それを知った2人の隊員は女性のいるハーレムの協会に赴くでした。
紐育の町を一人の女性がバイクで駆け回っています。
「ああああ、可哀そうにカルロスは何も悪いことしてないのに警察に補導されちまった」
女性は、どうやら警察に追われているようなのです。
逃走中の女性の上空を二つの光が走っています。
上空では戦闘帰りの2機の戦闘機が本拠地に帰っていくところです。
「やったわね昴。今日もまた大量の悪念機を破壊したわ!」
「安心するのはまだ早いぞラチェット。今のところ星組隊員は僕と君の2人だけだ。もう少し仲間を集めないと今後の戦いに困難が起こる」
搭乗しているのは、金髪の若い娘と黒髪の性別不明の日本人です。
「確かに、今日は少し手こずったかな。戦闘の後でサニーに仲間探しの許可を貰って大正解だった。何処かにいないかな、私たちの仲間になってくれそうな人?」
娘が溜息をつくと、警察のサイレンが鳴り響ています。日本人がモニターで確認すると、なんとパトカーで暴走族の首領らしき女性を追っています。
「あらら、今時暴走族?警察も大変ね。そうだ」
娘は左側のボタンを押します。
「何をするんだラチェット?」
日本人は首を傾げます。
「いいからいいから…。
銀の光に照らされし聖女たちよ!
ハー!
世界に運命を!シルバー・ライト!」
戦闘機から銀色の光弾を出します。
光から大量の光弾が舞い降りて、女性はバイクから転倒します。その衝撃で女性は目を回します。
「大成功!」
「やり過ぎだけど、一件落着かな…」
娘は拳を握ります。
2機の戦闘機は、そのまま本拠地に戻ります。
翌日の新聞では…。
「なにこれ?ケンタウロスとやらの暴走族の首領は結局は捕まらなかったの?」
カフェで日本人と朝食をとりながら、娘は新聞を読んでいます。
「ニュースでは、彼女はバイクからの転倒後どこかに逃走したらしい」
「何処にってどこよ?」
「さあ。それよりも3人目の星組隊員の捜索をしないといけないな…」
「そうねぇ」
急に日本人のポケットから通信が鳴りました。日本人が通信に出ます。
「こちら、昴。…判った」
娘と日本人が本部の作戦指令室に来ると…。
「彼女が3人目の星組隊員?」
2人が司令官から頂いた写真を見ると、なんと夕べの逃走した女性でした。
「そう。彼女の名前はサジータ・ワインバーグ。ラチェット、君と同い年だ」
「この人が…?」
司令官から出された写真を見て唖然とします。
「先ほど、女性が駆け込んだハーレムの教会を訪れて、紐育華撃団の仲間にならないかってスカウトしたんだ」
「警察に届けずにか?」
「うん」
司令官の言葉に2人はずっこけます。
「そこで2人に彼女を、ハーレムの協会まで迎えに行ってほしいんだよ」
「いいんですか?警察に届けなくて」
「警察に突き出さない条件だから、彼女を仲間に加えたいんだよ」
司令官は笑い出します。
本部から出た2人はハーレムの協会に赴くのでした。