まほうつかいのおしごと!   作:未銘

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#014 ネット中継

 ゴキゲンの湯。大阪は京橋にある銭湯で、古い二階建ての木造建築。一見すれば地味で、時代に取り残された遺物のようだが、一部の将棋指しにとっては重要な意味を持つ場所である。

 

 親の後を継いで経営している生石(おいし) (みつる)は、現役棋士にして玉将。つまりタイトル保持者だ。常に複数冠を持つ名人が関東棋士という事もあり、タイトルを持つ関西棋士は生石のみ。それだけでも勇名を馳せる理由となるが、何よりも彼を象徴するのが棋風だ。

 

 プロ棋士では珍しい純粋振り飛車党。A級・タイトル保持者に限れば生石以外には居ないため、振り飛車党の将棋ファンから圧倒的な支持を得ているのだ。そうして世間から『捌きの巨匠(マエストロ)』や『振り飛車党総裁』と讃えられる彼の経営する将棋道場が、ゴキゲンの湯の二階にある。

 

 将棋道場としてのゴキゲンの湯は、将棋とも銭湯とも縁遠いジャズバーのように洒落た内装だ。道場の隅にはピアノが置かれ、時に生石自らジャズを演奏するという変わった場所である。当然、客層は生石を信奉する振り飛車党の将棋ファンであり、彼らにとっては聖地も同然だ。

 

 そんなゴキゲンの湯の一室で、二人の男女がノートパソコンの前に座っている。

 

 男性の方は生石だ。四十を前に渋みの増した顔立ちに、やや気だるげな眼差しを浮かべる彼は、ソファに背中を預けたまま手にしたタバコをふかしている。

 

 隣に座る女性は、真剣な面持ちの空銀子。これから対局に赴くような空気を漂わせ、真っ直ぐに背筋を伸ばしてノートパソコンの画面を睨んでいる。

 

 以前から研究会を行ってきた間柄の二人であり、こうしてゴキゲンの湯で会う事は度々あった。ただし今日は普段の研究会ではなく、銀子の提案でネット中継の観戦となっている。

 

 観戦するのは、マイナビ女子オープン本戦二回戦。夜叉神天衣と祭神雷の対局だ。

 

「小学生名人と女流帝位、どっちを気にしてるんだ?」

「……女流帝位です。小学生名人に、アレを破る力はない」

 

 先の例会で、夜叉神は初の黒星から二連敗を喫している。斬新な序盤の構想や苛烈な攻め、黒星なしの連勝で浮足立っていた奨励会員も、ようやく落ち着いてきたという事だろう。

 

 祭神の気分次第で勝ち上がるかもしれないが、未だ夜叉神の脅威度は低い。それが銀子の下した結論だ。同時に祭神が防衛戦の相手となれば、厳しい戦いになると感じていた。

 

「たしか『捌きのイカズチ』だったか。ま、お手並み拝見といこう」

 

 生石が呟くと同時に、ノートパソコンの画面が切り替わる。大盤の前に並んだ二人の男女が映し出され、画面を横切るコメントがにわかに活気づいた。

 

『みなさんおはようございます。聞き手の鹿路庭珠代です』

『やっほー。解説のジンジンだよー。みんな今日はよろしくね』

『ジンジン先生! 紹介の前に話し始めないでくださいっ』

『いいじゃない。テンポよくいこうよ』

『はぁ。というわけで、解説の先生は山刀伐尽八段です』

 

 軽妙なやり取りで中継を始めた二人は、続けて対局する二人について説明していく。これまでの経歴や棋風、解説の山刀伐が注目する部分などを語り、その内に開始時間がやってきた。

 

 画面が対局室に切り替わり、将棋盤を挟んで向かい合う少女たちが映し出される。真剣な表情で盤上を睨む女子小学生と、その姿をニヤけた笑みで見下ろす女子高生。かつて祭神と対局した時の記憶が思い起こされ、銀子は眉根を寄せた。

 

『振り駒の結果、夜叉神4級の先手となりました。注目の初手は――――――7六歩です。後手の祭神女流帝位はノータイムの3四歩、共に角道を開けるスタートです』

 

 続く一手で飛車先を突いた夜叉神に対し、祭神が指したのは5四歩だ。

 

「ゴキ中の出だしに見えるな」

 

 5五歩で角道を止め、5筋に飛車を振ればゴキゲン中飛車の形になる。となれば祭神は、続けて5筋を突く。だが銀子たちの予想を裏切り、彼女が動かしたのは別の駒だった。

 

「これはゴキ中じゃない……?」

「いきなり角交換か。力戦でねじ伏せるつもりかね」

 

 8八角成。祭神は角道を止めず、先手の角を奪う。当然、夜叉神の応手は同銀。角交換となり、互いの駒台に角が置かれた。

 

