創造(つくりもの)の鷹   作:黒宮怜狐

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処女作の第三話だお。今回は前後編で分かれているお。
後編はとある艦娘の視点で書かれるお。誰とは言えないお。

見切り発車って打つときなぜか幹発車って打っちゃうけど今日も見切り発車な話をやっていく。
今回の話は滅鷹初の戦闘。さてどうなるかな。




第三話前編 能ある鷹の爪

??年??月?日位置アイアンボトムサウンド

 

さぁ、あの島に向かって全速前進だ!

さっき、使い方を知ったばっかのアンテナをびんびんに働かせ島に向かう。

すると、すぐに何かを感知する。何かというか……

 

「敵の反応っぽい感じがすごいわ」

 

水上電探ってこんな精度とか範囲とかいいんだな。仮定敵の位置がまるわかりだ。

えーっと、一番まとまっている奴で数は1,2,3,4……

 

「多分30位か?なら行けるな」

 

……あれ?今……なんで行けるなって言ったんだ?初戦闘になるかもしれないんだぞ?しかも一人で。無理に決まっているだろう?沈むかもしれないんだぞ?

でも、体の奥が熱く燃え滾る。まるで闘争を求めるように。

そう考えているうちに身体は敵の方へ向かってしまっていた……

 

 

??年??月?日位置アイアンボトムサウンド東側

 

大体この辺りだろうかそう思うと更に気分が高揚してくる。もうすぐ敵に合えると。

 

「うーん、俺ってこんな好戦的な性格だったかなぁ?」

 

自らに問いかけるが勿論返答は「NO」。なら多分、俺ではなく(滅鷹)がそうなのかもしれない。

ただ、身体が闘争を求める以上自分の意志で止めることはできないと思う。

腹をくくるか、俺。運が良ければ勝てるかもしれない。

 

「見えた」

 

電探で見つけた大艦隊の進路を予測して待ち伏せの形で止まっていた時に視認したと同時にそう呟く。艦これのでの敵は深海棲艦。そして、あれはどう見ても深海棲艦と一致していた。

今ならまだ逃げれるかもしれないという思いとこれだけの数と相手できるんだという思いが混ざり合う。

正直、あの数だ。すでにばれていてもおかしくはない。もしかしたら、あの島に向かおうとした時点ですでにばれていたのかもしれない。

六隻艦隊の五編成の超大規模艦隊。隊列は先頭が駆逐艦、その奥に重巡と軽巡が入り交じり、その奥はよく見えない、が空母の姿は()()()()()()()()()()()。本当にいないのなら逃げれるかもしれない。

と思ったところで、さらに嫌な予感がした。逃げるのは得策ではない。此処で逃げたら後悔する。そんな気がした。

 

「しょうがない、やるしかなさそうだ」

 

自分の直感には素直に従うといいってばっちゃが言ってた。

 

「ただ、どうするか……こっちの戦力は1、あっちの戦力は30。しかも俺は戦ったことがないときた」

 

俺の身体はこの程度ピンチでも何でもないと、むしろ早く戦いたいと武者震いをするほどだが、俺自身は初めての戦闘、実際に動かすのは俺の意思で体が勝手に動いてくれるなんて思っていない。

大体の距離は少しずつ縮まっているが先頭との距離が100キロほど、射程ってどんなもんなのか分からんが、後50キロは近づかないと当てられそうもない。でも近づくとおそらく、というか確実に見られる。

いや、見られるだけならいいが撃ってくる恐れもある。

側面から叩きたいが地形がそうはしてくれない。丁度仮定敵のいる地点が入り江のようになっていて門のようにも見える。

 

「ただの突撃は……絶対得策ではないな。唯悪戯に命を落とすだけになる。まぁ、当たり前だけどさ」

 

まず、やるなら簡単に倒せそうな駆逐艦からやって外側の戦力を削るのがいいだろうか、いや、中央をたたき混乱を起こす方がいいかもしれない。

 

「後者の混乱のほうがいいかもしれないな」

 

とりあえず、理解してくれるか分からないがあの、妖精を呼び出す。

 

