歌姫に拾われた俺がアスタリスクで生活をするのはまちがっているだろうか。 作:リコルト
約半年ぶりですね……しばらく放置して申し訳ありませんでした。投稿が出来なかった理由としては学業の多忙、それと一部読者から送られたちょっとした厳しいアンチコメントのようなものですね……正直申しますと後者の方がかなりキツかったです。そのせいで最初は作品そのものを削除しようと思いもしましたが、20話という少い話数でありながら1000人以上の読者がこの拙い未完の作品にお気に入りをして頂いたということを考慮して、勝手ながら削除せずにしばらく他方面の作品で息抜き等をさせて頂きました。
作者の勝手な諸事情で半年近く休載をしていたのですが、たまに届く読者からの更新を楽しみにしているという多くのコメントを頂いて、一人の書き手として本当に嬉しかったです。コメントにつきましては少しずつ返信していくつもりです。休載をしていたにも関わらず、嬉しいコメントをして頂いた読者の皆様本当にありがとうございました。
長くはなりましたが、今日を持ちまして投稿を再開しようと思います。ペースとしては月に1~2本ぐらいを目安にしようと思います……まだコロナで学業がどうなるか分かりませんので笑。
そして、最後に作者から少し読者の皆様にお願いがあります。感想欄で総武・アンチ組の処遇に関する質問やリクエスト(〇〇はこの学園が似合う、〇〇はこういう結末が良い等)に近いものは暫く控えて頂けると非常に有難いです。理由は数多くの読者がいる中で、一人の読書の結末を優遇できないこと、作者の技術が読者のニーズに合わせられない事等が原因ですね……こういった不対応が原因で改善点も言わずに駄作と言われてしまうのは書き手としても非常にキツイです(拙い作品であるのは自覚していますが笑)。
それと予め忠告しておりますが、アンチが嫌いな方はブラウザバック推奨です!上述した感想欄に関わる作者からのお願いを守れない一部の方々の感想、『アンチが嫌いな方はブラウザバック推奨』と警告しているにも関わらず今作にアンチ作品に関わる批判や批評、さらには『アンチをやめろ!』みたいなリクエストは削除・最悪は運営に報告することも視野に入れております。ご了承ください。
それでは短い話かもしれませんが、本編をどうぞ!
自室に帰ると、そこにはエプロンをした女神……いや、シルヴィが何食わぬ様子で料理をしていた。
「シルヴィ……なぜ俺の部屋にいる?」
死角からの思いがけないインパクトに一瞬フリーズしてしまったが、しばらくして状況整理が一段落すると、呆れたように右手で頭を抱えながら色々とツッコミを入れたい気持ちを抑えつつ、シルヴィに訊ねる。
「それは晴れて私のマネージャー兼ボディーガードになった八幡君をお祝いするためだよ。それがどうかしたの?あっ、冷蔵庫の野菜とか使わせて貰うね」
「ああ、お構いなく……じゃなくて、祝ってくれるのは嬉しいが、どうやって俺の部屋に入ったんだ?玄関の鍵は閉めてあった筈なんだが?」
悪びれる様子もなく、淡々と器用な手際で料理を作っていくシルヴィに改めて俺は問う。サプライズのお祝いだと彼女は言っていたが、一線を越えればヤンデレの類いに足を踏み入れている。まさか、俺の知らない内に合鍵とか作られていないよな?もし、それが事実なら今日中に自分のブライパシーについて心配しなければならない。ペトラさんへのご報告待った無し案件だ。
「あっ、それはペトラさんに事情を説明してマスターキーを貰ったからだね~!だから、安心して大丈夫だよ!」
そう言ってピンク色のフリフリが着いた可愛らしいエプロンを身に着けながら親指を立てたハンドサインを自信満々に俺に見せつける。あ、うん……ペトラさんが公認なのは分かったが、先程まで家宅侵入疑惑がかけられていた張本人に大丈夫と言われても色々複雑な気分である。
「さ!さ!八幡君はイスに座って待ってて!もう少しで料理が出来上がるから!」
「お、おう……」
シルヴィに促されるようにイスに座らされ、俺が座ったことを確認すると彼女はキッチンへとすぐに戻って行った。
初めてシルヴィの料理姿を見てみたのだが、あの料理の手際を見れば問題は無いだろう。それにあの感じだと俺がキッチンに参入してもすぐに追い返されてしまうに違いない。仕方ない……テレビでも見て待つことにしよう。
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「では、八幡君の正式な専属マネージャー兼ボディーガードへの就職を祝いまして……カンパーイ!!」
「か、カンパイ……!」
シルヴィの音頭と共に俺達はお酒……ではなくジュースが入ったグラスのコップをカツンッと鳴らし、ゴクゴクと喉を潤す。まだ俺達は未成年だからな。流れ的にはお酒が似合うかもしれないが、そこはしっかりと弁えている。メディア系の仕事に関わっている以上は未成年飲酒は一発アウト不可避だしな。未成年飲酒ダメ絶対。
「今日は私の自信作!温かい内に召し上がれ!」
「じゃあ、遠慮なく………」
俺は一人分としてワンプレートに盛られたシルヴィの手作り料理を最初に食する。プレートにはオリーブが入ったサラダと主菜の鶏肉のクリーム煮、主食はトマトクリームパスタと食欲をそそる美しい見映えで、料理の組み合わせ的にも非常にバランスが良い。
「どうかな?味の方は?」
シルヴィが心配そうにするが、味は言うまでもなく……
「お、美味しい……」
「本当っ!?良かったぁ!!」
美味しいと言ったが、これはマジでレストランのランチとかで今すぐに出せるのではないかと思うぐらいの美味しさだ。付け合わせのスープも塩加減が最高で、欠点がまるで見つからない。アイドルだけでなく、料理人としてもやっていけるんじゃないか?と疑うぐらいに。
「ああ、将来は良いお嫁さんになりそうだな……」
「えっ!?///えぇ!……ちょっと//////」
「んっ……?変なこと言ったか?」
突然シルヴィが両手を顔に手を当てる。手で隠しているが、よく見てみると白い肌のせいで顔が赤くなっているのがくっきりと分かる。俺は料理もできるから、彼女と結婚する人は幸せだなぁと思った事を口に出してしまっただけなんだが、変な事を言っただろうか?
俺?俺もシルヴィみたいなお嫁さんは憧れるよ。ただ、彼女とはあまりにも釣り合わないでしょ。収入なんてシルヴィの方が十倍あるし、世界的アイドルと平民の俺が結婚したら世界中の彼女のファンに何を言われるか…………
「う、ううん///何でもない!!そ、それよりも新しい仕事についてペトラさんから何か言われたんだよね?」
「あ、ああ、そうだな。五日後に行われる星武祭の特番に出演するシルヴィの護衛を任されることになった」
「早速だね…うふふ、頼りにしてるよ。私の
「ああ……最初からそのつもりだ」
シルヴィの言葉を通じて改めてシルヴィと俺の関係を再認識させられる。初めての外部での仕事だが、しっかりと自分の役目を果たすつもりだ。シルヴィに怪我の一つもさせない事、シルヴィのサポートをする事、それらがシルヴィの専属に選ばれた俺に与えられた役目だからな。