RAINBOW X STORY   作:山形りんごをたべるんご

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今回から遂に、蒼人様の書かれていた「メビライブ!サンシャイン!!〜無限の輝き〜」とのコラボが始まります!
是非皆様お楽しみ下さい!

それでは早速どうぞ!






37.ウルトラマンの襲来

 

 

 

 

 

 

 

 青空、燦々と輝く太陽。それに照らされて眩い輝きを放つ刃があった。天を衝く様に高く伸びたその刃は、やがて空を裂きながら振り下ろされていき……────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「危なッ!?」

 

 

 当たる寸前で白羽取りされてしまった。

 

 刃を受け止めたのはウルトラマンエックス。そしてその刃の持ち主である怪獣の名はギロン。主に惑星テラに生息している怪獣だ。このギロンの特徴は何と言っても、まるで出刃包丁に手足で生えたのかの様な奇抜な見た目。頭部が巨大な刃となっており、一度見たら忘れない姿をしている。

 

 突如宇宙から飛来したギロンは頭の刃を振り回して暴れ、それを止めるべくエックスが出現したのだ。

 

 彼を真っ二つにする為に力を込めていくギロン。だがエックスも負けじと力を込め、そして押し返した。

 

 

「危ねぇなコイツ……!てか、どんなデザインコンセプトだよ!?」

 

 

 後方に退がったギロンであったがすぐに立て直し、穴の開いた頭部両脇から十字手裏剣を連続発射。エックスはそれを躱す為に空へと飛び上がった。……しかし。

 

 

「何!?」

 

 

 手裏剣は何とエックスのことを追尾して来た。実はこの手裏剣はギロンの脳波でコントロールされているのだ。

 

 

「くそっ!」

 

 

 どうにか逃れようと加速するエックスだが、ギロンは更に手裏剣を飛ばして彼を追撃していく。加速と旋回を繰り返し、距離が充分取れた所で振り返りアタッカーXを放って手裏剣を撃ち落とした。

 

 

「おっし!これで……──ッ!?」

 

 

 接近して来る気配を感じてその方向に目を向けるエックス。そこには刃の鋒を向けてロケットの如く突っ込んで来るギロンの姿が。

 

 

「ぐああああッ!?」

 

 

 寸前で身体を捻ったことで直撃は避けられたが胸元を掠って火花を散らし、エックスは真っ逆さまに地面にへと墜落してしまった。

 

 

「ぐうぅ……コイツ、見た目デタラメな癖に強いとか意味わかんねえよ……!」

 

 

 胸を抑えながら立ち上がる。ギロンはエックスの前に降り立ち、刃を向けて再び走り出した。

 

 

 その時である。彼らの間に、赤と青の光の柱が出現。そしてその中から、2体の巨人が姿を現した。1体は赤と銀の身体、所々に黒いラインが入っており胸には菱形のカラータイマー。もう1体は青い身体に銀色の鎧を装着している。この巨人達、少なくとも赤い方の姿は自分、そしてこれまで出逢ってきたウルトラマンと酷似しいた。

 

 

「おいおいマジかよ……!?」

 

 

 彼は驚き2体に目を向ける。ギロンもまた突如現れた彼らに警戒してか立ち止まり、刃を構えて様子を窺っている様だ。

 ゼロやマックス、ゼノン同様に味方……とは思いたいが、ダークファウストの例もあるのでエックスは慎重に構えた。

 

 

「アンタら……味方か?」

 

 

 エックスの問いに応え無い2体。何も反応しないそれらにゆっくり近付いていくと……。

 

 

「うおっ!?」

 

 

 2体の巨人は腕に付いてる装飾品から光の剣を形成し、振り返ってエックスへと斬り掛かって来た。身体を反らして斬撃を回避した彼であったが、巨人達は更に追撃を仕掛け光剣を振り回す。

 

 

「くそっ!何だテメェらは!?」

 

 

 後方回転して距離を取り、巨人達に構える。質問を飛ばした時、彼らの口角が上がった様に見えた。

 