「今から自分は、単独で大艦隊に攻撃しに行きます。できるだけ頑張るので、手伝ってください」

 

伝わったか分からないが敬礼したので伝わったと思う。その後、大きな丸を身体を使って作ったのは口調の評価のだろうか、余計なお世話だ。

目をつむる。集中をし、意識を変えていく。

俺の前世の時の教訓『勇気を持て、意志を固めろ、敵はお前よりはるかに弱い』を思い出せ。

 

「俺……いや、(わたし)なら勝てます。私は単独なら最強で最恐で最狂です」

 

なんとなくだが、俺が完全に滅鷹になった気がした。なりきりでは無く、滅鷹が自分なんだと、再認識した気もした。

 

「さて行きますか。重巡洋艦滅鷹…………出撃します!あいつらに、最高の悪夢を見せてあげる♪」

 

こうして超大艦隊撃滅作戦を遂行することになる。

 

 

??年??月?日位置アイアンボトムサウンド東の小島、敵超巨大艦隊までの距離残り40キロ

 

一応、自分が付けている艤装を確認しておこう。

主砲2基、副砲及び高角砲6基(内訳副砲2:高角砲4)、対空機銃6基、水上電探及び対空電探2基(内訳1:1)、魚雷8基40門、水上偵察機が1機。

今回は、あの大編隊に水上偵察機を飛ばすと間違いなく落とされるうえに警戒されるため、余裕ができるまで使わない。いや、使えないだな。

さて、此処からの砲撃は先頭には届く。そう確信がある。

だが狙うは駆逐艦の奥の重巡でも、赤いオーラを発している奴、エリートだったか、フラッグシップもいるようだが、重巡ネ級の方が強いし恐らく指揮系統を握るならその辺りだろう。

問題はこの主砲がどこまで貫けるかだが……何となくだけど絶対に貫ける気がしてならない。

一応地図にも載らないような小島で待ち伏せしているが待ち伏せが知られている気がする。

 

「まぁ、分かっていても叩き潰してあげますけどね♪」

 

 

??年??月?日位置アイアンボトムサウンド東の小島、敵超巨大艦隊までの距離残り35キロ

 

「ようやく狙える距離ですね♪さぁ、地獄のショーの始まりですよ♪」

 

なんだか、今から死にに行くようなものなのに楽しくなってきた。

速くあの艦隊を壊滅させたい。あの深海棲艦が絶望するのが見てみたい。そう思う。

その前に確認できていない深海棲艦の確認だ。

奥の方に目線を動かすすると

 

「嘘……だろ……」

 

軽巡洋艦と駆逐艦に囲まれて見えたのは南方棲戦姫だった。

俺、1艦で姫とやらなきゃならないのか……。

 

「……やってやりますよ」

 

そういうと、俺はネ級エリートに向けて砲を放った。

それと同時に副砲で周りの深海棲艦を一撃で沈めていく。

指揮系統が狂ったのか周りは何が起こったのかと慌て、中には味方にぶつかる深海棲艦もいた。

俺は、その中に全力で突っ込んでいく。

 

??年??月?日位置アイアンボトムサウンド東、敵超巨大艦隊中央部付近

 

突如現れた滅鷹()に動揺する奴もいたが直ぐに砲を向け速射。だがそれがいけない。

速射された弾のいくつかは味方の頭や体を撃ち抜き、沈みはしないもののダメージを与える。

これで、少しは弾薬の消費を抑えられるだろう。流石に全ての弾が一発で沈ませるほどのダメージを出すとは思っていない。ちなみに他の弾は至近弾もあるが、ほとんどが的外れ。

魚雷をばら撒きつつ、高角砲を駆逐ロ級後期型に向けて撃つ。これで数隻を轟沈。残りは二十三隻。

と、ここでまずいと思ったのか南方棲戦姫が発艦し、制空をとりつつ砲撃、弾着観測射撃というやつなのだろうか。

 

「そんなちゃちな攻撃当たるわけないでしょう」

 

