チャプター9『急変』
シビルジャッジメンター ギャラクトロン 登場
ミカサ記念公園………
「セヤッ! ハアッ!」
メビュームブレードで連続してギャラクトロン斬り付けるメビウス。
しかし、ギャラクトロンの装甲からは火花が散るだけで、斬り裂くまでには至らない。
ギュオーン、ガシャ!
と、ギャラクトロンは左腕を回転させ、大剣『ギャラクトロンブレード』を構えると、メビュームブレードを受け止める。
そのまま両者は鍔迫り合いとなるが………
『無駄です………』
夜叉がそう言った瞬間、ギャラクトロンはギャラクトロンブレードを大きく振り抜き、メビュームブレードの刀身を斬り飛ばした!!
斬り飛ばされた刀身は、光の粒子となって消滅する。
ギュオーン、ガシャ!
「ウワッ!?」
直後に、クロー状の右腕でパンチを見舞い、メビウスはブッ飛ばされる。
「ミライッ! オノレェッ!!」
それを見たエリス機が、ギャラクトロンに向かって発砲するが、やはり魔法陣のバリアの阻まれてしまう。
ギュオーン、ガシャ!
そこで、ギャラクトロンの目が不気味に発光する。
「! セヤアッ!」
それを見たメビウスが、すぐさまその場から転がる様に離れる。
直後に、ギャラクトロンの目から閃光光線が放たれ、次々に魔法陣を出現させながら爆発を起こす。
「ハアッ!」
と、発射直後の隙を狙い、そのギャラクトロンの目に向かってメビュームスラッシュを放つ。
メビュームスラッシュは、ギャラクトロンの右目に直撃!
ギャラクトロンの右目部分が破壊され、内部機器が露出する。
『オノレェッ!』
夜叉の怒りの声が響いたかと思うと、ギャラクトロンシャフトがメビウス目掛けて伸びる。
「! ウワァッ!?」
先端の鉤爪で、メビウスの首を挟み込み、そのまま宙へと浮かばせる。
ギュオーン、ガシャ!
そのメビウスに向かって、ギャラクトロンブレードを構えるギャラクトロン。
嘗てのオーブの様に、串刺しにする積りだ!
「! やらせるかぁっ!!」
『引っ込んでいなさい、負け犬!』
エリス機がいの1番に飛び出し、救出しようとしたが、夜叉の声と共にまたギャラクトロンの右腕が外れ、移動砲台として3国華撃団に襲い掛かって来る!
「! くうっ!?」
「キャアッ!?」
「またコレかよ!?」
エリス機は回避行動を執り、ユイが悲鳴を挙げ、シャオロンが愚痴る様に叫ぶ。
ギュオーン、ガシャ!
「グウ! アアッ!」
『終わりです………』
必死に鉤爪を外そうとしているメビウスに向かって、遂にギャラクトロンブレードを突き刺そうとするギャラクトロン。
と、その時!!
突如上空に空間の穴が発生した!!
「!?」
「アレはっ!?」
それに気付いたアーサーとランスロットが驚いていた瞬間………
「イーッサ!」
独特な掛け声と共に、ゼロと同じ『ウルティメイトイージス』を装着しているウルトラマンが飛び出して来た!!
「シュワッ!」
そのウルトラマンはそのまま、右腕のウルティメイトゼロソードで、メビウスを拘束していたギャラクトロンシャフトを斬り裂いた!!
『!? 何っ!?』
バランスを崩して後退るギャラクトロン。
「クッ! ハアッ!!」
メビウスは着地を決めると、残っていた鉤爪部を放り捨てる。
「大丈夫ですか?」
そこで、ウルティメイトイージスを装着しているウルトラマンが声を掛けて来る。
「君は確か………」
「初めまして。私は、『ウルトラマンエックス』です」
『それと、特殊防衛チームXio(ジオ)の『大空 大地』です』
メビウスに向かってそう自己紹介するウルトラマン………『ウルトラマンエックス』と、彼と『ユナイト』している青年『大空 大地』。
「新しいウルトラマン……」
「ええい! ウルトラマンは何人居るのだ!?」
新たに現れたエックスに呆気を取られているマルガレーテと、次々に増えて行くウルトラマンにそんな事を言うラウラ。
ギュオーン、ガシャ!
『何人来ようと同じ事です!』
とそこで、体勢を立て直したギャラクトロンから、夜叉の声が響く。
「! 話は後で!」
「ハイ! 先ずはコイツを!!」
そこでメビウスと、『ウルトラマンゼロアーマー』を解除したエックスがそう言い合って構えを執る。
ギュオーン、ガシャ!