 

「メビウス……」

「ヒカリ……」

 

 

 赤い巨人がメビウス、青い巨人がヒカリと名乗り、光剣を構えて駆け出して来る。どういう了見かは分からないが、牙を剥いて来るのであれば此方も容赦する訳にはいかない。エックスも奴らを打破するべく走り出した。

 最初に飛び込んで来たメビウスの剣を屈んで回避し、次に来たヒカリが剣を振り下ろす前に腹を蹴る。背後からメビウスが再び剣を突き出して来るが、即座に横へズレて躱してから顔面に拳を叩き込んだ。

 

 

「舐めんなよコラ」

 

 

 メビウス、ヒカリの剣が輝きながらエックスを襲い、彼はそれをどうにか躱しながら攻撃を放っていく。とはいえやはりリーチの差故に次第に防戦一方となってしまう。

 

 

「この……野郎!」

 

 

 メビウスの剣の鋒がエックスの胸を掠め、数歩下がったことで背後にあったビルにぶつかる。それによって一瞬だけ彼の動きが止まり、そこへヒカリが斬り掛かって来た。エックスは寸前で横に飛んで回避出来たが、ビルは見事袈裟掛けに斬り落とされてしまった。

 

 戦い続ける彼らのことをギロンは見ていた。ギロンからしてみたらエックスも、後から現れたメビウスとヒカリも敵でしかない。なら纏めて潰してしまおう。ギロンは複数の十字手裏剣を、3体の巨人に向けて放った。

 

 それに気付いた彼らは回避する為に行動。エックスはバリアを張って防ぎ、ヒカリは剣で叩き落としていく。一方メビウスは、近くのビルに隠れてそれらを防いだ。

 

 

「アイツ、ビルを盾にしやがった……!」

 

 

 そのままメビウスは剣を戻してビルの間を抜けながらギロンに接近し、奴の背中に馬乗りになって何度も殴った。勝手に暴れるかエックスを攻撃するなら良いが、自分達に攻撃してくるなら生かしては置けない。抵抗するギロンの頭を抑え、地面に何度も叩き付ける。流石のエックスも少し引くが、そこへヒカリが突っ込んで来た。振り回される光剣を、エックスはどうにか躱していく。

 

 

「チッ!てめえら本当に何なんだよ!?」

 

 

 思いっきり放った回し蹴りを、ヒカリは後ろに飛んで避ける。追撃に向かおうとするが、そこへメビウスがギロンをぶん投げてきた。

 

 

「マジかよ!?」

 

《ULTRAMAN XENON LOAD》

 

 

 咄嗟にウルトラマンゼノンのカードを読み込み、腕を逆L字に組んでゼノニウムカノンを発射。メビウスから受けたダメージもあり、ギロンは敢えなく爆散した。

 

 

「さて……」

 

 

 メビウスとヒカリに対して改めて構える。このウルトラマンの様な巨人達は何者なのかという疑問はあるが、とにかく倒さなければならない事だけは確かだ。奴らも構えて睨み合いが続く…………その時である。突如上空に大きな空間の穴が発生したのは。

 

 

「アレは?」

 

 

 謎の穴にエックスが目を向けた瞬間、メビウスとヒカリは飛び上がり、その中にへと入っていってしまった。

 

 

「なッ、待ちやがれ!!」

 

 

 エックスもそれを追って飛行し、穴の中へと飛び込む。彼が入ったと同時に、空間の穴は消えてしまうのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 とあるアナザースペースの静岡県沼津市。そこに宇宙から巨大な魔神が降臨した。

 

 

「出て来いウルトラマン!この俺様らが倒してやるジャジャ!」

「でないと僕チンら、この街ぶっ壊しちゃうシュラ!」

「ワシらの力を見せつけてやるでイン!」

 

 

 三つの顔の付いた像の様なこの宇宙人の名はジャシュライン。エリダヌス座宇宙付近を荒らし回っていた宇宙のストリートファイターとでも言うべき存在。ウルトラマン達に挑戦する為に、彼らはこの地球に来たのだ。

