RAINBOW X STORY 作:山形りんごをたべるんご
メビライブコラボ最終回!!
強敵キメラベロスを、5人は打ち破れるのか!?
今回はオリジナル要素も増し増しです!!
それではどうぞ!!
大地に降りたキメラべロスに、3人のウルトラマンは走っていく。変身してすぐカラータイマーが鳴り、危険であることを告げている。それでも彼らは構わず魔獣へと立ち向かうのであった。
放たれたベロスインフェルノを、彼らは飛び上がって躱し、そのままジャンプキックを同時に叩き込んだ。しかしキメラべロスは全く退がること無く、胸で弾いてしまう。跳ね飛ばされ地面を転がった3人であったがすぐに立ち上がり、再度奴へ突進していく。
『セアッ!』
『ハァッ!』
「おらぁ!」
ウルトラマン達は決して止まらず攻めていく。その攻撃が止まる時は、奴を倒した時か死ぬ時だけ。いや、彼らなら死んでも止まらないだろう。
「いくぞゴラあああああああ!!」
懐に飛び込んだエックスがキメラべロスの腹部を連続で殴っていき、フィニッシュとして顎にアッパーを叩き込んだ。少しだけ退がるキメラべロス。次にエックスと入れ替わりとなってメビウスが接近し、その顔面にフックを打つ。更にミドルキック、跳んで勢いをつけたチョップと間髪入れず攻めていった。
『フッ!ハッ!セア!』
「うらああああ!!」
雷撃を纏った左ストレートを胸に叩き込む。それを受けて奴はまた退がってしまう。
「ステラ!」
「ええ!」
次に飛び出したのはヒカリ。ナイトビームブレードを展開し、キメラべロスを斬り付けた。続けて光剣を振るい、ヒカリは奴の身体を斬っていく。素早い剣技で反撃の隙を決して与えない。胸部を蹴り付け、その反動で一旦距離を取るヒカリ。それと入れ替わりに今度はエックスとメビウスが同時に飛び掛かる。
「オラあああ!」
「はあああ!」
キメラべロスの右腕をエックスが、左腕をメビウスが抑え、打撃を数発も叩き込んでいく。
『今だ、ヒカリ!』
『ああッ!』
そして再び突っ込んで来たヒカリが、光剣を奴の胸に突き刺した。痛みに悲鳴を上げるキメラべロス。
先程まで圧倒出来ていた筈のウルトラマン達に梃子摺らせられている事に、キメラべロスは憤りを感じていた。あれだけ痛め付けたのに、何故彼らはこれだけ動くことが出来るのか?奴は全く理解出来ないでいた。
剣の鋒を更に押し込んで行くヒカリ。エックスとメビウスも腕を押さえたままキメラべロスを何度も殴る。小さなダメージでも積み重なれば大きくなっていく。そのことに怒った奴は両腕を振るってエックスとメビウスを払い飛ばし、ヒカリのことを蹴り上げた。光剣は折れ、ヒカリは宙に浮いた後うつ伏せに倒れる。
『ぐああ!?ぐうぅ……!?』
「くっ……この……!?」
身体を起こし膝立ちとなったヒカリへと爪に闇の力を纏ったキメラべロスが迫る。彼は痛みで立ち上がることは出来ずにいた。
「ヒカリ、ステラ!?」
「野郎……!?」
このままでは彼らがやられてしまうが、メビウス達もダメージで動けない。どうすれば……そう考えた時、翔琉にある案が浮かぶ。
《CYBER GOMORA LOAD》
「物は試しだ……ヒカリ、ステラ、受け取れえええええ!!」
《CYBER GOMORA ARMOR ACTIVE》
サイバーゴモラカードをエクスデバイザーに装填しそこから光を、カラータイマーを通して彼らへ向け放った。真っ直ぐに飛んだそれはヒカリに命中しその身体を輝かせ……───
『あれは!?』
「マジかよ!?」
振り下ろされるキメラべロスの爪を、ヒカリは装着された大きな爪で受け止めた。更にもう片方の爪を振り上げて奴の身体に火花を散らせ後退させる。
立ち上がったヒカリ。その身体には、ゴモラアーマーが纏われてる。ヒカリ・ゴモラアーマーの誕生だ。
「これって、翔琉の……!」
『まさか、こんなことが出来たとはな』
「やれば出来るもんだな。ほれっ」
『あ、ありがとう!』
