Fate Grand Order 絶対魔導王政ブルボン   作:華原晋

16 / 47
ローズ救出作戦

【翌朝早朝 パリ サン・二ケーズ通り近く】

 

元公寵姫ローズ

「いや~! 王妃様暗殺なんて企ててないわ! 冤罪よ!!」

 

兵士A

「うるさい女だな。馬が驚くから馬車の中で静かにしてろ!」

 

元公寵姫ローズ

「嫌よ! ギロチンなんていや~!!」

 

兵士B

「今までさんざん王宮で贅沢したんだから、あきらめろよ」

 

元公寵姫ローズ

「やだやだ! いやー!!」

 

兵士A

「うるさい女だ。

 むう、コウモリか? こんなパリのど真ん中に」

 

兵士B

「コウモリなんてほっておけよ」

 

カリー・ド・マルシェ

「ぼんじゅ~る、むっしゅ」

 

兵士A

「!? コウモリが、怪人に変化した!?」

 

カリー・ド・マルシェ

「ふん!」(ポカ)

 

兵士B

「コウモリが怪人? お前は何を言っているんだ?」

 

カリー・ド・マルシェ

「えい!」(ドス)

 

兵士B

「ぐふ・・・」

 

カリー・ド・マルシェ

「ふう。まったく、吸血鬼使いが荒いんだから。

 あんた達、早くすましちゃいなさいよ」

 

クウニー

「感謝する。

 カペー店長、この鍵を頼む、パリ随一の鍵職人の腕を見せてくれ」

 

カペー店長

「任せてくれ。この手の鍵なら、開けられるはずだ。

 ───よし、開いたぞ」

 

元公寵姫ローズ

「私を助けてくれるのね、ありがとう。

 ってクウニーじゃない!」

 

クウニー

「話は後だ、ローズ」

 

ジャンヌ・ダルク(オルタ)

「無事救出できたみたいね。護衛の兵士は気絶させたわ」

 

ミシェル

「もう樽に仕掛けた爆弾が起爆する時間だ。ささとずらかるぞ」

 

元公寵姫ローズ

「えっ、爆弾!? 

 って、うわあああ!」

 

──爆発音──

 

兵士C

「爆弾だ! 囚人を乗せた馬車が爆発したぞ!」

 

将校

「囚人ローズを狙った爆殺事件か?

 おい、お前起きろ! 何があった?」

 

兵士A

「コウモリが・・・」

 

将校

「コウモリがどうした?」

 

兵士A

「角刈りの怪人に化けました」

 

将校

「は?」

 

兵士B

「悪魔だ。あれはコウモリの悪魔だ!」

 

将校

「お前たちは何を言っているんだ!」

 

???

「どうしたのかね?」

 

将校

「こ、これはフーシェ警察大臣、このようなところに」

 

フーシェ警察大臣

「たまたま近を通りがかっただけさ。それより、どうしたことだ?」

 

将校

「何者かが、元公寵姫を輸送する馬車を爆破した模様です。ローズの身柄は確認できません、爆死した可能性もありますが、逃げた可能性も・・・」

 

フーシェ警察大臣

「おそらく公寵姫を憎む過激派市民による犯行だろう。この有様ではローズは爆死したものとみてよかろう」

 

将校

「しかし、そう決まったわけでは・・・せめて死体の確認をしなければ」

 

フーシェ警察大臣

「私が爆死したと言うのだから、そうなのだよ。それとも不服でもあるのかね?」

 

将校

「め、滅相もございません!」

 

フーシェ警察大臣

「それでよい」

 

フーシェ警察大臣

(ふん、爆殺で証拠は残さない、か。思ったより良い手際だ。これはまだまだ捨てたものではないかもしれん・・・)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。