 

 

 ジャシュラインは盾を変形させたブーメランを投げたり、建物を踏み潰したり、念動力を使用して街を破壊。ウルトラマンを誘き出す為に暴れ回っていた。

 

 

 笑いながら暴れるジャシュラインから必死に逃げる街の人々。しかし、その流れに逆らって奴らにへと向かっていく少年少女の姿があった。2人は立ち止まり、ジャシュラインにへとその眼光を向ける。

 

 

「いくぞ、メビウス!」

《うん!》

「ヒカリ」

《分かっている》

 

 

 少年・日々ノ 未来は左腕に赤い手甲を装着し、その宝玉を右手で回転させてから突き上げ叫ぶ。

 

 少女・七星 ステラは左手に持った短剣を右腕の手甲に装填。

 

 

「メビウーーースッ!」

 

 

 赤と青の輝きが放たれ、そこから2人のウルトラマンが顕現。無限大の可能性を秘めた若き戦士・ウルトラマンメビウス。智勇を備えた蒼き剣士・ウルトラマンヒカリ。

 

 未来が変身したメビウスとステラが変身したヒカリはジャシュラインに対して構えを取る。

 

 

「来たなウルトラマン共!お前達を倒し、黄金像にしてくれるジャジャ!」

「コレクションがまた増えるシュラ!」

「さっさと倒してやるイン!」

 

 

 一段目の頭部のランプを光らせてブーメランを投げるジャシュライン。2人は転がってそれを回避。

 

 

『コイツ、あのジャシュラインか!』

「知ってるの、ヒカリ?」

『ああ。様々な星々で戦いを挑み、倒した相手の死体を黄金像に変えてコレクションしているとんでもない宇宙人だ』

「悪趣味ね……」

 

 

 戻って来たブーメランをキャッチしたジャシュラインはそれを盾に戻し、今度は走って突っ込んで来る。

 

 

「だったら、そうなる前に倒せばいい話だろ?いくぜメビウス!」

『よし!セアッ!」

「あ、ちょっと!?」

 

 

 駆け出したメビウスはジャシュラインへと拳を突き出す。しかしそれが当たる寸前、奴らは二段目の頭部のランプを光らせ軽快な動きで拳を躱した。

 

 

『速い!?』

「遅いシュラ!」

 

 

 素早い格闘技でメビウスを攻めていくジャシュライン。パンチが、キックが、メビウスの身体に叩き込まれて彼を追い詰める。

 

 

「ぐっ……強いぞコイツ……!?」

「お前が弱いシュラ!」

『何だと!?』

 

 

 メビウスが右ストレートを放つがジャシュラインはその腕を払い、逆にパンチを叩き込んだ。彼は堪らず吹っ飛んでしまった。

 

 

「未来!」

『メビウス!おのれ……フンッ!』

 

 

 倒れたメビウスに駆け寄ったヒカリ。そしてジャシュラインに向けて必殺光線・ナイトシュートを放つ。

 

 

「無駄だイン!」

 

 

 だがジャシュラインは三段目の頭部のランプを光らせて念力を発動。ナイトシュートの軌道を曲げてヒカリ達に返してしまった。

 

 

『ぐあああッ!?』

「があッ!?」

『ぐううッ!?』

「ああああッ!?」

 

 

 爆発に呑まれてしまう2人のウルトラマン。ジャシュラインの力の前に彼らは苦戦を強いられてしまう。

 

 

『ううっ……』

『くっ…!』

「ジャーンジャジャジャジャーン!」

「シュラシュラー!」

「イーン!」

 

 

 少しフラつきながら立ち上がる2人。彼らのその姿を見てジャシュライン達は愉快そうに笑い声を上げた。そして三つのランプ全てを輝かせ力を溜めていき……。

 

 

 

「「「喰らえぇぇ!!」」」

 

 