エックスは立ち上がり、メビウスに手を差し出してから立たせた。一方新たな力を手にしたヒカリはその爪を構えてキメラべロスへと走り出す。
『フンッ!ハアッ!』
「フッ!やあッ!はあああああッ!!」
素早くも力任せに、爪を振り下ろし、振り払い、振り上げ、突き出す。蹴りやタックルも加え、普段よりも激しく荒々しいスタイルでキメラべロスに反撃の間を与えないで攻撃していった。
「偶にはこういうのも、悪くはないわね!」
『確かにな!フンッ!』
大きく振り被り、そのまま振り抜いた爪がキメラべロスの身体を裂いて後退させた。自分の方が間違い無く強い筈。それなのに何故こんなにも苦戦させられるのか?訳が分からず混乱しているキメラべロスへと、ヒカリは踏み込んで更なる一撃を叩き込んだ。より大きく退がっていく奴に、跳躍したメビウスとエックスが同時に必殺光線を発射。追加のダメージを与えつつ、彼らはヒカリの隣りに並び立つ。
「いいなー、それ。俺達にも無いのか?」
「じゃあ、これ貸してやるよ」
《ULTIMATE ZERO ARMOR ACTIVE》
メビウスにウルティメイトイージスが装着され、彼はメビウス・ゼロアーマーとなった。
『わあっ!これ、凄い!』
「だろ?そんじゃあ、さっさと……お?」
鎧を喜ぶメビウス。そして翔琉のデバイザーには、2枚のカードが新たに生成されていた。メビウス、そしてヒカリが描かれたカードである。
「いいねいいねー!最高に乗ってきたァァ!!」
「ああ!!」
「そうね!!」
駆け出すウルトラマン達。それに向けてキメラべロスはデスシウムフレアを放つものの、メビウスのウルティメイトソードとヒカリの爪が振われたことによって掻き消されてしまう。驚く奴に、エックスが飛び掛かっていった。
《ULTRAMAN HIKARI LOAD》
ヒカリの力を発動。右腕にナイトブレスが具現化し、そこからナイトビームブレードが伸びた。ヒカリよりも荒いが力強い斬撃が連続してキメラべロスの肉体を襲う。更にメビュームブレードを伸ばして二刀流となったメビウスが肉薄し、素早い乱れ斬りをエックスと共に浴びせていく。対応の出来ないでいるキメラべロス。そこへ青く輝くエネルギーを纏ったヒカリが突っ込んで来た。
「ナイトゴモラ振動派!!」
ヒカリからの突撃を受けて、キメラべロスの身体が大きく弧を描きながら吹っ飛んでいく。
《ULTRAMAN MEBIUS LOAD》
「メビュームシュート!!」
「メビュームソードブラスター!!」
エックスはメビウスの力を発動し、現れたメビウスブレスの宝玉を回転させてから十字に腕を組み光線を発射。一方メビウスも、ソードを突き出して光線を放った。2人の光線は吹っ飛んでいる最中のキメラべロスに直撃し、奴をより上空へと押し上げていった。
自分に浴びせられている光線を腕を振るって掻き消し、翼を拡げて滞空するキメラべロス。そして地上にいるウルトラマン達に対して睨み付けた。己のことをここまでコケにした奴らのことは絶対に許さない。その怒りと憎しみを最大限まで込めて、奴は全力のベロスインフェルノを放つのだった。
『不味いぞ!?』
「メビウス!」
『ああ!』
前に出たメビウスがイージスを鎧から盾に変化させ、こちらに向けて放たれた火炎を受け止めた。しかし凄まじい威力故に少しずつ押されていき、更に余波が地上を破壊する。
『3人とも……下がって……!!』
「このままじゃ……持たない……!?」
「はあ!?」
「アンタ達、何を言ってるのよ!?」
「い、いいから下がれって!全員やられる訳にはいかないだろ!?」
このままではみんな纏めて倒されてしまう。それを避ける為にメビウス達は他の者達を後退させようとしているのだ。エックスとヒカリは彼の背を支えに行こうとするが、キメラべロスの火炎による余波が彼らを襲い近付けない。
「メビウス……!持ち堪えてくれ……!!」
『あ、ああ……!ぐあッ……!?くうぅ……!?』
火炎の威力は更に増していき、メビウスを消し飛ばさんとする。そんな時であった。
