プリキュアとの奇妙な冒険‐ようこそヒーリングっど♥へ!‐ 作:アンチマターマイン
蜂須賀先生の一人称は『ぼく』だ!修正。
当作では、まだ固有名詞で出されてませんけど…
今週は他の都合にエネルギーを吸い取られまくってしまった感あり。
土曜までまったく書けず、一日で一気に書いたのです。
今回の語り部は、ひなた。
文字数は4500字強。あと500字は欲しかった。
このぶんだと、その8で〆になるか。
グレースが走った。スカー・ティシューに向かって。
攻撃しようとしてんの?フォンテーヌがマズイじゃん!
「スパークル、援護しようぜ!
さっきまでみてーにチリ・ペッパーを撃つんだよ。
んで、スキを見てフォンテーヌ助けよーぜ」
「…あ、そっか。そのためか!」
アタマイイんだよねニャトラン。
いっつも、周りをじっと観察してくれてんの。
そのたびに、あたしダメだなって思っちゃうこともあるけど…
今は、ソレどころじゃないない!
プニ・ショット、構え…動いたね、チリ・ペッパー!
電線をヒッツカンでんなら、それでさっきみたいにやってくるってこと。
だったら、やるコトひとつじゃん。
狙い撃ち、三発!
ドギュ! ドヒャ ドヒャ
ドコォ
……避けられた、のは、わかったけど。
地面に直撃した音だけで、スカ・ティシューはヘッチャラだからわかったけど。
チリ・ペッパーがいないよ。どこに?
「フ、フォンテーヌッ!?」
グレースがこっち見た。というか、フォンテーヌの方?
あたしも見た…つるし上げられちゃってる、電線にッ!?
考えるよりも前に撃った。直接助けに行くのはムリ。
カッキョン式救出法しかないよ!
と、思ったら、目の前に……ッ
「チリ・ペッパーッ……!?」
ヒュバッ……
パパ パァン
「うぐッ…!?」
殴られた。たぶん、三発くらい。
顔とノドとお腹を一瞬でやられたっぽい。
そうわかったと同時に近くの塀に背中を打ち付けた。
思わず閉じちゃった目をこじ開けたら、今度はグレースの脇に!
コッチ見てちゃダメだよグレース!?
「スパークルまで!…う、うぅッ!?」
ギリギリ気づいたけど、もう遅かった。
回し蹴りで顔面をやられて、ヨソの家の窓に突っ込んでいったグレース。
割れたガラス窓のワクに背中で引っかかってる状態…
「い、い、イ…言った、は、ずゥ、だ!
あァ、ンた!らァ、スロー!
正、面…ダ、メ!なら!ワキ、殴ゥ、る…だけ!」
スカー・ティシューはその場から一歩も動いてない。
チリ・ペッパーがそのすぐそばに控えてる。いつの間に。
…そっか。カタチは違うけど、同じコトされたんだ。
みんなで一緒に狙い撃ったとき、同士討ちにされちゃったのと。
あっちは電気の速さ…雷の速さ!
電気の出入り口さえあれば、あたしたち三人同時にでも相手できちゃうんだ。
それに、あいつが気づいちゃったみたい。
「あたァ、し…が、使、い!こな、せ…な、い、だ、とォ~~~?
違う、ね!使、い…こな、す!必、要、ねー!ぞ!
あァン、たら!みた、いな…ノロ、マ、あぃ、あィィ…相手!な…ら!
そ、の、ツラ…ァ!顔、面…剥いで、や、る。キザ!ンで…や、る!」
…なんで、そんなに顔にこだわるの?ソバカスのせい?
聞いてみよう。タッキーのときだって、フォンテーヌのお説教でマジキレしてさ。
そっからの流れで勝てたんだし。それに……
「カオにさ…なんか、恨みでもあんの?」
「オイ、スパークル!ケンカ売るみてーなコト言ってどーすんだよ?」
「そーだよ、ケンカだよ!ケンカしてんじゃん、今!
ケンカ仲直りすんのにさ、話聞かなかったら…ワカンナイっしょ?」
「仲直りって、オメー……うんニャ、まかせるゼ!
オレは相棒だかんな!…来るぜッ?」
「プニ・シールドッ!」
ギョオン メシャ!
頭上から来た瞬間、あたしたちは叩き返した。
電気の出入り口からしかやってこられないってんなら。
そーゆーのがほとんどない場所で待ち受けてやれば防げるってこと!
