プリキュアとの奇妙な冒険‐ようこそヒーリングっど♥へ!‐   作:アンチマターマイン

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これが投稿される頃には、もう、
ヒーリングっど♥プリキュアは最終回を終えているのですね。
名残惜しいですが…

しかし、わりとあっさり散ったキングビョーゲンですが、
ジョジョ側で立ち向かえるヤツは相当限られます。
思いつく限り倒せそうなのは、バイツァダストとGEレクイエム、タスクAct4くらい。
そんなヤツをいずれ相手するんだよ鳴滝くん。脱落しないんなら。どうやって?
…あ、ボーイ2マンでジャンケン勝てばOKか?ジャンケンしてくれるんならだけど。

なお、今回から新たにアンケートを取ります。
今話からアンケート終了までの話、末尾で実施します。

『今のところ、鳴滝くんの人格面に一番いい影響を与えてるのは誰?』

結果によって展開を変えるようなことはありません。
作者の目と読者の目のズレを確認したい意図です。

あと、初『ここすき』いただきました。感無量。
ありがとうございます。

今回の語り部は、ひなた。
文字数は5500字強。


※2021年5月16日、当話にて開始したアンケートの最終結果を
このページにだけ表示するようにして保存。当アンケート終了。


スカー・ティシューはここにある‐その2

『…何度でェ、も。繰り返すけど。

 あんた達、にィ、あたしを…止められる機会はァいくらでも、あった。

 た、た、たかが30分程度の…じ、時間がそこまで惜しかったばッ…かり…に、

 あんた達、のォ…うち、何人か、はァ、もっとォ大きなものを失うことにィ…なる。

 ど、どーせ…バカ、にするか、相手にしないってのはァ…計算済み、だけど。

 もう、あんた達にィあたしを止めることは、できない。そのォ、証明、を!

 あんた達は、す、すゥ…座ってェ、見ていろ。すぐにィわかる、ことに、なる』

 

真っ暗な画面に声だけの動画。

ナンのための動画なんだかって感じだけどさ。

だいたい数分の動画を、昼休み、ゴハン食べ終わった後の中庭で、

今みんなで見てたってワケ!

朝にアドレス送ったけどさ、見るヒマなんかないからさぁー。

最近はみんなで朝早く起きてランニングしてるし!…タッキー以外。

 

「ひなたちゃん。この人…ずっと、姿隠して動画取ってたの?」

「んーん。ンなことないけど?

 前回も、前々回も、顔出しでやってたよ」

「なのに、今更姿を隠して配信?

 気になるわね…何があったのかしら。

 …吃音があるみたいだけど。ずっと、こうだったの?」

 

キツオン?ええっと?…………

考え込んじゃったのを、すぐちゆちーが解説してくれた。

 

「どもって、普通に話せない病気のことよ」

「…うん。ゲームの実況やってたんだけどさ。ずっとこんな感じ」

「実況?ゲームを、どうするの?

 ポケットモンスターとか、でいいのかな…」

「遊びながらオシャベリすんの。ゲームね。

 ポケモンじゃあなくって、もっとよくワカンナイ、レトロなヤツだった」

 

ウーン、って、ちゆちーも、のどかっちも腕を組んで考え込む。

あたしはさんざんやった後だけど、でもやっぱりやっちゃう。

 

「ひなた。どうして『盗み』だって思ったの?」

「…ン~~~~~ッ、あのね。

 動画見てる人に何かしようったって、

 それがドコのダレかなんてワカンナイじゃん。

 だから、やるんなら『みんなが困ること』だって思って。

 銀行強盗してさ、金庫の中身全部空っぽにしたら

 お金下ろせなくなって困るじゃん?そーゆーことすんのかなって」

 

コレでもスッゴイ時間かけて考えたんだよ、言い出しっぺだし!

承太郎さんだったらどーゆーフウに考えるかなーとか、

あたしなりに追っかけるんだけど…こんくらいしか、できない!

…途中で、ヤシの実ジュースとかチャーイとかドネルケバブとか思い出しちゃってさ、

あたし的旅行計画立てはじめちゃったケド!お金ゼンゼン足んないや…

 

「銀行強盗…は、ともかくだけど。

 『みんなが困ること』は、ありえる筋ね。

 もし、動画が特定の誰かに向けたものじゃあないのなら…

 攻撃の相手は不特定多数。それしかないわ」

 

ちゆちーがうなずいてくれたのには思わずガッツポーズ。

タマにはヤルんだよーあたしだって!

