ハイスクールSBR~堕天した花嫁~   作:不知火新夜

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※今話では、イッセーが原作並に変態化するシーンがあります。


36話_彼氏が、壊れました

「夏だ!プールだ!」

「いやまだ堪能するのは後だからな、フリード」

「まあまあ、このメンバーなら直ぐにでも終わるよ」

「そっすね、さあ久々に楽しむっすよ!」

「シグナー、水泳競争しようぜ!」

「望む所だ、主。ウンディーネとしての力、見せてやろう」

「いっちゃん…私の水着姿、喜んでくれるかな…」

「初めてのプール、楽しみです!」

「私もだ、教会ではこういった場とは縁が無かったからな」

「…水遊び、今から楽しみです」

「準備運動は怠らない様にな」

「あらあら、皆楽しそうですね」

「この張りきり様なら、直ぐにでも終わりそうね」

 

堕天使総督であるアザゼルさんと出会ってから数日後の事、俺達オカルト研究部の面々は、駒王学園のプールに来ていた。

まだプール開きをしていない時期で何故、此処に来ているのかと言うと、単に生徒会から頼まれたからだ…プールの掃除を。

普通に考えると水泳部がするべき事ではないかとも思ったが、掃除後のプールの優先使用権をちらつかされては食いつくしかない。

という訳で、各々の用意をして、こうしてプールに来た訳だ…ちなみに掃除は木場や部長の言う通り、1時間も掛からなかった。

 

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Side レイネル

 

「あらあら佳奈さんに時雨さん、凄い筋肉ですわね」

「本当そうっすね、佳奈姉さんも勿論っすが、時雨も負けず劣らずっすね」

「ほぇー、カッチカチですね」

「お、そうか?まあ伊達に鍛えていねぇって事だな」

「そうだな。私も自分の身を守る為に鍛錬を重ねる必要があったからな」

 

此処駒王学園の、プールの女子更衣室では、佳奈やその使い魔である時雨の筋肉が話題になっていた…けど、私が気になるのは別の部分だ。

 

「…(じー)」

「ど…どうしたの、レイネル?」

「…(じー)」

「あ、あら?どうかなさいました、レイネルさん?」

 

…皆、プロポーションが良いなぁ。

部長や朱乃さんは言うに及ばず、アーシアや小猫ちゃん、美月は未成熟さを感じさせながらも引っ込むべき所は引っ込んでいる、最近仲間になったゼノヴィアも無駄な肉が無く均整が取れていて、筋肉が話題になっていた佳奈や時雨も、女性的な魅力も残している(例えば胸…Eカップはありそうだ)…

…で、私はどうだろう?

胸…あるけど部長や朱乃さんには及ばない。

腰回り…筋肉少女な佳奈と時雨を除くと一番幅広。

ヒップライン…丁度真ん中。

…私って…本当に中途半端…orz

こんな私の水着姿でも、いっちゃんは喜んでくれるかな…

 

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Side 一誠

 

「まずは屈伸だ。肉離れを起こして一番、生活に支障が出るのは太腿と脹脛だから入念にな」

「1、2、3、4…」

 

いち早く着替え終わった俺達男子組は早速、塔也の指示で準備運動を行っていた。

…さっきれーちゃんがぼそっと言っていたけど、久々(れーちゃん達元堕天使勢)、または初めて(アーシアとゼノヴィア、つまり元教会勢)のプールだという面子が多かった事から、この前女子メンバーだけで新しい水着を購入したらしい…れーちゃんの水着姿、どれ位綺麗かな…

 

「お待たせっす~」

「…遅くなりました」

「お待たせしました!…あの、イッセーさん、どうですか?」

 

最初に来たのは美月と小猫ちゃん、アーシアの3人…全員学園指定のスク水だった。

何と言うか、良い意味でイメージと違わず、似合っていた。

 

「ああ、似合っているよ」

「ありがとうございます!」

「おーい待ったか、皆?」

「待たせた」

 

次に入って来たのは佳奈と時雨…2人揃ってソードカットタイプのハイレグ水着で、佳奈は純白、時雨は水色を基調としていた。

筋肉美を適度に強調したそのチョイスは、これまた2人に似合っていた。

 

「お待たせ、皆」

「あらあら、皆さん早いですわね」

「待たせたな」

 

