RAINBOW X STORY   作:山形りんごをたべるんご

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大変長らくお待たせしました……!
今回めちゃめちゃ長いです。約4万文字あります()

待たせてしまった分、たっぷりとお楽しみ下さい。
それでは最大の決戦、どうぞ!


86.ウルトラの奇跡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「凄い……! ウルトラマンが、こんなにもたくさん!」

 

 

 光の戦士達の降臨に誰もが驚き、それと同時に歓喜していた。この宇宙の平和を守る為に戦ってくれる気高き存在。人類の味方であり、共に生きる仲間でもある。

 

 

「ウルトラマン、がんばれー!」

 

 

 何処かで誰かが叫ぶ。一人、また一人とその言霊は拡がっていき大きな声援となっていった。

 

 

「負けるな、ウルトラマン!!」

「がんばれー!!」

「ウルトラマーーン!!」

「いけー! ウルトラマーン!!」

 

 

 その存在を不安に思い、疑心暗鬼になったこともある。ウルトラマンのことを本当に信じて良いのかと思うことは確かにあった。

 だが今なら分かる。彼らは人類の為にその身を粉にして戦ってくれている。自分達が疑ったことを後悔と反省しながら、人々は贖罪の意味も込めて全力で彼らのことを応援し続けた。

 

 

「がんばれーー!! ウルトラマーーーン!!」

「地球を守ってくれーー!!」

「疑ってごめんなさい!!」

「お前達は、俺らヒーローだーー!!」

「負けないでくれーーーー!!!」

 

 

「かけるん! いっけぇーーーー!!」

「翔琉さん、頑張れええぇーーー!!!」

「翔琉、絶対勝つのよ!!」

「先輩なら絶対勝てます!!!」

 

「翔琉君!! みんな貴方を信じてるから!!」

 

 

 

 声援は彼らに届く。どれだけ離れてようと、ウルトラマンを想う気持ちは必ず彼らに届き力を与える。

 それを受け取り、戦士達は最高のパフォーマンスを発揮するのであった。

 

 

 

 

 

 

『サァァァッ!!』

 

 

 エックスの跳び蹴りがグア・スペクターに炸裂。奴は少し退がるが、すぐに反撃をして来た。どうにか躱すエックスだが、エネルギーを纏った拳の一撃が胸に当たり少し後退してしまう。それでも、すぐさまエクスラッガーを奮って攻撃をした。

 

 

『おのれェェェェェ!!!』

『イィィィサッ!!』

 

 

 低い叫び声と共に放たれた斬撃は、グアの身体を斬り裂く。覚醒したエックス=翔琉は、強敵相手にも一歩も退かずに立ち向かい、対等かそれ以上に渡り合っていた。腹部に蹴りを叩き込んでグアを後退させる。エックスは追撃しようとするが、そこへスーパーグランドキング・スペクターが咆哮を上げながら突っ込んで来て、右腕の大剣を振り下ろした。後方に跳んで躱したが、大剣が叩き付けられた地面は大きく割れている。

 

 

『殺れぇ!!』

 

 

 グアの指示を受けて吼えながら、頭部より破壊光弾を連射。エックスはそれらをエクスラッガーで斬り打ち消していった。その巨大な身体から放たれる力は凄まじく、更にグア・スペクターまで居るとなるとどれだけ強力な力を持ったウルトラマンでも苦戦は必須だろう。

 しかしそうだとしても、彼は諦めたりしない。エクスラッガーを強く握り締め、その刃を2体へと向ける。

 

 

『いくぜ、グア!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 炎魔戦士カオスキリエロイドが手から蒼炎を放つ。ギンガはそれを掻い潜りながらギンガセイバーで斬り掛かった。

 

 

「ハァッ!」

 

 

 振るわれる光刃。だがカオスキリエロイドは両足に備えられてる刃を駆使してそれを受け止め、更にそれを用いた蹴りを放って来た。ギンガの剣と、カオスキリエロイドの蹴りが打ち合い火花を散らしている。

 

 ギンガが一歩退がり、地面に剣を突き立ててエネルギーを流した。爆発が彼らの間で起こり、爆煙がカオスキリエロイドの視界を奪う。生まれた隙を突き、彼は爆煙を突っ切って奴のことを横一閃に斬った。後退するカオスキリエロイドに追撃するべく、ギンガは地を蹴って駆け出した。

 

 

「があッ!?」

 

 

 だがその時、背中に激痛が走る。振り返るとそこに居たのは黄金の身体を持ち、二対の赤い眼を光らせる凶面の怪獣。暗殺怪獣グラールだ。グラールは口から火炎弾を連続で放ってギンガを攻撃する。彼はそれを躱していくが、そこへカオスキリエロイドが回転キックを放って来た。

 

 

「ぐうぅッ!? …………やってくれるじゃないか」

 

 

 

 ギンガセイバーで受け止めようとするが砕かれ、蹴りを喰らってしまったギンガは後退。2体の怪獣に襲われてピンチだが泣き言は言ってられない。前のめりになりながら、奴らへと弾丸の如く飛び出した。

 

 

「いくぜッ!!」

 

 

 

 

 

 

 ビクトリーに毒ガス幻影怪獣バランガスが襲い掛かる。翼から毒ガスを出し、彼の命を奪おうとした。

 

 

「フン!」

 

 

 それを後方に飛んで回避しながら、ビクトリウムバーンを発射。光線を喰らったバランガスは火花を散らして苦しむ。着地したビクトリーはグドンウィップを生成し、その鞭を振り回して叩き付けていく。素早いその攻撃はバランガスの巨体に傷を刻んだ。

 

 

「これで───ッ!?」

 

 

 強烈な一撃を振り下ろそうとした時、奴は身体をガス化して消えてしまった。周囲を見渡すが何処にも居ない。ビクトリーは止まり、全神経を集中させてバランガスの気配を探り…………。

 

 

《ウルトランス! EXレッドキング・ナックル!》

 

「セアァァッ!!」

 

 

 直感的に背後へ燃え盛る拳を突き出した。それはビクトリーを後ろから襲うとして姿を現したバランガスに直撃。奴を思いっきり殴り飛ばした。そして更に即座にキングジョーランチャーに換装。薙ぎ払う様に弾丸を放ち、向かって来ていたグア兵士達を次々と撃ち抜いてしまう。

 

 徒手空拳を得意とし、普段はビルなどを巻き込んで破壊しない様に近距離での戦いをメインとする彼だが、そういった類いの物の無いこの場所なら気にせずに技を放つことが出来る。腕を元に戻して倒れてるバランガスへと走り、その勢いのまま強烈な回し蹴りを叩き込んだ。

 

 

 

 

 

 新宇宙伝説魔獣メツオロチと睨み合うオーブ。自身と因縁の深い大魔王獣マガオロチと酷似した姿をしており、奴の原種に該当する存在なのだろうか……?

 気にはなるが、そんなこと悠長に考えてる暇は無い。メツオロチは身体中の棘から青い光弾を放って来た。オーブは空に飛んで回避し、2枚のカードをオーブリングで読み込む。

 

 

《ウルトラマンメビウス》

《ウルトラマンギンガ》

 

「未来へ光る力、お借りします!」

 

《フュージョンアップ》

《ウルトラマンオーブ・メビュームエスペシャリー》

 

 

 メビウスとギンガ。この場でも戦ってくれている2人のウルトラマンの力を借りた形態・メビュームエスペシャリーとなり、周囲に5本の虹色に輝く光剣を召喚する。

 

 

「眩い光で未来を示せ!」

 

 

 メツオロチが放って来る光弾を、光剣を操って斬り落としながら着地。そして光剣の鋒より放たれる光線・メビュースマッシュブレードを撃った。

 真っ直ぐに飛ぶ光線。しかし、奴は背部の突起物から全身を覆う様にしてフィールドを形成し、攻撃のエネルギーを吸収、無効化してしまった。

 

 

「な、嘘だろ!?」

 

 

 オーブが驚いてるとメツオロチは頭上にエネルギーの渦を発生させ、そこから光線を放つ。吸収したオーブの攻撃を反射して撃ち返したのだ。咄嗟に眼前で光剣を交差させて盾としどうにか防ぐ。

 

 

「光線技は効かないってことか……!」

 

 

 光剣を手にして構える。そこへ黒い影が突如としてオーブの前に現れた。宇宙恐竜ハイパーゼットン・イマーゴだ。驚く間も与えず、ハイパーゼットンは腕を振るってオーブを弾き飛ばした。

 

 

「ぐあ!?」

 

 

 更にハイパーゼットンはオーブが飛んでく先に残像を残しながらテレポート。そしてまた強靭な腕を背中に叩き付けた。再びテレポートを行い、今度は蹴りを腹に喰らわせる。オーブは堪らず地に転がる事に。

 

 

「うぐぅぅ……!? だったら!」

 

《ゾフィー》

《ウルトラマンヒカリ》

 

「輝く栄光、お借りします!」

 

《フュージョンアップ》

《ウルトラマンオーブ・ブレスターナイト》

 

 

 警備隊隊長であり数々の強敵を破って来たゾフィーと、科学局長官として平和の為の発明をして来たウルトラマンヒカリ。光の国で栄誉を手にした戦士達の力を合わせた気高き姿・ブレスターナイトとなって立ち上がり、強豪怪獣達に構えた。

 

 

「光の誉れ、只今参上!」

 

 

 

 

 

 

 

 オーブシャドウはオルガの振るう腕を掻い潜り、シャドウカリバーで斬る。しかしその身体はすぐに再生し、再度腕を振るった。

 

 

「危なッ!?」

 

 

 後ろに飛んで回避。オルガは左肩の砲門にエネルギーを溜めていき、オーブシャドウに向ける。

 

 

「なら……!」

 

 

 彼はオーブリンクNEOを操作してその力を解放。

 

 

「シャドウゼットシウム光線!!」

 

 

 光と闇の力を混ぜ合わせた必殺光線を発射。チャージ途中のオルガに直撃し、爆発する。

 

 倒したか……?

 そう思い爆煙を見つめるが……。

 

 

「うわっ、マジか……」

 

 

 破壊された上半身の部分が即座に再生。そして左肩からの波動ビーム砲をオーブシャドウへと放った。彼は前面にバリアーを張って防ごうとするがビームの威力は凄まじく、バリアーを破ってオーブシャドウに直撃してしまった。彼は悲鳴と共に大きく吹き飛ばされ、地面に叩き付けられた。

 

 

「があッ!? くそっ……やってくれるねぇ……」

 

 

 立ち上がりシャドウカリバーを構える。一筋縄ではいかない相手だが、負ける訳にはいかない。

 

 

「銀河の光が僕も呼ぶ、ってね。易々と、負けはしないさ」

 

 

 

 

 

 

 

『陸、あの頃より成長してるんだろうな?』

「当たり前ですよっと。そっちこそ、腕は鈍ってないよなぁ?」

『へへっ、言ってくれるじゃねぇか。ならアイツらに見せてやろうぜ。今の俺達の力を!』

 

 

 纏っていたマントを脱ぎ捨てて走る。ゼロと陸は力を合わせ、手にした2本のゼロスラッガーでグア兵士を次々と斬り捨てていった。幾つもの修羅場を乗り越えて来た2人のコンビネーションは抜群であり、兵士如きが敵う筈も無い。

 

 炎を纏った蹴りがグア兵士を薙ぎ払う。そこへサイバーメカバルタンが右腕の鋏をドリルに変形させてそれを突き出しながら迫って来た。

 

 

「ゼロ!」

『応!』

 

 

 ゼロスラッガーをツインソードにしてドリルを受け止める。刃と刃が火花を散らす。そして互いに後ろに飛びゼロはエメリウムスラッシュを、サイバーメカバルタンは左腕の鋏から光線を放った。2つの光線はぶつかり相殺される。

 

 

「バルタン星人、だっけ?」

『ああ。俺達ウルトラマンの、永遠のライバルってやつだ』

 

 

 これまで幾度もウルトラマン達と戦い続けて来た宇宙忍者バルタン星人。その超科学力によって生み出され、強化改造されたのがこのサイバーメカバルタンだ。右腕を鋏にまた変え、両腕の鋏から白色破壊光弾を放つ。ゼロはツインソードを振るってそれを全て叩き落とした。

 

 それを見たサイバーメカバルタンは8体に分身。これらはただの分身ではなく全てが実体が有り、オリジナルと遜色無い戦闘力を持つものである。その全てがゼロに対して、光弾や熱線、ミサイル、雷撃、重力波など様々な攻撃を同時に放つ。

 

 

『ッ!?』

「マジかよ!?」

 

 

 ツインソードを収め、前面にバリアーを張って攻撃を防ごうとする。その攻勢は凄まじくバリアーは割れ、ゼロは爆発の中に呑み込まれてしまった。

 攻撃を止め爆煙を見つめるサイバーメカバルタン達。するとその中から眩いばかりの閃光が放たれて爆煙を吹き飛ばした。姿を現したのは、黄金と白銀の光を放つ輝きのゼロ。

 

 

『シャイニングウルトラマンゼロ!』

 

 

 シャイニングとなったゼロはシャイニングエメリウムスラッシュを薙ぎ払う様に放つ。それは突っ込んで来ようとしたサイバーメカバルタン達の足元を焼き、奴らの進行を止めた。それからゼロは腕を天に上げ、頭上に太陽の如く輝く光球を召喚。その光は時を操り、奇跡とも呼べる事象を起こす。

 

 

『これが俺と陸の!』

「俺とゼロの!」

『「輝きの力だ!』」

 

 

 時空を操作し、様々な時間軸から自分自身を呼び出す。彼らの横に、別の彼らがズラリと並んだ。

 

 

『ウルティメイトゼロ!』

 

 

 白銀の鎧を纏い時空を超越する姿。

 

 

『ストロングコロナゼロ!』

 

 

 力と強さの、真紅の闘士。

 

 

『ルナミラクルゼロ……!』

 

 

 超能力を駆使する心優しき戦士。

 

 

『クラッシャーブレイブゼロ!』

 

 

 燃え上がる正義を宿した勇者。

 

 

『グランナイトゼロ』

 

 

 凍てつく冷気を操る騎士。

 

 

《ネオフュージョンライズ!》

 

 『「ゼロビヨンド……!』」

 

 

 限界を超えて進化を果たした最強の戦士。

 

 

「ゼロ……ダークネス……!!」

 

 

 己の闇の力を増幅し、荒れ狂いながらも大切な人達を守る為に戦う狂戦士。

 

 8人のゼロがサイバーメカバルタン達に構えるその姿は壮観であり、奴らは少したじろいだ。

 

