その出会いは奇跡のようなものでした。【完結】   作: 白黒魂粉

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おまたせ

楽しんでね


一方的な説得

暗い密室の中で、俺は鞭で打たれていた。

打っているのは当然美咲さんで、俺は両手を天上に縛られる形で

ひたすら上半身を責め続けられていた。

 

時間の感覚は殆どないので、どれだけやられたか分からないのだが、

ある時美咲さんの動きが止まった。

 

……?と美咲さんの方を見ると、美咲さんはニコリと笑って

 

「ねぇ、そろそろ私のモノになる気になれた?」

 

何度目だろうか、俺はその言葉を尋ねられ続けられていた。

 

「…………」

 

逃げならない状況の中で、俺は何度も美咲さんに虐げられていた。

そのせいですでに身体のあちこちには生傷が発生しており、そこから

血が流れてでている。

 

 

というかここまで攻撃を続けて息を切らさない美咲さんは一体何者なんだ…?

 

だがまぁ……

 

「…………ことわる…」

 

絶対にこの人のモノになるなんてゴメンだ……

反抗の意志を含めた視線を彼女にぶつける。

身体や神経がどれだけすり減ろうとも、俺はぜったいにこの人には

従わない。

 

「そっか……そうよね…だって優也は一度決めたことは絶対にに成し遂げる位に芯が強い性格だったもんね……

お姉ちゃんそのことすっかり忘れてたよ」

 

だからね……

 

とうっすらと笑みを浮かべながら、彼女は

 

「その芯をへし折る位、可愛がってあげる。時間だっていっぱいあるんだからね!」

 

そう、満面の笑みを浮かべて俺にそう言っていた。

 

次の瞬間から、彼女による鞭打ちが再開される。

 

「………………」

 

俺はただ無言でその一方的な暴行を受け続けるのだった………………

 

 

 

「よし…たしかこの辺ですよね……?」

 

私は昨日先輩から放出された先輩の神力を辿って先輩の家の近くまでやって来ていた。

 

先輩の家は私の住んでいる所からすぐの所にあり、朝からその神力の元を辿って回っているのだが、それでもよく分からない。

 

まるで地下に眠っている地脈のような…………

 

まさか?

 

私は地面を見つめた。

 

「先輩はいま地下に……いるのかも…?」

 

だとすればどう探すかは直ぐにわかる話で、私は直ぐに地下に意識を集中させながら歩き出す。

 

私では地脈を読むことはできないので、地下から何か反応があれば、それは先輩に憑けた私の使いの力だ。

 

「これなら……!あっ!!」

 

見つけた!

この反応は確かに昨日のものだ!

 

私はすぐさまその反応の方へと向かう…

もう少しだ…もう少しで先輩を助けることが出来る……!!

 

そんなことを思いながら駆け足で向かっていると…

 

「なあ、ちょっとすまない、お嬢ちゃん。」

 

「へっ……?」

 

見慣れない風貌をした男の人が私に話しかけてきた。

 

その人は不思議そうにしながら

 

「誰かを探してたのか?」

 

と私に尋ねてきた。

 

「……え?何故それを…」

 

この人、どこかおかしい……そう思った次の瞬間だったーーー

 

「へぇ、やっぱり君が東風谷早苗か。」

 

と目付きを変えて、隠し持っていた容器から液体を私の顔に噴射した。

 

「……?!な…何を……」

 

急激な眠気に襲われる……これは不味い…意識を保つことすら出来そうにない……!

 

「優也を助けに来たんだろ?……俺の娘がお前と話したがっていたからな……連れてってやるよ」

 

「……なっ……ふ…」

 

ふざけないでください。そう言おうと思った私の体は既に限界を迎え

私の意識はそこできれてしまうのだった……

 

 

 




次回、早苗対美咲

直接対決!
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