新サクラ大戦・光   作:宇宙刑事ブルーノア

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第10話『遥かな星からの帰って来た希望』
チャプター1『邪神の闇』


第10話『遥かな星からの帰って来た希望』

 

チャプター1『邪神の闇』

 

邪神 ガタノゾーア

 

超古代怪獣軍団 登場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京湾に出現したルルイエ遺跡の中心部………

 

ギャアゴオオオオオオオオオォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーッ!!

 

「な、何だよ、アレ………?」

 

「何て禍々しい姿なの………」

 

「うう、見てるだけで何だか気分が………」

 

「降魔よりもずっと醜悪………」

 

咆哮を挙げているガタノゾーアの姿を見ていた初穂・アナスタシア・クラリス・あざみがそう漏らす様に呟く。

 

「「「「「「「…………」」」」」」」

 

上海・倫敦・伯林華撃団の面々などは、最早言葉を失っていた。

 

『ゼロ!………』

 

「ああ、分かってるぜ、誠十郎………コイツは只の怪獣じゃねえ」

 

「「「…………」」」

 

ゼロビヨンドを含めたウルトラマン達も戦慄を覚えている。

 

「フハハハハハハハッ!! コレが邪神! ガタノゾーアよぉっ!!」

 

そんな中で、高笑いを響かせながら、宙に浮かんでいたキリエロイド・アゴナが降下し、ガタノゾーアの頭の上に陣取った。

 

「『アゴナァッ!!』」

 

それを追って、ゼロビヨンド(+誠十郎)がガタノゾーアの眼前に着地する。

 

「いよいよ我が全ての世界に闇を齎し、唯一の存在として君臨するのだあぁ」

 

そんなゼロビヨンド(+誠十郎)を尻目に、キリエロイド・アゴナは手に持っていたダークリングを掲げる。

 

すると、ダークリングから怪しい光が溢れ………

 

キリエロイド・アゴナは、減り込む様にガタノゾーアの中へと入り込んで行った。

 

「『!?』」

 

『ぶるあああああああっ!!』

 

その光景にゼロビヨンド(+誠十郎)が驚いていた瞬間、ガタノゾーアに融合したアゴナから独特な咆哮が挙がり、ガタノゾーアの身体からまるで柱の様に闇のオーラが立ち上った!!

 

そしてその立ち上った闇のオーラの柱から、次々と闇の塊が撃ち出され、空の彼方へ消えて行く。

 

「! アレはっ!?」

 

一体何をしているのだとすみれが思った瞬間………

 

「す、すみれ様! 大変です!!」

 

「あの闇の塊は世界中の都市に撃ち込まれとる! そんで、その闇の塊の中から怪獣と降魔が現れとる!!」

 

「!? 何ですってっ!?」

 

カオルとこまちからそう報告が挙がり、すみれが驚きの声を挙げると、ミカサ艦橋のメインモニターに、世界各国の都市の様子が映し出される。

 

そこには先程ガタノゾーアが次々に撃ち出した闇の塊が次々と着弾した都市の光景が在った。

 

そしてその闇の塊の中から………

 

『超古代怪獣 ゴルザ』

 

『超古代竜 メルバ』

 

『超古代怪獣 ガルラ』

 

『超古代尖兵怪獣 ゾイガー』

 

超古代怪獣達が出現!!

 

更に大量の降魔までもが現れ、世界各国の都市は一瞬にして地獄と化した!!

 

「上海がっ!?」

 

「倫敦まで!?」

 

「伯林も!?」

 

超古代怪獣と降魔達の襲撃を受けている都市には、上海・倫敦・伯林も含まれ、ユイ・ランスロット・マルガレーテが動揺する。

 

「何と言う事だぁ!? 我等の街がぁっ!?」

 

「狼狽えるんじゃねえっ!!」

 

ラウラなどは絶望の声を挙げたが、そこで米田の一喝が走った!

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

「何の為のウルティメイト華撃団だ! オメェらの都市にだって残ってる連中が居るだろう!!」

 

その米田の言葉を裏付ける様に、モニターの映像に各国の華撃団が出撃した様子が映し出され、配備が進んでいたガンクルセイダー部隊も現れる。

 

「此処が正念場だ! アゴナを倒せばそれで全てにケリが着く!!」

 

「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」

 

そこで、一同の視線が一斉にガタノゾーア(アゴナ)へ注がれる。

 

『フッフッフッ、人間とは愚かよのぅ………在りもしない希望に縋ろうとする事が特になぁ』

 

「ウルセェッ! 勝手に希望を消してんじゃねえよ!!」

 

小馬鹿にする様な態度のガタノゾーア(アゴナ)に、ゼロビヨンドがそう言い放って、ビヨンドツインエッジを構える。

 

「大地! 相手が闇の力を持つなら!」

 

『分かってる!』

 

とそこで、エックスが大地にそう呼び掛けると、インナースペース内の大地の手元に、エックスらしきスパークドールズが出現。

 

そのスパークドールズを掴むと、エクスデバイザーにリードさせる。

 

『ウルトラマンエックス・パワーアップ』

 

エクスデバイザーからそう音声が響くと、大地の手元に虹色に輝く特徴的な形状の剣………

 

『エクスラッガー』が出現!