「未来君!!」
「ッ!ノワール!?」
突然聴こえた自分を呼ぶ声。目を向けるとそこにはノワールの姿があった。彼はメビウスに向かって何かを投げ、それはカラータイマーに吸い込まれてから未来の手に収まる。
「これって、カプセル?てか、描かれてるのってウルトラマン達!?」
『この力、兄さん達の……!?未来君!』
「ああ……!やってみるか!」
未来はその手のカプセルを突き出し、横のスイッチを押し上げた───
《ウルトラ6兄弟!》
凄まじい轟音と共に爆発が起こり、地上は爆煙に包まれた。勝った……キメラべロスはそう確信して大空へと吼える。メビウスを消し、残りのウルトラマン達も纏めて消えただろう。邪魔者はこれでいない。もう誰にも止められない。只ひたすらに、全てを破壊し尽くしてやる。奴は悦びの感情を込めて再び咆哮した。
しかしその時、地上から強烈な閃光が放たれた。眩い光は黒煙を払い、その中心にいる者の姿が顕となっていく。真紅の身体を駆けるモノトーンライン。頭部にはビームランプが発生し、内包する光の量が増えたからかカラータイマーは大型化し青い輝きを取り戻す。彼のその姿は何処か神々しくも感じられた。
ウルトラマンメビウス・メビウスインフィニティー。
ウルトラ6兄弟の力を得て、メビウスが進化した永遠の勇者だ。この姿になった際のエネルギーの余波でキメラべロスの火炎を消し飛ばしてしまったのだ。
「いくぞメビウス!」
『ああ!』
飛び上がり、光の刃・インフィニットエッジを放ちながらキメラべロスへと突進していくメビウス。それを躱しながら、奴もメビウスに向けて突っ込んでいった。空中でぶつかり合う2つの巨影。キメラべロスの飛ばす斬撃を、メビウスは光刃を放って的確に撃ち落とす。
「よっしゃ俺も!」
エックスも飛び上がって参戦。彼らの力を再度発動させ右腕にナイトブレス、左腕にメビウスブレスを装備し、光剣を伸ばして突撃を仕掛ける。
「オラああッ!!」
スレ違い様に剣を振るって斬り付けた。キメラべロスは火炎を放とうとするが、メビウスが接近してその頬を蹴り飛ばし妨害。そこへ更にUターンして来たエックスが背に二刀の剣を突き立てた。悲鳴を上げたキメラベロスの背を蹴って距離を取り、その横にメビウスも並ぶ。
キメラベロスは更なる憤怒に滾りながら、渾身のデスシウムフレアを彼らに向けて放った。それに対して、メビウスとエックスは光線を放つポーズを取っていく。
『「コスモスミラクル光線!!』」
「メビュームナイトシュート!!」
メビウスは右腕を伸ばし、左腕を曲げて身体全体から光線を放ち、エックスは2つのブレスを輝かせ、腕を大きく回してから十字に組んで放った。彼らの光線がキメラベロスの光線とぶつかり合い拮抗する。
「負けるかあああああああ!!」
「ぶっ飛べええええええええ!!」
エックスは添えていた左腕を下にずらしてL字に組み直し、光線の幅を拡げて威力を上げる。メビウスも更に力を込めて光線の威力を増した。それによりキメラベロスの光線は押されていき、そして完全に押し返されて彼らの光線が直撃した。キメラベロスは切り揉み回転しながら地上に落下。2人も地上へと降りていきヒカリの横に並んだ。
ボロボロのキメラベロスであるが、奴の中では痛みよりも怒りの方が強く滾っていた。立ち上がり大地を揺るがす様な咆哮をしたキメラベロスは、我武者羅にウルトラマン達へと突っ込んでいった。
「フィナーレだ。決めるぞ」
「オッケー、やってやろうぜ!」
「これで終わりする!」
ヒカリは両腕の爪にエネルギーを集め、メビウスとエックスは浮き上がりそれに足を置く。
『ゆけ、2人とも!!』
ヒカリはそのエネルギーを放って彼らのことを打ち出した。猛烈な勢いでキメラベロスへと突っ込んでいきながらメビウスは左拳を、エックス右拳を突き出す。膨大な光のエネルギーの弾丸となった彼らが、キメラベロスに突撃した!
──コスモナイトエクスインパクト!!