塀にめり込んだあたしは、頭上の電線にだけ気を付けてればいいんだ。
のけぞったスカー・ティシューだけど、すぐ身構えなおしてる。
あっちもだんだん慣れてきてる…時間かけたらヤバイね。
「聞いてんじゃん。カオに、なんか恨みあんの?」
「うるッ…せェェ。カ、オ…だけ、で!
生まれ、た、時!か…ら!トク!し…か、して、ね…ぇ、クセ!に!
バガ、に…し、てェ。バガにィ、し、てェ!?」
「ヒドイこと、言われたの?
だったら、ヒドイのはそいつじゃん!
みんなを巻き込む必要ないっしょ?」
「ドイツ、も!コイ、ツも!だッッッ、ハァァ!?」
バチ ドグショア
「うううッ!?」
電線から、電線の束だけが飛び出してきた!
来る方向はわかってるからプニ・シールドで防げたけど、
コレじゃ、反撃もなにもナイッて!
塀もコワレちゃったし。
「ぞォのッ…ガァオ、で!ア!イ…ドゥ、ル、どぅが!
わら、わ、ワラァッ、ァ、ァ…わらわ、せるゥ、な、ッデ!
アァン、ダら!は、いづも、い、づゥも、いづゥゥもォォ!?」
来る、何度もッ!?
このままココにいたら、シールドが負けちゃう。
って、ニャトランがコソッと教えてくれたんで…逃げる!
トーゼンだけど追ってきた。電線がずっと頭上にあるから、逃げられっこない。
グレースには止められてたけど、電線切っちゃうしかないっしょ…コレ!
「
シュババッ ボッ ゴバ!
電線を丸ごとレーザーで焼き切った。
これで、あたしの前後の電柱の間だけなら…安全!
で、あそこまで怒ってんなら。もっとあたしを、狙うよね?
おびき寄せなきゃ。グレースと、フォンテーヌが立ち直るまで。
…でも、あいつ…ううん、あのヒト。
まるで、泣いてるみたい…もっと、聞こう。
そーしなきゃいけない気がする…!
「アイドル?…なりたいの?
それを、笑われたってコト?カオのせいで?」
「ワ”ラ”ッ、でんだろォ、が!ア、ンダもォォオ!?」
「笑ってないよ!なんでそーなんのッ!?」
「手ェ、出せな、い…と、思ッ…てン…な!?
だがァ、ら!ナメ!た…クチィ、を!
オオ、まちゥイ…ガ!イ…だ!クソ…ガキ!!」
「……えッ?」
思わず、見上げた。切れた電線はそのまんま。
だけど…電柱が、どんどんヨドンだ気に呑み込まれだした。
「や、ヤベェ…」
「ニャトラン?」
「ビョーゲンズの汚染を始めやがった…!
やっぱりじゃあねぇーか…始めたら、あっという間に広がってやがる」
電柱から、電線に伝わって、周りの家も、電灯も、みんな汚染されだした。
トンでもなく早い。見てるダケでわかっちゃう!
ダーティ・ウィーターは下水道を汚染しまくってた。
それと同じことを、チリ・ペッパーのスカー・ティシューがやるんなら!
ペギタンが言ってた。日本中がビョーゲンズだって。オオゲサじゃあないよコレ。
「ウ!シャアッッ、ハァッ!」
「う、ウソッ!?」
ヒュオッ… ゴッ!
「え”ぅぅッッッ…!?」
ドシャ ドッ ド… ドグチア!
チリ・ペッパーが来た?届くハズないのにッ!?
届くはずない位置から出てきて、さっきの倍くらいのパワーで、顔を殴ってきた…!
ふっ飛ばされたあたしは地面をバウンドしまくって、
近くに止まってた車の前のガラスを破って突っ込んじった。
…確か、カンタンには割れないよーに作ってるハズなんだよね、車の窓ガラス。
お姉が言ってたし、あたしも叩いたコトあんだよ?
それを破るイキオイで殴られるなんて……ムチャクチャじゃん。
「な、なん、で…?」
「見たぜ、スパークル」
「なに、をさ?」
「ビョーゲンズに汚染されたトコロからチリ・ペッパーが出てきた。
どうも…電気の通り道扱いできるみてーだな」
「…なにそれ?
んじゃさ、このままほっといたら」
「チリ・ペッパーが電力を持ったまんま、ドコにでも出放題になっちまう!
ンなコトになったらよぉぉー、勝てんのか?オレたち」
マジで時間かけらんなくなってきた。
最初っからワカッてたコトではあるけど!
ビョーゲンズとして汚染広げられちったら、どこかであたしたちはオシマイ。
頭から車に突っ込んで、おシリから外に出てるなんて…
こんなマヌケなカッコ、続けてらんない!
