RAINBOW X STORY   作:山形りんごをたべるんご

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今年ラスト投稿です!
それではどうぞ!


31.友アンド愛を信じて

 

 

 

 

 

 

 

 

 スラン星人ソルア、バット星人タクニア、ゴドレイ星人クアト、ゼットン、ゼットン二代目は火球や光線、稲妻、光弾、ミサイルなどを放って迎え撃つが2人はそれらを掻い潜って進んでいき、エックスはゼットンにタックルして他の連中から離していく。

 

 

「チッ!うおっ!?」

 

 

 ソルア達がエックスとゼットンの所に行こうとしたのを、マックスがマクシウムソードを放って阻止。

 

 

「お前達の相手は私だ」

「フンッ、良いだろう」

「まずは貴様から血祭りにしてくれよう!」

 

 

 ゼットン二代目が手先からゼットンナパームという火炎を、クアトが胸から破壊光線をマックスに向けて放った。しかしマックスはジャンプしてそれを回避し、急降下キックで2体を纏めて蹴り飛ばしてしまう。

 

 そこへソルアとタクニアが接近していき腕を振るうが、マックスはそれも見事に躱して逆にパンチやキックを叩き込んでいく。

 

 4対1と不利な状況下であるがマックスは決して臆すること無く立ち向かい、寧ろ奴らに強烈な攻撃を浴びせていって圧倒していた。

 

 

「お、おのれぇ!?」

 

 

 タクニアは両腕の鋏からミサイルを発射。マックスは回し蹴りでミサイルを叩き落とし、マクシウムソードを投げた。投げられた刃はタクニアの身体を切り裂いて大きなダメージを与える。

 彼が無防備になったのだろうと思ったゼットン二代目が背後から突撃しようとするが、それを察せられ回避されてしまい、マックスに腕を掴まれてから思いっきり投げられることになった。投げられたゼットン二代目はその先にいたクアトに激突し2体は倒れ込んでしまう。

 

 

 ソルアが超高速でマックスに向かう。マックスも同じく超高速で動き何度も激突を繰り返す。

 

 

「シュアッ!」

「くっ!?」

 

 

 腕を振るって攻撃していくがマックスは受け止め回避し、カウンターを叩き込む。腹部に強烈な拳を喰らい退がっていくソルア。更に続けてキックを撃ち込まれて奴は吹っ飛んだ。

 

 

「ぐおおっ!?」

「ソルア!?お、おのれぇ!?」

 

 

 並ぶソルア達に対してマックスは拳を握り構える。最強最速と呼ばれているマックスを相手するには、奴らでは少々役不足の様だ。

 

 

《REALISE》

 

 

 そこへ更に陽花がサイバーゴモラを召喚。サイバーゴモラはマックスの横に並んで咆哮を上げた。

 

 

「あたし達も一緒に戦うっす!」

 

 

 彼女の言葉に頷き、サイバーゴモラと共に宇宙人達に構えるマックス。そんな彼らにへと奴らは向かっていき、マックスとサイバーゴモラもそれに対抗する為走り出すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゼットンを止めるべく彼にしがみ付くエックス。だがすぐに払われて張り手を受けて後退してしまう。

 

 

「があッ!?くっ……ゼットン、俺だ!翔琉だ!思い出せ!」

 

 

 何度も呼び掛けるがゼットンに変化は見られない。テレポートでエックスの眼前に迫り、至近距離で火球を撃ち込んで来た。彼は堪らず吹き飛び、背後にあったビルを崩しながら倒れてしまう。

 

 

「ぐああああああッ!?ッ……どう、すれば……!?」

 

 

 痛む胸を抑えながら身体を起こす。ゼットンを抑えようにもその強力な力ですぐに返され圧倒されてしまい、カラータイマーも鳴っていてこのままでは彼を助けることなど出来ない。どう打開するべきか……彼がそう考えていた時であった。

 

 

「ゼットン!!」

 

 

 聞こえて来た叫び声の方に目を向けると、そこには愛の姿があった。ここまで必死に走って来たらしく額には汗が滴り、練習着も濡れて張り付いている。

 

 

「お願い!やめてゼットン!?」

 

 

 彼女はゼットンに向かって必死に叫んだ。それに気付いたゼットンは一歩一歩愛の方へと向かっていった。彼女の想いが届いたのかと思われたが、ゼットンは愛に向かってその腕を振り上げた。

 

 

「まずい!」

 

 

 エックスは即座に飛び出してゼットンを羽交い締めにし、愛に対して腕を振り下ろすのを止める。

 

 

「馬鹿やめろ!?そいつはお前の友達だろうが!?」

 

 

 全力で抑えながらゼットンにそう言うが、彼は聞く耳を持たず暴れて抵抗。

 

 

「この……!?おい、逃げろ!長くは持たねえ!」

 

 