でも、そのあとにのどかっちが言い出したことはワカンナイ。

 

「うん、それで…ある意味、肝心の問題だけど。

 たぶんこの人、すこやか市に来るよね?」

「……なんで?」

 

そ、そりゃあ、遠くで事件起こされてもナンもデキないけどさぁーあたしたち!

でも、なんですこやか市に来るって言いきれんのさ?

あたしがコンランしてる間に、ちゆちーが先にわかっちゃったみたい。

 

「『スタンド使いはひかれ合う』…ということね」

「うん」

「の、のどかっち。言葉はわかるんだよ、あたしも?

 でも、くわしく!」

 

のどかっちは、ひとつずつシッカリと話してくれた。

まず、あたしとタッキーが出会ってる。始業式翌日の臨時休校で。

それより前だと、知ってるだけの他人だったのに。

あたしもタッキーも知らなかっただけで…あのときスデに、

フー・ファイターズと太陽(サン)が出会ってたってこと。

 

「あっ…チガウ。始業式でスデに会ってるよ、あたし!

 のどかっち付け回してたタッキー追っ払ったよ?」

「じゃあ、ますます決まりだよ。

 『この世界』でも、スタンド使いは出会うってこと」

 

それから、同じようにDEATH13が現れて。

DISCはのどかっちのものになって、のどかっちがスタンド使いになった。

ちゆちーを狙ったのはヘンタイヤローの計画通りだったのかもしれないけど、

あたしとのどかっちが、直前でちゆちーの友達になってたのは『偶然』。

DEATH13のDISCを没収しに行けたタッキーが仲間だったのも『偶然』。

 

「そして今、ひなたが存在を気にしだした動画投稿者がいる…のね?」

「考えすぎかもしれないよ?

 でも、仗助さんが『アンジェロ』と出会っちゃったのも、

 たまたまコンビニ強盗の野次馬に入っちゃったからなんだよ?

 『この出会いは運命』そういうこともあるかもしれないの」

「……めっちゃ、ゾッとすんだけど。

 毎日、どこかで顔合わせてる誰かがスタンド使いってこと?

 怖いよ、のどかっち!ちゆちー!」

 

そーいえば、そーだよ。

承太郎さんの人生って、スタープラチナが身についてからずっと!

スタンド使いを追ったり、追われたり、誰か助けたり!

ホワイトスネイクにDISC抜かれるまで、そればっかだったじゃん!

それがすべてってワケじゃあないけどさぁ~

あたしが泣きそーな声出したからか、ちゆちーものどかっちも、

チョッピリ空気を飲み込むみたいにして、フワッと笑ってくれた。

 

「悪いことばかりじゃあないわよ、ひなた。

 来るというのなら、迎え撃てばいいんだし…

 ホワイトスネイクも、いずれ私たちの前に現れるってことでもあるわ。

 のどかのことを考えると、私もいずれスタンド使いになるのよね。たぶん」

「そうだよ。イイコトだって絶対あるよ!

 ほら、仗助さんと億泰さんは、楽しい学校生活送れてたみたいだよ?

 トニオさんとか、露伴さんみたいな人にも出会えてるし。

 宇宙人さんもいたでしょ?康一さんなんか、恋人できちゃってるよ!」

 

…………ウン。

トニオさんの話が出たら、そん通りとしか言えないよねぇーーッ

思わずついつい、よだれズビッ!

 

「そっか…そだよね?

 承太郎さんでさえ、ついニヤけちゃう究極イタリア料理!めっちゃ食べたいッ

 露伴ちゃんも性格アレだけど漫画スゲーし!」

「いつも思うけど、現金よね。あなた…いえ、私もそーは思うけど」

「うん、うん。モノスゴいウマみのイカスミスパ。

 『記憶』を思い返すだけで幸せになっちゃうよぉ~~~~」

「承太郎さん、ゴチです!」

 

のどかっちアリガトー!めっちゃ幸せ!

幸せの繰り返し…経験したーい!

思い出だけでもスゴすぎだけど、マジに出会いたーい!

 

「でも恋人ってのは……キツすぎない?由花子サン。

 やー、本人が幸せなら言うコトないんだけどさぁ」

「目が覚めるような美人ではあるけれど。

 でも、誘拐なんて…、一度でもされた時点で、私なら却下だわ」

「仗助さんからの又聞きだから、それ以上わかんないけど。

 評判悪いから、思い通りに『教育』しようとしたんだっけ?」

 

…気まずい空気になっちった。

みんなで顔を見合わせてる。

それに近いヤツがすぐそばにいるし!約一名!

誘拐どころか、むしろ拾ってきたポチだけど!

犬種はジャーマンシェパードとか、その辺!