脱出しようと腰にチカラをグッと入れてたら…
チリ・ペッパーが出た。中の運転席から!
「あだ、しィ…を、気ィ、の、毒!にィ…思、う、のな…ら!
代われ!その…カオ…をォ、よこ、せ!」
「…で、できるワケないじゃん!」
「ワガッ、て、言ッて、ンだ、よ…ボゲ!
でき、ね、ェ!なら!…そ、そォ、の…
ふ、不平、等!な…ツラ、焼く!焼いて、やる。タダレ、ろ!」
「って、ちょッ…!?」
ギュイ… ボゴォ!
顔面つかまれて、何されるかと思ったら。
座席に頭を突っ込まされた。空いた穴に首がめり込まされてるみたい。
ヤバい…身動き取れないッ、で、『焼く』って?
なんか漏れてる音がする…しかも、この、鼻をツくニオイ。
…………まさかッ!?
「シ、ガー!ラ、イ、タァー、く、くゥ…くれ、て!や、る」
ジジ、ジ… パチャ
…ドッッッ グォオン!!
正直、この時のコト、あたしほとんど覚えてない。
思い出したくもないんだもん!
地獄みたいな火に焼かれて、半狂乱でもがき苦しんでただけ。
助けてくれたのは、ちゆちー…フォンテーヌだった。
「オラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラ」
燃えてる車をブン殴りまくってバラバラにして、
火の中からあたしをつかんで、離れた場所に飛んだ。
そこにまた、燃え上がった車が投げ飛ばされてきたけど、
それはグレースのプニ・ショットが撃ち落としたみたい。
「ち、ちゆちー、のどかっち…」
「ごめんね。ありがとう、スパークル。
一人で引き付けてくれてたから、持ち直せたよ。わたしたち」
プリキュアの名前で呼ぶ余裕もなくなってたあたしを、
グレースがそっと抱きしめてくれて。
フォンテーヌは、ケムリがくすぶったままの拳を構えて、
スカー・ティシューに向けてた。
「不平等な顔…ですって?
あなた、本気で言っているの?」
「当、然ン、よ…こ、の!
生まれ、た、とき!から…全部、もって…る、クソ!ども、が!」
「そんなものだけでやっていけるほど、世の中は安くないでしょう?
私たちなんかより、あなたの方がよっぽど知っているはずよ!
アイドルになりたい?…ステキじゃない。
あなたは、そのために…全力で戦ってきたって、言える?」
「た、たカカ、タカ…た、戦ッ、テ!
たタタ戦ッタ、あだ、しィ、が!
きっキツ、キッ、キ…キッ、吃、音!だけ!だけ!結果、だ、け!」
「…………。そう」
噛み殺したみたいな、切れ切れの声を聞き届けたフォンテーヌは、
挙げた拳をスッと下ろす。
目つきもやさしくなった。戦いをいったん、やめそうなくらいに。
でも、終わらない。
「あなたは、全力で戦って…負けたのね。
負けて、傷を負った…あなたを、尊敬するわ。
それほどまでに戦い続けて、逃げなかったあなたを。
私には、そこまでできる自信はないもの。
あなたの『傷』は、恥なんかじゃあないわ!」
「…ッ!?な…に、を!バ、カにッ…すん、じゃ!!」
「あなたの恥はッ!
いいかしら?あなたの『恥』はッ!
その傷をなぐさめるために、他人を踏みにじる道を選んだことよ!!
私のふるさとをッ!私の友達をッ……よくも傷つけたわね!?
その『恥』…私たちが、すすいであげるわッ」
ビシィッ!!
人差し指を、スカー・ティシューに突き付けたフォンテーヌ。
その後ろに、あたしたちも続いた。もう、戦えるよ!
「あなたが、この力で罪を犯したのなら。
普通の人には、誰にも見えないし聞こえない……だから!」
「あたしたちが裁くッ」
「裁くのは、私たちプリキュアよ!!」
バァァーーz___ン
そろって、人差し指を突きつける。
あたしたちはプリキュアだけど!
いっしょに、ジョースターの『星』も知ってるんだよ?
だから承太郎さん、チカラ貸してね?チカラと勇気!
折れちゃダメだかんね?あたし……
鳴滝くん息してない。
ペギタンだってダンマリだったコトあるんだから、こーいうコトもあるさ
必然があれば首突っ込めるさ、きっと
ジョジョ成分に傾くと、ダメージレートもジョジョ側に傾く。
その結果というわけではありませんが、ひなたが相当ひどい目に…
ご意見、ご感想、誤字脱字報告、ぜひよろしくお願いします。
おチカラをくださいまし……