 愛へと逃げる様に叫ぶエックス。このままでは振り解かれ、愛に対してゼットンの腕が叩き付けられてしまうことになるだろう。

 

 

「嫌だ!」

「はあァ!?何言ってんだお前は!?」

「もう逃げたくない!ゼットンは私の大切な友達だから、どんな事になっても絶対に助けたい!」

 

 

 かつてチビスケを助けられなかった事が脳裏に浮かぶ。もうあんな事を繰り返さない為に。もうあんな思いをしない為に。大切な友達を助ける為に、愛は真っ直ぐな目でゼットンを見つめながら一歩も引く事は無かった。

 

 

「ゼットン、これ見て!」

 

 

 彼女が取り出したのは出会った時にゼットンがくれた流星マークのバッジ。それをゼットンへと見せ付ける。

 

 

「君がくれた、友達の証だよ!私だけじゃなくて、歩夢にも、かすみんにも、しずくにも、そしてかけるんにもくれたでしょ?みんな君からこれを貰えたことをとても喜んでるんだよ!」

 

 

 バッジを見て、そして愛の言葉を聞いて、何かを思い出しそうなのかゼットンの力が次第に弱まっていく。

 

 

「お願い、思い出して!!君の友達のことを……私達のことを!!」

 

 

 愛の必死に叫びを聞いたゼットンが身体を痙攣させ頭を押さえる。友達との大切な記憶が、呼び起こされそうとしているのだ。今がチャンスだと思ったエックスは彼を軽く後方に押し退けてから離れた。

 

 

「ピリュファイウェーブ!」

 

 

 右手より放たれた浄化光線の光がゼットンを包む。そしてそれが晴れた時、ゼットンの先程までの凶暴さは潜め、愛の事を思い出して彼女の方を向き頭を下げるのであった。

 

 

「ゼットン!」

 

 

 元の優しいゼットンに戻った様で安心し笑みを浮かべる愛。ゼットンはエックスに近付いてからまた頭を下げる。謝罪とお礼を含んだものなのであろう。

 

 

「戻って良かったよ。さあ、アイツらぶっ飛ばすぞ」

 

 

 ゼットンの肩を軽く叩いてから戦っているマックス達の方に振り向く。ソルア達を倒すべく、彼らもそちらの方へと参戦するのであった。

 

 

 エックスがアタッカーXを、ゼットンが1兆度の火球を放つ。それはソルア、タクニア、クアト、ゼットン二代目に命中し4体を吹っ飛ばした。それからエックスとゼットンはマックス、サイバーゴモラの横に並ぶ。

 

 

「友を救う事は出来た様だな」

「ああ、お陰様で。それと、コイツが噂のサイバーゴモラか。頼りにしてるぜ」

 

 

 サイバーゴモラはエックスの言葉に応える様に咆哮。

 

 

「そんじゃあ、みんな……行くぜ!」

 

 

 エックスの号令に合わせて立ち上がったソルア達へと彼らは駆け出す。

 

 

 

 

 向かって来るサイバーゴモラに対してミサイルを放つタクニア。しかしそれらは全て大きな爪で防がれ、サイバーゴモラはどんどん接近し猛烈な突進を食らってしまう。

 

 

「ぐほぉ!?ゴ、ゴモラ如きに私がああ!?」

「ゴモラ如きとは何ですか!桑井博士の命を奪ったアンタ達を、あたしは絶対許さないっす!」

 

 

 陽花の怒りに呼応し、サイバーゴモラから闘気が放たれた。鋭い爪を何度も振るってタクニアの身体を裂き、流れる様に身体を回転させ尻尾を叩き付ける。強烈なラッシュを受けたタクニアは堪らず吹っ飛んで倒れた。

 

 

 

 クアトがマックスに向かって爪を振るった。彼はそれを受け止めて、胸元にパンチを叩き込む。胸を抑えて後退するクアトに、マックスはマクシウムソードを投げた。マクシウムソードは縦横無尽に飛び回り、クアトを斬り付けていく。

 

 マクシウムソードを戻し、再びクアトへと構える。クアトは胸から破壊光線をマックスに向かって放った。マックスは眼前に光のシールドを形成して防ぐ。それを見て悔しがり地団駄を踏み、それからマックスに向かって突進していった。マックスも奴に向かって走り、飛び蹴りを繰り出した。命中すると同時に光がスパークし、クアトを吹っ飛ばすのであった。

 

 

 

 

 ゼットンはゼットン二代目と戦っていた。鳴きながらゼットンに飛び掛かる二代目だが、ゼットンはテレポートして躱す。潰れたカエルの様にビタンッと地面に落ちる二代目。ゼットンはその背中を容赦無く踏み付け、そして蹴り飛ばす。

 

 

