聖杯戦争は終わりだっ!   作:佐月檀

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今回は最強VS最強かな? あと、シリアスよ。


巨駆の狂戦士・Ⅰ

 衛宮士郎を襲撃した次の日──。

 俺はランサーを連れ、間桐邸に襲撃を掛ける為、月光に照らされる夜道を歩いていた。ちなみにランサーは霊体化している。

 ところで、何故間桐邸を襲撃するのかって?

 理由は簡単、あの蟲爺──間桐臓硯と、間桐慎二を始末する為だ。

 どちらもある意味かなり厄介。特に間桐臓硯。

 奴に関しては、生かしておくと何をしでかすか全く分かったものじゃない。下手をすると新しい犠牲者が必ず出るだろう。

 だから──必ず臓硯を、殺す。これが、この聖杯戦争を素早く終わらせる一手だ。

 俺たちが間桐邸を目指し、駆けていた刹那──。

 

 巌のように巨大な戦士が、俺たちの眼前に舞い降りた。

 そして、その戦士──バーサーカーの右肩から一人の白髪の少女が降りてきた。

 

「フフッ、ごきげんよう、ランサーのマスター」

 

 その言葉が紡がれた瞬間、俺の脳内で警鐘が鳴る。

 何故、分かった? 俺のサーヴァントの得物を見た訳でもないのに。

 俺は余程焦っているのか、背は冷や汗でびしょびしょだ。

 

「……バーサーカーのマスターか」

 

 俺は焦りを隠しながら、問うように返す。

 

「ええ、私はバーサーカーのマスター。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。でも、覚える必要はないわ」

 

 少女──イリヤスフィールが開戦の言葉を続ける。

 

「貴方たちは此処で死んじゃうんだもん。やっちゃえ、バーサーカー」

 

「■■■■■ーー!!!」

 

 凄まじい咆哮と共に、バーサーカーは石斧剣をこちらに振り下ろす。

 

「はっ!」

 

 それを、霊体化を解いたランサーが槍で受け止め、横に薙ぐ。

 

「その凄まじい腕力、正に怪力無双と言える程だ。バーサーカーよ」

 

 ランサーはバーサーカーに称賛を送ると共に、真っ向からバーサーカーと打ち合う。

 あまりの凄まじさに風が起こり、剣戟で火花が散っている。

 

「しかし、狂化された影響だな、その一撃一撃に技が伴っていない」

 

 打ち合いながら、バーサーカーの一長一短を挙げるランサー。

 一見、ランサーが余裕そうに見えるが、その実、ランサーは圧されている。

 

(やっぱり、ランサーが圧されているな……)

 

 俺はそう分析する。

 そうしている途中、打ち合いの決着がついたようだ。

 バーサーカーが大きく振りかぶる一瞬の隙を突き、ランサーが魔力を放出し、炎を槍に纏わせ、バーサーカーの胸を突く。

 

「終わりだ、バーサーカー」

 

 その言葉と同時に、バーサーカーの胸を炎が貫き、大穴を空ける。

 バーサーカーは機能が停止したロボットのように、動かなくなる。

 

「へぇ、中々やるじゃない」

 

 イリヤスフィールが余裕そうに感心の声を挙げる。

 

「でも、その様子じゃ、まだ完全に死なないんだろ?」

 

 俺は余裕そうなイリヤスフィールの内心を当てるように、少し嫌味を込めて言葉を返す。

 

「正解! よく分かったわね!」

 

「■■■■ーーー!!」

 

 イリヤスフィールがそう言った瞬間、バーサーカーは再起動したかのように再生し、ランサーを自慢の怪力を駆使し、打ち上げる。

 そして、打ち上げたランサーを今度は対照的に打ち落とす。

 

「かはっ……!」

 

 ここにきて、初めてランサーがダメージを負ったようだ。

 やっぱり、それ程強いんだな。

 ギリシャ神話随一の大英雄・ヘラクレス。

 だけど、完全に倒せなくとも、此処で打撃を与える──!

 

「マスター」

 

「どうした? ランサー」

 

 ダメージを黄金の鎧の能力で回復させたランサーが俺にある許可を求める。

 

「奴に勝つ為、炎を常時纏うことを許してくれ、マスター」

 

「ああ、そういうことか。許可する! ランサー!」

 

 ランサーはそれを聞くと「ありがたい」とだけ返し、バーサーカーと対峙する。

 

「バーサーカー、お前とは本気で戦わねば勝てぬらしい」

 

 そう言い、ランサーは炎を纏う。

 

「行くぞ!」

 

「■■!!」

 

 そうして、最強VS最強の第二ラウンドが開幕した──。




実はちょっと文章を勉強してきました。
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