ちしてるんご!



次回、Aqours編スタート!


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