 どうにか立ち上がれたゼットン二代目はナパーム弾を連続して放った。ゼットンはバリアを張り、それらを全て防ぎ切ってしまう。驚いている二代目に対し、ゼットンは1兆度の火球を放つ。火球は二代目の顔面に直撃し、奴は堪らず倒れてしまった。

 

 

 本来なら二代目の方が能力値は高い筈なのだが、ゼットンはその能力差を物ともせず圧倒していた。

 

 

 

 

 

 

 ソルアの顔面に、エックスの拳が叩き込まれた。

 

 

「グハッ!?く、くそが……!」

「よくも俺の友達を利用したり泣かせたりしてくれたなァ……!落し前はしっかり着けてもらうぞゴラァァ!!」

 

 

 腕を大きく振り被り、右ストレートを放つ。だがソルアは高速移動でそれを回避し、更に彼を円で囲む様に動いて残像を作り出して分身。そして腕から怪光線をエックスにへと放つ。

 

 

「ガッ!?」

「「「フハハハッ!どうだ、これが私の力だ!」」」

「チッ……」

 

 

 残像がエックスを囲み嘲笑う。どれが本物なのか普通ならわからない。普通なら……。

 

 

「そこだ!」

「ごはぁッ!?」

 

 

 エックスは右斜め後ろに跳んで蹴りを放った。すると蹴りは見事にソルアに炸裂し、奴のことを吹っ飛ばしてしまった。

 

 

「ば、馬鹿な!?何故!?」

 

 

 ウルトラ戦士とはいえそう簡単に見破れる筈が無い。そう確信していたのに最も容易く看破されてしまい動揺を隠せないでいるソルア。何故なのかとエックスに聞くと予想外の返答が来た。

 

 

「…………勘」

「ふざけんなァァ!?」

 

 

 タクニア、クアト、ゼットン二代目もソルアの所に吹っ飛ばされて来る。

 

 

「さて、どうやらそろそろシメといこうじゃないか」

「おのれぇ……!?」

 

 

 エックス、マックス、ゼットン、サイバーゴモラは必殺技の体勢に入った。このまま一気に決めるべく、皆力を溜めていった…………のだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ッ、ぐあッ!?」

「ダァッ!?」

 

 

 そんな彼らに対して幾つもの破壊光弾が降り注いだ。堪らずエックス達は膝をつく。一体何なのか?そう思い顔を上げると、そこに居たのは恐ろしいモンスターであった。

 

 

 

 胴体はゼットンと似通っており、両肩からは赤い突起が伸びていて両手両足には鋭い爪、顔は鮫や深海魚を連想させる様な凶悪なものになっている。長く太い尾で地面を叩き、ゼットンと何かを混ぜた怪獣はエックス達の前に立って咆哮した。

 

 

「何だよ、アイツは……!?」

 

 

 突如現れた怪獣に驚いているエックス達に向かって、ソイツは容赦無く光弾を放っていく。

 

 

「があッ、くッ!?」

 

 

 強烈な威力と凄まじい連射に追い詰められていくエックス。マックスとサイバーゴモラ、ゼットンも苦しんでおり、先程までの優勢は一瞬で無くなってしまった。

 

 

「何だか知らんがチャンスだな……」

「ああ、我々も……!」

 

 

 ソルア達も立ち上がりエックス達に光線や光弾を放っていった。弾幕の嵐が彼らを包み傷付ける。

 

 新たに現れた怪獣が前面に大きな火炎弾を生成した。それをエックス達へとぶつけてしまうつもりなのだろう。怪獣は火炎弾を、彼らへと飛ばした。あんな物喰らってしまったらひとたまりも無い。万事休すかとエックスが覚悟を決めた……その時である。

 

 

「な、ゼットンッ!?」

 

 

 何とゼットンがエックス、マックス、サイバーゴモラを庇う様に立ち上がり、腕を拡げて火炎弾を受けた。バリアを張る暇も無かったのだろう。強力な防御力を持つゼットンとはいえ、その一撃は痛烈なものであり……。

 

 

「ゼットン!?」

 

 

 愛の悲鳴が響く中、ゼットンは火炎に包まれた………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







ゼッパンドン襲来!
この強力無比な怪獣を前に、心を取り戻したゼットンが……。果たしてエックス達はどう立ち向かうのか?次回をお楽しみに!



本年度最後の投稿になるこの回ですが、ここで重大発表があります。




なんとこの度、かつて蒼人様が連載をなさっていた「メビライブ!サンシャイン!!〜無限の輝き〜」とコラボさせて頂くことになりました!!

エックスとメビウス、ヒカリ、そして翔琉と未来、ステラがどの様に関わりどんな物語となるのか、是非是非お楽しみにしていて下さい!
投稿は来月中を予定しています!


重大発表も出来た所で、今回はここまでとさせて頂きます。

感想、質問、高評価、ここすき、その他、是非是非お待ちしています!

それでは皆様、良いお年を!

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