ギャラクトロンが両腕を広げる様なポーズを執ったかと思うと、腹部の赤い宝玉が発光する。
「大地!」
『ココはコレだ!』
と、インナースペースの大地が、左手に持っていた『エクスデバイザー』に、『サイバー怪獣 サイバーベムスター』が描かれた『サイバーカード』を挿入。
『サイバーベムスター・ロードします』
エクスデバイサーから女性の声が響くと、エックスの身体をサイバー状のエネルギーが集まり、それが鎧を形成!
『サイバーベムスターアーマー・アクティブ』
左手にベムスターの腹部・吸引アトラクタースパウトを模した盾を装着した鎧………『ベムスターアーマー』が装着された!!
「! 鎧を纏った!?」
「あんなウルトラマンも居るのか………」
エックス独自の能力に驚きを示すランスロットとアーサー。
『虚仮威しをっ!!』
夜叉は構わず、ギャラクトロンの腹部からの閃光光線を発射する。
「セイッ!」
それに対し、メビウスの前に出て、左手の盾を構えるエックス。
ギャラクトロンの閃光光線が命中した!
………かと思われた瞬間!!
閃光光線が盾の吸引アトラクタースパウトによって吸い込まれてしまう!!
『!? 何っ!?』
「『ベムスタースパウト!!』」
驚く夜叉の耳に、エックスと大地の声が響いたかと思うと、エックスは盾に吸収した閃光光線をそのままギャラクトロンに向かって撃ち返した!!
自らの光線によって光球が在った腹部を貫かれるギャラクトロン。
大爆発と共に、ボディに巨大な風穴が空いた!!
『ぐううっ!?』
夜叉の呻き声が漏れる。
と、それと同時に、浮遊砲台と化していたギャラクトロンの右腕の動きが鈍った!
本体が大ダメージを負った事への影響が出た様だ!
「! チャンスッ!」
「オリャアアアアアアァァァァァァァッ!!」
その隙を見逃さず、ユイ機とシャオロン機が同時に跳び蹴りを見舞い、地面へと叩き落す。
「今だ!!」
「装甲の継ぎ目を狙えば!!」
そこで今度は、ランスロット機とアーサー機が装甲の継ぎ目を狙って斬り付ける!!
流石のギャラクトロンの装甲も、継ぎ目を狙われては脆かったらしく、剥がれ落ちて内部機器を露出させる!
「今だ! 全弾斉射っ!!」
「「!!」」
そこへ、エリスの掛け声と共にアイゼンイェーガー3機での一斉射撃が炸裂!!
内部機器がズタズタになって行き、遂に大爆発を起こすギャラクトロンの右腕!!
「ハッ!!」
その様を見たメビウスは、バーニングブレイブへとタイプチェンジ!
「ハアアアアアアァァァァァァァッ!!」
メビウスブレスから発生した炎のエネルギーを胸の部分に集中させて、巨大な火球………『メビュームバースト』を形成する。
「大地! エレキングアーマーだ!!」
『OK!!』
更にエックスも、大地に今度はサイバーエレキングのサイバーカードを読み込ませる。
『サイバーエレキング・ロードします』
音声ガイドが流れると、エックスの身体を稲妻の様なサイバーエフェクトが包み込み………
『サイバーエレキングアーマー・アクティブ』
右腕に発射装置の様な物を付属しているアーマー………『サイバーエレキングアーマー』が形成された!!
「ハアアアアアアァァァァァァァ………『エレキング電撃波』!!」
その右腕から、必殺技である黄色と青の電撃………『エレキング電撃波』を放つエックス。
「ハアッ!!」
それに合わせてメビウス(バーニングブレイブ)も、メビュームバーストを放つ!
火球と電撃波が、ギャラクトロンを直撃!!
『!?』
一瞬の間の後、ギャラクトロンは大爆発を起こし、木っ端微塵となった!
「やったぞぉ!」
「手強い相手だった………」
それを見て歓声を挙げるラウラと、安堵の息を吐くマルガレーテ。
しかし………
「………まさか新たなウルトラマンが現れるとは………想定外でしたね」
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
上空から響いて来た声にメビウスとエックス、それに3国華撃団が見上げると、そこには………
「ですが、詰めが甘かったですね………」
下半身が無くなり、顔の半分も壊れて内部機器が露出しているものの、残った左手でしっかりと帝剣を確保している夜叉の姿が在った。
「! まだ生きてるっ!?」
半壊状態にも関わらず、未だに機能している夜叉の姿に戦慄するユイ。
「!? 高エネルギー反応っ!? 海から!?」
とそこで、エリス機が海の方から何かが近づいて来るのを感知する。
やがて海面が盛り上がり始めたかと思うと、そこから………
空中移動要塞セバストーポリが出現した!
