歌姫に拾われた俺がアスタリスクで生活をするのはまちがっているだろうか。   作:リコルト

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前回の話であった八幡の魔術師の能力を改めて分かりやすくこの場でまとめてみようと思います。もう分かってるよという人は本編に行ってもらって大丈夫です!

八幡の能力は
〇自身の五感変化
〇相手の五感変化
大きく分けると、この二つです。

けれど、相手の五感変化を発動させるには対象の相手に一度素手等で接触するか、自身の星辰力を込めた攻撃を対象者に当てる等、自身の星辰力を相手に付着させる必要があるというのが作者が伝えたかった事です。(シルヴィが設置型能力に近いと言ったのはある条件を満たさないと発動しない能力だと言いたかったからです。)
そう考えると、八幡に何度も接触した星露の視覚が八幡に奪われたのも理解できると思います。
こうしないと、サスケ君の写輪眼みたいな相手の五感を簡単に奪える凶能力ですからね笑。

まっ、作者とサスケ君には共通点無かったけどね~(大蛇丸ボイス)

さて、文章が長くはなりましたが、今回も優勝して……じゃなくて本編をどうぞ!




怪しい店での買い物

 

 

「メモによるとここみたいだね」

 

 

 栗色の髪を大きめの帽子を被って隠し、地味なイメージを持たせるシンプルなブラウスとジーンズ姿で変装をしているシルヴィに案内されながら、俺は再開発エリア最寄りにある平塚先生が教えてくれたお店の場所の前に来ていた。

 

 それにしても、シルヴィは素顔がバレないような地味な姿でコーディネートしてるけど、普通にモデルみたいに綺麗だよな。ちなみに、俺のコーディネートは制服のように着こなしてしまった黒色のスーツ姿である。黒色のスーツと言っても学生が着る名残を残したせいか上はブレザーにも似ている。実際、この服持っているどんな服よりも動きやすいし、汎用性が良いんだよな。

 

「そう言えば、シルヴィは再開発エリアにやけに詳しいな。よく来たりするのか?」

 

 そう言って、俺は辺りの廃墟となった何かの建物の跡地を見渡す。廃墟と言ってもほぼ瓦礫の山とかじゃん。目印となる建物もほぼ無いし、シルヴィに来てもらって正解だったと思う。

 

「まぁね。他学園の生徒や生徒会長と秘密の取引や話をする時はここを利用するかな。でも、レヴォルフの生徒みたいに入り浸ってるわけじゃないよ」

 

 生徒会長……一昨日のあの万有天羅みたいな人とここでそういう事もしてるのか。そう言えば、やけにシルヴィと万有天羅は仲が良さそうだったな。

 

「アスタリスクの生徒なら再開発エリアの大まかな場所とかは自分のために覚えている人はいるけど、八幡君はまだ焦らなくても良いよ。再開発エリアには物騒な人達も多いから今の八幡君が一人で行ったら、確実に返り討ちだよ」

 

「それは、ごもっともです………」

 

 俺には魔術師の能力があるけど、それを戦闘に生かした経験も無いし、自衛できる武術とかもないからなぁ。そこは学園でも序列一位の彼女の言葉に何も反論ができない。

 

「さてと、早速中に入ろうか。八幡君」

 

「ああ……そうだな」

 

 

 そう言って、シルヴィと俺は外観がボロボロの目的の店へと入店する。薄気味悪い様子ではあるが中に入ると、下には階段があり、明かりが見えた。そこが恐らく平塚先生の友人のお店だろう。それにしても一体どんな友人なんだろうな………

 

 

………………………………

 

 

 

………………………………………

 

 

 

………………………………………………………

 

 

「「失礼しまーす」」

 

 

 地下へと降り、俺とシルヴィはその店へと入店する。中に入ると、誰かが入店した事を知らせる鈴の音が聞こえるが、それに対応する人は出てこない。静かな鈴の音が店の中に響き渡るだけだった。

 

「誰もいないのかな?」

 

「さぁな。だが、店は機能している」

 

 誰も出てこないことに怪しさを覚えつつも、シルヴィと俺は手分けして誰もいない店内の散策を始めた。店の中は監視カメラがいらない程に狭い場所だったが、あちこちに陳列している品物の数は多い。傷薬、包帯、エナジードリンク、それに煌式武装の部品のような物や何に使うか分からない弾薬など幅広いジャンルの品物数だ。

 

 そう思いつつ中を見ていると………

 

「わぁー!ごめんね!久しぶりの客だというのに!もう数週間近くは客が来ないから鈴の音も風が強く吹いただけだど勘違いしてたんだ!待って、帰らないで!いや、帰らないでください!」

 

 店の奥からやけにテンションが高いエプロン姿をした赤髪の眼鏡の女性が出てきた。年齢も平塚先生と変わらないぐらいだし、もしかしたら………

 

「あの、貴方が平塚先生の友人ですか?」

 

 一か八かという思いを抱きつつ、俺はその赤髪の女性に訊ねてみた。

 

「平塚……もしかして、千葉県の中学校で先生をしているあの静ちゃんかい?」

 

「静ちゃん……多分、そうですね」

 

 静ちゃんという呼び方に違和感を覚えるが、おそらくそれで間違いないだろう。

 

「成る程………じゃあ、君が静ちゃんが言っていた新宮八幡君だね。君の話は聞いてるよ」

 

 そう言って、赤髪の女性は机の上に散乱していた物を一気に片付ける。最初はただの物置棚だと思っていたが、レジ台だったようだ。

 

「お見苦しい所を見せたね。私の名前は西園寺(ながれ)。静ちゃん……平塚静とは昔からの友人だ。そして、ようこそ!愛されて10年の貴方の街の西園寺雑貨店へ!パンツのゴムから装甲車まで電話一本でいつでもどこでもお届け参上するよ!」

 

 そう言って目の前の赤髪の女性、西園寺さんはハ〇レンに出てきた雑貨店みたいに自分の店の自己紹介をするのだった。やっぱ友人なだけあって少年漫画から影響を受けるのは似ているんだな……

 

 

 

 





作品で初のオリキャラが出てきましたが、西園寺流のモチーフはプリコネの晶(ラビリスタ)です。分かる人には分かるネタですね。

雑貨店のネタも……
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