オリジムシと話せると自称する補助オペレーター   作:アンチマテリアル竹輪

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合成コーラください


フレンドオリジムシとサイレントドクター

 うねるオリジムシに突っ込みを入れたい気持ちを抑えつつ、ドクターは効率的な理性回復のために、主要区画まで案内を頼んだ。

 

 

「それはいいけど、こんな暗い廊下のソファで寝てたの?」

 

 

 いきなり痛い所を突く発言にドクターは、十何倍の戦力差を覆す頭脳で誤魔化す。

 

 

「ソファが恋しくなった? 本当かなぁ?」

 

 

 ソファは人類が行き着くべき場所であり、揺り籠であり、眠りに着く場所である。そうに違い無いのだ。

 

 

「つまりアーミヤ代表から逃げてきたってこと?」

 

 

 君の様な(r

 どうやら理性がないと、舌戦も満足に出来ないらしい。非力な私を(r

 

 

「ダメだよドクター、代表だって頑張ってるんだから、負担を増やしちゃダメ」

 

 

 それはそうなんだが、うん、私が悪いな。

 アーミヤのウサ耳もカクカクしてたし、私がしっかりしないと。

 

 

「ドクターも頑張ってるし、疲れてるのはわかるけどね」

 

 

 さて、理性回復剤は何個余ってたかな

 

 

「で、何だっけ、道案内してほしい? いいよ、付いてきて」

 

 

 

 そんな言葉と共に、歩き出すオペレーター、スネイル

 置いてかれない様に着いていく。

 記憶を失ってからは初めましてとなる彼女。

 どんな関係性だったかは忘れてしまったが、そのことを余り心配する必要はないらしい。

 

 

「どうしたの、Escargot? 《初めましてドクター、俺はスネイルのダチ、Escargotだ》だって? ドクターとは初めましてじゃ無いでしょ?」

 

 

 ただしオリジムシと会話しているのは少々待ってほしい、出会った時から思っていたが、オリジムシを虫かごに入れて連れ歩くのはまだしも、会話というかコミュニケーションしているのはおかしいだろ。

 

 

 

 というのが口から出かかったが、今後の関係の為に、うねうねオリジムシもとい、Escargotに初めまして、ドクターだ、と冗談めかして伝える。

 

 

 

「うーんこれがユーモアとかジョークって奴? てっきりEscargotがもう歳なのかと、あー、しっかり夕飯代の事は覚えてたか〜、さよなら私の塩卵バー」

 

 

 歩きながらスネイルと私、そしてお喋り好きのオリジムシという、変わった組み合わせで通路を進んでいく。大した目印も無く、等間隔で扉と小さな照明が並んでいて、余り進んでいるという実感はないだが。

 

 

 

「っとと、ここの階段で上がれば主要区画の端っこに出るよ」

 突然話しを断ち切り、右に並んでいる中の一つの扉、他と比べても何の変哲もない扉を開いた。

 扉の奥には控えめな灯に照らされた階段があった。

 

「私は別の用事があるからここまでだね」

 

 スネイルがいなければこの階段は見つけられなかっただろう。ありがとう

 

「どう致しまして、ドクターの端末にはマップが入ってたと思うから、無くさない様にね」

 

 わかった、次は電源が切れた時に頼む事にするよ

 

 

 これからの睡眠時間と明日の仕事内容を思いながら階段を上っていった。

 




《個人服歴》
研究所を追い出された少女
ロドスに保護された後オペレーターとして就職する
オリジムシ研究者だからなのか少々ズレたところが散見されるが、他の職員との仲は悪くない。
ロドスでは環境調査員兼補助オペレーターとして働いている
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