葉山の受難   作:もよぶ

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俺ガイルは男子連中もキャラが立っていて魅力ある連中ばかりですよね。
比企谷を中心に男子たちもフリーダムに暴れるので葉山は振り回されます。



第三話

葉山が廊下にしばらく立っているとまたLINEが入って来る。

男同士でないと話せないこともあるという戸部の強い意見で作られたグループがあり、そこに来ているようだ。

 

内容を見てまた頭を抱える

『川崎先輩ってかっこいいよな、川崎先輩に1000ペリカ』

『相模に同意、俺は1500ペリカ』

『刻むとはチキンだな、氷の女王は空気投げの達人である、氷の女王に2000ペリカ』

『家の姉ちゃんは強いし美人なのに義兄さんは見る目がない、姉ちゃんに10000ペリカ』

 

こいつら賭け事始めやがった、誰か止めろよ、しかもペリカってなんだよ、どこで換金してるんだよコイツラいつの間に地下帝国の住人になったんだよ!

 

『お前ら雪ノ下を舐めすぎ、10万ペリカ更に倍プッシュだ』

『ヒキタニ君やベーって人生かけるつもりだベ、そして俺にはもう賭けるペリカがないべ』

『戸部、弱すぎるお前が悪い、そして雪ノ下には全てを賭ける価値がある、何なら俺の魂も上乗せしてやる』

『八幡は本当に雪ノ下さんのこと好きなんだね、んじゃ僕も雪ノ下さんに10000ペリカだね』

『ふ、すまんな、あと戸塚は別枠だから安心してくれ』

 

え?戸部はいつの間にこいつらと賭け事する位仲良くなってんだ?

俺何も聞いてないんだが?

というかカモにされすぎだろ?

ってかそもそも賭け事は駄目だろ!

流石にこれを看過するわけにも行かないと思い

 

『君たち彼女らを賭け事の対象にするなんて止めないか?比企谷はむしろ止めるべきだろ?』

とメッセージを送った途端

 

「葉山、お前成績いいからって本当に弛んでるな、他の生徒の迷惑だぞ」

 

様子を見に来た先生にまた怒られた。

ついさっきまでLINEをしていたはずの向こうに立っている巨体を見ると気をつけの姿勢のままだ、どうやってたんだ?

何もかもが面倒になりまたもやその場に座り込んでしまう葉山

 

「先生、なんで俺廊下にいるんでしょうね?」

そんな葉山を心配そうに見る先生

「本当にどうした葉山?大丈夫か?保健室行くか?」

「・・・そうさせてください」

 

保健室で寝ているとまたメッセージがくる

『なんであの男が保健室に行っているのかしら?比企谷くんだったら私も行っていたのに』

『雪ノ下、また送り先間違えてる』

 

『お兄ちゃん、小町はまだ叔母さんにはなりたくないな』

『そうね、雪乃ちゃん?そういうのはまだ早いとお姉ちゃん思うな』

 

『げ!誰だよこの人グループに入れたの!』

『そんなの今保健室で寝ている男にきまってるじゃない、明日は病院のベットで寝てもらおうかしら?』

 

『雪ノ下さん?病院のベットで寝るのはあんたかもしれないんだけど?』

『川崎さん?いい度胸ね、後悔させてあげるわ』

 

もうやめろよ、そして陽乃さん招待したの俺じゃないよ・・・

本格的に胃が痛くなった葉山はそのまま授業終了まで寝ることにした。

 

尚、決闘については何処かから情報が漏れ出したらしく、美人同士の本格的キャットファイトが見れると学校中の生徒(主に男子)が見に来てしまったそうだ。

葉山は厚木先生を適当な理由で校舎裏に呼び出し現場に偶然立ち会わせ中止にさせることに成功したが、何しろ大勢人が居たため色々有耶無耶になって誰も捕まらなかった模様。

 

その日の夜のLINEでは

『あいつチクりやがったな』

『隼人君には失望したべ、俺のペリカどうするべ』

『あはは、まあ誰もケガしなかったし良かったんじゃないかな?八幡も雪ノ下さんがケガしたら嫌でしょ?』

『もし雪ノ下がケガをしたら俺も同じとこに傷を作る、キズナイーバーだな』

『八幡?ネタが古いぞお主』

『クソ!うちのねーちゃんが一番強いのに・・・』

『大志君大丈夫だよ、俺たちはわかる、川崎さんはかっこいい、そして雪ノ下さんよりエロい、是非ともダブル大富豪を・・・』

『おい貴様ら、今の発言聞き捨てならねぇな、アレか?胸か?つつましい胸最高じゃねぇか!やるなら葉山とやれよ、俺だけ脱がされてるのはなんか納得行かねえ』

 

『葉山先輩が脱いでもかっこいいだけでしょう?』

『いや、写真に収めてな?全校生徒にばらまくんだよ、そうするとだ・・・駄目だ女子が大喜びする未来しか見えない!これが格差社会か!』

 

『フム、では全員で奴のペリカを巻き上げると言うのはどうだろうか?』

『隼人君はペリカもってねーべ、んでこういう賭け事には乗ってこねーべ』

『いいか戸部よ、まず一緒に遊ぼうと軽く誘ってだな、初めは気持ちよく勝たせるんだよ、そしてこれならと思わせてペリカを買わせて少しずつ敗けを増やして気がついたら泥沼だ、相模弟と秦野にやらせれば問題ない』

 

『流石八幡、ゲスな事考えさせたら日本一であるな!』

 

『当然だ、雪ノ下のお墨付きだからな、そうだ、雪ノ下と言えば・・・』

 

『比企谷、黙って聞いていれば・・・いいか?俺の藤沢が一番だ!沙和子!愛してる!』

『は?本牧、黒髪ロングの正統派美少女にかなうわけないだろ?二人っきりになるとデレが凄い雪ノ下こそ究極だ』

『ああ?妹系メガネっ子だぞこっちは?最高にして至高だろうが!』

 

『八幡?本牧君?喧嘩は駄目だよ?』

『すまんな戸塚、おい本牧、お前も葉山からペリカ巻き上げる計画につき合え、成功したらサイゼでさっきの続きだ』

『ああ、任せろ』

 

君たち、俺も見えてる場所で俺への悪巧みをするなよ・・・

分っててやってんのか?

この分だと俺の方から飯でもおごってあげた方がよさそうな気がする、むしろそうしないとこいつらマジでよからぬことやりそうな勢いじゃないか。

 

しかも戸塚までかよ、喧嘩は駄目なら雪乃ちゃん達をまず止めろよ、なんかだんだん染まってきてないか?

もう本当にこいつら仲良すぎだろう。

 

延々と続く自分への文句と悪巧みと比企谷と本牧ののろけのやり取りを見てまたも頭が痛くなる葉山であった。

 

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