 

『さあ行こうか。ブラックホールが、吹き荒れまくるぜぇ!!』

 

 

 その言葉と共に、ゼロ達は一斉に走り出すのであった。

 

 

 

 

 

 

 マックスと災いの影、超遺伝子獣アルビノギャオスが空中で何度もぶつかり合う。すれ違う際にアルビノギャオスの赤い爪がマックスに振るわれるが、彼はそれを紙一重で回避。そして振り向き様にマクシウムカノンを放った。だが奴は翼を振動させ特殊音波を放ち、光線を無力化してしまう。

 

 

「ッ!?」

 

 

 驚くマックス。しかしすぐにマクシウムソードを飛ばして攻撃。それに合わせてアルビノギャオスも超音波メスを吐いた。鋭い二つの技はぶつかり合い、火花を散らす。相殺され、マクシウムソードを頭部に収めてからマックスは再びアルビノギャオスに構えた。

 

 

「あの時の不始末、ここで挽回させてもらう」

 

 

 以前、自分が取り逃してしまった宇宙人達がこの地球に来て事件を起こしたことがあった。翔琉達が居たことで力を合わせて無事解決したが、面倒事を持ち込んでしまったのは間違い無い。その時の借りを返すべく、マックスは奮戦する。

 

 超光速に匹敵するスピードでアルビノギャオスに接近。エネルギーを纏った拳を突き出した。拳はアルビノギャオスの顔面を捉え、奴は錐揉み回転しながら落下。途中で体勢を立て直して止まり、マックスに向かって咆哮し緑色の光線を放った。彼はそれを回避しながら、再びアルビノギャオスに突っ込んでいった。

 

 

 

 

 

 

 宇宙恐竜EXゼットンがゼノンに向けて火球を連射。ゼノンはアクロバティックな動きでそれらを回避しながら肉薄してキックを叩き込んだ。ゼットンが強化されたEXゼットンの能力は非常に強力。頑丈な装甲はそう簡単には攻撃を通さない。

 

 

「ならば」

 

 

 ゼノンは後方にバク転しながら下がり、着地して光刃を連続して放つ。EXゼットンはお構い無しに突っ込んで来るが、彼はそれを跳躍して飛び越えた。そして着地してから振り返り、それと同時にゼノニウムカノンを発射。光線は奴の背中に直撃し、突進の勢いも余ってか転倒することになった。

 

 立ち上がり身体を震わせるEXゼットン。ゼノンに対して怒りの視線を向け、巨大な火球を放った。横に転がって回避した彼は構え、この強敵を撃破する為に駆け出す。

 

 

 

 

 

 

 

 メビウスと未来にとっても因縁深い敵・異次元人ヤプール。その怨念により誕生したのが究極超獣Uキラーザウルスだ。文字通りウルトラマンを殺す為に生み出された存在。4本の長い触手を伸ばし、メビウスのことを襲う。

 

 

『ハッ! セアッ!』

 

 

 メビウスはメビュームブレードを振るって触手を弾き、Uキラーザウルスに接近する。蹴りを腹部に叩き込んだ後、連続で剣で斬り付けた。しかし奴には効いておらず、発光器官から光線・テリブルフラッシャーを至近距離で放った。

 

 

『クッ!』

 

 

 咄嗟にバリアーを張るが、その威力に押されて吹き飛ばされてしまった。

 

 

「やっぱ強いな、コイツ……!」

『確かに……。でも!』

「今の俺達なら負けない、だろ?」

『───うん!!』

 

 

 全身の棘をミサイルの様に発射するザウルス・スティンガーが飛んで来る。メビウスはそれらを躱し、メビュームスラッシュで撃ち落としていき、そしてメビュームシュートで全て薙ぎ払った。

 メビウスブレスから豪炎が噴き出す。炎はシンボルとなって彼の身体に刻まれ、バーニングブレイブとなる。

 

 

『行くよ未来君!』

「ああ!」

 

 

 グア兵士達がメビウスを取り囲み、剣で襲い掛かる。巧みな動きで攻撃を掻い潜りながら、燃える拳を叩き込んで次々と兵士達を撃破。

 

 

「やるな、メビウス」

『未来君も! ………君は今も、明日に向かって走り続けてるんだね』

「お前に追い付く為に……俺自身の力でアイツらみたいに輝ける様に。俺は前に進み続けるさ」

『それでこそ、未来君だ!』

 

 

 大回転しながら炎を纏った蹴りで兵士達を一蹴。そこへUキラーザウルスが触手を伸ばして攻撃して来た。メビウスはそれらをキックとパンチで弾いてから駆け出す。そして跳躍し、錐揉み回転しながら蹴りで敵を貫くバーニングメビウスピンキックを放った。

 

 メビウスと未来。2人の絆は、決して途切れない。無限の力となって未来へ進む光となるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ウルトラマンヒカリとステラの前に舞い降りたのはサイボーグ怪獣や未来恐獣と呼ばれる怪獣ガイガンの特殊強化個体で王の名に相応しき真紅の身体を持つガイガンレクス。奴は右腕のレクスブレードを蛇腹剣の様に分離展開させて伸ばし、ヒカリに斬り掛かる。ヒカリはナイトビームブレードを展開してそれを弾き駆け出す。ガイガンレクスは左腕のレクスブレードも伸ばし、両腕の剣でヒカリを襲う。

 

 

「舐めないでよね……!」

 

 

 ナイトビームブレードを振るってガイガンレクスの剣を捌きながら近付き何度も斬り付けた。火花が散り、ガイガンレクスは後退。ヒカリが更に踏み込んで剣で斬ろうとした時、奴は腹部にある眼球状の器官を瞳の様に開き、そこからレーザーを放った。腕をクロスしてそれを防ぐがそのパワーに押されて後退させられてしまった。

 

 距離が開いた後、ガイガンレクスは頭部のランプを点滅させて自身の僚機であるガイガンミレースを4体呼び出した。ミレース達は一斉にレーザーを放つ。

 

 

『クッ! 厄介だな……!』

 

 

 レーザーの嵐を耐えるヒカリ。ガイガン達の攻撃は激しく、彼らに反撃の隙を与えない。

 

 

「確かにそうね……! でも……」

 

 

 ステラはチラリと、メビウス達に目線を向ける。

 

 

「情け無いところ、見せる訳にはいかない……!」

『そうだな……!』

 

 

 上空へと飛び上がる。そしてブレードショットを連射。奴らは怯むが、ガイガンレクスがすぐに指示を出してガイガンミレース達が腹部の円盤カッターを回転させながらヒカリへと飛んでいく。体当たりして彼らを切断しようとするがナイトビームブレードで往なされ、逆に腕や脚を斬り落とされてしまった。

 

 それを見たガイガンレクスは更なる指示を送り、ガイガンミレース達の円盤カッターは内部の核ごと露出、展開。グロテクスとも言える状態になりながらヒカリに突っ込んでいく。

 

 

『ステラ、来るぞ!』

「上等よ……! 私達に、勝てると思わないことね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スペースリセッター・グローカービショップが額から光弾ブレアビームをガイアに向けて放つ。ガイアもリキデイターで相殺。それから地を鳴らしながら彼はグローカービショップに迫り、タックルを繰り出した。後ろに退がったグローカービショップに対して続けてキックを放ち更に攻める。蹴りが当たる度にエネルギーがスパークし奴にダメージを与えていく。そしてガイアは、奴の持つ大きな爪をがっしりと掴み────

 

 

「デアアアアアアアッ!!」

 

 

 そのまま力任せに思いっきり投げ飛ばした。ガイアホイップで投げられたグローカービショップは地面に激突。9万トンの巨体により大地が震えた。

 ガイアは追撃をしようと走り接近するが、グローカービショップは背部のバーニアを吹かして起き上がり、向かって来たガイアに大爪を振るう。後方に跳んで躱したが、そこへブレアビームを連射。彼はバリアーでどうにか受け止める。

 

 

「痛みを感じないロボット怪獣……。硬い装甲は、かなり厄介だ……」

 

 

 グローカービショップの装甲は強固であり、ダメージは与えられている様だが微々たるものだろう。その証拠に奴の動きはまったく鈍っていない。

 両腕の爪から放たれる破壊光弾・ジルサデスビームがガイアへと飛ぶ。彼はそれを拳で防ぎ、再度駆け出す。

 

 以前、ウクバールの地で翔琉と博樹と共に幾多もの怪獣と戦った遥。それからも多くの修羅場を乗り越えて来た彼にとって、グローカービショップがどれだけの強敵であろうが恐れるものではない。

 

 

「いくぞ!!」

 

 

 手を合わせて突き出し、ドリルの様に回転しながら突撃。グローカービショップの装甲が少し砕け、奴は倒れた。前転しながら着地し、立ち上がったガイアは追撃としてクァンタムストリームを撃つ。熱光線は起き上がろとしたグローカービショップに炸裂し、奴のことをまた吹き飛ばしてしまった。

 

 どうにか立ち上がり、ブレアビームとジルサデスビームを同時に連射。ガイアは光弾を掻い潜りながら走り、右手からアグルブレードを伸ばしてそれをグローカービショップの腹部に突き立てた。猛烈な火花が辺りに散る。

 

 

「お前達の好きにはさせない! この世界を……翔琉さん達の世界を、滅ぼさせたりはしない!」

 

 

 剣を引き抜いて火花を更に散らし、剣を納めてからその腕を大きく振り上げてアッパーを叩き込んだ。巨大なボディが数十メートル宙を舞い、大地にへと落ちていく。

 

 世界を破滅から救った大地の巨人は、そう簡単には揺るがないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最強合体獣キングオブモンスが、グア兵士達を的確に倒していたアグルの前に立ち塞がる。恐ろしい咆哮を放ち、全身から青白い電撃を放った。アグルはそれをボディバリアーで受け止め、それを見たキングオブモンスは彼へと突進していった。合わせる様にアグルも走り、2体はぶつかり取っ組み合う。土埃が舞い、力比べが始まった。

 

 

「ハアアアッ……!!」

 

 

 博樹は前に遥から、翔琉との時とは別に時空を超えた戦いを経験したことがあると聞いており、この怪獣はその際戦ったと語っていた怪獣に酷似している。他のウルトラマン達と力を合わせたことでその時は勝てたというのだから、間違いなく強敵なのだろう。

 腹部の鋭い牙・シャークファングが伸びてアグルを狙う。牙が彼の身体を傷付けて後退させる。そこへ更にキングオブモンスはボーンテールを振るって叩き付けた。アグルは吹き飛ばされて倒れた。

 

 

「グアアアアッ!? くっ……一筋縄ではいかないか」

 

 

 口から放たれた超高熱光線クレメイトビームを横に転がって回避。キングオブモンスはビームを続けて照射し、通過地点を爆破しながらアグルを追って狙う。彼はそれから走って躱し、横に飛びながらハンドビームを奴の顔面に向かって放った。攻撃を受けたキングオブモンスは怯み、ビームの放射を止める。

 着地後アグルは即座にフォトンクラッシャーを放つ。しかしそれは背中の骨翼ボーンウイングから発生するボーンシールドで防がれてしまった。キングオブモンスは再度、クレメイトビームをアグルに放射。

 

 

「俺も、負ける訳にはいかない」

 

 

 飛び上がって躱し、アグルセイバーを突き出しながらキングオブモンスへと突貫していくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スーパーグランドキング・スペクターが胸部から破壊光線を放った。エックスはエクスラッガーで受け止めるが、その威力に押されて大きく後退してしまう。

 

 

『チッ……! 半端ねえなぁ……』

『スーパーグランドキング・スペクターは、このグアが存在する限り無敵だ!! そして我自身も不死身!! 貴様らウルトラマン如きに負ける筈も無い!!』

 

 

 グアが暗黒の稲妻を放ち、エックスが剣を振るってどうにかそれを防ぐ。奴の言う事が事実となると、かなり厄介である。

 

 

 

「ギンガファイヤーボール!!」

 

 

 ギンガが火炎弾を連発するが、カオスキリエロイドはそれ以外の高温を持つ地獄の業火を放って打ち消してしまった。業火はギンガに到達して苦しめ、更にグラールが光線を放ち、彼は吹き飛ばされてしまう。

 

 

「ぐあああああ!?」

 

 

 

 高速で動き、ハイパーゼットンを捕捉しようするオーブ。しかし奴の瞬間移動能力は強力であり容易では無かった。剣を振るが、全て回避される。

 

 

「ナイト87シュート!!」

 

 

 突き出した右腕から必殺光線を発射。だがそれをハイパーゼットンはハイパーゼットンアブゾーブで吸収、そして増幅して撃ち返した。咄嗟に上空に飛んで躱したオーブだったが、奴が撃ち返した先にはなんとメツオロチがおりその攻撃をまた吸収、更に強化してオーブへと放った。偶然か、狙ってなのか、まさかのコンビネーション技を受けてオーブは地面に叩き落とされてしまう。

 

 

「ぐはあああ!?」

 

 

『一眞、リヒト!』

 

 

 倒れた2人の元の駆け寄るエックス。彼らのことを怪獣達が見据えている。何とか2人は立ち上がって構えた。

 

 

「まだまだ……ステージを降りる気はねえよ……!」

「俺も、戦えます……!」

 

 

 口ではそう言うがピンチなことは間違い無い。それでも負けられない彼らは気合を込めて立ち上がる。胸の奥の炎が燃える限り……そしてそれを見つめて信じてくれる人達がいる限り。

 ウルトラマンは決して、諦めない。

 

 

『なら……行くぜ』

 

 

 

 

 

 決意を改めて構え直した時である。球状の光が、真紅の輝きを放ちながら彼らの前に降りた。光が消え、その中から現れたのは真っ赤なボディに銀の2本角。赤いマントを羽織った威風堂々たる戦士。その姿を見て、ゼロとメビウス達とマックス達、そしてオーブは驚きを声を上げた。

 

 

『何!?』

『貴方は……!?』

「来てくれたのか!?」

「タロウさん!?」

 

 

 栄光のウルトラ兄弟のNo.6。光の国の筆頭教官であり、幾度となく平和を守り抜いた正義を愛する勇気ある者・ウルトラマンタロウがここに降臨したのだ。

 

 

『ストリーウムッ、光線!』

 

 

 薙ぎ払う様に怪獣達に放たれた光線は奴らの足を止める。それから彼はエックス達の方を向いた。

 

 

『アンタは……?』

『私はウルトラマンタロウ。君が結んだ繋がりに導かれて来た者だ』

『繋がり?』

 

 

 タロウは頷く。

 

 