『角交換型の振り飛車は攻撃力が高く、早指しで意表を突く戦い方ができる。実に女流帝位らしい選択だね。そろそろ飛車を振ると思うけど、今日の振り飛車占いはどうなるかな』

『これは――――――2筋に振りました!』

『角交換向かい飛車か。ガチガチの力戦型だね』

 

 聞こえてくる山刀伐の言葉に、銀子は同意するように頷いた。

 

 角を握り合ったこの状況、多様な攻め筋が考えられる一方で、明確な攻め筋がないとも言える。すなわち互いの読みが物を言う力戦が予想され、それは祭神お得意の展開だ。夜叉神は定跡研究が強みと見ている銀子は、この時点で勝敗予想の天秤を大きく傾けた。

 

 夜叉神は角交換で動いた銀から銀冠を組み、祭神は基本に忠実な美濃囲いを組む。

 

 共に開戦準備を終わらせて、銀や桂を出陣させていく。2筋の仕掛けを警戒しながら、主戦場は中央へ。進撃してきた後手の銀を、先手が食い止めたところで昼休憩となった。

 

 観戦していた銀子たちも部屋を出て、生石の娘が作った食事で手早く昼を済ませる。戻ってきた二人は再びソファに腰掛け、対局の再開を待ちながら午前の検討を進めた。

 

「まだまだ前哨戦だが、どっちも女流としちゃ破格だな」

 

 紫煙と共に吐き出された感想を、銀子は否定しない。荒れるのはここからだろうが、ここまでの攻防でも対局者の読みの鋭さは窺い知れた。どちらかが並の女流棋士であったなら、既に勝勢となっていたかもしれない。

 

 やがて画面の向こうでも昼休憩が終わり、対局が再開される。

 

 両者ともに強気の攻めに出て、激しい駒の取り合いが始まった。桂が跳ね、角が切り込み、金が受ける。目まぐるしく攻守が入れ替わり、なおも優劣は決しない。

 

「……速いな。銀子ちゃんが警戒するのも頷ける」

 

 中でも驚嘆すべきは祭神の速さだ。中盤も終わりに近付いているが、三時間の持ち時間を半分も消費していない。その上で悪手らしい悪手もなく、高度な読み合いを見せている。

 

 時たま切り替わる対局室の映像を見れば、祭神の興奮度合いは明白だ。

 

 ――――――イイねぇイイねぇ白髪ちゃん! こっち、女相手に初めてイケそうだよぉ!

 

 かつて銀子が祭神と当たったのも、マイナビ女子オープン本戦の二回戦だった。当時中学一年のアマチュアだった祭神の早指しについていけず、自分だけ持ち時間を減らしていった苦い記憶。

 

 ――――――チッ! もーちょっとでイケそうだってのに……イライラさせんなよぉ!

 

 祭神の時間攻めかと思えば、そうではなく。シンプルに思考スピードが違っていただけ。銀子はそれに気付かず、持ち時間を使い切って考えた最後の手は、快心の一手だと思っていた。

 

 ――――――あーあ、ついにやっちゃった。お手つきだぁ。

 

 ノータイムで応じてきた祭神の手は、たしかに銀子の読み通り。だが直後に彼女は、取った駒を相手の駒台に置くという、前代未聞の反則をしてみせた。そしてつまらなそうに投了したのだ。

 

 最初、銀子はそれを追い詰められたゆえのミスだと考えた。得てして反則とは、追い詰められた側がするものだ。しかし改めて読んでいく内に、気付いてしまう。優勢だと思っていた局面には、見事な返し技が潜んでいた。数手先に訪れるその局面を、祭神は先走って出現させたのだと。

 

 祭神はまるで時間を使う事なく、銀子よりも深く読んだのだ。故に勝ったのは銀子でも、才能は祭神が上だった。その評価を、他の誰でもない銀子が認めてしまっている。

 

 ――――――ノロいんだよ、ニセモノ。

 

 あの時の祭神が、調子がいい時の怪物が、画面の中に居た。だというのに夜叉神は、持ち時間を削られながらも追い縋っている。かつての己と重なる姿に、銀子の心がざわついた。

 

「ここで捌いた――――ッ」

「こいつは『痺れた』か……」

 

 思わぬ好手を指されて対応に困る状況を、将棋では『痺れる』と表現する事がある。思い付きで振ったとしか思えない飛車から、痺れる手を繰り出す祭神の大捌き。それが『捌きのイカズチ』の本領であり、夜叉神の玉将も銀冠の小部屋へと逃げ込んでいく。

 

「だが、所詮は小娘だな」

「えっ? それはどういう……」

 

 新しいタバコに火を着けて、生石はゆったりとソファにもたれかかる。

 