「! アレは偽莫斯科華撃団が使っていた空中要塞!?」
「見て! 人影が!!」
シャオロンがそう言うと、ランスロットがセバストーポリの艦橋の上に人影が在る事に気付く。
「! ミスターGッ!!」
カメラを望遠に切り替えたエリスが、その人影がミスターGである事を確認する。
「…………」
すると、夜叉がテレポートを使い、一瞬にしてミスターGの元へと移動する。
「! しまったっ!?」
「幻庵様………帝剣です」
「おおっ! 良くやった! でかしたぞ、夜叉っ!!」
アーサーがしくじったと言う表情をする中、ミスターGは夜叉からふんだくる様に受け取る。
「ふ、ふふふふ………フハハハハハハハッ!! やったぞぉっ!! 神器『帝剣』は我の手に有り! 今こそ、帝都の滅ぶ時だ!!」
歓喜の笑い声を挙げながら、帝剣を鞘から抜き放つミスターG。
その姿が、怪しい光に包まれ、幻庵葬徹へと変わる。
「! アレがっ!?」
「記録で見たのと同じ………降魔大戦で降魔王の右腕だった上級降魔………『幻庵葬徹』!」
ミスターGが幻庵へと変わる様を目撃したエリス、マルガレーテが驚愕を露わにする。
と、その時!!
セバストーポリからエネルギーの様な物が漏れ始め、帝剣へと集まって行く。
「カミンスキーめ! 全く良い物を残して行ってくれたぁ!! お陰で贄となる魂の代わりが出来た! 出でよ、幻都よぉっ!!」
エネルギーが集まった帝剣を、大上段に構えた後に振り下ろす幻庵。
すると、帝剣から巨大な斬撃波が飛び、それが空に亀裂を作り出した!!
そこから稲妻の様なエネルギーが放出され、セバストーポリに降り注いだかと思うと………
セバストーポリが、不気味な魔城へと変貌を遂げた!!
「これだ………これが、封じられし魔の力! ふははは………降魔王様!! 漸く………漸くです!! 人間を滅ぼし………帝都を………世界を滅する時は来た!!」
歓喜の声を響かせる幻庵。
「我が名は幻庵葬徹! 絶望するが良い!!」
次回予告
すみれ「まさか幻都が降臨してしまうなんて………
そもそも、天宮さんの刀が帝剣だったなんて………
一体如何言う事なんですの?
二都作戦は一体何だったの?
次回『新サクラ大戦』
第9話『邪悪なる真実』
太正桜にブラックホールが吹き荒れるぜっ!!
そんな!?
それじゃあ、帝剣とは………
二都作戦とは!?………」
第8話・完
ウルトラ怪獣大百科
怪獣コンピューター、チェック!
『シビルジャッジメンター ギャラクトロン』
身長:61メートル
体重:6万1000トン
能力:ギャラクトロンシャフト、ギャラクトロンブレード、ギャラクトロンスパーク
初登場作品:ウルトラマンオーブ第14話『暴走する正義』・第15話『ネバー・セイ・ネバー』
突如としてオーブの居る地球に送り込まれて来た謎のロボット。
地球人を争いの火種を生む危険な存在であると一方的に断定、更に食物連鎖を間違った進化だと言い放って破壊活動を開始。
その正体は、全宇宙の知的生命体の排除を目論むギルバリスが送り込んだモノ。
強固な装甲と魔法陣バリア、様々な強力な武装を使い、1度はオーブを敗退させる。
その後サンダーブレスターとなったオーブに完膚なきまでに破壊されたが、後に量産機であった事が判明。
軍団で送り込まれて来ると言う悪夢を見せた。
新話、投稿させて頂きました。
夜叉の乗るギャラクトロンと戦うメビウスと3国華撃団。
しかし、相手が相手だけに大苦戦。
そこへ何と!
サプライズゲスト・ウルトラマンエックスと大空 大地登場!
ちょっと登場が唐突に思われるかと思いますが、実はエックスと大地には大事な役割をやってもらいたいと思ってまして。
いよいよ最終決戦となりますから、ロボットアニメのお約束的な事をやろうかと。
どう言う事か、お分かりになりますよね?
エックスの参戦で如何にかギャラクトロンを撃破しましたが、夜叉はロボとなった耐久力で脱出。
遂に幻庵に帝剣が渡ってしまいます。
お恥ずかしいお話ですが、セバストーポリの処分を忘れていたので、原作で試合会場の観客の命を生贄したのの代わりの、セバストーポリを使うという形で帝剣を発動させました。
さて、いよいよ次回から帝剣の謎などが明かされて行きます。
当然改変が入っておりますので、楽しみにしていて下さい。
では、ご意見・ご感想をお待ちしております。