『尤も、正確には私ではなく私の息子達との、だがな』

『息子……っ!? まさか!?』

 

 

 改めてタロウの姿を見るエックス。彼の姿は体色こそ違えど、かつて異世界で共に戦った光の勇者に何処となく似ていた。

 

 

『彼もその導きを受けて戦っている。それにきっと他にも────』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 イムビーザ達は怪獣戦艦ペストリアで翔琉達のいる地球に迫っていた。後少しで辿り着く…………しかしその前に、光の戦士が立ち塞がった。ウルトラマンタイガ、そして彼と共に戦う青年・追風 春馬。以前翔琉と、別世界の勇者達と共に世界を救った仲間だ。

 

 翔琉との絆に導かれた彼は、地球へ侵攻しようとするイムビーザを止めるべく戦う。

 

 

「死ねぇぇぇぇぇ!!」

『スワローバレット!』

 

 

 イムビーザが異形の右腕を銃火器に変化させて乱射。タイガはスワローバレットでそれを相殺して接近していく。今度は腕を刃に変えて斬り掛かった。向かって来た刃を彼は蹴って逸らし、隙が出来たイムビーザの胴体を思いっきり蹴り飛ばす。

 

 

「ぐおおおお!? や、やれぇ、お前達!!」

 

 

 奴の号令を受けて、ファイティング・ベム達や改造怪獣達が一斉に襲い掛かっていく。

 

 

「タイガ、来るよ!」

『任せろ!』

 

 

 素早い動きで怪獣達の攻撃を回避しながら逆に技を放っていく。タイガスラッシュやハンドビームが怪獣達に当たりダメージを与え、高速で接近してからのキックが改造ムルチを吹き飛ばした。

 

 

『よし! ───何!?』

 

 

 順調に敵を攻め立てていたタイガだったが、その左腕にイムビーザが腕から飛ばしたチェーンが巻き付く。動きが制限された彼に、複数の怪獣達が飛び付いた。

 

 

「ぐうッ……!? これじゃ動けない……!」

『春馬、タイガ! ここは私に変わるんだ!』

『そうだな……! この状況は、お前が一番適任だ……!』

「うん……頼むよ!」

 

《カモン!》

 

 

 右腕の手甲・タイガスパークのレバーを下ろし、それから腰に下げてたキーホルダーを一つ掴んだ。

 

 

「力の賢者、タイタス!」

 

 

 そして春馬は、その右手を叫びながら高く上げる。

 

 

「『バディィィィ………ゴォーーーッ!!」』

 

《ウルトラマンタイタス!》

 

 

 纏わり付いてた怪獣達を吹っ飛ばして現れたのはタイガではなく新たなウルトラマン。彼は筋骨隆々のその肉体を見せ付ける様にダブル・バイセップス、ラット・スプレッド、サイドチェスト、モストマスキュラーを行った。剛力無双、強靭な筋肉(ウルトラマッスル)を持つ力の賢者、ウルトラマンタイタスである。

 

 

『賢者の拳は全てを砕く!!』

 

 

 その文句と共に放たれた拳・ワイズマンフィストは、言葉通り怪獣を一撃で粉砕。更にタイタスはメカバードンの足を掴み、ジャイアントスイングの要領で思いっきり振り回してからブン投げた。メカバードンは他の怪獣達に衝突し、巻き込んで爆発した。

 

 

「小癪なァァ!!」

 

 

 腕からビームを放ってタイタスを攻撃するイムビーザだが、彼はその筋肉でビームを無効化してしまう。

 

 

『その程度では、私の筋肉は揺るがん!!』

「訳の分からんことをォ……!! ならば!!』

 

 

 イムビーザが左腕を挙げると、ペストリアが頭部と両翼に備えているブラックホール砲の起動準備に入った。これでタイタス達を吹き飛ばしてしまおうという魂胆なのだ。

 

 

『旦那ぁ! ここは俺に任せな!』

『良いだろう。頼んだぞ!』

『へへ、そう来なくっちゃ! 行くぜ春馬!』

「うん!」

 

 

 新たなキーホルダーを握る春馬。

 

 

「風の覇者、フーマ!」

 

 

 そしてまた拳を天に挙げた。

 

 

「『バディィィィ……ゴォーーーッ!!」』

 

《ウルトラマンフーマ!》

 

 

 タイタスの姿が変わる。青く細身の凛としたその者は、姿を見せた次の瞬間には改造ブロッケンを手刀で切り裂き、また次の瞬間には他の怪獣を蹴り飛ばし、更に更にその次にはイムビーザにキックを叩き込んでいた。

 まさに疾風怒濤。風の覇者、ウルトラマンフーマだ。

 

 

『銀河の風と共に参上!』

 

 

 フーマは高速で移動しながら光波手裏剣をペストリアへ幾つも放つ。戦艦の様々な箇所が破壊されていき、ブラックホール砲を撃つことが不可能になってしまった。

 

 

「貴様ァァァァ!!」

 

 

 イムビーザは腕をコスモニウムクローに変化させ、フーマを切り刻む為に突っ込んだ。彼はそれを華麗に躱して奴の後ろに回り込み、蹴ると同時のエネルギー波を叩き込む疾風光波脚で喰らわせた。イムビーザはペストリアの方へ飛ばされていく。

 

 

『トドメは譲ってやるぜ、タイガ!』

『ああ! 任せろ!』

「光の勇者、タイガ!」

 

 

 春馬はタイガのキーホルダーを握り締める。

 

 

「『バディィィィ……ゴォーーーッ!!」』

 

《ウルトラマンタイガ!》

 

 

 タイガは右拳にエネルギーを溜め、イムビーザに接近して殴り飛ばした。奴は大きく吹っ飛び、ペストリアの艦首に叩き付けられてしまう。右手の甲を掲げて翻した後左手も重ね、それらを腰に当ててエネルギーをチャージ。

 

 

『「ストリウムッ、ブラスタァーーーッ!!』」

 

 

 左手を突き出した後に、右手を掬い上げるようにしてTの字を組み光線を発射。タイガの必殺光線・ストリウムブラスターだ。光線はイムビーザをペストリアに押し付けていく。

 

 

「ば、馬鹿なああああああああああ!!??」

 

 

 イムビーザ、そしてペストリアは纏めて爆散。他の怪獣軍団も含め、全て宇宙の藻屑となるのであった。

 

 

『これで、俺らの仕事は終わりだな』

「そうだね」

 

 

 タイガ、そして春馬は地球へ振り向き見つめる。

 

 

「後は任せたよ、翔琉くん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「許さンゾ……許さんゾォ……!!」

 

 

 呪詛を吐きながら森林の中を歩く人間大の宇宙人。奴の名は改造マグマ星人。先日オーブによって倒されたマグマ星人三人衆のリーダーが、軍団からの改造を受けて復活した姿だ。右腕に剣を備え、怒りを燃やしながらウルトラマン達へと向かっていた。

 

 

「ウルトラマンどもメぇ……! 切り刻んで地獄に叩き落としてくレル!!」

 

 

 剣を振るって木を切り倒す。一目散にウルトラマン達へ向かっていた、その時である。目の前に、1人の少女が改造マグマ星人の前に現れたのは。

 

 

「何だァ、小娘ェ……?」

 

 

 少女・高海 (こすも)は懐から取り出した黒い棒状のアイテム・ダークエボルバーを取り出し翳した。それから放たれた闇が彼女を包み、魔人の姿にへと変えてしまう。

 

 

「き、貴様!?」

 

 

 赤と黒の身体。2本の角。黒い瞳。

 ダークファウスト。翔琉とも何度も殺し合った闇の巨人である。とある理由からダークファウストと一体化してる宙。彼女はこの禍々しい力を用いて戦っているのだ。

 

 驚いている改造マグマ星人に、挨拶代わりの光弾が放たれて炸裂。後退する改造マグマ星人。ファウストは接近して拳を叩き込み、続けて打撃を放って攻めていく。

 

 

「ぐおおッ!? な、何のつもリダ!? 闇の存在である貴様が、何故邪魔をすル!?」

「…………貴方には、関係無い」

 

 

 勢いよく放たれた後ろ回し蹴りがヒットして改造マグマ星人を吹っ飛ばす。木に叩き付けられ、苦しみながらも立ち上がった改造マグマ星人は怒りの叫びを放ちながら剣を振り翳して突っ込んでいった。

 振り下ろされた剣をファウストは躱し腹部を蹴る。それで怯んだ改造マグマ星人の顔面を思いっきり殴り飛ばした。

 

 

「があッ!? おのレェェェ!!」

 

 

 改造マグマ星人が剣からレーザー光線を放つ。光線はファウストに直撃し大きな爆発を起こした。それを見て奴は勝利を確信し口角を上げる。…………しかし。

 

 

「何ィッ!?」

 

 

 爆炎は吸い込まれる様にして消失し、そこから両腕を拡げたファウストが現れた。改造マグマ星人の放った光線のエネルギーは吸収され、ファウストの闇のエネルギーと融合。そしてそれを、腕を十字に組んで解き放った。

 

 

「ぐうううう、ああああああああッ!!?」

 

 

 必殺のダークレイ・ジェネレードを受けて、改造マグマ星人は粉々に散るのであった。

 

 

 変身を解除した宙はウルトラマン達のことを見つめる。自分とは違う光の存在。近い様で、どこまでも遠いものなのだろう。

 

 

「手伝った方が良いかな……?」

【あの場に飛び込んで殺されたいならそうするが良い】

「…………だよね……」

 

 

 敵と思われて殺されてしまうのは勘弁だ。彼女は戦うウルトラマン達に背を向けて歩いていく。

 そして一度立ち止まり、エックスにまた目を向けた。

 

 

「いつか私も───」

 

 

 あんな風になれたら。僅かながら生まれていた奇妙な繋がりによって導かれた宙は、胸に湧く何かを思いながらこの場を去っていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 サイバーメカバルタンが突き出したドリルを素手で受け止めたストロングコロナゼロ。回転するドリルを握力で停止させ、グッと引き寄せてから頭突きを叩き込んだ。

 怯んだサイバーメカバルタンに、炎を纏ったパンチとキックを連続で打ち込んでいくストロングコロナアタックでガンガンと攻めていく。

 

 

『オラァァァァァッ!!』

 

 

 フィニッシュブローが顔面に炸裂し、思いっきり吹っ飛ばした。

 

 両腕の鋏からミサイルをグランナイトゼロに連射。幾つもの光が彼を狙って向かう。

 

 

『「フンッ!』」

 

 

 グランナイトゼロが右腕を振るうと凄まじい冷気が突風の如く放たれてミサイルを凍結させ地に落とす。更に驚くサイバーメカバルタンの両鋏も凍り付かせてしまった。

 そしてグランナイトゼロは素早く接近し、ゼロスラッガーで何度も斬り付けた。

 

 ウルティメイトゼロのウルティメイトソードとサイバーメカバルタンの両腕のドリルが何度も討ち合う。攻勢はウルティメイトゼロが若干有利。サイバーメカバルタンは少しずつ後退していた。

 形勢逆転の為、目から怪光線を撃った。だがウルティメイトゼロはそれを跳んで回避し、降下しながらソードを振り下ろし斬り裂く。

 

 怯んで後退したサイバーメカバルタンに、ウルティメイトゼロは続けて炎を纏ったウルトラゼロキックを放って蹴り飛ばす。

 

 連続で素早くウルトラゼロランスを突き出してサイバーメカバルタンを攻めていくルナミラクルゼロ。更に踏み込んで手を奴の胸部に添え、衝撃波・レボリウムスマッシュで吹き飛ばした。

 

 

『ミラクルゼロスラッガー!』

 

 

 複数のゼロスラッガーが、サイバーメカバルタンの身体を切り刻む。

 

 サイバーメカバルタンの放つ重力波がクラッシャーブレイブゼロを襲うが、彼は気にすることなくどんどんと突き進み肉薄。そして火炎の拳を振るい、防御しようとしたその鋏を砕いて顔面に叩き込んだ。

 

 

『「オオォォラァァァァァッ!!』」

 

 

 気合いと共に放たれた火炎の剣による斬撃は、奴のことを斬り飛ばしてしまった。

 

 瞬間移動を駆使してゼロビヨンドを襲うサイバーメカバルタンだが、彼もビヨンドリープアタックによる瞬間移動で対抗。サイバーメカバルタンが突き出したドリルを躱し、ゼロ百裂パンチを叩き込む。奴は後退、そこへ更にワイドビヨンドショットでより後ろへと押し退げていく。

 

 

『「いくぞ……! スラッギングコーラス!!』」

 

 

 クワトロスラッガーとバルキーコーラスの同時発射。ゼロビヨンド最強の攻撃を受けてサイバーメカバルタンは大きく吹っ飛ぶことになった。

 

 ゼロダークネスがサイバーメカバルタンの顔面を掴む。凄まじい力で握りながら、ゼロダークネスは何度も拳を叩き込んでいく。それから至近距離でダークゼロフラッシュを撃って後退させた。

 更に闇を纏ったコンビネーションラッシュを喰らわせ、続けて放ったデスシウムショットでサイバーメカバルタンの左腕を切断。

 

 

「失せろやあああああああッ!!」

 

 

 吼えながら放つダークワイドゼロショットが直撃。爆破が起こりサイバーメカバルタンは地に倒れた。

 

 睨み合うシャイニングゼロとサイバーメカバルタン。熱光弾が連射されるが、シャイニングゼロは手を突き出して光の壁を生成し全て遮断。それを見たサイバーメカバルタンは走って接近し鋏を振るった。左腕でその一撃を受け止め、弾いてから輝くキックを叩き込む。後退するサイバーメカバルタンに、シャイニングゼロはシャイニングワイドゼロショットを至近距離で撃ち込んだ。

 

 奴は大きく吹っ飛ばされて地面に倒れる。シャイニングゼロ達が追撃をしようとしたその時、陸の懐から二つのウルトラカプセルが強い輝きを放ちながら飛び出して彼の前に出た。

 ネオフロンティアの英雄・ウルトラマンダイナと、慈愛の勇者・ウルトラマンコスモスのカプセルである。

 

 

「ゼロ、これって……!」

『ああ。彼らも俺達に力を貸してくれるってことだ!』

 

 

 サイバーメカバルタン達が1体に戻り、ゼロも他の彼らが本来の時空に戻っていく。それから通常形態に戻ったゼロはオーブの方を向いた。

 

 

『一眞! 受け取れぇ!』

 

 

 ゼロのカラータイマーから、ダイナとコスモスの光が放たれて彼に届けられる。それを見たマックスとガイアも、自分達の相手に一撃を喰らわせて隙を作った後、オーブへと光を渡した。