簡単な砲撃なんかは簡単によけられる。油断していなければ全ての砲撃を避ける自身もある。

奇襲の効果はここまで、ここからは攻撃が激化すると思うため回避に専念しつつ隙あらば必ず当たる距離で撃っていく。

二十三隻の砲撃は雨のようにしか感じなった。でも大きく、目で追えるほどの遅い雨は俺には当たらない。

隙を見つけては撃つ戦法で二十隻まで数を減らす。これで一艦隊分と三分の二をやった。

此処からは俺が隙を見つけては撃っていることに気づいたのか隙無く撃ってくる。スピードの調節、蛇行の不規則化などで命中弾を確実に回避していく。

それでも少し自分が疲れてきたのか、それにも対応して撃ってきているのか至近弾が多くなる。

それでも尚、一隻ずつ轟沈させていく、時には近づき、時には遠距離砲撃を。

制空権をとられている以上弾着観測射撃は出来ない為、長距離も目視での砲撃、もちろんそうなると一発、二発と外す数も多くなって行く。

それでも十五隻まで数を減らす。服は返り血の様なものがべっとりと付き、のどがカラカラになり、腹もかなりすいてきた。でもこれで二艦隊分と二分の一。終わりは近い。

ここまで損害が出れば、相手は本気で殺す以上の話になり、全方位を塞ぐような砲撃や、魚雷。

流石に被弾を貰ってしまうが装甲のおかげでノーダメ―ジ。

こちらも水柱のおかけで位置の把握がすぐにできなくなり攻撃のチャンスになった。

全門斉射によりちまちまダメージを与えていた深海棲艦八隻を同時に沈める。これであと、七隻。

すでに体力やのどの渇き、腹の減り具合は限界を迎えているがまだやれる。

 

「貴方たちの絶望の顔が見たいの♪まだ……倒れないわよ♪」

 

とりあえず、孤立している重巡ネ級を沈める。これで六隻。四艦隊分を潰した。

すでに服は真っ赤に染まり、髪や頬にもついている感触がする。それでも攻撃の手を止めない。

高角砲を駆逐艦に向け掃射。これで二隻。あと四隻。

副砲を残った駆逐艦と軽巡に向け発射。それと同時に残り少ない魚雷を移動予測位置に向けて発射。

これで残りは南方棲戦姫だけになった。

 

「ナ……ナゼダ。ナゼダァァァァァ!」

 

そう言葉を発すると南方棲戦姫は主砲を発射。

多分絶好調なら避けれただろうが、今は体力がほとんどと言って良いほど無い。

その丸わかりな砲撃に直撃してしまい艤装が悲鳴を上げ、服が破れ、血があふれ出す。

大破状態と言ってもいいだろう。と言ってもアドレナリンが大量に放出しているからか痛みは感じないが。

 

「やってくれたわね!痛みを感じさせながら嬲り殺してあげる♪」

 

そういって全砲門を南方棲戦姫に向け、掃射。

全ての砲弾は南方棲戦姫に真っ直ぐに飛んでいき、肉体をえぐり、艤装を破壊。

海の藻屑と化していった。

 

「はぁ、はぁ。はぁ、はぁ」

 

やり切った。あの三十隻もの超大艦隊を俺の手で……。だが、

 

「うぁぁぁぁぁ!」

 

アドレナリンが切れたのか全身に痛みが走り、腹に受けた砲弾のダメージによって腹から血が噴き出す。

全身の体液が口から出そうになるのを止め、航行をしようとするが。

 

「ウァッ」

 

身体が倒れ、半分沈みかけているのが分かる。

 

「あぁ、私……死ぬんだ。沈むんだ」

 

そんなことを思うとひしひしと恐怖に駆られる。「死にたくない」「沈みたくない」と身体が無理に動こうとするがこんな状態で動けるはずがない。

 

「そんなことさせません!」

 

そんな声が聞こえ、俺の意識が途絶えた。




さて、今回の感想

戦闘表現難しすぎるっぴ!おかしなところがあったらガンガン言ってくだしあ!
では、後編を書いてきます!(`・ω・´)ゞ
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