 

「……私たちは、そうならないようにしましょう。

 そうする資格があるとしたら、それこそ『恋人』くらいのものでしょう?

 …いや、ないわね。ないわ…ダメよ。ヒトとして……」

「なんていうか…『お姉さん』みたいになっちゃってるよね、わたしたち」

「やめてよ、のどか。ホントに」

「ニャトランも言ってたけどさ。世話焼けるよね…マジで」

「言わないであげようね。こういうこと…

 迷惑かけてるってわかってて、それでも頼るしかない気持ち。

 わたしにも、わかるよ」

 

だってよ、タッキー。シッカリして!

みんなに大事にされてることくらい、わかってるっしょ?

モット楽しめばいーのに。生きてんだからさぁーッ

 

「まあ、それは置いといて……

 ひかれ合うのは、スタンド使いに限った話じゃあないかもしれないわね。

 スタンド使いに宇宙人がいるっていうのなら…」

「もしかして…宇宙人の、プリキュア?

 ふわぁ~、ワクワクするね!」

「それ、めっちゃイイ!会いたい!

 でも、だったらぁ~、ロボットのプリキュアとか、どーよ?」

「どーよ、って…さすがに無理じゃあないかしら?」

「夢が広がっちゃうね。

 ネコさんのプリキュアとか、クマさんのプリキュアとか」

「のどかっち~、それ、サイコー!カワイー!」

 

盛り上がってる間にチャイムが鳴りだして、

全員ダッシュで教室に戻ったのはナイショ。

あわててバタバタ走るちゆちーも、カワイイ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今できるのは、待つことだけね。

 スタンド使いじゃあないのなら、酷だけど…もう、それまでよ。

 どこで何が起こるのかもわからないのに身構えるなんて、できないわ。

 だからね…あの人がスタンド使いだと仮定して…すこやか市に来るものだと思って。

 何をしようとしてるのか、少しでも読み解くことが重要だと思うわ」

 

帰り際、ちゆちーがそう言ってたから。

ウチに帰ってきたあたしは、引き続きスマホで調査することにしたのだ!

って言っても、あの人の過去の動画をさかのぼって見るダケなんだけどね。

ニャトランと一緒に。

 

「ひなたー、こーゆーので人気になったらよぉー。

 やっぱしアイドルだとかヒーローみたいになれんの?」

「そだね。これでおカネ稼いでるヒトもいるし!

 有名になってたくさんの人に、面白いー、とか、カワイー、とか

 言ってもらえんの見てると…あたしも!とか、やっぱ思っちゃうなー」

 

ぼやくみたいに言ってると、腕の中のニャトランがあたしを見上げてきた。

 

「みんなに見てもらいたかったよなー、動画。

 きっとウケるぜ、ひなただからよ」

「…ふふん、そっかな?

 ありがと。カワイー、ウレシー」

 

ニャトランのノドをゴロゴロしながらスマホをさわる。

…ホントに、ニャトランの言う通りだったらめっちゃウレシイんだけどね。

あたし、やってる最中は夢中になれるんだけどさ。

チョットしてから、他のスゴイのと比べちゃってさ…悲しくなることばっかなんだよね。

小さい頃から、お兄もお姉もホメてくれるけど、あたしよりずっとスゴくって。

しかもオッチョコチョイだから、バカみたいな失敗ばっかしてさぁー。

ハッキリわかんだよ?『ガンバり』しかホメてもらえてないのがさ。

だから、なんにも続かない。あたしは、あたしだけの『特別』がなんにもない。

でも、プリキュアになった。スタンド使いになった。

夢にも思わなかったんだ、ヒーローになるなんて。

今こそ何か変えられるんじゃないかって思っちゃう!

のどかっちとちゆちーに。ニャトランとラビリンとペギタンに。

ラテに…F・Fと、タッキーに。めっちゃスゴイあたしを見てほしい。

だから、まずはこの事件?アバいちゃうかんね。

よーし、動画、スタート……

出てきたのは、あたしとニャトランが前にもチョット見た、女の人。

アイサツをちゃんと聞いてると、会社員の人みたい。25歳とかその辺?

髪型がショートのサイドカットなんだけど…

ソバカスが悪目立ちしちゃってて、美人とはチョット言えない感じ。残念。

メガネとかかけると印象変わりそーなんだけどさ…

んで、ゲーム実況開始。なんだけど…前はすぐに見んのやめちった。

 

「まず、なんのゲームなんだよ。コレ?