 

 

「受け取って下さい!」

「この力を使うんだ!」

 

 

 4つの光は一眞の前でフュージョンカードと化して彼の手に収まる。

 

 

「ありがとうございます! 皆さんの力、お借りします!」

 

 

 一眞は先輩達のカードをオーブリングに読み込ませていった。

 

 

 

『ギンガ、君にウルトラの仲間達の力を授ける』

「ウルトラの、仲間……?」

『そうだ。我々ウルトラマンはどんな時も、仲間と力を合わせて戦って来た。だからギンガ……いやリヒト、君も仲間と共に戦うのだ!』

 

 

 タロウから渡された光の炎がリヒトの左手首に宿る。それはブレスレットとなって彼に装備された。

 

 

「ウルトラの仲間の力……! 面白い、使わせてもらうぞ!」

 

 

 リヒトは装備されたストリウムブレスを操作し、それをギンガスパークでリード。

 

 

『今こそ、一つになる時!』

《ウルトラマンタロウ!》

『ギンガに力を! ギンガストリウム!』

 

 

 ギンガが変わる。肩部分にプロテクターが現れ、額には緑色のビームランプが輝いている。太陽の輝きを背に受けながらタロウと融合した様な戦士となり、ギンガは開いた右手を高々と空に挙げた。

 

 ウルトラの力を受け継いだ強化形態・ウルトラマンギンガストリウムだ。

 

 

《ウルトラマンガイア》

《ウルトラマンビクトリー》

 

「大地の力、お借りします!」

 

《フュージョンアップ》

《ウルトラマンオーブ フォトンビクトリウム》

 

 

 ガイアとビクトリー、大地より出し2人の戦士の力を宿した剛腕の闘士・フォトンビクトリウムにフュージョンアップ。

 

 

『行くのだ、若き戦士達よ!』

 

 

 タロウからの激励を受けたウルトラマン達は怪獣達へ駆け出した。

 

 メツオロチが連続光弾をオーブに撃つ。しかし彼はそれらを腕で防御しながら突っ込み、接近していく。吸収フィールドを張って攻撃に備えるメツオロチ。オーブは構わず、その拳を打ち付けた。

 

 

「フォトリウムナックルゥゥッ!!」

 

 

 フィールドを打ち破る為に力を込めていく。少しずつだが、拳はフィールドを歪ませている。だが彼の背に、ハイパーゼットンが瞬間移動で現れて蹴りを叩き込んだ。オーブは怯んでしまい、そこへメツオロチの尾の一撃も受けてしまう。

 

 

「くッ!? おらあああああ!!」

 

 

 両拳を地面に叩き付けて衝撃波を発生させて二大怪獣を逆に怯ませた。そしてその隙に新たにカードを読み込ませる。

 

 

《ウルトラマンコスモス》

《ウルトラマンエックス》

 

「慈愛の想い、重ねます!」

 

《フュージョンアップ》

《ウルトラマンオーブ フルムーンザナディウム》

 

 

 コスモスとエックス。慈しみの心を持つ彼らの力を合わせた戦士・フルムーンザナディウムとなり奴らに構えた。

 

 

「繋がる力は、心の光……!」

 

 

 突進して来たメツオロチを飛んで躱し、オーブは優しい光を放った。

 

 

「ピュリファイレクト!」

 

 

 彼が放った光はウルトラマン達にエネルギーを与えて回復させる。そして着地後、振り返り様にメツオロチとハイパーゼットンに牽制技・ストライクXスラッシュを連射した。威力は低いが僅かな隙を作ることくらいは出来る。一眞がカードを取り出す。すると取り出したカード・ウルトラマンティガが変化を見せた。

 赤と紫だったその姿が、紫一色に変わったのだ。

 

 

《ウルトラマンティガ》

《ウルトラマンマックス》

 

「最高最速、お願いします!」

 

《フュージョンアップ》

《ウルトラマンオーブ スカイダッシュマックス》

 

 

 マックスと、飛行能力に優れたウルトラマンティガ・スカイタイプ。スピードを誇る2人の戦士の力が合わさったスカイダッシュマックスとなる。首に巻かれたマックストールがはためく。

 

 

「輝く光は疾風の如し!」

 

 

 ハイパーゼットンが瞬間移動して眼前に迫り、火炎を纏った腕を突き出す。オーブは高速で横に動いて攻撃を躱した。奴は瞬間移動を連続で行って追い再び攻撃を仕掛けるが、オーブは更に加速してそれらも全て回避していった。そのスピードにより、はためいているマックストールは一度も地面に付くことは無い。

 

 メツオロチも光弾を放つが、オーブを捉えることは出来ない。

 

 

「マクバルトアタック!」

 

 

 高速で動きながら光弾を2体に放つ。どちらも余りの速さ故に吸収することは出来なかった。更にオーブは変わる。

 

 

《ウルトラマンダイナ・ミラクルタイプ》

《ウルトラマンベリアル》

 

「闇と奇跡の力、お借りします!」

 

《フュージョンアップ》

《ウルトラマンオーブ サンダーミラクル》

 

「闇の力を奇跡の光に!」

 

 

 ベリアルと超能力を駆使するウルトラマンダイナ・ミラクルタイプの力が合わさった鮫の怪物の様な姿をした無類の強さを誇る制御の難しい形態・サンダーミラクルとなり、彼は吼えた。

 それから飛び上がり、エネルギーを纏いながら奴らへと向かっていく。

 

 

「サンダーミラクルアタック!!」

 

 

 猛烈な突進を仕掛けるオーブに、2体はバリアーと吸収フィールドを展開して対抗。衝突し、凄まじい爆発が起こるのであった。

 

 

 

 

 

 

 カオスキリエロイドとグラールにギンガストリウムが立ち向かう。グラールが振るった腕を掻い潜ってから蹴り飛ばし、カオスキリエロイドの刃の付いた足による蹴り上げを腕で叩き落としてからチョップを打ち込む。

 

 口から火炎弾を撃つグラール。ギンガはそれを後方に大きく跳んで回避し構えた。

 

 

「ウルトラの仲間達の力、見せてもらうぜ!」

『ああ、行こう!』

 

 

 リヒトはストリウムブレスのディスクを回転させて使用するウルトラ戦士の力を選び、先端のスイッチを押す。

 

 

『ウルトラマンタロウの力よ!』

「ハッ!」

 

 

 もう一度ディスクを回転させ、その力を解放させる。

 

 

『ストリウム光線!』

 

 

 両手を頭上で合わせた後、それを両腰に当てることで虹色に発光しながらエネルギーを充填。腕をT字に組んでタロウが先程放ったのと同じ、ストリウム光線を発射した。カオスキリエロイドは腕をクロスして防ごうとするが、その威力に吹き飛ばされてしまった。

 

 続いてグラールに目を向けてストリウムブレスを操作。

 

 

『ウルトラマンの力よ!』

『スペシウム光線!』

 

 

 十字に組んだ腕から放たれた熱光線がグラールの頭部に炸裂。グラールは苦しみながら後退していく。奴に対して追撃をしようとしたが、そこへ残っていたグア兵士が突っ込んで来た。剣をギンガに向かって振るい斬ろうとするが彼はそれ躱していき、ウィンミドルをしながらその勢いで兵士達を蹴り飛ばし、起き上がってから更に技を放つ。

 

 

『ウルトラマンエースの力よ!』

『ウルトラギロチン!』

 

「ハァッ!」

 

 

 手に備えた円鋸状の刃を回転させながら振るってグア兵士を次々と切断。それからギロチンを投げて更に兵士達を切り裂く。

 そこへカオスキリエロイドが炎魔地獄を発動する。ギンガ達の足元から青い炎が立ち上がり彼のことを焼き尽くそうとし、更にはグラールも口からの火炎弾と角からの破壊光線を同時に放った。

 

 

『ウルトラマンジャックの力よ!』

『ウルトラバーリヤ!』

 

 

 咄嗟に防壁を発生させて業火と火炎弾、破壊光線を防ぐ。堅固な光の障壁の前には、どんな攻撃だろうと通じない。完璧に防がれて驚くカオスキリエロイドとグラールに、ギンガは攻めの一手を仕掛ける。

 

 

『ウルトラセブンの力よ!』

『ワイドショット!』

 

 

 破壊力抜群の光線をカオスキリエロイド、グラールの順に炸裂させた。奴らは火花を散らして退がり膝を付く。

 

 

「凄いな、この力……!」

『それを使い熟す君もな。流石は、光に選ばれし者ということか』

「え、なんでそれを───ッ!?」

 

 

 瞬間移動したグラールがギンガの背後に現れて爪を振り下ろした。気付いたギンガは腕でそれを受け止め、逆の腕の肘を叩き込んで離し、振り向きながら回し蹴りを放つ。顔面にヒットし、より距離を開いた。

 

 

『ゾフィーの力よ!』

『Z光線!』

 

 

 放たれた稲妻状の光線によりグラールは痺れる。その隙にギンガは周囲に火炎弾を召喚し、それを奴にへと放つ。

 

 

「ギンガファイヤーボール!!」

 

 

 火炎弾はグラールを吹き飛ばす。そこへカオスキリエロイドがジャンプキックを放って来るが、ギンガハイパーバリアでそれを防いだ。着地したカオスキリエロイドに、彼は技を撃った。

 

 

『ウルトラマンジャックの力よ!』

『ウルトラショット!』

 

 

 技が奴の肩に当たり、大きな火花が散る。それから彼は挑発する様に指を向けた。

 

 

Shall we dance(楽しく戦おうか)?」

 

 

 

 

 

 エックスのエクスラッガーと、グアが手にしたバットアックス、バットキャリバーが何度も何度もぶつかり合う。振り下ろされた大斧を剣で受け止める。そこへグアは大剣を突き出すがエックスは身体を逸らして躱し、素早く蹴った。退がったグアに、彼は踏み込んでエクスラッガーを振るった。

 

 

『エクシードスラッシュ!』

 

 

 高速の斬撃を受けたグアは錐揉み回転しながら吹っ飛び倒れる。翔琉は3回、剣の横のパネルをスライドタッチしトリガーを引いた。

 

 

『エクシードイリュージョン!』

 

 

 エックスが4体に分身。それぞれ赤、青、黄、緑に光りながらグアに斬り掛かった。起き上がったグアはバットキャリバーで防ごうとするが、連続で受けた斬撃に耐えられず大剣は破壊され、奴も大きく後退することになる。

 

 

『グオオオオッ!?』

『サアァァッ!!』

 

 

 駆け出し接近して更に攻撃を続行。強烈な打撃、蹴撃、斬撃がグアに決まっていき火花を散らす。

 

 

『ヌウウゥッ!? グランドキングよ!』

 

 

 グアの声を受けてスーパーグランドキング・スペクターが突進してきて大剣を突き出した。それをエックスは左手で掴んで止めてしまう。大剣を払い除け彼は前蹴りを叩き込み、更に勢いを付けた回転斬りで斬り裂いた。スーパーグランドキング・スペクターの強固な装甲に傷が付くがそれはすぐに再生。そして左手の鉤爪を振るう。彼は紙一重で躱して距離を取った。

 

 

『無駄だ! 我が存在する限り、コイツは無敵なのだ!』

 

 

 吼えるスーパーグランドキング・スペクター。グアから供給される闇の力によって奴は不死身であり、グア自身も同じく不死である。

 

 

『貴様に我らは倒せん! この宇宙は、我が物となるのだァァ!』

『んなこと……させるかよ!』

 

《ウルトラマンゼロ、ロードします》

 

 

 エクスラッガーを一度額に納め、翔琉はゼロのカードを読み込んだ。

 

 

『陸から、仲間を信じることを教えられた』

 

 

 エックスの周囲に紫色の光弾が複数浮き、そこから強烈な光線・バルキーコーラスが放たれた。ゼロビヨンドの必殺技だ。光線を喰らったグアとスーパーグランドキングは悲鳴を上げる。更に翔琉はカードを読み込んでいく。

 

 

《ウルトラマンマックス、ロードします》

《ウルトラマンゼノン、ロードします》

 

 

 超高速で接近。右手に装備したマックスギャラクシーからの光剣・ギャラクシーソードで2体を纏めて一閃し、その後上空に飛んでゼノニムカノンを撃った。

 

 

『瑞斗さんとゼノンから、未来を掴む力を貰った』

 

《ウルトラマンメビウス、ロードします》

 

 

 着地したエックスは自身の前に火球を作り出し、それを押し出してぶつけるメビウスの必殺技・メビュームバーストを放った。火球はグアに炸裂。

 

 

《ウルトラマンヒカリ、ロードします》

 

 

 ナイトブレスが装備された右腕を天に上げ、エネルギーをチャージしてからヒカリの必殺光線・ナイトシュートをスーパーグランドキングの顔面に放つ。

 

 

『未来とステラから消えない絆を感じた』

 

 

 苦しむグアとスーパーグランドキング。翔琉はまたカードを取り出した。

 

 

《ウルトラマンガイア、ロードします》

《ウルトラマンアグル、ロードします》

 

 

 光の刃・シャイニングブレード。そして波動弾・フォトンクラッシャーを連続で撃ってダメージを与えた。不死とはいえ、強力な技は奴らを確実に追い詰めていく。

 

 

『遥と博樹から、諦めずに進むことを学んだ』

 

 

 エックスは再度エクスラッガーを手にして構えた。

 

 

『リヒトと一眞が、仲間達と前へ進む勇気をくれた。そして歩夢、かすみ、愛、果林、菜々、しずく、彼方、璃奈、エマ……そしてたくさんの大切な人達の想いが、俺を立ち上がらせてくれた! だから、みんなとの明日を信じて俺は戦う!』

 

 

 決意と共に彼は駆け出す。受け継いだ想いを胸に、その絆を信じて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 陸はナックルにダイナとコスモスのカプセルを起動させてセット。そしてライザーでそれをリードした。

 

 

《ネオフュージョンライズ! エフェクトサーガ!》

 

『「本当の戦いは、ここからだ!』」

 

《ウルトラマンダイナ!》

《ウルトラマンコスモス!》

《ウルトラマンゼロ!》

 

 

 膨大な光が竜巻の如くゼロを包む。それが消えた時に現れたのは、光の化身とも云える戦士。

 

 

《ウルトラマンサーガ!!》

 

 

 奇跡の巨人・ウルトラマンサーガがこの世界に降臨した。

 サイバーメカバルタンに構えるサーガ。彼が駆け出したかと思ったら次の瞬間には奴の眼前に現れ、左手首から発生した光の刃・サーガカッターで切り付けた。防御が間に合わず後退するサイバーメカバルタンに、サーガは叫びと共にパンチを撃ち付ける。

