その出会いは奇跡のようなものでした。【完結】 作: 白黒魂粉
「ん……、ん…」
だんだんと意識が回復してくる…
ここは……?
「あ、目が覚めたみたいね。ご機嫌は如何かしら?」
目の前に一人の長髪の女性がこちらを見ながら立っていた。
「あなたは……?…?!なんで私……!?」
尋ねようとした時、私の両手が後ろで縛られてることに気付いた。
「え?だって……あなたが東風谷早苗さんでしょ?私の優也を誑かす悪い女の子……」
「なっ……何で私の名前を……!?……貴方は……」
ここてようやく気が付いた、ここの近くから先輩の気配がする。
やはり地下だ。
この家の地下にあるであろう個室に先輩がいる……!
つまり……この人が先輩の………………
「あら、その様子だと私が誰か分かったのかしらね?
……なら自己紹介をしておくは…私は優也の姐の桜田美咲。
よろしくね、東風谷さん」
なんてことを笑顔で言っている美咲という女の人……
それよりもだ……それよりも私は彼女に尋ねたかった…
「そんなことよりも……!なんで先輩を監禁なんてするんですか?!」
すると彼女は顔に手の指を当てる素振りをして
「強いて言うなら……あの子の苦しむ姿が見たかったから?
それと優也のことが好きだから…」
……言っている意味が分からない…私の理解力では彼女の考えは
絶対に理解することができないだろう…そう思ってしまった。
「意味が分かりません……好きだったら尚更なんで……?」
「そんなことは簡単よ。貴方みたいな害虫から優也を守るにはこれが一番手っ取り早いもの」
「……?!」
「意味が分からないかしら?でも……貴方に理解してもらう必要は微塵も無いもの。
……それに理解してくれるとも思ってないしね。」
そう言って彼女は私の背後へと歩き……
チャキ…と金属音を鳴らして何かを手に持った。
「……何を…?」
「喋らないで」
首元に冷たい物が宛てがわれる。
それが何かというのは直ぐに理解出来た。
「…………脅しですか?」
「喋るな…と言ったはずよ。それにこれは脅しじゃない」
手に震えが無いよ様子かして、普段からやっているのだろうか。
迷いの無い手の動きをしていて、私はどうすることもできないのだと
悟った。
「いい?東風谷さん。私から貴方への条件はたった一つよ」
そう言って私の耳元で美咲がそう囁いてくる。
「……私の優也の事は今日で忘れて……自分の神社へ帰りなさい?
そうするだけでもう私は……私たちは貴方に関わることは無くなるは」
いい条件でしょ?と付け加える彼女の問いを聞き、私は
「……ふざけ……ないでください…そんな条件飲めるわけ……ないでしょう…!」
と怒気を含めた声で返す。
すると覚めた声で一言
「そう、残念」
私の首元から電流が流される…………
「……が……ぁ……?!」
そのとてつもない電圧に私は耐えることが出来ず、そのまままた意識を飛ばされるのだった。
女ってこえーや
次回もお楽しみ