その次に入って来たのは部長と朱乃さん、そしてゼノヴィアの3人…だったが、

 

「どうかしら、一誠?」

「部長達の助けも借りて、初めて水着を着てみたんだが…どうだろうか、一誠?」

 

3人共ビキニで、部長は赤、朱乃さんは黒、ゼノヴィアは青と、其々の髪色に合ったチョイス…此処まで言えば普通だろうが、

 

「2人は何で…マイクロビキニ?」

「あら、言わせる気かしら?」

「私も他の面々と比べて女性的な魅力で劣っていると思って、せめて服装で補えないかとな」

「ナニヤテンディスカアナタガタ!?」

「一誠、気持ちは分かるが落ち着け、オンドゥルっているぞ」

 

いやいや部長もそうだがゼノヴィア、元から女性的な魅力に満ちているからな2人共!

そんな2人がこんな「子供は見ちゃいけません!」的な服装したら駄目だぁぁ!

と、俺がテンパっていると、

 

「いっちゃーん!御免ね、ちょっと遅くなっちゃった」

 

れーちゃんの、俺を呼ぶ声…そこに振り向く、と、そこには、

 

「エゴエゴ(いやいや)、ディンムディンムミョジュジエフォエゴ(全然待っていないよ)、ジェムビリェー(れーちゃん)」

「イッセー君、鼻血吹き出しながらオーバーロード語で応対すんなや」

 

紐こそ幅広だったが、黒のスリングショットだった…もう一度言おう、黒のスリングショットだった。

 

「ゴセビギデロ(それにしても)、グゴギリズギザベ(凄い水着だね)」

「今度はグロンギ語!?イッセー君、ゴソゴソロゾギデリントボ(そろそろ人語に戻して)!」

「う、うん…それで、似合っている?」

「レイネル姉さん何で通じているんすか…」

「Muy bien(素晴らしい)!フォォォォォ!」

「きゃっ」

『人語に戻ったが今度はスペイン語!?早く正気に戻れ相棒!』

 

駄目だれーちゃんの水着姿むっちゃ可愛すぎる可愛すぎて法律違反クラスだ具体的にはえーとああもう細けぇ事は良いんだよこれはつまりあれだろ『食べて』って意思表示だろだったら早速持ち帰っていただくとしますk

 

「(ふにゅ)ふあっ」

「!」

 

-----------―

 

「あ…あれ、俺…」

「いっちゃん?いっちゃん!良かった…!」

「イッセー、大丈夫!?」

「無事か、イッセー!?」

「イッセーさん、無事で何よりです…!」

 

気が付いた時には、れーちゃんと部長、ゼノヴィアとアーシアの心配そうな目に見詰められながら、仰向けになっていた…何このデジャヴ?

何が起こったかは分からないが兎も角心配掛けた様だ、早く起き上が…!?

 

「うおっと!?」

「いっちゃん、大丈夫!?」

「無理をするな、あれ程の血を失ったんだ、立ち眩みも起こる」

「…すいませんイッセーさん、私の神器でも血の補充までは出来ませんでした」

「…私達以上に際どい水着を選んだレイネルもレイネルだけど、鼻血を吹き出しながら突進した挙げ句気絶したイッセーも案外ウブだったのね…」

 

あ、そうだった…最後に現れたれーちゃんのスリングショット姿で…って!

 

「御免れーちゃん!幾ら彼女だと言っても、急に襲い掛かった事、本当に御免!」

「いっちゃんは悪くないよ!それだけ私の水着姿を喜んでくれたって事だし、それに…いっちゃんになら、襲われても良いかなって…」

「で、でもれーちゃん…こういう事はやっぱり同意の上で2人きりでする事であって…」

「そ、それじゃあ…帰ったら、してくれる?」

「…何か私達の入る隙間無いわね」

「羨ましいです…」

「これがイッセーとレイネルのラブラブ空間なのか…覚悟はしていたが、これは想像以上の難敵だな…」

 

周囲で3人が何か言っているみたいだったがまあ気にせず、その後れーちゃんとプールを楽しみ…帰った後もれーちゃんを美味しく頂いた…互いに初めてだったけど知識のあった俺の先導で上手く行った…と思う。

今回ばかりは松田と元浜に感謝だな。

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