 

 

『サァァァーーガッ!!』

 

 

 吹っ飛んだサイバーメカバルタンは何とか体勢を整えて空へ飛ぶ。サーガもそれを追って飛んだ。空中でぶつかり合う二者。サーガシューターと、サイバーメカバルタンの熱光弾の撃ち合いが展開される。エネルギー弾を躱したサイバーメカバルタンが右腕をドリルにして突っ込んだ。彼はそれをサーガアクセラレーションで回避し、奴の上空に現れて回転しながら叩き込む連続キック・サーガスピナーを喰らわせた。

 

 落下していくサイバーメカバルタンだが、奴は落ちながらも光線をサーガへ向けて撃つ。サーガはそれを身体から発せられる光で防ぎながらサイバーメカバルタンに迫り、必殺パンチ・サーガマキシマムを叩き込む。サイバーメカバルタンは地に落ち、サーガも着地してゼロの姿に戻った。

 奴はボロボロになりながらも立ち上がる。

 

 

「しぶとい野郎だ」

『だな。なら、あれを見せてやるよ』

「あれ?」

『俺の成長……眠らないギラギラの、野生ってやつをなぁ!!』

 

 

 ゼロが紅く燃え上がる。彼の中にある決して眠らない野生が解き放たれた真紅の強化形態。原点(ゼロ)に立ち返り、仲間を思いやり守る為に強くなるという心で覚醒した姿・ワイルドバーストだ。ゼロは駆け出し、燃え盛る蹴りでサイバーメカバルタンをブッ飛ばした。

 

 

『へへッ、どうだ? 俺もまだまだ進化し続けてるって訳だ』

「流石、俺の相棒だな」

『おう。よし、じゃあ決めるぞ!』

 

 

 エネルギーをチャージしたゼロは両拳を突き出してそれを巨大なエネルギー弾として撃ち出した。ワイルドバーストの必殺技・ハウザーゼロショットだ。直撃したサイバーメカバルタンは、遂に粉砕されることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 空中でアルビノギャオスの突進を受け止めたマックスは、そのままジャイアントスイング・マックスシュートで投げ飛ばした。投げられたアルビノギャオスは苦悶しながらもどうにか体勢を整えてマックスのことを睨む。

 

 

「シェアッ!」

 

 

 アルビノギャオスが最大出力で超音波メスを放った。それに対してマックスはマクシウムソードを投げてぶつける。拮抗する二つの技。しかし次第にマックス側が押されていくが……。

 

 

「ハアッ!」

 

 

 マックスはマックスギャラクシーを召喚して右手に装備。そしてその刃先にエネルギーを溜めていき──

 

 

「シェェアアアアアッ!!」

 

 

 最強技・ギャラクシーカノンが放たれた。光線ほマクシウムソードを後押しし、超音波メスもどんどんと押されてアルビノギャオスに到達。奴のことを真っ二つにしてしまった。

 悲鳴を上げることも出来ず、アルビノギャオスは爆散するのだった。

 

 

 

 

 

 

 EXゼットンが放つ連続の火球をゼノンは掻い潜りながら進み逆立ち蹴りを叩き込んだ。退がるEXゼットンに、ゼノンは至近距離でゼノニウムカノンを撃つ。持ち前の防御力で耐えはしたが、奴は押されて大きく後退することになった。

 

 睨み合うゼノンとEXゼットン。そこに、アルビノギャオスを倒したマックスが渡したマックスギャラクシーが、彼の手に装備された。

 互いに見合い頷き、ゼノンは走り出した。光刃による連続での斬撃でEXゼットンを斬る。殴ってくる腕や脚も払い除け、素早く力強い攻撃を何度も喰らわせていく。

 

 

「ハアッ!!」

 

 

 思いっきり蹴って、その勢いで距離を開く。そしてマックスギャラクシーの出力を最大まで引き上げた。光刃が伸び、踏み込んでそれを横一閃に振るった。

 

 EXゼットンの身体は横に斬られ、断面がズレて落ちると同時大爆発を起こした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 伸びてくる触手を躱して前転しながらUキラーザウルスに迫り、腹部に爆炎を纏った拳をメビウスはぶつけた。退がりながらも、テリブルフラッシャーを放って攻撃するが、倒立後転しながらメビウスはそれを躱す。

 

 

『いくよ未来君!』

「ああ!」

 

 

 心を合わせてメビウスと未来は走り出す。Uキラーザウルスが伸ばして来た触手をメビュームブレードで斬り払い、燃え上がりながら飛行して勢い良く殴り飛ばした。拳が当たると共に爆炎が炸裂。未来が生み出した必殺のパンチをバーニングブレイブの力で強化した大技・バーニングメビュームインパクトである。

 

 猛烈な威力に吹っ飛ぶUキラーザウルス。メビウスは後ろに転がりながら距離を開いて立ち上がり構えた。大ダメージを受けて苦しんでいるがまだ奴は倒れていない。

 次の瞬間、奴に異変が起きた。肉体、特に下半身が膨張していき変化していく。蜘蛛等を連想させる複数の脚が生えた下半身、そこには大きな鋏があり、触手も再生して増え、より悪魔染みた姿となっている。

 

 

『これは……!?』

 

 

 Uキラーザウルス・ネオ。進化したこの怪物はメビウス達に襲い掛かる。

 

 

「メビウス!」

 

 

 フィラーショック、キラーアイレイ。複数の光線がメビウスに放たれ、彼は飛び上がってそれらを躱していった。Uキラーザウルス・ネオは吼えながら触手を伸ばす。どうにか避けていくが一本に掴まれてしまい、更に他の触手にも捕捉されてしまった。

 

 

『ぐうッ!?』

「野郎!?」

 

 

 抵抗するが強力なパワーで絞められてしまい抜け出せない。そのまま絞め殺してしまおうと、Uキラーザウルス・ネオは更に力を強めていく。

 

 

「こうなったら……! メビウス、あれをやるぞ!」

『わかった……!』

 

 

 メビウスの身体が燃え上がっていき、そのまま大爆発を起こした。バーニングブレイブで放つ大技・バーニングメビュームダイナマイトだ。触手は全て吹き飛び奴にダメージを与え、身体を再生させながら着地して再び構えた。怒りを込めて吼えるUキラーザウルス・ネオ。その時、未来は懐が熱くなるのを感じた。熱を持った物の正体は、以前翔琉と共に戦った時に手に入れた兄達の力。

 

 

「もう一度使わせてもらおうぜ」

『そうだね。兄さん達、僕に力を!』

 

《ウルトラ6兄弟!!》

 

 

 ゾフィー、ウルトラマン、セブン、ジャック、エース、タロウ。栄光のウルトラ6兄弟の力が解放されてメビウスに流れ込んでいく。彼らに大きな力を与え、メビウスはメビウスインフィニティーへと進化を遂げた。それを見たUキラーザウルス・ネオは咆哮と共に全身のキラーウォーヘッドから生体ミサイルをメビウスへと発射する。

 

 

『「セアッ!!』」

 

 

 だがメビウスが放った巨大な光刃・インフィニットエッジにより全て破壊され、奴自身の身体も貫いてダメージを与えた。一瞬怯みながらも怒りを込めて吼え、最強の光線であるザウルス・フルバーストを放つ為にエネルギーを溜めていく。それを見たメビウスも浮遊し、膨大なエネルギーを身体中に纏う。

 

 

『ハァァァ……!!』

 

 

 ザウルス・フルバーストが放たれて、メビウスのことを飲み込んだ。これで勝った……奴がそう思ったその時、光線は弾けて消滅した。メビウスが、身に纏ったエネルギーを利用して消し飛ばしたのだ。そして彼はそのまま、Uキラーザウルス・ネオへと突っ込んでいく。

 

 

『「セアアアアアアアアアアアッ!!!』」

 

 

 コスモミラクルアタック。メビウスインフィニティー最強の必殺だ。Uキラーザウルス・ネオが彼を撃ち落とす為に光線を放つが全てものともせず突き進んでいき、そして奴の身体を貫いた。メビウスが着地すると同時に、Uキラーザウルス・ネオの身体は炭化して崩壊するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガイガンレクスの指示に従って特攻してくるガイガンミレースを、ヒカリとステラは息ぴったりの動きで斬り捨てていく。その隙を狙ってレクスブレードを伸ばして攻撃するが、ヒカリはそれに気付いてキックで払い除けた。

 

 

「舐めないでよね」

『その程度、我々には通用しない!』

 

 

 ナイトビームブレードを一閃し、2体のガイガンミレースを撃破した。そしてガイガンレクスに向けて彼は走る。肉薄したヒカリは光剣を振るってガイガンレクスを斬り付ける。奴も抵抗して剣を振り回すが、ヒカリはそれらを躱し受け止め、カウンターを喰らわせる。

 

 

『フンッ!』

 

 

 ハイキックを受けて蹌踉けるガイガンレクス。ヒカリは光剣で更に斬り付けようとするが、奴は寸前で躱して空に飛んだ。彼との距離を開いたガイガンレクス。その周りに6体のガイガンミレースが飛来した。

 

 

「ヒカリ、あれ……」

『何だ……!?』

 

 

 ガイガンミレース達が痙攣。その後に体内からコアが抉り取る様に飛び出て奴らは崩れ落ち、そのコアがガイガンレクスの周囲に浮かぶ。レクスブレードを伸ばしてコアを繋いで行き、連結してエネルギーを充電していく。

 

 

「仲間を犠牲にして攻撃するって訳なのね。悪趣味……」

『全くだな』

「そんな奴に、負ける訳にはいかない……!」

 

 

 腹部から高出力のレーザーをガイガンレクスは放射した。真っ直ぐに、地を抉りながらヒカリへと向かっていくレーザー。彼はそれから逃げることはせず、空に手を翳して勇者の鎧であるアーブギアを身に纏った。レーザーがそんな彼の胸に直撃し数十メートル押されて後退させられるが、ヒカリ自身にダメージは無く一歩一歩踏みてガイガンレクスへと歩みを進める。

 

 

「仲間との出会いが、絆が、私達を強くしてくれた。彼や彼女達が居たから、私達は復讐を乗り越えることが出来た!」

『皆がいるから私達は勇者の資格を得られた。この鎧はその証!』

「だから、仲間を犠牲にする様な奴に負けたりなんかしない!!」

 

 

 右腕を振るってレーザーを掻き消す。そして腕を十字に組み、必殺のナイトシュートを放った。極彩色に輝く光線はガイガンレクスへと一直線に飛んでいき、再度レーザーを放とうとした奴の胴体を発射口ごと貫く。ボディのあちこちを爆破させながら落下し、地に着くと同時にガイガンレクスは爆散した。

 

 

 

 

 

 

 

「オオオオオ、ダアアアアアアッ!!」

 

 

 ガイアの放ったフォトンエッジがグローカービショップの装甲を切る。彼のパワフルで、尚且つ的確な攻撃は着実にグローカービショップを削っていた。

 

 そしてガイアが変わる。自身の中にある全ての光の力を最大解放し、スプリーム・ヴァージョンへと。彼は拳を握り締めて構える。その威圧感は、マシーンであるグローカービショップにもプレッシャーを与えた。

 大地を蹴って駆け出すガイア。グローカービショップはブレアビームとジルサデスビームを連射して迎え撃つが、ガイアは直撃も意に介さずに突っ込んで進む。強靭となった肉体には、そう簡単に攻撃は通用しない。

 

 

「デュアアッ!!」

 

 

 赤熱化した右足による回し蹴りがヒット。火花を散らしながら倒れたグローカービショップの脚部を掴み、そして奴のことを高々と持ち上げてからブン投げた。轟音を立てながら地に落ちたグローカービショップ。それをガイアは接近して片手で持ち上げ、スプリームリフティングでまた投げる。地面を転がりながらもバーニアを噴かしてなんとか起き上がったが、その眼前にガイアが再び迫っており手を突き出して顔面を掴んだ。それから思いっきり地面にへと叩き付けるスプリームフェイスクラッシャーを喰らわせる。

 

 

「まだだ!」

 

 

 叩き付けたグローカービショップを立ち上がらせてから一本背負いで投げ、更にまた持ち上げて投げる。倒れたままグローカービショップは右腕からジルサデスビームを撃つが、ガイアはそれを払い除けてからその腕を掴み、ジャイアントスイングで投げ飛ばした。何とか起き上がりまたビームを放っていくがやはりガイアには通じない。再度接近されて組み付かれ、巴投げのスプリームレッグホイップで放り投げられてしまい、彼は跳び起きてから振り返ってまたまた接近。重量挙げの様に頭上に持ち上げてからスプリームホイップで投げて地に叩き付けた。そして倒れたグローカービショップを掴み、勢い良く回して投げてしまう。

 

 

「うおおおおおおおおおおッ!!」

 

 

 無理矢理バーニアを噴かして爪を突き出し攻撃するグローカービショップだが、ガイアはそれを受け止めてそのまま何度目かになる投げ技を放った。

 

 

「お前達の、好きにはさせない!」

 

 

 複数回投げられて何度も地に叩き付けられたグローカービショップ。内部の機械には大きなダメージが与えられ、回路や配線もショートしており身体中から火花が出てフラフラの状態だ。それでもガイアのことを倒す為に奴は攻撃しようとする。そこへガイアは、ガイアブリザードを放ってグローカービショップを凍結させた。

 

 もう完全に動けなくなったグローカービショップに、彼は腕を大きく振り回して大地と海のエネルギーを溜め、合掌した右手をずらして最強の破壊光線・フォトンストリームを放射した。光線はグローカービショップを飲み込み、そのボディは削れ砕け、そして跡形も無く消滅した。

 

 

「よし……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アグルが放ったフォトンスクリューが、ボーンシールドで防がれた。先程から何度も攻撃を仕掛けるがキングオブモンスはどれも防ぐか通じないかであり彼は攻め手を欠いていた。

 

 身体中から青白い電撃がまた放たれる。それを喰らってアグルは後退。更にそこへキングオブモンスが接近してボーンウイングの斬撃で切り裂いた。彼は堪らず後ろに飛ばされて倒れてしまう。奴は倒れたアグルに迫り、強靭な足で踏み付けた。アグルの苦しむ声が漏れる。

 

 

「ぐああッ、ぐうううッ!?」

 

 

 何度も踏み付けてアグルを攻める。一瞬の隙を突いて転がり踏み付けから逃れるが、ボーンテールによる一撃・モンステールアタックを起き上がろとした所に受けてしまった。彼は再び吹っ飛ばされてしまう。

