Fate Grand Order 絶対魔導王政ブルボン 作:華原晋
ミシェル
「な、んだって! ジェネットちゃんが、男!?」
クウニー
「あいつが〝革命の死の天使長〟こと、サン=ジェストだと?」
サン=ジェスト
「続け人々よ! 我々の、この国の未来のために!」
民衆
「ロベスピエール! ロベスピエール!」
サン=ジェスト
「聞け、民衆よ! この俺の声に耳を傾けろ!」
民衆
「若造は引っ込んでろ!」
サン=ジェスト
「く、俺ではダメなのか? ロベスピエールのような信頼もカリスマ性は、俺にはないのか?」
シェイエス
「ならば、私が立とう」
サン=ジェスト
「シェイエス!」
シェイエス
「先ほどのロベスピエールの話で腹は決まったよ。なあに、若者ばかりに目立たせるわけにはいかないからな」
サン=ジェスト
「ありがとう、古参の君の声なら、民衆は従うだろう」
シェイエス
「まかせたまえ、〝革命のモグラ〟だって、やるときはやるのさ」
シェイエス
「第三身分の諸君! 私の声が聞こえるか!
諸君らに問おう! 第三身分とは何か!?」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「聞きなさい、愚かなる民よ!」
市民
「──あの女性は?」
市民
「まさか噂の聖魔女ジャンヌ・ダルクか?」
市民
「みんな、聖魔女の言葉を聞け!」
シェイエス
「あれ?」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「第三身分とは何!?」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「それは──」
市民
「それは!?」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「〝全て〟よ!!」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「何の努力も犠牲もなく、王妃から魔導の力を与えられて魔導士となる。それが第二身分の豚達。そしてその豚の権威に服する貴方たちは、豚以下の存在!」」
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
「立ちなさい! 豚以下の存在になりたくないのなら、その足で立ちあがりなさい!! 貴方達の祖先の農民たちでさえ、そのくらいはできたわよ!」
サン=ジェスト
「そうだ。君たち第三身分こそ、この国の主役なのだ」
市民
「俺たちは──」
市民
「フランス国民だ!」
サン=ジェスト
「そしてこの国の主権者だ!」
市民
「おおお!! おれ達は豚じゃない!」
市民
「王族も、貴族も、みんな第三身分、つまりフランス国民だ!」
サン=ジェスト
「聖魔女ジャンヌ・ダルクに続け!」
市民
「聖魔女に続け!!」
ジャンヌ
「集いなさい第三身分の民よ! この私の御旗の元に」
民衆
「うおおおおお、国民万歳」
シェイエス
「ああ、私の私の名言が・・・私の書籍のタイトルが・・・」
マシュ
「も、もうしわけありません」
シェイエス
「い、いいさ。私は所詮は革命のモグラ。いつの時代も勝利の女神は女性なのだ。そして彼女はその中でも格別に美しい・・・」