プリキュアとの奇妙な冒険‐ようこそヒーリングっど♥へ!‐ 作:アンチマターマイン
最初の一行を書き出すのがとにかくダメだった上に、
土曜日に風邪までひいちまっただぁ。
皆さんもお気をつけて。スミマセン。
もしかしたら、後で大規模な修正が入るかも。
今回の語り部はひなた。
文字数は5000字強。標準的か。
「向こうからも連絡来たわね。準備完了よ」
「りょーかい、ちゆちー」
ちゆちーの大会とか、タッキーがカゼひいたりとかで後回しになってたけどさ。
今から始めんだよ。チリ・ペッパーの瞬間移動実験!
ニャトランだけが移動できないのはわかってるけど、
『キュアスパークル』だったらどーなのかって話!
これがダメだったら、みんなの中であたしだけ瞬間移動おいてけぼりだぁ。
ヤダよ、遠くにビョーゲンズ出て!みんな一瞬で到着する中!
あたしだけめっちゃダッシュして追っつくとか!もう戦い終わってんじゃんヘタしたら!
ってワケで!
「溶け合うふたつの光!キュアスパークル!」
「ニャア!」
プリキュアに変身したあたしを、ヒーリングステッキになってるニャトランが移動すんの。
トーゼン、ニャトランごとね。今いる、ちゆちーんチの近所の公園から、展望台まで。
展望台ではタッキーが待ってるよ。人があんまし近寄んないコンセントがあるから、ソコ。
「始めラビ!」
「アンッ!」
ビピィ~~~~ッ
ノリノリのラビリンがホイッスルを吹いて、ラテも一吠えして合図くれたのと一緒に、
ニャトランがチリ・ペッパーの力を使う。あたしが電気に変わっていく。
「よっしゃ、ここからはオレも変わるぜ!」
「スタンドを使うには!『できて当然!』って思うことだよ、ニャトラン!」
「おーよ!」
のどかっちがニャトランに飛ばしたアドバイス、なんだっけ。
エェーっと…承太郎さんがなんかのノートで見たやつだ。
スタンドを知ってる誰か…あ、そーそー。DIOが遺した天国行きのノート!
アレに書いてあったヤツ。
思い出してるうちに、ヒーリングステッキも電気に変わる。
コレって、もしかして、もしかしたら!
「変わったわ!あなたたちはみんなエネルギーよ!」
「じゃ、飛ぶぜー!!」
みんなエネルギー。体がないのってフシギなカンジ。
そーいや、タッキー幽霊になってたっけ一回。
こんなカンジだったのかな、アッチで聞いてみよ。
でも幽霊っていえば、タッキー何度も死にそーな目にあってるよーな。
それはあたしもだけどさー。あたしはプリキュアじゃん?
戦ってるとき、体はずっとガンジョーになるからいいとして…
タダの人間でビョーゲンズとかと戦って、そのたびケガをしてたらさ。
そのうちホントに幽霊になっちゃわない?
「オウ、スパークル!成功だ、成功だぜ!」
「…あッ、展望台?」
「成功だってよ。聞こえてんのか?」
「あ、タッキー。ユーレイになんないでね?」
「ン?…ア?
その……順を追って話してくんない?」
「順…順番?チョイ待ち……
えぇと、あたしたちみんなエネルギーで、体がなくってぇ。
そういえばタッキーも幽霊で、あたしはプリキュアだからイイけど」
「チョト待て…ちょっと待て。整理させろ」
「…何やってるのよ」
いきなり目の前にいたタッキー。
メモ帳取り出して、松葉杖にヨッカカりながら
なんかカリカリ書いてる横から、ちゆちーが来た。いつの間に。
「あ、そーか、成功したんじゃん!
やったねニャトラン!」
「成功だっつってんじゃあねぇーか。
アッチのみんなも連れてきたぜー」
前やってもらったときもそーだったけど、
ホント一瞬で到着すんだよねチリ・ペッパー。
「そーいやさタッキー。チリ・ペッパーが時間止めるって話…
ンー?電気が光になってェ~」
「平光、おまえなぁぁぁ〜〜〜ッ
さっきの話すら!俺はまだ理解できてねえんだが!」
「ご、ご…ゴメン」
まーたやっちった。
あたしの話、次から次にどっか行くって、
ちゆちーとかタッキー以前に、パパとか、お兄とかお姉にも注意されてんのに。
話すんのは大好きだから、思ったことそのまんま、気が付いたらついつい。
ちょっとダマろ。
「……。見てもいいかしら」
「ン」
ちゆちーがタッキーのメモを見て、すぐにトンと手を叩いた。
のどかっちもうなずいてる。
「『ユウレイになるな』
エネルギー、カラダがない、ユウレイ、プリキュアだからヘイキ……
あーワカッてきたわね」
「どういう…?」
「ひなたちゃん、さっき電気に…エネルギーになってたから。
それで、体がないって思ったんだよ。たぶん」
「…あー、ワカッてきた。ソコで幽霊を連想して!