 苦しみながらも立ち上がり構えたアグルは、一発逆転を狙って最大の技であるアグルストリームを放つ為の動作に入った。海の光をチャージし、右腕を立てて青く輝く光線を放射。それに対してキングオブモンスは、紫色の強化された破壊光線・ファイナルクレメイトビームを放った。ぶつかる二つの光線。最初は拮抗し合うがすぐにアグルが押されてしまい、撃ち負けてしまった。

 

 

「ぐわあああああああああああ!?」

 

 

 地に叩き付けられてしまうアグル。そこへキングオブモンスが向かって行く。三つの赤い瞳で睨み、牙を剥き出して迫り、彼にトドメを刺すつもりなのだ。起き上がろとするアグルへキングオブモンスが吼える。そして彼を襲おうとした時、赤い熱光線が奴に直撃して後退させた。ガイアが放った物だ。

 

 

「博樹さん!」

「遥……!」

 

 

 彼の呼び掛けを受けてアグルは立ち上がる。

 

 

「光を、掴んで下さい!」

「そうだ……俺は負けられない……! 俺はまだ、戦いたい!!」

 

 

 彼の叫びに応える様に、大地から光が溢れて収束していきライフゲージに宿った。新たに大地の光を得たアグルは変わる。額のクリスタルが大きくなり、身体の一部や胸のアグルブレスターが大地の光の影響により赤く輝く。

 海と大地。二つの光を彼に大きな力を与え、アグルをスプリーム・ヴァージョンに進化させたのだ。

 

 

「ハアアアッ!!」

 

 

 その変化に驚くキングオブモンスにアグルは力強く構えた。そして接近して強烈なパンチを打ち込んだ。そのパワーは先程までの元は段違いであり、キングオブモンスを怯ませる。更にアグルは衝撃を纏った打撃を次々と叩き込んでいった。振るわれた爪を払ってからの手刀、勢い良く回転してからのバックブロー、力強く放たれた前蹴り、噛み付いてきたその顔面を受け止めて跳躍してから握り拳を脳天に打ち付けた。火花が散り、キングオブモンスは苦しみながら後退する。

 

 奴に近付いて腹部に掌を当てた。そして超至近距離で衝撃を叩き込んだ。光がスパークし、キングオブモンスは大きく吹っ飛ばされることになった。地を転がり、立ち上がったキングオブモンスに対してアグルは光を球体の形に集約して高速回転しながら衝撃弾を撃ち出すフォトンスクリューを放った。ボーンシールドを展開してそれを先程の様に防ごうとしたが強化されたその一撃は止められず、衝撃弾はシールドを破壊してキングオブモンスを貫き、衝撃の余波でボーンウイングとシャークファングも破壊してしまった。

 

 苦悶するキングオブモンスに、アグルは構えを取って海と大地の光を両腕に集中させていく。

 

 

「これが俺の、光だ!!」

 

 

 合わせた両手を突き出し、左手を下にずらして激しい勢いの青い超光線・フォトンストリームを発射した。光線はキングオブモンスに直撃し、奴は断末魔を轟かせながら爆散。最恐の怪獣は、地球の力に選ばれたウルトラマンによって倒されたのだ。

 

 

「博樹さん!」

 

 

 アグルの元にガイアが近寄る。そして2人は、腕を合わせてクロスタッチするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バランガスが全身から放つ毒ガスがビクトリーを襲う。苦しむ彼のことを、奴はその凄まじい重量を利用したタックルで吹っ飛ばした。

 

 

「ぐううッ……!? やるな」

 

 

 更にのしかかろうとしてくるが、ビクトリーは横に転がってそれを躱してビクトリーエスペシャリーを放った。連続で放たれる光弾はバランガスに命中して奴にダメージを与え転倒させる。

 バランガスはまた身体中から毒ガスを放出して姿を消した。

 

 

「またか……ならば!」

 

《ウルトランス! EXレッドキング・ナックル!》

《ウルトランス! シェパードン・セイバー!》

 

 

 右腕を爆炎の巨大な拳にし、左手で聖剣を握る。そして拳を地面に打ち付けて自身の周囲に爆炎の衝撃波を発生させた。ビクトリーの周りから噴き出る炎は、右側面から襲おうとして姿を見せたバランガスを捉えた。悲鳴を上げて止まった奴に、ビクトリーはシェパードンセイバーを振るって斬る。

 斬られたバランガスは後退。それを一度殴り、その後エレキングテイルに変化させて連続で殴打。電撃を受けて苦しみ、更にサドラシザースにして首を挟んだ。

 

 

「フンッ!」

 

 

 そしてそれを地面に叩き付ける。

 

 

「喰らえ」

 

《ウルトランス! キングジョー・ランチャー!》

 

 

 ペダニウムランチャーを連射。撃たれまくったバランガスは押されて地面を滑っていく。続いてグドンウィップにして鞭を伸ばして腕を絡め取り、起き上がらせて引き寄せてからシェパードンセイバーで突いた。

 

 

《ウルトランス! ハイパーゼットン・シザース!》

 

 

 オーブが戦っている宇宙恐竜の力を発動させ、炎を纏ったその鋭く尖った腕をバランガスに突き刺して爆発させた。

 倒れたバランガス。ビクトリーは腕を戻し、シェパードンセイバーを握り締めて光を聖剣の刀身に集中させて構える。

 

 

「シェパードンセイバーフラッシュ!!」

 

 

 立ち上がった所を、ビクトリーは七色に輝く聖剣でV字に斬り裂いた。必殺の斬撃を受けて、バランガスは崩れ落ちて爆散するだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 咆哮と共にオルガが不可視の触手を伸ばしてオーブシャドウの四肢や胴体に巻き付けた。彼は動きを制限されてしまい、振り払おうとするが力負けをしてしまっている。

 

 

「ま、不味いな……!?」

 

 

 ナックルウォークで迫りながら首ごと顎を裂いて巨大な顎とし、彼のことを丸呑みしようとして来た。

 

 

「嘘でしょ!?」

 

 

 齧り付かれてしまったオーブシャドウ。牙が喰い込んで彼のエネルギーを吸収していき、オルガはその力を自分の物にしようとする。苦しい状況の中、アオボシはオーブリングNEOを操作して自身の身体から炎を燃え上がらせた。

 

 

「シャドウストビュームダイナマイトォォ!!」

 

 

 彼は大爆発を起こしてオルガの大顎を吹き飛ばした。自分も背後に吹っ飛んで転がりダメージは受けてしまうが、奴に吸収されるよりはマシだろう。

 立ち上がってオルガを見る。奴の身体はフラつきながらもまた再生し、オーブシャドウに眼光を飛ばして来た。オーブシャドウのエネルギーを吸収した影響からか、身体の一部が黒くなっている。

 

 

「しつこいなぁ……。だったら!」

 

 

 オーブシャドウはシャドウカリバーを握って駆け出す。

 

 

「再生出来ない程の攻撃を、叩き込んでやるよ!」

 

 

 肩より闇の力を付与された波動砲をオルガは放った。身体を屈めてそれを回避し、剣を奴の腹部に突き刺す。そして土のエレメントを解放。

 

 

「シャドウグランドカリバー!!」

 

 

 直接土のエネルギーをブチ込む。オルガは大きく吹っ飛ばされ、オーブシャドウは更に接近して炎エレメントを解放したことによる燃える聖剣を振るった。

 

 

「シャドウフレイムカリバー!!」

 

 

 斬られ、炎に包まれて苦しむオルガ。聖剣で斬り上げながら、今度は風のエレメントを解放する。

 

 

「シャドウウインドカリバー!!」

 

 

 上空に斬り上げられて飛ばされてしまったオルガに、今度は水のエレメントを解放して激流を放った。

 

 

「シャドウウォーターカリバー!!」

 

 

 凄まじい水流を受けてオルガは地に落とされた。怒涛の連続攻撃により、その身体はボロボロになっている。トドメを刺す絶好の機会。オーブシャドウは全てのエレメントを解放して聖剣を突き出し、最強の光線を放つ。

 

 

「シャドウスプリームカリバァァァァァ!!」

 

 

 黒い光線がオルガに直撃。肉体を削り、奴を消滅させようと力を込めていくが、肉体は再生と崩壊を繰り返していた。ここで攻撃を止めたら、奴はまた再生してしまうだろう。そんなこと、許す訳にはいかない。

 シャドウカリバーを離すと、それは黒い光となってオルガに向かっていき、オーブシャドウはそれを後押しする様にシャドウオリジウム光線を撃った。光となった聖剣に貫かれ、更なる光線を受けたオルガの身体はどんどんと崩壊し、最早再生は間に合わない。最後の咆哮と共に、奴は遂に完全消滅するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────負けないで、ウルトラマン!!

 

 

 どこから聴こえる声が、彼らに力を与える。

 

 

「ウルトラマーーーーン!! ファイトだよ!!」

「必ず勝って下さい!!」

「頑張って!!」

「が、頑張れーー!!」

「絶対勝つにゃー!!」

「負けちゃダメよ!!」

「勝って、ウルトラマン!!」

「やっちゃいなさい!!」

「頼んだで、ウルトラマン!!」

 

「いけー!! ウルトラマーーーン!!」

「頑張れーー!! いけーーー!!」

「ファ、ファイトーー!!」

「いけーー!!」

「が、がんばルビィ!!」

「勝利を掴むのよ!!」

「Go fightよ!!」

「負けるなずらぁーー!!」

「勝って下さい!!」

 

 

 それらは全て、彼らに光の力を与えた。

 

 

 

 

 

「うおおおおおおおおお!!」

 

 

 人々の想いを受けて、ギンガストリウムのカラータイマーとクリスタルが眩い光を解き放つ。今の彼には無限のエネルギーが与えられていた。

 

 

『ゾフィーの力よ!』

『M87光線!』

 

「はああ!!」

 

 

 右腕から放たれた最強の光線と、グラールの光線による一斉攻撃がぶつかり、グラールのものを打ち破って奴にダメージを与えて倒してしまった。そこへカオスキリエロイドが蹴り掛かって来るがギンガはギンガスパークランスを取り出して受け止め、逆にそれを振るって斬り、突き出した穂先で吹っ飛ばした。

 

 

『ウルトラマンエースの力よ!』

『メタリウム光線!』

 

 

 槍をしまい、腕を大きく振り被ってからL字に組んで光線を発射。起き上がったカオスキリエロイドとグラールに当ててまた吹き飛ばした。転がったグラールは止まると同時に瞬間移動をしてギンガの背後に現れ、爪で襲おうとする。彼は前に転がって回避し、振り向く。

 

 

『ウルトラマンの力よ!』

『キャッチリング!』

 

 

 腕をクロスして飛ばされたリング状の光線がグラールを拘束。動けなくなった奴にギンガはギンガハイパーキックを叩き込んだ。カオスキリエロイドがそこへ地獄の業火を腕から放つが、ギンガはバリアーで防御する。

 最早奴らの攻撃など、彼には通用しない。

 

 

「いくぜ!」

 

 

 カオスキリエロイドに接近し、素早く力強い打撃を連続で放つ。踊る様なその動きに着いていくことが出来ず、奴はどんどん追い詰められていく。回し蹴りが顔面を捉え、それから連続パンチが腹部に打ち込まれる。フィニッシュとして放たれた右ストレートが奴を後退させ、更に跳躍してからのキックで吹っ飛ばした。

 

 着地し、今度は起き上がってきたグラールに目を向ける。その瞳は怒りで満ちており、ギンガに対して力強く咆哮して来た。だがそんなことで、彼は怯んだりなどしない。

 互いに走って近付き組み合う。力比べになるが、ギンガが軽々と押していき比べものにならない状態となった。彼はそのままグラールを持ち上げて、遠くへと投げる。地を転がっていくグラールに、ギンガはトドメの一撃を放つ為に構える。

 

 

《ウルトラマンジャックの力よ!》

《シネラマショット!》

 

「ハァッ!」

 

 

 L字に組んだ腕から放たれる破壊光線。大量のエネルギーを消費するその技も、今ならば問題無く使うことが出来、十全の成果を発揮することが出来る。それはグラールに炸裂し、奴はゆっくりと倒れて爆発するのだった。

 

 相棒が敗れ、残るは自分だけになったカオスキリエロイドとギンガが睨み合う。奴は地獄の業火を噴き上がらせてギンガを攻撃するが彼は駆け出して構わず突っ込んでいき、飛び込んでギンガハイパーパンチを打ち込んだ。カオスキリエロイドは堪らず吹っ飛んでダウンする。

 

 

 

 

 

 

《ウルトラマンタロウ》

《ウルトラマンマックス》

 

「真紅の勇気、お借りします!」

 

《フュージョンアップ》

《ウルトラマンオーブ ストリウムギャラクシー》

 

 

 タロウとマックス。どちらも最強と呼ばれる戦士達の力が合わさったストリウムギャラクシーとなり、ハイパーゼットンとメツオロチに構えたオーブ。2体は彼に向かって光弾と火炎弾を連射していく。

 

 

「宇宙の悪に立ち向かう光!」

 

 

 攻撃を掻い潜りながら進み、高速回転して巨大なエネルギーの竜巻・ストキシウムタイフーンを発動。竜巻は攻撃を弾きながら奴らへと向かっていく。それをメツオロチは前に出て吸収フィールドで防いだ。エネルギーを吸収し、それをオーブに対して撃ち返してしまうつもりなのだ。目論見は成功し竜巻のエネルギーを吸収。止まったオーブに向けて、メツオロチは増幅した破壊光線を放つ。光線は彼のことを呑み込み、メツオロチは勝利を確信して不気味な笑みを浮かべた。

 

 しかし……。

 

 

 

 

「剛力無双、頼みます!」

 

《フュージョンアップ》

《ウルトラマンオーブ・パワーストロング》

 

「光の剛力に、敵は無い!!」

 

 

 光線を吹き飛ばし現れたのは筋骨隆々の姿となったオーブ。ティガ・パワータイプとダイナ・ストロングタイプ。圧倒的な怪力を誇る二つの力を融合させたパワーストロングとなり、その剛腕でメツオロチの顔面をブン殴った。強烈な一撃で怯み倒れそうになった奴のことをオーブは掴み、高々と頭上に持ち上げる。

 

 

「ガラルシウムハンマァァァァァッ!!」

 

 

