チャプター3『帰って来た希望と舞い降りる光』
ダークメフィスト・ドライ
究極超邪神獣 キラーゾーア 登場
東京湾に出現したルルイエ遺跡………
キュアゴオオオオオオオオオォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーッ!!
「嘘だろ………」
「何………アレ?」
「そんな………」
「ココへ来てこんななんて………悪夢だわ」
咆哮を響かせるキラーゾーアの姿を見上げながら絶望を露わにしている初穂達。
「「「「「「「…………」」」」」」」
上海・倫敦・伯林華撃団の面々も言葉を失っている。
「ヒャアッ!!」
「ウワァッ!?」
交戦を続けていたジード(ロイヤルメガマスター)とダークメフィスト・ドライの方では、ダークメフィスト・ドライの1撃で、とうとうロイヤルメガマスターが解除され、ジードはプリミティブに戻ってしまう。
「ウウッ………」
「ヒャハハハハハハハッ!! スゲェッ!! コイツはスゲェぜぇっ!!」
起き上がれずに居るジード(プリミティブ)を尻目に、ダークメフィスト・ドライはキラーゾーアを見上げながら歓喜の笑い声を響かせる。
と、その時………
『ぶるあああああああっ!!』
キュアゴオオオオオオオオオォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーッ!!
アゴナとキラーゾーアが吠えたかと思うと、キラーゾーアの下半身・ガタノゾーアの口内に闇のエネルギーが収束し始める。
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
何をする気だと一同が思った瞬間………
キュアゴオオオオオオオオオォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーッ!!
キラーゾーアは、収束させていた闇のエネルギーを光線として、沖合に向かって放った!!
「!? うおわっ!?」
「うわっ!?」
「「「「「「「「「「わあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!?」」」」」」」」」」
余りのエネルギーに、ゼロ達は発射の余波だけで吹き飛ばされそうになる。
放たれた光線はやがて沖合の海面へと着弾。
その瞬間!!
闇の雲が空を覆い、まるで真夜中の様に暗くなっていた世界が、一瞬だけ昼間の様に明るくなったかと思うと………
かなり遠くに着弾した筈なのに、ルルイエに居るゼロ達にまで爆風が届く程の大爆発が起こった!!
まるで原爆が落とされたかの様な巨大なキノコ雲が立ち上る。
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
その光景に言葉を失う一同。
『フハハハハハハハッ! 見たか!! 闇の圧倒的な力を!! 最早希望など何処にも無い! 貴様等はココで死ぬのだ! そして我はこの地球を手始めとして、全ての宇宙を闇に包んでくれるわあぁっ!!』
「ヒャッハー! 最高だぜぁ、アゴナの旦那ぁっ!!」
響き渡るアゴナの勝ち誇る声に、ダークメフィスト・ドライが歓声を挙げる。
◇
帝都・地下緊急避難用シェルター………
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
愕然とした様子で、モニターに映し出されているキラーゾーアの姿を見やっている帝都市民達。
実はアゴナは、一連の様子を強制的に全世界へと発信しており、闇の超古代怪獣達の襲撃を受け、緊急用のシェルターへと避難していた各都市の人々の間には絶望が広がっていた。
「華撃団もウルトラマンも敵わないなんて………」
「もう駄目だ………帝都は………いや、地球はお終いだ………」
人々の口から漏れる諦めの言葉………
しかし………
「頑張れーっ! 華撃団ーっ!!」
「ウルトラマーンッ! 負けないでーっ!!」
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
突如響いた声に、帝都市民達は驚く。
そこには、モニターに向かって必死に声援を送る子供達の姿が在った。
そう………
彼等はまだ………
華撃団とウルトラマン達の勝利を信じていたのだった………
◇
ルルイエ遺跡………
「勝手に勝った積りになってんじゃねえぞ………」
カラータイマーを点滅させ、フラつきながらも立ち上がり、キラーゾーアを見上げながらそう言い放つゼロ。
「「…………」」
その両隣に、同じくカラータイマーを点滅させ、フラフラとしているメビウスとエックスが並び立つ。
「ぐ、ううう………」
更に倒れていたジード(プリミティブ)も起き上がり、ダークメフィスト・ドライに向かって構えを執る。
「ああん? まだやる気かぁ?」
『物分かりの悪いにも程があるぞぉ、ウルトラマン共ぉ………』
「ウルセェッ! 俺達に勝てると思うなんざ………2万年早いんだよ!!」
『俺達は絶対諦めない! 何故なら………それが帝国華撃団であり、ウルトラマンだからだ!!』
呆れる様に言い放つダークメフィスト・ドライとアゴナに、ゼロと誠十郎の反論が木霊する。
「ゼロ………神山………」
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
それを聞いていた華撃団メンバーも、消えかけていた心の火が再び燃え上がろうとする。
「ウゼエェッ!! 本当にウゼエェんだよ、お前等ぁっ!!」
そんなゼロ達の姿に、ダークメフィスト・ドライは心底イラついた様に声を挙げる。
『フン、もう良いわぁ………茶番もコレまでだぁ』
とそこで、アゴナは興ざめしたかの様な台詞と共に、インナースペース内でダークリングを掲げた!