以前、幽霊になった俺につながって!
チリ・ペッパー戦で大ダメージを受けた俺につながったんだな?」
「で、ユウレイになるな。でしょう?
死なないで、ってことよね。早い話が」
「……ウ、ウン。そゆコトそゆコト。
ちゆちー、エラーイ!のどかっちスゴイ!」
スンナリ話がわかっちゃった!
ふたりとも、ここで話聞いてなかったのに!
すこしキマリワルそーにしてるタッキーが、
ワキを見たまま言ってきた。
「そういうことなら。
少なくとも、今死ぬ気はサラッサラないね。
安心してくれていい」
「なんで目をソラして言うかなぁーッ」
「テレクセーんだろ、察してやろーぜ」
「ウルセーよニャトラン」
「イッヒヒヒ」
ニャトランがジャアクな感じで笑ってる。
ウン、良き良き。
ガッコじゃあ今もひとりぼっちっぽいタッキーだけどさ。
こーやってニャトランとジャレてられるんだもん。
「ところで!」
エヘン、オホン、ってワザトらしーセキバライをしたのはちゆちー。
あッ、なんかオコッてくる感じ…なんかマズッた?
「あなたたち、ふたりとも声が大きいわ。
ここは『夢』の中じゃあないのよ?
ニャトランも。周りに気を付けなさいね?」
「……あ」
しまった。そーだよ。『夢』じゃあないじゃん。
F・F、ってゆーかエートロいないじゃん。
聞かれちゃあマズイ話ってのもあんだよね。
ホンットにメズラシーコトに、いつもはあたしに
怒ったりツッコんだりする側のタッキーも叱られちゃってる。
「…わ、悪かった。マジに悪かった。
じゃあ、今日のところはここで解散……は、まだできねえな」
「『
「これだ。手早く試そうな」
のどかっちに聞かれたタッキーは、一枚のDISCを差し出してきた……
「また適合しなかったわね、私」
「ボクだったペェ…よりにもよって」
ハイ、今度は『夢』の中!ナイショバナシもダイジョーブ!
みんな寝静まってるし、起きててもここに入ってこられるヤツは誰もいないモンね。
あたしたちのヒミツキチ!
今は、あのDISCを試した結果を相談してるよ。
「実は俺にも適合してる。だけどな…」
「知っての通り、こいつの生活と戦いは、
スデにあたし抜きじゃあ成立しない……
今更こいつを使う理由は、はっきり言って、ないね」
「…そうね。F・F。
あなたなしじゃあ、今後生きていけるかも怪しいわよね」
「タッキー、ヒモ?」
「ウラヤマシーってんなら代わってやってもイイんだぞ」
「……。ゴメン」
いつもみたいに思ったまんまを口に出したら、
タッキーにジト目で返された。
言ってイイこととワルイことがあったみたい。
タッキーだって、あたしみたくプリキュアになれるんだったら。
足がちゃんと動くんだったら、ヒモやらずにすむんだもん。
「…ア、アレ?
代わるってコトはぁ…F・Fがあたしに来て。
ニャトランがタッキーに行って……タッキー、プリキュア」
「ややこしくなるから黙れよ平光ッ
いや、確かにそこが問題ではあるんだが!」
「ニャトラン、できるの?」
「ンー、たとえばだけどよぉー、のどか。
オメーもプリキュアにはなれてるワケだけどよ。
オレとオメーでプリキュアになれるかは、また別だと思うぜ。
それにオレのパートナーはひなただぜ、スデにな。
とっかえひっかえできるモンかっての!」
「そっか。そうだよね…」
「ラビリンも同じラビ!」
「そーいうわけだからな。机上の空論ですらない…
ムダなコトやってないで本題に戻るぜ」
「ムダって言われんのもカチンとクるよなー。ま、いいや」
でもホントに。なんでプリキュアになれないかなぁー、タッキー。
なれたら、何度も死にそーにならずにすむのに。
ひとりだけ人間の生身で戦うしかないの、あたしたちもシンドイ。
こっそりラテに聞いてみる。
「タッキー、プリキュアになれないの?」
「…クゥーン」
あ、めっちゃムズカシイ顔された。
困るなぁ~~、ウーン。
「さっきも言った通りだけどな。
俺が持ってても意味が薄いのを抜きにしてもだ。
戦えるスタンドをお前が持つ意味は大きいと思う」
「……正直、怖いペェ」
「だろうな…」
銃だもんね。
うつむいて悩んでるペギタンの中には、すでにDISCが収まってる。
どーやって引き金を引くの、ってのは置いといてさ。
思った通りの場所に曲がって飛んでいく銃弾を、ペギタンはいつでも撃てるんだ。
あたしだって知ってんじゃん、その気持ち。
しかも、松永センセがタッキーを襲ったばっかし!