 放たれたのは必殺のゴールジャシュラー。これは相手を黄金像にへと変えてしまう恐ろしい光線なのだ。光線は真っ直ぐに、メビウス達へと向かっていく。彼らを纏めて黄金像にするつもりなのだろう。

 

 

『メビウスッ!』

『ッ!?』

 

 

 だがヒカリはメビウスを突き飛ばして射線から追い出した。結果、メビウスは助かったがヒカリは光線の直撃を受ける事になった。

 

 

「ヒカリ、ステラ!?」

『2人とも!?』

『ぬぅッ!?ぐっ……があッ……!?』

「ううっ!?これは……!?」

 

 

 足下から徐々に黄金像へと変わっていくヒカリと彼の中にいるステラ。苦悶の声が2人から漏れる。

 

 

『メビウス、これを……!』

『ッ、ナイトブレス…!?』

 

 

 黄金像に変わる前に、ヒカリは自身の変身アイテムであり神秘の力の源でもあるナイトブレスをメビウスに渡した。ジャシュラインの撃破を、メビウスに託したのだ。

 

 

「後は……頼むわよ……!」

「ステラァ!?」

 

 

 その言葉を最後に彼女達はカラータイマー以外が黄金に変化してしまった。それを見てジャシュラインは再び笑い声を上げる。

 

 

「フン!ウルトラマンヒカリをコレクションにしてやったジャジャ!」

「大した事無かったシュラねぇ!」

「次はお前だイン!ウルトラマンメビウス!」

 

 

 ジャシュラインはブーメランを構える。

 

 

『未来君、いくよ!』

「ああ……絶対に倒す!」

 

 

 左腕の神秘のアイテム・メビウスブレスとナイトブレスを合体させ、ナイトメビウスブレスとする。すると金色のラインが身体に発生し、彼はウルトラマンメビウス・メビウスブレイブへと強化された。

 

 

『ハァッ!』

「姿が変わったジャジャか。だからどうしたァ!」

 

 

 向かって来るジャシュラインに、メビウスはブレスから光の長剣・メビュームナイトブレードを発生させて迎える。奴らの振り下ろしたブーメランを剣で受け止め、それから剣とブーメランが何度もぶつかり火花を散らしていく。

 

 

「おのれぇ!鬱陶しいジャジャア!!」

 

 

 大きく振り被ったブーメランを下ろすジャシュライン。メビウスもそれに対抗して剣を振り上げる。二つの武器はぶつかり合い、そしてブーメランの方は破壊されてしまった。

 

 

「何ィ!?」

「調子に乗るなイン!」

 

 

三段目のランプが点灯。念力でメビウスを吹き飛ばすが、彼は持ち堪えて直ぐに駆け出していく。

 

 

「チィ!!」

 

 

 念力を使用してメビウスの周囲に爆発を発生させその足を止めようとする。しかし彼は止まること無く走り、すれ違いざまに三段目のランプを∞の形に切り裂いた。アクティブレードアタックと呼ばれる技だ。

 

 

「ぎやああああああッ!?」

「き、貴様ァ!許さんシュラァァァ!!」

 

 

 二段目のランプを光らせてメビウスに振り返り向かっていくジャシュライン。強烈なパンチを放つがメビウスは見事に捌き、奴らの身体を蹴ってからその反動で距離を開けた。

 

 

「ぬうう!?」

「許さねえってのは俺達の台詞だ!」

 

 

 メビュームナイトブレードより、光線・ブレードシュートを発射。それは二段目のランプに直撃してそれを破壊。ジャシュラインは苦しみの声を上げて後退していく。

 

 

「うぎいいいいいいッ!?」

「よ、よくもやってくれたなぁ!!」

 

 

 最後に残った頭頂のランプを輝かせ、ジャシュラインはヤケクソでもう片方の腕に備えられてた盾を新たにブーメランにして投げた。対するメビウスは空中に∞の形を描いて光輪とし、それを奴らに向けて超高速で放つ。光輪によりブーメランは切り落とされ、更にそれは貫通してジャシュラインの残ったランプをも切り裂いた。