2人のウルトラマンをキメラベロスの胸に大穴を空けて貫通。彼らが地を滑り止まると同時に、奴は大爆発を起こして消滅するのであった───
「………名前長くない?」
「まあ……いいんじゃないか?」
「私は結構好きよ」
『『えっ?』』
「「マジ?」」
「うん」
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翌日。キメラベロスとの戦闘で負ったダメージの癒えた翔琉は元の世界に帰るべく内浦の海岸に来ていた。彼を見送る為にAqoursの皆と未来、ステラがいる。
因みにノワールも、遠くから彼らのことを見ていた。
「もう帰っちゃうんだね。もっと貴方の世界のこと聞きたかったなぁー」
「俺も向こうでやることいろいろあるからな。ぼちぼち帰んないと」
残念そうな千歌の頭をワシワシと撫でる翔琉。それを見て未来が少しだけ複雑そうな表情をし、その手を払いながら彼の前に出る。
「と、とにかく、ありがとな!翔琉のお陰で助かったよ」
《うん、本当にありがとう》
「そうね。翔琉が居なかったらどうなってたことか……」
《考えるだけで恐ろしくなる。君には感謝している》
「気にすんな。俺もお前ら居なかったら勝てなかっただろうし」
この中の誰か1人でも欠けていたらキメラベロスには勝てず、この地球は滅んでいたかも知らない。皆が力を合わせたからこその勝利なのだ。
「またいつか、会えるかな?」
「さあな。でも、その内どっかで会えるんじゃね?もしかしたらもう会ってるかも」
「それって、どういうこと?」
「そういうこと」
ケラケラと笑う翔琉。どういうことかと首を傾げたが、何となく2人も分かるような気がして笑みを溢した
「じゃあ、行くわ。未来、ステラ、メビウスとヒカリ、そんでAqoursも元気にやれよ」
「じゃあな、翔琉」
「またね、翔琉」
拳を合わせる3人。それから翔琉はエックスとなり、ゼロアーマーを纏ってから時空の穴を通って自身の宇宙へと帰っていった……。
「行ったな」
「ええ。ほんと嵐みたいな人だったわね」
「あー、確かに。けど、悪くはなかった」
「ふふっ、そうね」
穴の消えた空を見つめる2人。彼と共に守った地球。それを必ず守り切ろうと、未来とステラは胸に誓うのであった───
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「よっと」
自身の宇宙に帰還した翔琉は変身を解いて背伸びをする。無断で一日外(宇宙)泊をしてしまった彼は母や同好会の皆、Xioのメンバーにどやされるのではないかと思い少しづつ不安になっていく。
「あー……やべぇ……どしよう」
そんなことを考えていた時、エクスデバイザーに通信が入る。相手は紗季だ。恐る恐る、彼は通話ボタンを押す。
《あ、翔琉君?今どこに───》
「すんません!!!いや、その連絡はしようとしたんすよ!?けど圏外と言うか宇宙外というか、なんやかんやでとにかく繋がらなくて、仕方なく、仕方なああああく諦めたんっすよ!!決して面倒とか忘れてたとかそんなんじゃないんっすからね!!?まあでも、一日外泊くらい健全な男子高校生なら珍しくないと思うんっすよ!!だから今回は水に流してくれませんかね!!?あと出来れば同好会のみんなに謝るの手伝ってくれませんかね!!?マジで歩夢辺りに殺されそうなんで助けて下さいお願いしますよおおおお!!?」
《え、いや、ちょ!?翔琉君落ち着いて!?》
「これが落ち着いていられますかああああ!!?てか母さんにも怒られそう!!無断で一日外泊は流石に不味いよね!!?絶対あの人怒ったら怖いタイプだよ!!あああああああああああ!!!俺いろいろ頑張ったのにいいいいいいいいいい!!!」
《翔琉君!貴方が連絡取れなかったのは一時間だけよ!!》
「……………は?」
ふとデバイスの日付と時刻を見る。確かに表記された時間は、彼がニセメビウスとニセツルギを追いかけた時から一時間しか経過していなかった。
「時間の流れが違うのか……?」
やはりこの宇宙と未来達のいる宇宙では時間の流れが違っているらしい。そもそも向こうは5年前であったし。本来交わる筈の無い異なる時間軸の並行宇宙が、何らかの原因で繋がったのだろう。
もしかしたら、未来とステラとはもう出会えないかも知れない……。
「いや、そんなことないか」
きっと、またいつか信じていれば出会えるだろう。
星の様に輝く未来で────
「メビライブ!サンシャイン!!〜無限の輝き〜」コラボエピソード、遂に完結しました!!改めてコラボしてくれた蒼人様に感謝を。本当にありがとうございました!!
ヒカリのゴモラアーマー!そしてメビウスのゼロアーマー!更にはエックスがメビウスとヒカリの力を手に入れるなど、オリジナル要素をバンバン入れていきました!
更にメビウスインフィニティー登場!
どうにかしてこれは出したいと思っており今回はウルトラ6兄弟カプセルの力で変身するという形で登場させました。もちろん蒼人様にはお話しています。本家よりは幾分か弱くはなりますが、それでも強力なものになっているという設定です。
今回で2回目のコラボ企画。何とか無事終われてホッとしています←
実はもう次も……。
期待して待っていて下さい笑
次回は果林回となる予定です。こちらも是非お楽しみに!
それでは今回はここまで!
感想、質問、高評価、ここすき、その他、是非是非お待ちしてます!!