「勝負手なんかは顕著だが、相手が対応に迷う手と最善手は、必ずしも同じわけじゃない。複雑に見える代わりに隠れた急所があるって具合にな。こいつもそうさ。俺から見りゃ上げ膳に据え膳、どうぞ召し上がってくださいってシロモンだ」

 

 確信をもって告げられた言葉を、すぐには信じられなかった。それは銀子には見えていない世界だからだ。しかし相手は玉将にして『捌きの巨匠』、読み違いではないだろう。

 

 そうして改めて盤面に目を向けた銀子だが、生石が言う急所は見えない。どう読んでも夜叉神のジリ貧に思え、己の才能の無さが嫌になりそうだ。

 

 仕方なく生石に尋ねようとしたところで、画面の中で駒が動いた。攻め寄せる祭神に、夜叉神の選択は金打ち。銀子も考慮したが、その手では受け切れない――――――はずだった。

 

 崩れない。怒涛の攻勢に惜しみなく持ち駒を投資して、終わってみれば、むしろ優位を得たのは夜叉神だった。崩されぬまま駒得をせしめた道筋は、銀子が見付けられなかったものだ。

 

「気ぃ付けな、銀子ちゃん。このチッコイのは、なかなか厄介そうだぜ」

 

 生石の言葉に返事もできぬまま、銀子の細い喉を、冷たい汗が流れ落ちた。

 

 

 ■

 

 

 東京・将棋会館には、関西のそれとは異なり、明確に棋士室と呼ばれる部屋はない。ではどこで棋士たちが検討や食事を行うのかと言えば、四階にある『桂の間』だ。モニターが常設されたこの部屋が事実上の控室になっており、重要な棋戦の時などは人で溢れ返っている。

 

 マイナビ女子オープン本戦二回戦、夜叉神天衣と祭神雷の対局が決着し、ニコ生の仕事を終えた山刀伐は、五階のスタジオから桂の間へ移動していた。幸い親しい相手はおらず、声を掛けられる事もなく部屋の隅に陣取った彼は、将棋盤を引っ張ってきて今日の棋譜を並べていく。

 

 そうして対局内容を検討しながら暇を潰していると、向かいに小さな影が現れた。

 

「待たせたかしら? これから兵庫まで移動だし、早めに終わらせてよね」

 

 夜叉神天衣。疲労を滲ませた少女は、それでも澄まし顔で対面に座る。

 

「早かったね。もう少し時間が掛かるかと思ったよ」

「記者のあしらい方も慣れてきたし、所詮は二回戦に勝っただけよ」

「相手は女流タイトル保持者なんだけどね」

「終盤がお粗末過ぎよ。長考を挟んでからボロボロじゃない」

 

 たしかに、と山刀伐も同意する。

 

 中盤の終わり、仕留めに掛かった捌きを凌がれた祭神は、今回の対局で初めての長考に入った。直後の手は悪くなかったが、しばしば長考を挟むようになり、それまでのキレが失われていたのは明白だ。所詮は女と侮っていたのか、予想外の反撃で集中力が途切れたのだろう。

 

 女性で最も才能があると言われながらも、未だ一冠に甘んじている祭神らしい幕切れだった。

 

「で、なんの用なのよ? 先生の知り合いだから話くらいは聞くけど」

 

 どうにも素っ気ない態度に、山刀伐は苦笑を禁じ得ない。

 

 今回、天衣の対局で大盤解説を務める事が決まった山刀伐は、彼女と話したい事があるからと、事前に湊を通してアポを取っていた。さすがは師匠の威光と言うべきか、将棋会館内ならと簡単に承諾はもらえたわけだが、中々に扱いの難しそうな少女である。

 

「じゃあ本題に入ろうか。今から並べる棋譜について意見が欲しいんだ」

 

 並べるのは、山刀伐が湊と出会った日の最終局。思い出深いそれを、盤上に再現していく。

 

「――――――ここで先手が投了。わずか十七手で終局だ」

「……酔っ払いが指したの? 正直、検討する価値があるとは思えないわね」

 

 なんとも辛辣な感想だが否定はしない。

 

「戦型の良し悪しを語るまでもなく、ただの指し間違えでしょ。ド素人でもわかる飛車のただ捨てじゃない。駒の働きがよくなるわけでもないし、凡ミス以外には考えられないわ」

「そうだね。最後の手はあまりにお粗末で、酷い間違いだ」

 

 この時の戦型は相横歩取り。お互い定跡通りに進め、もうすぐ基本形が出来上がろうという段階で、山刀伐は相手の飛車と同じ8筋に飛車を回してしまった。明らかな丸損。そしてプロレベルの相手に序盤から大駒のただ取りを許せば、よほどの悪手がない限り逆転は困難だ。

 