 その衝撃でジャシュラインは倒れ、激痛と苦しみの余りに絶叫しながらのたうち回っている。

 

 

「んっ……はぁ……」

『くっ……も、戻った!』

 

 

 全てのランプを破壊した為か、黄金像になっていたヒカリとステラは元に戻った。

 

 

『ヒカリ、ステラちゃん!』

「良かった、戻ったんだな」

『ああ、すまなかった』

「助かったわ……。あんな体験、もう二度とごめんね」

 

 

 彼らが戻ったことを喜ぶメビウスと未来。一方、先程までのたうち回っていたジャシュラインは静かに立ち上がり、メビウスとヒカリを睨む。

 

 

「こうなったら奥の手ジャジャ!」

「この星の地殻を刺激して、爆発させてやるシュラ!」

「お前ら纏めて吹き飛ばしてやるイン!」

 

 

 ジャシュラインは高速回転して地中へと潜っていこうとし始めた。このままでは奴らの手によって地球が破壊されてしまう。しかし、それを許す彼らではなかった。

 

 

「させない!」

『ハァッ!」

 

 

 ヒカリは両手を突き出して光線・ホットロードシュートを放つ。光線はジャシュラインに直撃し、奴らの行動を見事妨害。火花を散らしながらジャシュラインは吹っ飛んだ。

 

 

『今だメビウス、未来!』

『はい!』

「よし!」

 

 

 瞬時に巨大な光剣を形成し、立ち上がろうとしていたジャシュラインに振り下ろして∞字に斬った。メビウスブレイブの中でも最大クラスの大技・ブレードオーバーロードである。

 斬り裂かれたジャシュラインは断末魔を轟かせながら爆散するのであった────

 

 

 

 

 

 

『ありがとうヒカリ。これは返します』

 

 

 ナイトブレスをヒカリに返し、本来のメビウスの姿に戻る。

 

 

「なかなかの強敵だったけど、何とかなったな……」

「あのくらいで苦戦してたら、皇帝には勝てないわよ」

「うっ、分かってるって……てか、ステラだってヤバかったじゃないか?」

「………あれはアンタ達を庇ったから仕方なかったのよ。むしろ感謝しなさい」

「あー……ありがとうございます……」

「駅前に美味しいパフェの店があるらしいわ」

「奢らせる気かよ!?」

 

 

 2人のやり取りを、メビウスとヒカリは微笑ましく見守る。

 

 その時であった。何かが落下した様な大きな音と地響きが鳴ったのは。何かと思い目を向けると、そこには1体の巨人が立っていた。

 

 

『あれは……?』

『何だ?』

「ウ、ウルトラマン、だよな?」

 

 

 赤と銀の身体。何処かサイバーファッションの様な印象の見た目で、胸のカラータイマーはXの形をしている。そのウルトラマンは、メビウス達のことをじっと見ていた。

 

 

「ヒカリ、彼もウルトラマンなの?」

『その様だが、私は見た事が無いな』

「メビウスも?」

『うん、宇宙警備隊にあんなウルトラマンは居なかったと思う』

 

 

 メビウスもヒカリも、眼前のウルトラマンのことは見た事が無かった。M78星雲以外にもウルトラマンと呼ばれる戦士はいるのでそれらの出身の者だろうか……?そう彼らが考えていた時、謎のウルトラマンは手から光弾を放って来た。

 

 

『何!?』

「危なッ!?」

 

 

 2人は横に転がってどうにか回避。いきなりの攻撃に困惑する暇も無く、ウルトラマンはメビウスに接近し蹴りを放った。

 

 

『ぐあっ!?』

「な、何だコイツ!?」

 

 

 更に攻撃を仕掛けてくる謎のウルトラマン。ジャシュライン戦の疲労もあってかメビウスは反撃出来ずにおり、カラータイマーが鳴り始める。

 

 

『メビウス!』

「よくも!」

 

 

