RAINBOW X STORY   作:山形りんごをたべるんご

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遂に……遂にあの形態が登場します。ここまで長かった……。
コラボ回もクライマックス。エックス、ギンガ、オーブの活躍を是非ご覧下さい。




そして最後には……。




85.未知なる天地を翔ケル虹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 倒れたビクトリーとオーブシャドウに、ジュダとギナが武器を手にして迫っていく。それを見ながらモルドは楽しげに笑い、2人のウルトラマンは危機に陥っていた。

 

 

「くっ……!?」

「やばいね……」

 

 

 剣と鞭が向けられる。沙優と紗季、陽花が地上からジオブラスターを撃つが、奴らが止まることは無い。

 

 このままでは…………と思ったその時、ビクトリー達とグア軍団の間に光が降臨。光はジュダとギナを吹き飛ばしてしまう。

 

 

「何だ!?」

 

 

 その光の中より現れたのは3人のウルトラマン。ギンガ、オーブ、そしてエックスだ。

 

 

「翔琉君!!」

 

 

 沙優に名を呼ばれ、エックスは彼女の方に振り向いてから頷く。それだけで、もう彼が大丈夫だということは充分に伝わった。紗季と陽花も、彼の無事を見て安堵する。

 

 

「悪りぃ、遅れちまった」

 

 

 ギンガがビクトリーに手を差し出そうとするが、それより前に彼は立ち上がった。身体に付着した土埃を軽く叩き落とす。

 

 

「問題無い」

「そうかい。なら、もう少し頑張ってもらうか」

 

 

 2人は三軍神に目線を向けた。奴らの黄金の鎧がギラギラと不気味な輝きを放っていた。

 

 

「勝つぞ」

「当たり前だ。俺達は負けん」

 

 

 ギンガとビクトリー。2人のクリスタルが陽に照らされて煌めきを放った。

 

 

 オーブから差し出された手を、少し不服そうな顔をしながらオーブシャドウは取る。それに引かれて立ち上がり、彼らは剣を握って構える。

 

 

「何だか、昔を思い出すな」

「確かに。お互い、思い出したくない嫌な記憶ではあるけどね」

 

 

 アルデバでは一眞(シリウス)は救助隊、アオボシ(リゲル)は軍隊として故郷を守る為に力を合わせて戦っていた。

 

 

「まあ、昔話は後でにしよう。これが最後の言葉じゃあるまいし」

「だな」

 

 

 オーブとオーブシャドウ、ギンガとビクトリー、そしてエックスの5大ウルトラ戦士が並び構える。モルド、ジュダ、ギナの三軍神も並んで彼らのことを睨み付けて来た。

 

 

「おのれウルトラマンども!! ここで会ったが百年目だ!!」

「だからお前達とは今日初めて会った」

「いや、そうこと言ってるんじゃないぞ」

「あはは……」

「やれやれ。ツッコミ役が増えて助かるよ」

 

 

 睨み合う二陣営。その間に風が吹く。そして……。

 

 

『いくぞ!!』

 ───応!!!!

 

 

 エックスの号令に応え、ウルトラマン達は走り出す。一瞬遅れて三軍神も向かって来た。

 

 

 

 電撃を纏った飛び蹴りをエックスはモルドに放つ。バットアックスで受けるが、その威力に少し後退してしまった。彼は更に打撃を連続で打った。

 

 

「グッ!? 何故だ、力が増してるだと!?」

 

 

 先程の戦闘時より技の威力もキレも格段に上がっていることに驚く。エックスは跳躍して迫り二度蹴りを素早く叩き込み、モルドはそれによってまた後退。着地後、彼は更に接近して奴の角を両手で掴み、頭突きを叩き込んだ。

 

 

「がッ!?」

『今の俺は、さっきとは違うぜ』

 

《サイバーゴモラ・ロードします》

《サイバーゴモラアーマー・アクティブ》

 

 