DISCのせいで人殺しをマジにやっちゃった松永センセは、
今週になってガッコを休み始めちゃってる。
記憶を読む限りだと、だいぶドクゼンテキだけど、
そこまで悪いヒトじゃあなかったらしくって……
明らかにDISCに人生を狂わされてて、
抜き取られた後のこれからも修正はできないってF・Fが言ってた。
あたしだって、みんなに会えてなかったら、そーなってたってことだよ。
そんなの聞かされたら、コワくないワケないじゃん。
「ペギタン、ダイジョーブ!
DISC入ったりしてないじゃん、あたしみたいに」
「
「…えッ、どゆこと?」
「こんな武器を持つことそのものが怖いペェ。
命令DISCが入っていないのなら…これを使って間違えるのはボクだペェ。
間違ったとき、おそろしいことになるペェ」
「……それは…ウン」
出した
それを見下ろしてるペギタン。なんでペンギンさんに銃なの?
見かねた、っていうのかな?ニャトランがはげまそうとしたけど。
「オイオイペギタン。それ言ったらよぉー、オレだって」
「もし、俺が!
今から一年前の俺が、こいつを持ったんなら!」
タッキーがそれをさえぎってきた。けっこーキツイ感じで。
「ロクなことに使わなかっただろうよ。
『見えない銃』の超能力っていうんなら……
俺はきっと、面白半分に誰かの手足に穴をあけたと思う。
…穴をあけた先が、脳天だったかもしれない」
「何を…言いたいんだペェ?」
「ペギタン。お前は、その……その力をさ、守ってくれねえかな。
そういう、自分のやってることも理解できないバカヤロウどもから…な。
武器を『怖い』っていうお前なら、なおのこと、信じられる…んじゃあねーかな。
少なくとも、お前は俺よりうまくやる。そう思う…んだけど」
みんな黙っちゃった。
もう、またそーゆーコト言う。自虐とか面白くないんだよ!
でも、ま…ペギタンのこと、はげますために言ってるんだもんね。
それに免じて許したげる!
ペギタンは、それでもちょっとネバろうとしてたけど。
「これは…魁が苦労して勝ち取ったものだペェ」
「そうだな。なら、ゆずる代わりに俺の言うことを聞いてくれよ。
これでお前にもスタンドが見えて、お前自身とみんなの身を守りやすくなるんだ。
手前味噌だけど、いい取引だと思う」
「……ズルイコト言うペェ。断れないペェ」
「F・Fと相談して考えてきたんだよ。嫌がる気してたからな」
最初からいろいろ考えてきてたっぽいタッキーに、結局は
まだためらってるフウではあったけど、差し出された銃のスタンドを両手(?)で
確かにシッカリ受け取ってた。
「確かに、受け取ったペェ。これを、シッカリ守るペェ」
「よし。さしずめ…これでお前も皇帝ペンギン、ってとこか」
……台無しじゃん。
あたたかい空気が一気に逃げてったんだけど。
あーもう、のどかっち固まっちゃってんじゃん。
「…………。ああ、言っちゃったペェ」
「…ん?…………アッ!」
タメ息をついたペギタンに、タッキーがちょっと考え込んで…
のどかっちとほぼ同時に同じトコを向いた。…ちゆちー?
…………あ、ヤバ。
あたしもわかったその瞬間に、ちゆちーが噴火した。
ボブフゥッ!!
思いっきり吹き出して顔がゆがんだ。残念な方向に。
お腹あたりがピクピクふるえてるのが肩にのぼってきて、すぐ頭にまで来てた。
ウフフハハハハハハフハハハハハフハフフフフフフフ
クックククックッ…フゥゥーーッ
ウゥ、フゥーッ、クククククフフフフフハハハハフハハハフウフフフフフフククククク
ウグ、クフゥーッ、クックックアハフハハハハハハ……
「皇帝、ペンギ…皇帝ペンギン、って!
ちょっと!そんな……ないわよぉ!」
ヒッヒッヒッ ハッハッハッハハハハハ、フゥ~~ッ…
「タッキーさ。わざと?」
「…いや、ただただ俺がバカだった」
「何もかも台無しラビ」
「ほっとくしかないのかな、ちゆちゃん……しばらく」
このときはまだ、夢にも思ってなかったんだよね、あたしたち。
このちょっと後で、ビョーゲンズ相手に負けに近い戦いをすることになるなんて。
ヒーリングっど♥プリキュア原作ご存じの方にはほぼ予想がつくでしょうが、
この戦いは原作のアレに相当するものです。
とはいえ状況も戦力もだいぶ違ってきますけど。
ご意見、ご感想、誤字脱字報告、ぜひよろしくお願いします。
現時点で、この作品に何を求めて読んでいますか?
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