 そして気合いと共に脳天から地面にへと叩き付けた。その凄まじい技により、メツオロチの頭部の角がへし折れてしまう。これにより、エネルギー吸収が不可能となった。ハイパーゼットンが火炎弾を放って来たが、オーブはメツオロチのことを雑に蹴り飛ばした後、その火炎弾を拳で打ち破る。そして走り出して身体を赤熱化させてタックルをブチかますガラルシウムチャージを叩き込んで吹っ飛ばした。

 

 角が折れ、白眼となったメツオロチが叫びながら立ち上がる。武器を奪われながらも戦意喪失はせず、怒りを込めてオーブへと進んでいく。

 

 

《ウルトラマンティガ》

《ウルトラマンダイナ》

 

「新たなる光の力、お借りします!」

 

《フュージョンアップ》

《ウルトラマンオーブ ゼペリオンソルジェント》

 

 

ウルトラマンティガとウルトラマンダイナ。ネオフロンティアと呼ばれる時代を守る為に戦い抜いた光の星の戦士達の力が一つとなり、オーブはゼペリオンソルジェントへとフュージョンアップ。光弾・マルチフラッシュスライサーを放ってその進撃を止めた。

 

 

「光の輝きと共に!」

 

 

 前方で交差させた両腕を左右に大きく開きエネルギーを集約。それから胸の前でクロスさせてから今度は斜めに大きく開いて更にエネルギーをチャージ。そして十字に組んだ腕から十字架の様な高熱光線が放たれる。

 

 

「終わりだ! ゼペリジェント光線!!」

 

 

 光線はメツオロチを貫き、十字の風穴を空けられて力無く崩れ落ち爆散するのであった。

 

 

「次は……お前だ!」

 

 

 ハイパーゼットンを指差す。巨大な暗黒火球が放たれるが、オーブはマルチフラッシュテレポートで奴の背後に瞬間移動して躱し、一眞は新たにカードをオーブリングに読ませる。

 

 

《ウルトラセブン》

《ウルトラマンゼロ》

 

「親子の力、お借りします!」

 

《フュージョンアップ》

《ウルトラマンオーブ エメリウムスラッガー》

 

「智勇双全、光となりて!」

 

 

 ゼロとセブン。ウルトラの親子の力を借りて変身するエメリウムスラッガーだ。

 振り返ったハイパーゼットンにトリプルエメリウム光線を発射。瞬間移動で回避してオーブの真横に現れて腕を振るうが、彼はギリギリで回避して頭部のアイスラッガーを取り、それで切り掛かった。素早い連続の斬撃で隙を作ってから燃え盛る後ろ回し蹴りを叩き込んで後退させ距離を開く。

 

 

(ハイパー)ウルトラノック戦法!!」

 

 

 アイスラッガーと、二つのオーブスラッガーショットを飛ばして連続攻撃。ハイパーゼットンは反応出来ず、蹂躙されて滅多切りにされてしまう。奴の2枚の翼が切り落とされ、戦力を大幅にダウンさせてしまった。

 

 

《ウルトラマンタロウ》

《ウルトラマンタイガ》

 

「親子の炎、お借りします!」

 

《フュージョンアップ》

《ウルトラマンオーブ ストリウムマイト》

 

 

 タロウとタイガの燃える炎の力を持った親子の力を合わせた姿となり、彼は高くジャンプ。

 

 

「爆熱真紅、邪悪を焦がす!!」

 

 

 炎を纏ったキックが炸裂。腕をクロスして防ごうとしたハイパーゼットンだったが防げず後退してしまった。更に燃える左ストレートでより後ろへと退かせ、虹色に輝きながら迸る炎を腕に集中してそれをT字に組んでから放出した。

 

 

「ブラストリウム光ォォォォォ線ッ!!」

 

 

 放たれた光子熱線はハイパーゼットンに向かう。奴はバリアーで遮断しようとするがその凄まじい熱量を受け止め切れず、バリアーは粉々に砕けてハイパーゼットンは倒れてしまった。大きなダメージが蓄積していき奴の限界は近いだろう。

 後はトドメを刺すのみ。一眞は、3枚のカードを取り出した。

 

 

ギンガ(リヒト)さん!」

 

《ウルトラマンギンガ》

 

ビクトリー(シュウ)さん!」

 

《ウルトラマンビクトリー》

 

エックス(翔琉)さん!」

 

《ウルトラマンエックス》

 

 

 オーブリングのスイッチを押して羽を展開すると、光と共に新たなアイテム・オーブスラッシャーが現れ、一眞は仲間達との絆から生まれたそれを手に握る。

 

 

《トリニティフュージョン!》

 

「3つの光の力、お借りします! オーブトリニティ!!」

 

 

 口上の後、オーブスラッシャーを天高く掲げると3人のウルトラマンの幻影が重なり、彼を最強の姿に変えた。

 

 

「俺の名はオーブトリニティ! 三つの光と絆を結び……今、立ち上がる!!!」

 

 

 オーブトリニティは、ハイパーゼットンに構えた。機動力は削がれたが、まだやられはしない。身体中に暗黒火炎のオーラ・コラプサーオーラを纏い、浮遊してオーブへと向かう。それに対して彼は右腕を身体にあるクリスタルを赤く輝かせて待ち構える。オーラを噴出してオーブのことを襲うが、彼はギンガファイヤーボールを発動してその火炎を相殺した。そして回りながらエレキングテイルを装備して振るい叩き付け、ハイパーゼットンを薙ぎ払う。地を転がり、それでも起き上がった奴に対して、オーブはゼットンアーマーを纏ってからゼットン火炎弾を放った。その直撃を受けたハイパーゼットンは再び倒されてしまう。

 

 3人のウルトラマンの力、そしてオーブ自身の力、更に仲間達の絆の力が合わさったこの姿。決して負けることは無い。フラフラと起き上がったハイパーゼットンに対して構え、一眞はオーブスラッシャーのスライドパネルを2回なぞり、トリガーを引く。クリスタルを輝かせながらV字を作り、それを円で囲んだ後、オーブスラッシャーより鏃型の光線を放った。

 

 

「トリニティウムシュート!!!」

 

 

 放たれた光線をハイパーゼットンはハイパーゼットンアブゾーブで吸収しようとするが、これまで受けた多大なダメージと強力な威力故に吸収出来ず撃ち破られて直撃。身体を貫かれたハイパーゼットンは爆散。オーブは振り向き、その熱を背に浴びた。

 

 

「────あばよ」

 

 

 

 

 

 

 

 カオスキリエロイドが背中から翼を生やして空を飛び、ギンガへと突貫。彼も飛行してそれを迎え撃つ。空中で何度もぶつかり合う二者。カオスキリエロイドが火炎弾を連射するが、ギンガはそれらを回避やギンガスラッシュでの相殺で防ぐ。攻撃が全く通じないことに業を煮やした奴は特大の火炎弾を投げ付けた。蒼炎がギンガを焼き尽くすべく真っ直ぐ向かっていく。

 

 

「ギンガクロスシュート!!」

 

 

 しかし彼は光線を放ち、それを撃ち破った。驚くカオスキリエロイドに、ギンガは更に技を放つ。

 

 

『ウルトラマンジャックの力よ!』

『ウルトラスパーク!』

 

 

 ストリウムブレスに右手を添えると短剣型の武器が現れてそれを空に掲げ、それをカオスキリエロイドに向かって投げた。短剣は白熱化しながら向かっていき、逃げようとする奴を追尾。縦横無尽に空中を飛び回った後、遂に左の翼を切り裂いた。バランスを失ったカオスキリエロイドは錐揉み回転しながら地に落下。そしてギンガも着地する。

 

 地面を叩いてから立ち上がり、カオスキリエロイドは荒ぶりながらギンガへと走っていき彼も迎え撃つ。振るわれた爪を躱して腹部に蹴りを入れ、怯んだ所に更にその足を跳ね上げて顔面を蹴った。後退したカオスキリエロイド。彼は跳んでドロップキックを叩き込み吹っ飛ばした。

 

 

「最高のパフォーマンス、味わいな!」

 

『ウルトラ兄弟の力を一つに!』

 

 

 リヒトはストリウムブレスのスイッチを押して全ての力を解放。ウルトラ兄弟達の幻影が重なり、ギンガに最強の力を与える。胸の前で拳を合わせた後に両腕を斜めに上げ、そしてその腕を前に突き出した。

 

 

『「コスモミラクル光線!!』」

 

 

 放たれた宇宙最強の必殺光線はカオスキリエロイドに直撃し、跡形も無く粉砕するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 スーパーグランドキング・スペクターが突き出した大剣をエックスは掴んで受け止め、そのまま持ち上げてブン投げた。20万トン以上の重量を誇る巨大が宙を舞って地に落ち轟音を上げる。

 追撃をしようとした時、グア・スペクターが飛び込んでバットアックスを振り下ろして来た。エックスはそれをエクスラッガーで防ぎ、少し屈みながら半歩踏み込んで左腕を腹部に叩き付けた。少し退がったグアをエックスはエクシードスラッシュで滅多斬りしてしまう。

 

 

『ぐおおおお!?』

 

 

 続けて左後回し蹴りを叩き込んで吹っ飛ばした。そして駆け出して跳び起き上がろうとしたスーパーグランドキングの頭部を蹴り飛ばし、その一部が破壊されて倒れる。2体が立ち上がると、奴らの肉体が再生。不死の力というのは非常に厄介だ。そこへ、天からダークサンダーエナジーがまた奴らに降り注ぐ。スーパーグランドキング・スペクターの身体が一回り大きくなり、咆哮が轟いた。

 

 

『しつこいなオイ……』

「翔琉!」

「翔琉さん!」

 

 

 彼の隣りにギンガとオーブが来る。

 エクシードX、ギンガストリウム、オーブトリニティ。強化された彼らはグア・スペクターとスーパーグランドキング・スペクターに構えた。大地を踏み締めて轟音を立てながらスーパーグランドキングが向かって来る。3人がそれを迎え討とうとした時、その間にゼロ達が飛び込んで来た。

 

 

「コイツは俺らが相手する」

「ああ。ここは俺らに任せろ」

「翔琉さん達は、アイツを頼みます!」

 

 

 ゼロ、メビウス、ヒカリ、ガイア、アグル、マックス、ゼノン、ビクトリー、オーブシャドウがスーパーグランドキングに向かう。それを見た3人は、グアの方に狙いを定めた。

 

 

『おのれえええええええッ!! 許さんぞおおおおおおおおお!!』

『それは何度も聞いてるんだよ、しつけぇ』

「ラストステージと洒落込もうか」

「引導を渡してやる!」

 

 

 腕に闇のエネルギーを溜めたグアはそれを撃ち出した。彼らは走り爆破する道の中を突き進み迫る。

 エックスが飛び出して振り下ろした剣を大斧で受け止め鍔迫り合いになり、そこへギンガが蹴りを入れて退がらせ、更にオーブがオーブスラッシャーの刃を虹色に輝かせてトリニティウムブレイクを叩き込んだ。

 

 

『ぬうう……!?』

「翔琉!」

『任せろ』

 

 

 肉薄して大斧を持つグアの右腕をエックスが抑え、その隙にギンガが左腕を抑えた。身動きを封じられたグアに、オーブがスラッシャーを振るう。

 

 

「トリニティ斬!!」

 

 

 V字に切り裂かれ、2人の手が離れたこともあって吹っ飛んでしまったグア。すぐに起き上がって闇の光弾を乱雑に連発するが、彼らは跳躍して回避する。そしてギンガが何度も錐揉み回転した後、強烈なスワローキックを叩き込んだ。

 

 後退するグアに、エックスが虹色の光を纏った拳を思いっきり打ち込む。猛烈な火花が散り、グアは更に後方へと吹っ飛んでいくのであった。

 

 

 

 

 

 

 スーパーグランドキング・スペクターが破壊光線、光弾、レーザー、その他様々な武器をウルトラマン達に向けて放つ。どれも喰らえば一溜まりもないが、彼らには通じない。手を前に出し、強固な光の壁を発生させて奴の攻撃を防ぎ切った。

 それを見た奴は大剣を振り翳して突進。振り下ろしてそのバリアを叩き割る。

 

 

『ぐッ!?』

『がああ!?』

「くっ!? 流石に強いわね……!」

 

 

 横一閃に大剣を振るう。彼らは後方に転がって回避し光弾や光線を放つが、スーパーグランドキングには効かず逆に放たれた光弾がウルトラマン達を襲った。彼らはそれにより後退させられてしまった。

 

 やはりスーパーグランドキング・スペクターは強い。不死身の再生能力も非常に厄介である。このままでは……。そう感じた時だった。

 

 

 

───負けるなーー! 陸ぅーーーーーっ!!

 

「ッ!? この声……!」

 

 

 彼らの耳に響いたのは、時空を超えた声援。

 

 

───未来君頑張って!!

 

───ステラさん、負けないで!!

 

───遥君、頑張るずらーーー!!

 

───負けたらダメだよ、ヒロ!!

 

───瑞斗さん、ファイトォーーーッ!!

 

───絶対勝ちなさいよ、ゼノン!!

 

───必ずVictoryしなさい、アオボシ!!

 

───シュウさん、頑張るにゃーーっ!!

 

 

 

 敵は確かに強い。しかし、それは彼らが諦める理由にはならない。この世界を守る為、自分達を信じてくれる者達の想いに応える為、ウルトラマン達は持てる力全てを駆使して立ち向かう。

 

 

「負けるかよ……! そうだろ、ゼロ!」

『あったり前だ!』

「まだまだやれるよな、メビウス、ステラ、ヒカリ!」

『勿論だよ!』

「ええ、必ず勝つわ!」

『行くぞ!』

「行きましょう、博樹さん!」

「ああ、遥!」

「ゼノン、まだ行けるか!」

「勿論だマックス!」

「僕らも気合い入れるよ、シュウ!」

「当然だ。遅れるなよアオボシ!」

 

 

 全兵装をスーパーグランドキングは放ってウルトラマン達を攻撃。爆炎が彼らを飲み込み、奴は勝利を確信して吼えた。

 しかし炎を消し飛ばし、彼らは自分達の光の力の全てを解放する。そして最強の姿へと変わっていった。

 

 二つの究極の力を組み合わせ、それを己の中にある決して折れない心で制御した無敵の光輝。ウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロ。

 無限の未来と流星の光。それらが交ざり合って誕生した不死鳥の勇気。ウルトラマンメビウス・メビウスフェニックスブレイブ。

 大地と海。極限まで高まった地球の光が一つとなり、新たな時代に現れた至高の戦士。ウルトラマンガイア・スーパースプリームバージョン。

 黄金の鎧を纏い、最強最速を更に超える究極の存在。ウルトラマンマックス・オルタネイトバージョン。

 同じく、白銀のプロテクターを纏ったもう1人の最強戦士。ウルトラマンゼノン・オルタネイトバージョン。

 そしてビクトリーとオーブシャドウも、金色に光り輝くグリッターバージョンとなっており、戦士達はスーパーグランドキングに構える。

 

 

「行くぜ、お前ら!!」

 

───ああ!!!!!