 エクスデバイザーにサイバーゴモラのカードをロードし、ゴモラアーマーを装備。駆け出し、回転しながら跳び掛かって爪で引き裂いた。

 ゴモラの力を使っているエックスを見た陽花は、彼がゴモラのスパークドールズを取り返したことを察して安堵する。

 

 

 

 オーブとオーブシャドウが聖剣を振るう。ギナは鞭で対抗しようとするが、2人の息の合ったコンビネーションに押されていた。

 バットウィップスをオーブが弾いて起動を逸らし、オーブシャドウが剣を突き出して攻撃。それを受けて怯んだギナに、追撃の斬撃を叩き込む。火花を散らして退がるギナ。2人は更に、強烈なダブルキックをお見舞いした。

 

 

「がああああああ!? お、おのれぇ!?」

「おや、一眞? 今のは少しタイミングが遅くなかったかい?」

「はあ、完璧だったろ!?」

「いやいや。やっぱり僕の方がセンスは上ってことかな」

「こんな時に詰まねえマウント取りやがって……!」

 

 

 顎を上げて得意げな表情をするオーブシャドウに彼は拳を握り締める。アオボシの憎たらしい顔が一眞の脳裏に浮かび、より苛立ちが増す。

 

 そんなやり取りをしてた2人に向けてギナは赤い稲妻を纏った鞭を振るった。彼らはそれぞれ横に転がって回避。そしてアオボシはインナースペース内でオーブリングNEOを操作し、その力を解放する。

 

 

「シャドウスペリオン光線!」

 

 

 十字に組まれた腕から放たれた光線はギナの肩口に炸裂した。彼女は悲鳴と共に後退し、そこへオーブが突貫。手にしてる剣は赤く燃え上がっていた。

 

 

「オーブフレイムカリバー!!」

「ぎゃあああッ!?」

 

 

 火炎の剣でギナを直接斬り、大きく吹っ飛ばした。

 

 

「一眞!」

「ああ!」

 

 

 2人はそれぞれの聖剣のサークルを回転させてエレメントを解放。オーブは風、オーブシャドウは土だ。

 

 

「「オーブ! ハイブリッドカリバー!!」」

 

 

 竜巻がギナを呑み込み、地面を伝った土のエネルギーがその竜巻に乗り彼女の全身を襲う。風と土の力が融合した2人の合体技・オーブハイブリッドカリバーである。

 彼らはトドメとばかりに剣を振るって斬撃を飛ばす。ギナはそれによって起きた爆発で吹き飛ばされることになった。

 

 

 

 

 

「死ねえええッ!!」

「っと!」

「フンッ」

 

 

 ジュダにより振るわれるバットキャリバーをギンガとビクトリーは華麗な動きで躱していきながら、攻撃技を放って反撃。ギンガファイヤーボールとビクトリウムバーンが炸裂する。ダメージとしては大きくなさそうだが、奴のことを確実に後退はさせた。

 

 

「ぐううう、小癪なッ!!」

 

 

 剣より破壊光線が放たれた。2人は後方に跳躍してそれを回避し、体勢を低くして着地しながらジュダを睨む。

 

 

「俺達の力で、アイツに勝つぞ!」

「当然のことを言うな」

 

 

 駆け出した2人。ジュダは光線を放つが、彼らはそれを躱しながら突っ込んでいく。

 再接近したギンガとビクトリーの格闘術がジュダに振るわれる。鋭い手刀、的確な打撃、豪快な蹴り。どれもがジュダにダメージを与えていき、どんどん追い詰めていた。

 

 

《ウルトランス! エレキング・テイル!》

 

 

 ビクトリーの右腕が変化した長い尾が伸びてジュダの左腕に巻き付き電流を流す。電撃に苦しみながらも、ジュダは尾を叩き斬ろうとするが、そこへギンガが飛び込んで来た。

 

 

「ギンガサンダーボルト!!」

 

 

 電撃の渦を至近距離でぶつける。二つの電撃は混ざり合い化学反応を起こして爆発。ジュダを吹っ飛ばしてしまう。

 

