鉄血のプリンセスコネクト!Re:Dive   作:モンターク

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こいつが居なければ始まらない。


アグニカ仮面、襲来

そのあと、一同はアオイの後ろからの案内もあり村へ到着。

そこで出迎えたのはフォレスティエのギルドマスターであるミサトであった。

なお到着した途端、アオイはすぐにミサトの後ろに隠れてしまった。

 

「ようこそ、タルグム村へ」

 

「あの…この募集を見まして」

 

「あなた達のギルド名は?」

 

「わ、わたくしたちは…その…」

 

「鉄華d」

 

「オルガは黙ってて」

 

「すみませんでした」

 

オルガはわかってはいるものの、何故かいいたくなるようであった。

 

「はいはーい!私たち、美食殿っていうんです」

 

コッコロにぺろっとした表情をするペコリーヌである。

 

「私は、フォレスティエのミサトです。この子の他にも、ハツネという子がこの村に来てるんですが…今はどこかでお昼寝中みたい。ふふ」

 

ミサトは良く微笑んでいる。

ミサトは普段は保育士として活動しているため、母性というものがよく出ている。

 

「今年は豊作で、人手が足りなかったから助かるわ。他にも、エリザベスパークの子たちと…」

 

「エリザベスパーク?」

 

「どうしたの?」

 

「以前、お世話になった方がそのギルドに…」

 

「うん、お世話になった」

 

コッコロに同調する三日月である。

 

「あら。顔見知り?それは…」

 

そんなところにある声が割り込む。

 

「ミサト。こちらの準備のほうが終わったのだが…」

 

「あら、モンタークさん」

 

「……あ?」

 

オルガと三日月にとってはやけに聞き覚えのある声。

その方向へ向くと、スーツ姿で金色の仮面に灰色の髪……間違いなく「アイツ」であった。

 

「この方は……?」

 

「ああ、紹介するわ。収穫をお手伝いをしてくださる「モンターク商会」のギルドマスター。モンタークさん」

 

「ご紹介に預かったモンターk」

 

「何やってんだあああああああああ!」

 

ドゴッ!

 

「准将!?」

 

そのモンタークをいきなりぶん殴るオルガであった。

その殴られたモンタークは後ろに居た副官に支えられ、倒れることはなかった。

そして仮面が少しズレ、隙間からは金髪が少し見える。

そう、言うまでもないがこのモンタークこそ「マクギリス・ファリド」である。

アグニカバカ、バエルバカ、ロリコンの三重苦だが、本人はとくに気にしていない。

なおその後ろの副官は「石動・カミーチェ」マクギリスを前世から引き続き支えている人である。

 

「あら?お知り合い?」

 

「ちょ、オルガ!?急に初対面の人殴っちゃ不味いでしょ!」

 

「お、オルガさま……」

 

「?」

 

「大丈夫だ、初対面じゃねえからな」

 

「あらあら、感動の再会というものですね」

 

「感動の…再会…?」

 

ミサトは天然であるためか目の前でモンタークが殴られても特に動じてなかった。

それに対してキャルは言うまでもなく首を傾げていた

 

「全く…久しぶりの再会なのだが、急に殴るとは想定外だった」

 

「准将、大丈夫ですか?」

 

「ああ、まあ殴られること自体はなれているのでね…」

 

仮面と髪を直しつつもそうボヤく。

そしてオルガ達はペコリーヌ達に話を聞かれないように少し場所を違うところで話すこととなった。

 

「なんでチョコの人がいんの?」

 

「何、私は取引先の手伝いをしに来ただけだ。それ以上でもそれ以下でもない」

 

「本当か?またなにか仕組んでいるんじゃねえのか?」

 

「私とて愚かではない。今後も君たちとは良い関係でいたいのでな」

 

「あのな……」

 

マクギリスに上手くかわされてしまったオルガであった。

 

「准将のおっしゃるとおりだ。我々は君たちに害を与えることはしない。これは誓おう」

 

「石動もいんのかよ……どっかの世界ぶりだが……お前、相変わらずこんなアグニカバカでもついていくのか?」

 

「妙なあだ名で呼ぶな。私はどこまでも准将についていくと誓った身だ。それを破ることはない」

 

「はぁ……」

 

オルガは見たことがある面子とやっと出会えたのだが、むしろ厄介事を押し付けるやつだったため、ただただため息をつくしかなかった。

対する三日月はまあなれていたこともあり、普通に火星ヤシを食べているだけであった。

 