すると、ダークリングが怪しく光り、キラーゾーアの身体から闇のエネルギーが溢れ、上空へと放たれたかと思うと………
何と!!
ダークリングに吸収されて消えた筈の時空の裂け目が再出現した!!
「!? アレはっ!?」
『幻都に繋がる時空の裂け目!?』
消滅した筈の時空の裂け目が再度現れた事に、ゼロと誠十郎が驚きの声を挙げる。
「!? まさかっ!?」
その瞬間、すみれの脳裏に最悪の想像が過る。
『言った筈だぞぉ………降魔皇は我が作り出した玩具だとなぁ』
「!? 降魔皇を復活させる積りか!?」
「そんなっ!?」
初穂が叫び、クラリスが悲鳴の様な声を挙げる。
只でさえ絶望的な状況なのに、この上嘗ての華撃団の力でも封印するのが精一杯だったと言う降魔皇が復活すれば、勝ち目など到底無くなってしまう………
燃え上がろうとしていた華撃団メンバーの心の火が、再び消え行こうとする………
『さあ! 甦れぇ、降魔皇!!』
キュアゴオオオオオオオオオォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーッ!!
アゴナとキラーゾーアの咆哮が木霊した瞬間………
時空の裂け目が一気に拡大!!
ルルイエの上空を完全に覆う程の大きさとなる!!
そして、その中心部から………
『何か』が飛び出した!!
「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」
『来たかぁ、降魔皇っ!!』
戦慄の走るゼロ達と、嬉しそうに叫ぶアゴナ。
もう駄目なのか………
誰もがそう思っていた……
………しかし。
「狼虎滅却ぅ!!」
「………えっ!?」
響いて来た声に、すみれは思わず口元を両手で覆い、目を見開いた。
それは、彼女が待ちわびていた人物に声だった………
「快刀! 乱麻!!」
飛び出した来た『何か』が、両手に握っていた二振りの刀で、キラーゾーアを斬り付けたかと思うと、キラーゾーアの身体に青い稲妻が走った!!
『!? ぬわあああああああぁっ!? な、何イイイイイイイィィィィィィィィーーーーーーーーーッ!!』
キュアゴオオオオオオオオオォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーッ!?
アゴナが驚愕の声を挙げ、キラーゾーアの巨体が仰け反る中、『何か』はルルイエに着地を決める。
それは、二振りの刀を携えた純白の『霊子甲冑』………
初代帝国華撃団隊長『大神 一郎』の『光武二式』だった!!
更にそこで………
時空の裂け目から次々と『何か』が飛び出し、大神機の周辺に着地する。
それは、大神機と同じ色取り取りの光武二式達………
「「「「「「「「帝国華撃団! 参上!」」」」」」」」
『初代帝国華撃団』の姿だった!!
そこでまた………
時空の裂け目から何かが飛び出し、初代帝国華撃団の両脇へ着地。
現れたのは、個性的な見た目をした光武と、大型の霊子甲冑………
「「「「「巴里華撃団! 参上!!」」」」」
『巴里華撃団』の『光武F2』達!!
「「「「「「イッツ・ショータイム!! 紐育華撃団………レディ………ゴー!!」」」」」」
『紐育華撃団』の『スター』達!!