 

「おっし、良い調子だな」

「ぬうぅ……!? 我らが貴様ら、ウルトラマンなどに……負ける訳が無い!!」

「何を言う。勝つのは俺達だ」

「ふざけるなあああああああ!!!」

 

 

 突っ込んで来るジュダに構えるギンガとビクトリー。奴がどれだけ強かろうが、2人の余裕は崩れない。

 

 

 

 

 

 

 ゴモラアーマーの爪による一撃がモルドを吹っ飛ばす。ダークサンダーエナジーを纏った攻撃が何度かエックスにぶつけられたが、彼は以前の様に苦しむことも無く、逆にカウンターを喰らわせてしまうことすら出来ていた。

 

 

「馬鹿な……有り得ん!! 貴様のその力は何だ!?」

 

 

 指差ししてそう疑問を飛ばすモルド。それを聞いてゴモラアーマーを解除しながら、翔琉はインナースペースの中であの剣・エクスラッガーを握った。

 

 

『翔琉とエックスが居て、Xioの仲間達が居て、大切な家族が居て……同好会のみんながいる! みんなの絆を感じてユナイトする! それが大きな力になって、俺を突き動かすんだ!』

 

 

 エクスラッガーの側面にあるスライドパネルをなぞり、強く輝きを放ったそれのトリガーを引き、彼は叫びながらそれをX字に振るった。

 

 

『行くぞ! エクシードエェェーーックス!!!』

 

 

 カラータイマーから眩い光が放たれエックスを包んだ。光の中から現れた彼の姿は、黒と銀を基調とした体色になり、装甲の各所にサイバーエフェクトを連想させる虹色のラインディテールが走ったものになる。エクスラッガーは頭部と一体化し、カラータイマーから虹色の輝きが放たれた。

 

 虹色の巨人・ウルトラマンエクシードXがここに誕生した。

 

 

「虹色の、エックス……!」

「凄い……! 凄いっす!」

 

 

「エックスが、先輩が虹色に!」

「凄いです……! かっこいいです!」

「凄いよ、かけるん!」

「翔琉……!」

「綺麗……」

「翔琉さん、凄い……」

Bravo(凄いよ)!」

「翔琉君、頑張れ!」

 

「翔琉君……絶対、負けないで!」

 

 

 彼の姿を見て皆が歓喜と応援の声を上げた。

 エクシードXが手を頭部に翳すとエクスラッガーが分離して装備。その刃を強く握る。

 

 

『エクスラッガー!』

 

 

 彼は刃を向けながらモルドへと走る。それに対して奴は斧を振るって光刃を飛ばすが、エックスはエクスラッガーでそれを斬り捨てながら進んでいく。

 接近し、虹の刃が振り下ろされた。モルドは斧で受け止め、それから互いに武器を振り合って鎬を削り火花が散る。斧を剣で受け流し、蹴りを腹部に向けて放って炸裂。一歩退がったモルドに、エックスは更に踏み込んでハイキックを叩き込んだ。左腕で防いだモルドだが、その威力に表情を歪ませる。

 

 何度目かになる斧が振るわれた。しかしエックスはそれを敢えて肩で受け止め、斧を掴んでからカウンターの斬撃をお見舞いする。ダークサンダーエナジーで強化された一撃だが以前の様な状態にはならず、最早これまでの彼とは違う。攻撃、防御、スピード、その他強化されてた全てが、エクシードXになったことで更なるパワーアップを遂げていた。

 

 

「ウウッ……!? 貴様如きに、我が負けるなど有り得ん!! 有り得てはならん!! 死ねえッ!!」

 

 

 グア軍団の侵略部隊隊長にして幻影宇宙大王と呼ばれる自分が、こんなウルトラマン如きに負ける筈が無い。そう思いながら怒りに任せ首に向かって横に振るわれた斧をエックスしゃがんで躱し、剣の刃を奴の腹部に押し付けた。