 ロボットが戦ってんのはワカンだけどよ…」

「ンー、チョット待って、説明書き…」

 

『このォ、チップ…ダメ。わかっ、た、と、思…ます。

 同じィところ、グルグル、まわる、から。

 間に、ウェ、イトを……』

 

………………………グゥ、すぴー

 

「オイッ、ひなた!ひなたってばよー!」

「…………アッ。寝ちった!?」

「しっかりしろよなー。オレだってガンバッてんだぜ」

「んなコト言ったってさぁー」

 

授業中みたく催眠術じゃん、コレ?

聞いてるダケで眠気がー!?

ニャトランは、そんなあたしに結構マジになって言ってきた。

 

「ひなた!コイツだってよぉぉー、きっとガンバッて撮ったんだぜ?

 オレたちがガンバッたみてーに!

 ツマンネーってのはしょーがねーかもしんねーけど。

 目的もあんだからよ。一度はシッカリ見てやろーぜ」

「……そーだね。見よう」

 

ソレ言われちゃうとヨワい。

そーだよ。あたしだってガンバッて撮った動画で、

途中で寝たりされたらと思ったらムカツくし!

想像してチョット、あたし自身キズついちった…

こーなったら、こっからがあたしの本気!

テレパシーでも催眠術でも、かかってこーい!

…………ヨッシャ!寝ずに最後まで見た!

 

「なんとか。なんとかオレにもわかったぜ。

 ロボットに作戦を教えてよぉー、

 敵と戦うのを見てるダケのゲームみてーだ」

「……う、ウン。そーそー、そんな感じ!」

「ホントにワカッてんのかー?ひなたよぉー」

「わかってるし!次行こ、次!」

 

そーやって動画をたどってってると、なんとなくわかってきた。

や、ゲームのことはワカンないよ正直。

何やってんのか、何やらせてんのかも、サッパリ。

あたしにわかるのは…この人がこのゲーム、大好きだってこと。

見てるヒト置いてけぼりでシャベッてるけどさ、

ドモりながらも、ジマンげで楽しそーなの。

これ、あたしには……ないんだよなぁー。

そこに興味が出てきたら、あんましツラくなくなってきた。

ワカンナイなりに見る…

ロボットに必殺のフォーメーションやらせる、ってトコまで来たんだけど、

上から目線のイヤーなヤツがシツコく書き込んでてジャマ!

アレのパクリだとか劣化だとか、聞いてないから!

『動画主のやり方でいいじゃん』、ってコメントしといた。

30再生くらいしかされてないのに、こんなのにベッタリ貼りつかれてたとか。

ちょっとヒサンすぎない?

で、必殺技…なになに?『ジグザグに逃げて、みんなで撃つ』?

これ、スゴイの。敵ロボットに、みんなイッセーにドカーン!って。

やり方は、もひとつ過去の動画…

 

「…………あれ?」

「どーしたんだよ、なんかヘンだな」

「動画が、ない…?」

 

前に戻る、で見てきたヤツに戻っていくと、それも消えてる。

動画主が、上げた動画を自分で消してるってコト?

チョット待ってよ、まだ見てないトコあるのに!

『犯罪予告』の一個前の動画は消えてなかった。

動画主が見るかはワカンナイけど、ダメ元でコメント!

 

『消さないで、まだ見たい』

 

それが、伝わったのか伝わってないのかは知んないけど。

それから三十分後くらいに動画は消えて、動画主のページも消えた。

 




実況されてるゲームは、一応モデルが存在してます。
私は、初代の最弱難度をかろうじてクリアした程度の腕前です。


11月21日~2月21日(当話投稿まで)に展開したアンケート結果。
1月3日に取りまとめた結果から、もっと票が増えましたので改めて。
アンケート現物は30話にのみ表示するようにして保管します。

この小説にアンチ・ヘイトタグは必要ですか?

必要。原作キャラの信念を間違い扱いしてる 5 / 17%
必要。ジョジョ側をザコ扱いしてる 6 / 20%
必要。プリキュア側をザコ扱いしてる 1 / 3%
必要。上記以外の理由による 8 / 27%
不要。アンチ・ヘイトだとは思わない 10 / 33%

アンチ・ヘイトは必要だとの票が多く増えました。
今後も当該タグは外さずに行きます。
特筆すべきこととして、プリキュア側をザコ扱い、に一票入ったこと。
訓練とはいえ、ジョジョキャラとの闘い全てにおいて
プリキュアが惨敗してる…のが原因でしょうか。


ご意見、ご感想、誤字脱字報告、ぜひよろしくお願いします。

今のところ、鳴滝くんの人格面に一番いい影響を与えてるのは誰?

  • 花寺のどか
  • 沢泉ちゆ
  • 平光ひなた
  • ラビリン
  • ペギタン
  • ニャトラン
  • ラテ
  • F・F
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