「! アレはっ!!」
「しょ、初代帝国華撃団!?」
「巴里華撃団に、紐育華撃団まで!?」
「嘘だろ!?………」
「「「「「「!!」」」」」
伝説の華撃団の姿を目撃した初穂達や上海・倫敦・伯林華撃団の面々も仰天する。
「大尉っ!!」
「! その声は………すみれくんかい!」
とそこで、すぐさますみれが通信を繋げると、モニターに少々老けた様に見える大神の姿が映し出された。
「大尉! 本当に大尉なのですね!?」
「ああ、そうだよ………ただいま、すみれくん」
思わず目尻に涙が浮かぶすみれに、大神はあの頃と何ら変わらぬ笑みを浮かべてそう返す。
「すみれさん!!」
「すみれ」
「すみれー!」
「すみれはん」
「すみれさーん!」
「すみれ………」
「さくらさん! マリアさん! アイリス! 紅蘭! 織姫さん! レニ!」
更に続けて、モニターに映し出されるさくら・マリア・アイリス・紅蘭・織姫・レニの姿。
そして………
「オイオイ、サボテン女。随分老けちまったじゃねえか………」
「相変わらずガサツですわね………カンナさん」
最後に憎まれ口を叩きながら映し出されたカンナの姿を見て、とうとうすみれの頬に涙が止めどなく伝い始めた………
「「「「「「「「「「「すみれ(さん)!!」」」」」」」」」」」
とそこで、巴里華撃団のエリカ・グリシーヌ・コクリコ・ロベリア・花火。
紐育華撃団の新次郎・ジェミニ・サジータ・リカ・ダイアナ・昴の姿も映し出される。
「皆さん………良くぞ御無事で」
溢れる涙を拭いながら、すみれはそう呟く。
「オイ、大神!」
すると、米田からの通信が割り込んで来た。
「! 米田さん!」
「感動の再会を邪魔して悪いが、1つだけ聞きたい事が有る!………『降魔皇』は如何した!?」
「! そうですわ! 大尉達が此方へ帰って来れたと言う事は、降魔皇の封印も!!」
米田のその言葉で、すみれがハッと思い出す。
初代帝国華撃団・巴里華撃団・紐育華撃団の面々は、二都作戦に於いて、降魔皇を封印し続ける要として、幻都と共に封印された。
その彼等が帰って来たという事は、降魔皇の封印も解かれてしまっている筈だと。
そこで………
「安心しろ、降魔皇は倒した」
その場に居た全員の耳に、そんな声が聞こえて来たかと思うと………
時空の裂け目から眩い光が溢れ始め………
それが弾けたかと思うと、光の塊が飛び出し、空の彼方へ消えて行く。
と、ルルイエにも、『7つの光の塊』が降り立つ!!
「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」
その場に居た全員の視線が、その7つの光に集まった瞬間、光は弾け………
赤いマント………『ブラザーズマント』を翻した6人のウルトラマン………
宇宙警備隊隊長『ゾフィー』
怪獣退治の専門家『ウルトラマン』
真紅のファイター『ウルトラセブン』
帰ってきたウルトラマンこと『ウルトラマンジャック』
光線技の名手『ウルトラマンA』
ウルトラの父と母の実子『ウルトラマンタロウ』
栄光の『ウルトラ6兄弟』が姿を現した!!
そしてもう1人………
額と胸に、『星型』のビームランプ………『アストロスポット』とカラータイマー………『スターシンボル』を持つウルトラマン………
もう1つのウルトラの星『U40』最強の勇者………
『ウルトラマンジョーニアス』も現れた!!
つづく
新話、投稿させて頂きました。
最凶の合体怪獣キラーゾーア。
その力は正に凄まじいの一言。
それでも諦めずに立ち向かおうとするゼロ達。
そんなゼロ達を嘲笑うかの様に、降魔皇までも復活させようとしたアゴナ。
しかし………
現れたのは、何と!!
大神率いる初代帝国華撃団・巴里華撃団、そして大河率いる紐育華撃団だった!
更に………
栄光のウルトラ6兄弟とU40最強の勇者ジョーニアス!!
あのゾフィー兄さんの台詞を是非言ってもらいたかったんですよねー。
因みに、良く勘違いされてますけど、ゾフィー兄さんは自分がゼットンを倒したとは言ってませんので。
さて………
どこぞの副司令なら「勝ったな」と言っている状況ですが………
何故大神達とウルトラ6兄弟達が現れたかの詳細は次回にて。
次回も色々と凄いので、お見逃しなく。
では、ご意見・ご感想をお待ちしております。