 

 

「ヌゥッ!?」

『ハアァァァッ!!』

 

 

 重厚な叫びと共に、エックスは剣を横に一閃。虹の軌跡を描きながら放たれた斬撃は、モルドに大ダメージを与えて吹っ飛ばしてしまった。

 

 

 

 

 

 ジュダの前にギンガとビクトリーが並ぶ。彼らは必殺光線のモーションを取り、そして腕を組んだ。

 

 

「ギンガクロスシュート!!」

「ビクトリウムシュート!!」

 

 

 二つの光線がジュダへと放たれる。バットキャリバーで受け止めるがその威力に耐えられず筈も無く、剣は粉々に砕け散った。

 

 

「ぐおお……!?」

「シュウ!」

「分かってる」

 

《ウルトランス! シェパードン・セイバー!》

 

 

 ギンガがギンガスパークランスを、ビクトリーがシェパードンセイバーを手にし、光を纏ったそれぞれのその武器の鋒を同時に突き出す。

 

 

「「ギンガビクトリーアルティメイタム!!」」

 

 

 槍と剣より放たれた螺旋状の合体光線はジュダに直撃。奴を後方へと押し炸裂した。

 

 

「お前じゃ俺達には勝てないさ」

「当然のことを何故わざわざ言う?」

「そういうもんなんだよ」

「人間は分からん」

「でも、嫌いじゃないだろ?」

「…………まあ、そうだな」

 

 

 

 

 

 オーブとオーブシャドウが聖剣を掲げる。光と闇のエネルギーの円環を空に描いた後、それをギナに向けて解き放った。

 

 

「「ツインスプリームカリバー!!」」

「何!? ぐッ、があああああああああッ!!?」

 

 

 二つの相反する力が交じり合ったその光線がギナを襲う。強烈な一撃は、彼女のことを大きく吹き飛ばしてしまった。彼女は倒れて地を転がっていく。

 

 

「ば、馬鹿な……!? 闇の力を持ちながら……何故光に……!?」

「俺達は、闇も光も受け入れる」

「そしてその中で光輝いていくんだ、ってね」

「闇に溺れてるお前達に、そんな俺達が負ける筈がない!」

 

 

 

 

 

 モルドがバットアックスを振るうが、エックスはそれを左手で受け止めた。そしてそれを掴んで動きを制したままエクスラッガーで一閃、また一閃と何度も斬り、最後に強烈な刺突を放って手を離した。

 

 

「グウウウッ!?」

 

 

 何とか堪えて倒れはしなかったが大きく後退することになってしまう。その隙に、翔琉はインナースペース内でエクスラッガーのスライドパネルを2回なぞり、トリガーを引いてその力を解放する。

 

 

『エクシードスラッシュ!!』

「グアアアアアアアアッ!!??」

 

 

 接近して超高速でエクスラッガーを振るう。七色に輝く無数の斬撃がモルドに撃ち込まれた。強力な必殺技の一つであるエクシードスラッシュを受け、モルドは吹っ飛ばされて大地に叩き付けられた。

 

 

「我ら、グア軍団侵略部隊が……! こんな……こんな無様な姿に……!?」

「ぐう……!」

「このままでは……!?」

 

 

 フラフラになりながら立ち上がる三軍神。このままでは、ウルトラマン達によって倒されてしまうだろう。彼らは並び立ち、奴らへと構える。

 

 

 

『さあ、終いにしようか』

「ふざけるなァ!! 終わるのは貴様らだ!!」

「兄上、姉上! こうなればあの手を使うしか……!」

「ええ……。我らの魂を一つに!」

 

 

 ジュダとギナがそう言うと、モルドは少し驚いた様な表情を見せた。

 

 

「良いだろう……。だが、一度魂が一つになれば、二度と元には戻れんぞ……?」

「構いません……。我らの目的を果たす為に!」

「今こそ、真の姿に戻る時!」

「………お前達の覚悟、確かに受け取った……ならば!」

 

