Fate Grand Order 絶対魔導王政ブルボン 作:華原晋
兵士
「王妃マリー・アントワネット様及び、大元帥ナポレオン閣下のご到着!」
若く美しい貴婦人
「────」
険しい表情の軍人
「────」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「あれが、マリー王妃?」
立香
「向こうの男性が、大元帥ナポレオン?」
マシュ
「王妃と大元帥だけで、国王ルイ16世はいないみたいですね」
ナポレオン大元帥 (帽子に軍服姿の、険しい顔つきの男)
「王妃陛下、私の出征に際し、このような宴を開催していただいたこと、恐悦至極に存じます」
王妃マリー・アントワネット?(巨乳)
「此度の遠征の武運長久を祈ります」
ナポレオン大元帥
「──御意」
王妃マリー・アントワネット
「皆の者、引き続き宴を楽しみなさい。わたくしは、政務があるので、これにて席を外します」
そういって、席を立つ王妃と大元帥。再び宴会が再開される。
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「・・・本当に、形式だけの挨拶だったわね」
マシュ
「王妃も大元帥も、お仕事が最優先で、式典なので仕方なく顔だけだしたといった感じでした」
ローズ
「ささ、みなさん宴を再開しましょう! 金に糸目を付けないで集めた山海の珍味と、最高のワインを、じゃんじゃん飲んでね!」
召使い
「失礼。ジェネット様ご一行ですか? 別室でキルシュタイン男爵閣下がお待ちです」
<ダヴィンチちゃん>
『キルシュタイン男爵、カペー店長が紹介してくれた協力者さんが呼んでいるみたいだね。ちょうどいい、席をはずそうか』
【宮殿の廊下】
<ダヴィンチちゃん>
『キルシュタイン男爵とやらに会う前に、マリーとナポレオンについて率直な意見を聞かせてくれないか?』
マシュ
「どうといわれましても、遠目でしたから・・・
ただ、マリーさんの方は私たちが知っているマリーさんと、外見はよく似ている気がしましたが・・・」
立香
「似ているけど雰囲気が違う。女王としての威厳があったね」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「何言っているのよ? 全然違うじゃない!」
マシュ
「え?」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「胸よ胸! って、そんなこと言わせないでよ!」
マシュ
「・・・確かに、あのマリーさんのお胸は、大変ふくよかで、何というか・・・」
立香
「巨乳だった」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「だから、ハッキリと巨乳言うなっての!」
マシュ
「つまり、のマリー・アントワネットは偽物ということでしょうか? 私たちが知っているマリーさんの胸は、えっと・・・さほど大きくなかったので・・・」
<ダヴィンチちゃん>
『う~ん、それは決定的な証拠とはならないな~、そもそも史実のマリー・アントワネットは、ウエスト50cm代でバスト100㎝の超グラマラスさんだし。彼女の別の可能性が顕現している可能性はある。
マリー王妃以外に、何か気づいた点はあるかい?』
マシュ
「国王ルイ16世がいませんでしたね」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「王様がいない上に、王妃と愛人ローズが同席してるってどうよ? しかもローズはさらに愛人らしき男たちをはべらせているし、どんだけ乱れているのこの国!?」
<ダヴィンチちゃん>
「ふむ、ナポレオン大元帥の方はどう感じた?」
マシュ
「そちらは、いかにも厳しい軍人といった感じの方でした」
<ダヴィンチちゃん>
「う~ん、こちらもナポレオンの軍人としての側面が強く出ている可能性があるから、何とももいえないね」
ジェネット
「あの、私も一つだけ気になった点があります」
<ダヴィンチちゃん>
「なんだい?」
ジェネット
「普通、国王や王妃に対し礼をとる場合、帽子を脱ぐのがマナーですが、大元帥だけは帽子を着用したまま、礼をとっていました」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「そういえばそうだったわね」
<ダヴィンチちゃん>
「ふむふむ、なかなかに興味深い情報をありがとう」
マシュ
「ダヴィンチさんは何か気が付いた点はありますか?」
<ダヴィンチちゃん>
「そうだね。私も一つある。出席者の貴族たちの豪奢な衣装はふんだんの金や銀で彩られていたが、あるはずのモノがなかった」
マシュ
「それはなんですか?」
<ダヴィンチちゃん>
「宝石だよ。あれだけの貴族なのに、だれも宝石の指輪をしていなかった」
マシュ
「そういえば、ローズさんも真珠のネックレスをしていました」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「マリー王妃の吸血鬼疑惑と、何か理由があるのかしら」
???(角刈り白髪の体格のいいオネエの男)
「そこに気が付くとは、なかなかいいセンスしているわね」
マシュ
「?!」