 詰んだわけではない。だからと言って、続ける価値があるのか。ここまで散々に負け続けた湊がミスする可能性に縋って、無闇に手数を重ねる意味があるのか。それで勝ったと言えるのか。

 

 当時の自分としては長く悩んでいた気がしたが、実際には十秒にも満たない時間だったらしい。湊が次の手を指す前に山刀伐は投了し、この日の対局は最後となった。

 

 己の指し間違え、それは事実であり間違いない。ただ同時に、不可解な部分も残る。

 

「後手の3三金も引っ掛かるけど、先手ほどのやらかしではないわね」

 

 呆れた様子で付け加えられた意見に、山刀伐は頷きを返す。

 

 急戦になりやすく変化に富んだ横歩取りは、一手のミスが形勢を左右するため、指しこなすには深い研究が必要だ。今では覆された部分があるものの、当時の山刀伐も存分に研究しており、どの変化にも対応できる自信があった。

 

 故に意識を向けていたのは湊の手だ。なんの捻りもなく基本的な共通手順が終わりそうで、ここからどう変化させてくるのか、あるいはどう仕掛けていくかと思索を巡らせていた。

 

 明確なビジョンがあったのだ。この手にはこう応じるという研究成果が。極論、3三金に対して8四飛と回るのも間違いではない。それが()()()()()()()()()()()であった点を無視すれば。

 

 何故か湊はあるべき数手を飛ばし、結果、山刀伐は脳内将棋盤を現実のそれと錯覚した。

 

 あの日の最終局、たしかに山刀伐は疲れ切っていた。公式対局の翌日で調子が万全ではなかったという理由もあれば、単純に何十局と負け続けた後で心身ともに参っていた部分もある。その上で湊の手にばかり集中していたから、盤面に向ける意識が疎かになっていたのは事実だ。

 

 そう、山刀伐が間違える道理はある。だが、はたして湊はどうだったのか。

 

「夜叉神くんから見ても、その3三金はミスに見えるのかな?」

「それはどういう――――――あぁ、先手があなたで後手が先生なのね」

 

 投了した山刀伐に湊が掛けた言葉は、互いの疲労を理由にした解散宣言だった。

 

 しかし将棋盤を挟んだ山刀伐にはわかる。湊はそれほど疲労していたわけでもなければ、最後の手を指し間違えたわけでもないと。ある種の確信を持って、3三金を指したのだと。

 

 あまりに不可解で、だからこそ冷静にさせられたと言うべきか。勝負の熱に冷や水を掛けられ、以降は研究相手として友好を深めながら、湊の将棋を観察してきた。

 

 彼の将棋は幅広く、読みは深く正確で――――――――時に理外の勝利を掴む。

 

 あるいはそれが、彼が言うところの『魔術』なのかもしれない。どれほど棋譜を読み込もうと因果が読み解けぬ勝利は、将棋の道理から外れているとしか思えない。また初めて出会った日を除けば、そうした勝利の後は機嫌よく対局相手を褒めている事にも気付いた。

 

 自分の勝利なんて、まるで価値がないとでも言うかのように。

 

「後手が先生なら、それこそ考えるまでもないわ。だって()()()()()()()()()んだから」

 

 アッサリそんな事を言い放った少女は、次いで不機嫌そうに鼻を鳴らした。

 

「どう? お望みの回答なんじゃないかしら?」

「……そうだね。たぶんボクたちの認識は近いと思うよ」

 

 将棋における盤上真理から離れた部分で、湊には何かしらの強みがある。将棋盤を挟めば、時に場の空気を通して駒の動き以上の情報が相手から伝わってくる事さえあるが、湊はそうした感覚が優れているのかもしれない。それが山刀伐の推測だった。

 

 そこらのアマチュアならともかく、彼の弟子ならば同じように感じても可笑しくない。そうして勝手に感心している山刀伐を他所に、天衣は眦を吊り上げていた。

 

「先生は私の師匠だけど棋士じゃない。少なくとも、勝負の世界に交じる人じゃない。私はそれでいいと思ってるし、現状に満足してる。そっちは何か文句でも――――――」

「ないよ。ボクは夜叉神くんの考えを聞きたかっただけだからね」

 

 割り込むように答えれば、対面の少女は目を丸くする。だが事実だ。山刀伐の中では既に対応を決めた問題であり、興味深くはあれども、無闇に掘り返すつもりはない。

 

 ただ『湊と天祐の友人』として、この少女の意志を確認したかっただけだ。

 

「よかった。天祐クンも同じ事を言ってたよ」

「――――――そう。じゃ、もう行くわね」

 

 わずかに口元を緩めた天衣が去り、その背を見送る山刀伐もまた、満足そうに微笑んでいた。




★次回更新予定:7/5(日) 19:00

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