 

 モルドがバットアックスを天に掲げると暗雲が発生し、そこから暗黒の雷・ダークサンダーエナジーが降り注いだ。ギナとジュダも同じ様に武器を掲げてその稲妻を浴びる。そしてギナとジュダの肉体がモルドに吸収され、奴の姿は大きく変容した。骸骨の様な白い鎧、モルドの頭部に右肩にはジュダ、左肩にはギナの頭部、そして胸には禍々しい顔が現れていた。放たれる狂気はこれまでとは比べ物にならない。

 三つの魂に分裂していた三軍神が一つになった真の姿。幻影合身大魔帝……グア軍団総統であるグア・スペクターが降臨した。

 

 

『我こそはグア・スペクター!! 三兄弟の恨みを果たし、新たなるグア軍団を用いてこの宇宙を支配する!!』

 

 

 全身より紫炎の光弾が驚いているウルトラマン達に向かっていくつも放たれた。それらを受けて彼らは後退させられてしまった。その間に、グアは蓄えられた闇の力を利用して怪獣軍団を召喚する。

 EXゼットン、バランガス、カオスキリエロイド、キングオブモンス、グラール、グローカービショップ、Uキラーザウルス、ハイパーゼットン・イマーゴ、サイバーメカバルタン、オルガ、ガイガンレクス、アルビノギャオス、メツオロチ……。最強クラスの怪獣達が咆哮を放つ。そして更に、それらを超える悪魔の様な怪獣が現れた。金色のボディ、右腕は強靭な大剣、左腕は頑丈な爪……奴こそが超怪獣の異名を持つ悪霊の集合体、スーパーグランドキングスペクターだ。複数のグア兵士達も現れ、まさにグア軍団の再建と云った状況である。

 

 

「これはこれは……」

「全く……インターバル無しか。これは骨が折れそうだ」

「折れたら痛いぞ」

「そうならない様にしたいですけどね……」

 

 

 怪獣達に構えるギンガ、ビクトリー、オーブ、オーブシャドウ。もう少しで勝てるという時に更なる戦力を追加され、こちらは消耗した状態で戦い続けなければならない。戦局は不利に傾き、彼らは唇を噛み締めた。

 

 

『負けねえよ』

 

 

 だが、エックスは臆すること無く軍団を見詰めていた。

 

 

『俺達は決して負けねえ。アイツら倒してこの星も、宇宙も、全部守り抜く。それが、ウルトラマンだ!』

 

 

 彼の言葉に仲間達は頷き改めて構える。宇宙の平和を守る為に、奴らに負ける訳にはいかない。

 怪獣軍団が咆哮して向かって来た。それらを迎え撃つべく、5人のウルトラマンも駆け出そうとした。

 

 

 

 

 その時である────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『へへ! よく言ったじゃねえかァァッ!!』

 

 

 

 空より、複数の光線が怪獣軍団に放たれてその進行を止めた。そしてウルトラマン達の前に、7つの光が降り立つ。

 

 

 

『お前達……!?』

「久しぶりだな、翔琉」

『良い面構えになったじゃねえか』

 

 

 翔琉が初めて出会った別宇宙のウルトラマン、ウルトラマンゼロ。そして彼と共に戦う青年・仙道 陸。

 

 

「力を貸しに来た」

「共に戦おう」

 

 

 以前、ピンチを救ってくれた2人の戦士、ウルトラマンマックスとウルトラマンゼノン。

 

 

「本当にまた会えたな」

『またこうして会えて嬉しいよ、翔琉君』

『あの時の恩を返しに来た』

「なんか相変わらずって感じね」

 

 

 力を合わせて共にピンチを乗り越えたウルトラマンメビウスとウルトラマンヒカリ。そしてそれぞれのパートナーである日々ノ 未来と七星 ステラ。

 

 

『翔琉さん、また会えましたね』

『久しいな』

 

 