 

 

 再びスーパーグランドキングは胸部から光線を放った。それに対してゼロがUSワイドゼロショットを、メビウスがメビュームナイトシュートを、ガイアがスーパースプリームフォトンエッジを放ってぶつける。彼らの必殺光線は奴の光線を撃ち破り、その身体を貫いた。強烈なダメージを受けて悲鳴を上げるが、それでも再生しながら大剣と鉤爪を振り上げて突進していく。

 

 

「ビクトリウムシュート!!」

「シャドウオリジウム光線!!」

 

 

 しかしそれに、ビクトリーとオーブシャドウが黄金のエネルギーを纏って強化された必殺光線を撃った。光線は大剣と鉤爪にそれぞれ炸裂して粉砕。更なる大ダメージを与える。倒すなら、今がまさにチャンスだ。

 

 

「『シャイニングウルティメイトゼロ!!」』

 

「『「『メビュームフェニックス!!」』」』

 

『スーパースプリームフォトンストリーム!!』

 

「「ギャラクシーデルタスラッシュ!!」」

 

「ビクトリウムエスペシャリー!!」

 

「シャドウスプリームカリバー!!」

 

 

 白銀の強弓による一撃。燃え上がる不死鳥となっての突撃。突き出した拳より放たれる地球の衝撃波。合わせた手と手から飛来する最強の斬撃。全身から放たれる無数の光弾。影の聖剣から解き放つ必殺の奔流。全ての最強技がスーパーグランドキングに直撃する。不死であることなど、それらを喰らった以上意味を成さない。断末魔を上げながら、スーパーグランドキング・スペクターは完全に消滅し倒されるのであった。

 

 

『俺達の、勝ちだ!』

「言わなくても分かる」

『っ……いちいちツッコミ入れんなっての』

「入れてはないぞ」

『コイツ……』

「あはは。ま、後は彼らだね」

 

 

 

 

 

 

 

『イィィーーーサッ!!』

『ぐおおお!?』

 

 

 振り下ろしたエクスラッガーが、グアの大斧を粉砕。それにより奴は後退し、そこへギンガがストリウム光線を、オーブがトリニティウムシュートを撃ってぶつけてより後方へ押し退げていく。

 

 

『フンッ!! ヌウウゥ……!?』

 

 

 光線を腕で振り払ったグアだが、膝を着いてしまう。

 

 

『あ、有り得ん……!? このグアが、こんな奴らにィィィ……!?』

『負けるんだよ』

 

 

 翔琉はエクスラッガーのパネルをスライドタッチした後、逆手に持ってブーストスイッチを押す。下部の刃が伸び、エックスが屈んで刃先を地面に突き刺すと虹色のオーラが彼とグアを包み込んだ。そして剣を順手に持ち直し、高速で奴へと突っ込んでいきすれ違いながら斬り付けた。

 

 

『エクシード──エクスラッシュ!!』

 

 

 反転してもう一度斬り着地。エクスラッガーを頭部に戻してからエックスはグアに振り返る。

 

 

『この程度で、死には───ッ!?』

 

 

 派手な技ではあったが大したダメージではなく、この程度で死にはしない。そう思った矢先、グアの身体に異変が起こる。自身の中の闇の力が、全て浄化されていってたのだ。

 対象を倒すのではなく、その闇を浄化し祓うことに特化した究極の技。それがエクシードエクスラッシュだ。力を失っていきふらつくグア。奴の不死身の力は封じられ、二度と甦ることも出来ないだろう。

 

 

『リヒト、一眞、決めるぞ!!』

「おう!!」

「はい!!」

 

 

 最後の一撃を放つ為彼らは構えた。自身の力とウルトラ兄弟の力を一つに合わせクリスタルから解放して放たれるコスモミラクルエスペシャリー。巨大な円形鋸の光輪を発生させて敵を真っ二つにするトリニティウム光輪。頭部のエクスラッガーから撃たれる虹色の究極光線・エクスラッガーショット。3人の技は一つとなり、光輪が小型化して無数に分裂して合わさった光線の中を流れ、グア・スペクターへと向かっていく。ギンガ、エックス、オーブの最強合体技、その名も───

 

 

───ギャラクシー・ゼノ・オーバー!!!

 

 

 極大の光線に飲み込まれ、無数の光輪に貫かれて切り裂かれる。想像を絶するダメージが、奴の肉体に刻まれていった。

 

 

『ば、馬鹿な……!? 我らが、我らがこんな所でえええええええええ!?』

 

 

 自分達の敗北を信じられないまま、グア・スペクターは大爆発を起こして完全に消滅。その爆炎を、エックス達は背に受けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 戦いが終わり、エックスとギンガ、オーブの前に、この世界に駆け付けてくれたウルトラマン達とビクトリー、オーブシャドウが並ぶ。

 

 

『少し見ない間に、良い面になったじゃねえか翔琉』

『お前は相変わらず目付き悪いなゼロ』

「ブッ!?」

『な、何だとぉ!? てか陸も笑うな!』

『因みに陸もだ』

「はぁ!? コイツよりマシだろ!?」

 

 

 揶揄い合うエックス、ゼロ、陸。それを見たステラがため息を吐いた。

 

 

『何だよステラ?』

「別に。ただ相変わらず馬鹿だなーって」

「おい、その馬鹿ってまさか俺らもか?」

「あら? 勘は良いのね」

「コイツぶっとばして良いか?」

『やめとけ。旦那の未来に怒られるぞ』

「なッ!? 未来はそんなんじゃないわよ!?」

「そうだぞ、俺にだって選ぶ権利はある!」

「フンッ!!」

『「ごふぅッ!?』」

 

 

 ステラが動かしたヒカリの拳がメビウスと未来の腹に叩き込まれる。メビウスが蹲り、未来もその中で両膝を付いた。

 

 

『す、すまんメビウス!? 今のはステラが!?』

『だ……だ、大丈夫だよ……。未来君の自業自得だから……』

「おま……鳩尾入ったぞ……」

「あ、あははは……」

 

 

 彼らのやり取りを見てガイアが苦笑い。アグルも隣りで呆れた様な目線を送っている。

 

 

「なんか、戦いが終わったって感じしますね」

「ああ。めちゃめちゃしんどかったけどな」

「我々と、君達の力で掴んだ勝利だ。大きな誇りとなるだろう」

 

 

 マックスの言葉にオーブとギンガが頷く。

 

 

『みんな、ありがとう』

 

 

 改めて、皆を見たエックスがお礼を伝える。彼らの助けがあったから、この戦いに勝利することが出来たのだから。

 

 

「気にすんな。大したことはしてねえよ」

「ウルトラマンとして、友達として当然のことしただけだしな」

「ええ、そうね」

「僕も、また翔琉さんと会えて嬉しかったですし!」

「まあ、感謝の気持ちは受け取ってやろう」

 

 

 ウルトラマン達は拳を前に出して合わせる。ゼロ、マックス、ゼノン、メビウス、ヒカリ、ガイア、アグル、ギンガ、ビクトリー、オーブ、オーブシャドウ、そしてエックス。彼らの中に決して途切れない光の絆が結ばれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-----------------------------------------

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宇宙から地球を見つめるタイガと春馬。戦いの終わりを感じ取り、胸を撫で下ろした。

 

 

『あいつ、勝ったみたいだな』

「そうだね」

 

 

『会わなくて良いのか?』

『ッ、父さん』

 

 

 振り返るタイガ。声を掛けたのは彼の父であるウルトラマンタロウだ。

 

 

「そうですね……確かに、久しぶりに会いたいなって思います」

 

 

 でも、と彼は言葉を続ける。

 

 

「またいつか、会える気がするんです。だから、その時に取って置くことにします」

『そうだな。俺もなんかそんな気がする』

『そうか。それも良いだろう』

 

 

 再度、地球の方を向くタイガ達。この宇宙の地球も、青く素晴らしい輝きを放っていた。

 

 

「またね、翔琉君」

 

 

 いつか未来で再会出来ることを信じて、彼らは自分達の宇宙へと帰還していくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

--------------------------------------------

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、翔琉」

『困ったらまたいつでも呼びな』

『ああ。お前らもな』

 

 

 陸とゼロ。

 

 

「翔琉、またな」

『また会えて嬉しかったよ』

「いつか恩返しに来なさいよ?」

『その時を楽しみにしてよう』

『いいぜ、期待してな』

 

 

 未来とメビウス、ステラとヒカリ。

 

 

「君と戦えて良かった」

「私も感謝している」

『こっちのセリフっすよ』

 

 

 マックスとゼノン。

 

 

「翔琉さん、またいつか会いましょう」

「この地球から貰った光、忘れない」

『おう。本当にありがとな』

 

 

 遥と博樹。

 

 彼らはそれぞれの場所にへと飛び立っていき、翔琉達はそれを見送る。空の彼方へ飛び去った後には輝く軌跡が描かれていた。

 

 

「じゃあ、僕も先に行くよ。勉強もしなきゃだし」

「勉強って何のだよ?」

「君には内緒。じゃあね」

 

 

 そう言ってオーブシャドウも飛び去る。

 

 

「俺も行く。あいつらとの約束もあるからな」

「約束? あ、おい!? ………ったく」

 

 

 そのまま去ってくビクトリー。相変わらずな彼にギンガは少し頭を抱えたが、らしいと言えばらしいので思わず笑みが溢れた。

 

 

 

 

 

「おーーーーーーいっ!!」

 

 

 そこへ彼らを呼ぶ声が聞こえた。声がした方に目を向けると、その場所には虹ヶ咲のみんなが居た。Xioの仲間達に連れて来られたのだろう。皆3人に手を振っている。

 

 

「行って来いよ」

「ですね」

『……ああ』

 

 

 変身を解除し、エックスは翔琉の姿に戻る。そして彼女達がいる場所へと走った。それを見たみんなも彼へと駆け寄っていく。そして真っ先に駆け出していた歩夢が翔琉に抱き付いた。

 

 

「…………おかえり、翔琉君」

「ただいま、歩夢。みんなも、ただいま」

 

 

 

 

 

 

 みんなとの絆が、繋がりが生んだ奇跡は、邪悪を撃ち破りこの世界の未来を紡いだ。彼らの物語は、またここから空に架かる虹の様に煌めき出すのである。

 

 

 

 

 

 

 






 3作品と見せてからの6作品、からの実は8作品の超ウルトラなコラボでした!!!
 エピローグがまだありますがとりあえずはひと段落。何とか書き切れてホッとしてます。

更にと それでは今回は追加で参加して下さった方の作品を紹介させて頂きます。


 まずはがじゃまる様作「ゼロライブ!サンシャイン!!」より仙道 陸君とウルトラマンゼロ。本作と初めてコラボさせて頂いた作品であり、翔琉が初めて出会った別宇宙のウルトラマン達です。今回はゼロライブ本編には未登場だったワイルドバーストとウルティメイトシャイニングの力も使ってくれました。

 続いて蒼人様が書かれていた「メビライブ!サンシャイン!!〜無限の輝き〜」より日々ノ 未来君とウルトラマンメビウス、七星 ステラちゃんとウルトラマンヒカリです。4人と、自分達の宇宙の仲間達やこの宇宙の人々の想いが一つになってフェニックスブレイブに進化しました。

 そして更に、サプライズとして同じく蒼人様作の「タイガ・ザ・ライブ!〜虹の向こう側〜」より、追風 春馬君とウルトラマンタイガ、タイタス、フーマ、そしてウルトラマンタロウが登場してくれました。がじゃまる様が書かれた「ウルトラのキセキ〜One More Sunshine Story〜」内で翔琉とは出会っています。
 余談ですが今回のタイトルはこのウルトラのキセキをリスペクトしたものになってます。

 続いてカズオ様作の「ラブライブ!サンシャイン!!〜大地と海の巨人〜」より桜内 遥君ことウルトラマンガイア、湊 博樹君ことウルトラマンアグルです。今回、アグルはこの地球の大地の光を得たことでスプリーム・ヴァージョンとなり、更に2人が合体することでガイア・スーパースプリーム・ヴァージョンとなりました。

 そして本作のオリジナル設定を含むウルトラマンマックスとウルトラマンゼノン。彼らがパワーアップした姿であるオルタネイト・ヴァージョンはマックスのデザインを担当した丸山 浩氏がマックス20周年記念に出されたデザイン画集内に描かれていたものが元ネタとなっております。

 そしてもう一つのサプライズ、SD様作の「模造巨人と少女」より、高海 宙ちゃんとダークファウストです。以前、宙ちゃんがこの宇宙でのエックスとファウストの戦いを追憶したことがあり、その繋がりによって導かれました。直接会うことはなかった彼女達ですが、もしかしたら今後出会うことがあったり……?
 因みに今回ファウストが使ったダークレイ・ジェネレードは模造巨人でのオリジナル技となっています。


 水卵様の「ギンガ・THE・Live!」より一条 リヒト君とウルトラマンギンガ、シュウ君ことウルトラマンビクトリー。ギンガはタロウからの力を得てギンガストリウムへパワーアップ。
 星宇海様の「Sunshine!!&ORB」より暁 一眞君ことウルトラマンオーブ、アオボシ君ことオーブシャドウ。オーブはガイアとマックス、そしてゼロが持ってたダイナとコスモスのカプセルの力で新たな姿にフュージョンアップをしました。フュージョンアップする際の口上はオリジナルで考えたものも複数あります。

 そして私の「RAINBOW X STORY」より天地 翔琉ことウルトラマンエックス。彼もエクシードXに進化。

 今コラボのラストはこの8作品による盛大なお祭りとなりました。我が虹Xらしい展開だったのではないかと思っています。
 参加して下さった全ての作者様に心より感謝いたします。

 そしてお知らせです。
 今回参加してくれたキャラクター達による、特別編を書くことが決まりました!
 ウルトラのキセキでもあったキャラ達が質問に答えたりわちゃわちゃしたりと、とにかくやりたい放題な話になると思われます。質問を募集してたのもこの為だったのです。まだまだ募集してますので、もし良かったら是非ご質問下さい。

 次回のエピローグで今回のコラボも遂に完結。是非お楽しみに。
 感想、質問、高評価、ここすき、その他、是非是非お待ちしてます。


 次回、「銀河ノ光、信念ノ円環」

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