 

それを右手で握ると、左手の人差し指で刀身側面にあるパネル・フラーポイントを下から上へとなぞると、握りのトリガーを引く。

 

「エクシードエーックス!!」

 

大地がそう叫んで、エクスラッガーでXの字を描く様にしたかと思うと………

 

エックスの身体が虹色に輝き、黒色と銀色を主体に虹色のラインが入った姿へと変わる。

 

そして、頭部にも兜の様な飾りが現れたかと思うと、そこに右手を翳す。

 

「『エクスラッガー!』」

 

兜がエクスラッガーへと変わり、エクシードXの手に納まると、ポーズを決めた。

 

「ハッ!!」

 

更にメビウスも、バーニングブレイブへとタイプチェンジする。

 

『無駄なぁ事を………闇の深さを知るが良いぃ! ぶるあああああああっ!!』

 

そこで、アゴナがまたも独特な咆哮を挙げたかと思うと、再度ガタノゾーアの身体から闇のオーラの柱が立ち上り、辺りに闇の塊を撒き散らす。

 

その塊の中から、世界各国と同じ様に超古代怪獣達と降魔達が出現する。

 

と、1つの闇の塊が、ダークメフィスト・ドライに命中した!

 

「! ウオオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーッ! 来たぜ来たぜ来たぜぇっ!!」

 

途端に、ダークメフィスト・ドライが獣の様に吠える。

 

「! 朧っ!?」

 

「「「!?」」」

 

「力が溢れるぜぇ~………やっぱり素晴らしいぜぇ、闇の力はよぉっ!!」

 

アナスタシアが声を挙げ、初穂達も驚いていると、ダークメフィスト・ドライはそう言いながら、メフィストクローからクローショットをジード(ロイヤルメガマスター)に放った!

 

「! グウッ!!」

 

咄嗟に剣モードのキングソードで受け止めたジード(ロイヤルメガマスター)だったが、余りの凄まじいエネルギー量に2、3歩後退る。

 

「セヤァッ!」

 

それでも何とか弾き飛ばす事に成功する。

 

(パワーが上がってる!?)

 

『アン!』

 

「バルカンスパークッ!!」

 

ダークメフィスト・ドライの力が上がっている事に驚きながらも、ジード(ロイヤルメガマスター)は反撃に必殺の『バルカンスパークル』を発動。

 

杖モードのキングソードから、バルカン砲のようにウルトラエネルギーを変換した無数の光弾が、ダークメフィスト・ドライに向かって放たれる。

 

「ヒャハハハハハハハッ!!」

 

しかし、ダークメフィスト・ドライはバルカンスパークの直撃を浴びながらも、まるで応えている様子を見せない。

 

「! 効かないっ!?」

 

「そんなチンケな技が通じるかっつうんだっ! ぬおおおおおおっ!!」

 

驚くジード(ロイヤルメガマスター)に、メフィストクローを構えて突撃して行くダークメフィスト・ドライ。

 

「くうっ!?」

 

再度剣モードのキングソードで受け止めるが、そのまま押されて行くジード(ロイヤルメガマスター)。

 

「! リクッ!!」

 

すぐにアナスタシア機(エレキングアーマー)が援護に向かう。

 

「アナスタシア!」

 

初穂達も後を追おうとしたが………

 

グルオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーッ!!

 

キイイアァァァァァァーーーーーーーッ!!

 

グルオオオオオォォォォォォォッ!!

 

キュイアアアアアアアアッ!!