 激戦を共に勝ち抜いたウルトラマンガイアに変身する桜内 遥と、ウルトラマンアグルに変身する湊 博樹。

 

 以前、翔琉と共に戦ったウルトラマン達が、全員集合していた。

 予想外の援軍にエックスは驚いて少し呆けている。

 

 

「遅いですよ、ゼロさん」

『悪い悪い。けど、主役は遅れて来るって言うだろ?』

 

 

 ゼロとオーブがそんな言葉を交わし合う。ふと見ると、ギンガとビクトリー、そしてオーブシャドウも彼らのことを知っている様だった。

 

 

『どうしてここに……?』

『グア軍団が並行宇宙を支配する為に活動してるのを警備隊が察知して、俺がその調査をしてた。するとまさか、奴らが狙っているのがお前がいる宇宙だと判明してな。軍団の力は想定より大きく、撃ち破る為にイージスの力で次元を移動して他の宇宙のウルトラマン達に集まって貰ったんだ。最初は宇宙を流離っていた一眞』

 

 

 グア軍団が他の並行宇宙に尖兵として送っていた怪獣達と戦っていた時、オーブはこのゼロと出会った。

 

 

『次にアオボシ。リヒトとシュウ……。4人に先行してもらって、俺は他にも仲間を集める為に並行宇宙を渡った。そしてらその後に会った奴らは全員が、お前と過去に戦ったことがあるって聞いたのは驚いたよ。だから陸にも会いに行った。お前がこれまで築いてきた絆が奇跡を起こして、ここまでの軌跡を作ってくれたのかもな』

「久しぶりにゼロが来たと思ったら、翔琉を助ける為に力を貸してくれって言われてな。まあ断る理由もねえから、こうして来たって訳だ。お前を助けるってんなら、頑張ってみるのも有りだろ」

「俺とステラも同じ想いだ。他のみんなもそうだろうしな」

「はい。僕らも、翔琉さんの力になりたいです!」

 

 

 翔琉と繋がりを持つ者達が、彼を助ける為に集結してくれた。これまで紡いで来た絆が今、彼に大きな力を与えることになっていた。

 

 

「さて、役者は揃ったって感じかな?」

 

 

 オーブシャドウの言葉に彼らは頷き並び立つ。12人のウルトラマンの眼前には凶悪なグア軍団が唸り彼らのことを睨んでいた。

 

 

最終決戦(ラストステージ)だな。行けるか翔琉、一眞?」

「もちろんですよ。リヒトさん達こそ、遅れないで下さいよ」

『言うねぇ……。そんじゃあ俺達の力、見せ付けてやろうか。いくぜ、みんな!!』

 

 

 エックスのその問い掛けに全員が強く返事をする。

 最終決戦の幕が、切って落とされた───

 

 

 

 

 

 







エクシードX、満を持して登場!
出すならここと決めていたので、ようやく出すことが出来て嬉しい限りです。エックス達と完全にユナイトしたことや翔琉自身の身体能力と戦闘センスの高さもあって力に振り回されること無く高い戦闘能力を発揮してます。

5人の力で一度は追い詰めますが、三軍神は合体してグア・スペクターとなり、強力な怪獣達を召喚して逆にピンチに。そこへ現れたのは……。


なんとこれまで翔琉と共に戦ったことのあるウルトラマン達が集結してくれました!!
ゼロと陸、メビウスと未来、ヒカリとステラ、ガイアこと遥、アグルこと博樹。以前コラボさせて頂いた作品のオリ主達。そして本作からマックスとゼノン。7人のウルトラマン達の参戦です!

各作品の作者様から許可を頂き、この展開を実現することが出来ました。本作、虹Xらしいお祭り展開になること間違い無しなので、次回の大バトルを是非お楽しみ!

それでは今回はここまで。
各キャラ達への質問もまだまだ募集中ですので是非お願いします!

感想、質問、高評価、ここすき、その他、是非是非お待ちしてます!


次回、「ウルトラの奇跡」

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