 光剣・ナイトブレードをナイトブレスから出現させたヒカリが謎のウルトラマンへと斬り掛かる。謎のウルトラマンはメビウスから離れて機敏な動きで振られる剣を回避し、隙を突いてヒカリに光弾をぶつけた。

 

 

『くっ!?』

『ヒカリ!?』

 

 

 光弾の着弾した胸を押さえながら下がるヒカリにメビウスが駆け寄る。それを見た謎のウルトラマンは上空に飛び上がって滞空。そして腕を振りエネルギーを溜め始めた。どうやら必殺光線を放つつもりの様だ。

 

 

「不味いぞ……!メビウス、避けろ!」

『いや、ダメだ!あのエネルギー量……もし僕達が躱したら、街に大きな被害が!』

「何だって……!?」

「アイツ、この街ごと私達を吹き飛ばすつもりみたいね」

『何と非道な……貴様それでもウルトラマンか!?』

 

 

 ヒカリの怒りを込めた問いに奴は応えず、エネルギーを溜め続ける。2人のウルトラマンは、奴の光線を防ぐ為に残ったエネルギーを集中させていく。

 

 謎のウルトラマンは腕をクロスして凄まじい熱量の光線を放った。メビウスとヒカリは力を合わせて光の壁を生成し、その光線から地上を守る。放たれる光線は壁を撃ち破らんと勢いを増していくが、彼らも負けじと力を込めてより壁を強固な物にしていった。

 

 激しい衝突の末、メビウス達は何とか光線を防ぎ切る事が出来た。しかし大量のエネルギーを消費した為、彼らは地面に膝を付くことになり、胸のカラータイマーが激しい警告音を放っている。

 息を荒げている彼らを見下ろす謎のウルトラマン。未来はメビウスの中から、それを強く睨んでいた。

 

 

「お前は……何なんだ……!?」

《…………ウルトラマンX》

 

 

 それだけ言い残すと、謎のウルトラマンことXは反転し飛び去っていくのであった……。

 

 

「ウルトラマンX……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 とあるボロボロのアパート。ここは既に誰も住んで居ない廃屋。以前は出入りする奇妙な人を見たなんて言う噂もあったが、今はそんなものも無く完全に空き家状態。近々取り壊す予定らしい。

 

 そんなアパートの天辺に、何かが勢い良く落下。轟音と共にその何かはアパート内に入る事になる。

 

 暫くの沈黙。そして次には一階の一室の扉がこれまた勢い良く開けられた。出て来たのは「眼兎龍茶」と書かれた空き缶を口に咥えた薄着でボロボロの青年。彼は咥えた……というより咥えてしまっていた空き缶を吐き、周囲を見回す。

 

 

「寒……」

 

 

 季節は冬。半袖で寒いのは当然であろう。

 

 彼は腕を摩りながら歩いていく。そして暫く歩いた彼は海に出ることになった。その海を見て、青年・翔琉は目を見開く事になる。

 

 

「ここ……内浦か…!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エックス、メビウス、ヒカリ、そして彼らと共に戦う者達を巻き込む事になる大きな陰謀。これはその始まりに過ぎなかった────

 

 

 

 

 




コラボ1話目、如何だったでしょうか?
未来とステラを上手くかけているか大分不安で仕方ないです←

エックスの前に現れたメビウスとヒカリ、そしてメビウスとヒカリの前に現れたエックス……一体何がどうなっているのか?

物語はここから動き出していきますので是非お楽しみに……。

そして今回敵として現れた怪獣はギロンとジャシュライン。
ジャシュラインはメビウスに登場した怪獣でメビライブには未登場でした。蒼人様とコラボについての話の中でジャシュラインは出したかったという言葉を聞き、それならばと今回登場させる形になりました。彼らの設定は一部オリジナルとなっています。

ギロンはガメラに登場した包丁です←
これは完全に私の趣味で出しました←

さて、次回は2話目。遂に翔琉が未来、ステラと出会うことに……?

それでは今回はここまで!
感想、質問、高評価、ここすき、その他、是非是非お待ちしています!

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