 

それを妨害する様にゴルザ、メルバ、ガルラ、ゾイガーが割り込んで来る。

 

「チイッ! 邪魔すんな!!」

 

「初穂! 先ずはコイツ等を!!」

 

「ゼロさん達の援護にも向かわないと!!」

 

舌打ちする初穂にあざみがそう言い、クラリスが焦りを見せる。

 

とそこで、其々の空中戦艦上に居た3国華撃団のメンバーが降りて来た。

 

「手を貸すぜ!」

 

「こんな奴等に構っている暇は無い!」

 

「速攻で片付けるぞ!!」

 

シャオロン・アーサー・エリスからそう声が挙がる。

 

空に居る華撃団艦隊とマイティ号も、対空砲火を撃ち上げて、降魔達を撃ち落としている。

 

「良し! さっさと片付けて、ゼロ達とジードの援護に向かうぜ!!」

 

初穂のその声を合図に、華撃団メンバーは超古代怪獣達と交戦に入るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ガタノゾーア(アゴナ)と戦うゼロビヨンド、エクシードX、メビウス(バーニングブレイブ)は………

 

「セエエヤアアッ!!」

 

「イーッサ!」

 

ガタノゾーア(アゴナ)に向かってビヨンドツインエッジを振るゼロビヨンドと、エクスラッガーで突き刺すエクシードX。

 

ギャアゴオオオオオオオオオォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーッ!!

 

しかし、アンモナイトを思わせるガタノゾーア(アゴナ)の強固な甲羅には傷1つ入らない。

 

『ぶるあああああああっ!!』

 

「! おわっ!?」

 

「ぬああっ!?」

 

逆にガタノゾーア(アゴナ)の巨大な鋏での薙ぎ払いを喰らってしまい、ブッ飛ばされるゼロビヨンドとエクシードX。

 

「シュアッ!!」

 

そこで、メビウス(バーニングブレイブ)が跳躍したかと思うと、飛び蹴りの体勢となる。

 

「ハアアアアアアァァァァァァァッ!!」

 

そしてそのまま高速回転し、炎を纏った飛び蹴り………『バーニングメビウスピンキック』を繰り出す。

 

ガタノゾーアの甲羅に蹴りが命中し、そのまま火花を散らしながら回転を続けるメビウス(バーニングブレイブ)。

 

ギャアゴオオオオオオオオオォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーッ!!

 

「!? ウワァッ!?」

 

しかし、ガタノゾーアが咆哮を挙げて仰け反る様に動くと、メビウス(バーニングブレイブ)は弾かれてしまい、そのまま地面を転がる。

 

『こそばゆいわあぁっ!』

 

アゴナがそう吠えたかと思うと、ガタノゾーアの身体から無数に生えていた触手が、ゼロビヨンド達に襲い掛かった!

 

「チイッ!」

 

「ハアッ!」

 

「セヤッ!!」

 

次々に迫って来る触手を、ゼロビヨンドはビヨンドツインエッジ、エクシードXはエクスラッガー、メビウス(バーニングブレイブ)は手刀で捌く。

 

だが、触手は斬っても斬っても次々と襲い掛かって来てキリが無い。

 

『駄目だ! キリが無い!!』

 

「チイッ! メビウス! エックス! 一気に行くぞっ!!」

 

「分かった!」

 

「了解した!」

 

と、誠十郎が声を挙げると、ゼロビヨンドの呼び掛けで、3人のウルトラマンはガタノゾーアから距離を取る。

 

「ワイドビヨンドショットッ!!」

 

「ハアアアアアアァァァァァァァッ!! ハアッ!!」

 

「『エクスラッガーショットッ!!』」

 

そして、ワイドビヨンドショット、メビュームバースト、額に戻したエクスラッガーから放つ7色の光線技『エクスラッガーショット』を一斉に放つ。

 

間に存在した触手群を次々に消し飛ばして、3大必殺技がガタノゾーアへ迫る。

 

そしてガタノゾーアへと直撃したかと思うと大爆発が起こり、ガタノゾーアの姿が爆煙に包まれる。

 

「如何だっ!!」

 

手応えを感じたゼロビヨンドがそう言うが………

 

『フハハハハハハハッ!!』

 

ギャアゴオオオオオオオオオォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーッ!!

 

アゴナの高笑いが響き、ガタノゾーアの咆哮が木霊したかと思うと、爆煙が吹き飛んで、無傷のガタノゾーアが姿を見せた。

 

「!? 無傷だとっ!?」

 

『そんなっ!?』

 

「!!」

 

エクシードX、大地、メビウス(バーニングブレイブ)が驚きを露わにする。

 

「貴様が如きが幾ら束になろうと、我には勝てんっ!!」

 

「そんな台詞は聞き飽きてんだよっ!!」

 

勝ち誇るかの様にそう言い放つアゴナだが、ゼロビヨンドは怯まずに、再度ビヨンドツインエッジを構えて突撃するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させて頂きました。

邪神 ガタノゾーア復活。
更にダークリングの力でアゴナが融合し、世界中の都市へ超古代怪獣達と降魔をばら撒きます。
正に世界中が大ピンチの状況で、ガタノゾーアへ戦いを挑むゼロ達。
果たして、邪神を倒せるのか?

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。
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