――――――

その後、村を見て回る美食殿の面々だが、何故か寝ながら空中浮遊している女の子を目撃した。

 

「な……なにあれ…」

 

「おぉー女の子が宙に浮かんでますね」

 

「楽しそうに言っている場合じゃないでしょ!?」

 

「あ…」

 

そうこう言っている内に村の中央にあった鐘に衝突し「ゴーン」と鐘を鳴らして、その女の子は落ちていった。

 

「「「うわあああああああああああああああ!?」」」

 

「ヴアアアアアアアアアアアアアアッ!?」

 

落ちたところに一目散に駆け寄るとプカプカと寝たままの女の子の姿があった。

 

「まだ寝てる……」

 

「あの…」

 

「ふがっ?」

 

コッコロが呼びかけた途端に鼻提灯をパチンと割って起きた。

 

「あれ?なんでこんなところに?」

 

「大丈夫ですか?あなた、あそこから落ちてきたんですよ?」

 

「えー!?私また空を!?」

 

ペコリーヌの説明に彼女は「また」と言う辺り、どうやらよくあることらしい。

 

「また?」

 

「あー!気にしないで!私はハツネ。ちょっと寝ぼけてただけの普通の女の子だから」

 

(いくらなんでも寝ながら空を飛ぶ女の子なんて聞いたことねえぞ……)

 

様々な世界を回っているオルガでも流石にこれはツッコミたくもなった。

一方ユウキはただただ関心しているだけであり、三日月も火星ヤシを食べているだけだった。

 

――――――――――――

 

その頃、マヒル、リマ、リン、シオリからなるギルド「エリザベスパーク」の面々はタルグム村へ向かう途中。その一行と同じ姿なまさに「ドッペルゲンガー」な不気味な魔物らしきものと遭遇し交戦していた。

 

「タイミング合わせて!シオシオ!」

 

「はい、マヒルさん!」

 

マヒルは間合いを詰めて技を放つ。

 

「フォークスラーッシュ!」

 

そしてシオリは弓を放ち、黒いリマの体制を崩す。

 

「いくよー!」

 

「オッケー!」

 

リンはリマの肩に乗り――

 

「「ダブルヒップアターック!!」」

 

同時攻撃であった。

 

「ナイス、リンちゃん!」

 

「リマも流石ですなぁー」

 

「前衛を崩せばこっちのもんだべ!」

 

最初は対処に手間取っていた面々だが、徐々に技量の差で追い詰めていたのだ。

 

「ダイ…ジョウ…ブ……ダイジョウブ……」

 

「同じことしか喋らないし、動きもぎこちない……この調子なら……」

 

 

 

 

 

だがその時、別の方向から何者かによる衝撃波が放たれた。

 

それと同時にその魔物と、巻き添えで味方の面々が吹き飛ばされてしまった。

 

「「「わあああああああああああっ!」」」

 

「うああああっ!」

 

それはまさに森の一部を抉ったも同然であった。

木はなぎ倒され、土煙は舞い上がった。

 

「楽しそうな催しが行われているではないか……あながち、私の勘も的外れではなかったようだ。始めまして、かわいい獣人(ビースト)達…私はクリスティーナ!」

 

そしてその先にいたのは…なんと王宮騎士団「NIGHTMARE」の副団長。「クリスティーナ・モーガン」であった。

 

「立ち上がるが良い、まだ踊れるだろう?私をがっかりさせないでくれ」

 

――――――

 

「へー、あなた達も収穫に?」

 

「よろしくお願いいたします」

 

「こっちこそよろしくねー。なんだか賑やかになりそう♪わっくわくだよ~久しぶりに妹にも会えるし」

 

「妹さんがいらっしゃるんですか?」

 

「そうなの。エリザベスパークにね。病気で療養中だったんだけど、少し具合が良くなったみたいなの」

 

こうハツネが美食殿の面々に話している中、当のシオリは衝撃波に吹き飛ばされ、気を失いかけていた。

 

「さっきのは…一体……ゴホッ…ゴホッ…!ハァハァハァッ……」

 

病弱であるがゆえに彼女も限界であったのだ。

 

「おねえ…ちゃん…」

 

「ダイ…ジョウ……ブ……」

 

そして彼女の目の前には彼女と同じ姿をした先程の魔物が居た。

まるで壊れたテープのように同じ言葉を繰り返していた。

 

「………!」

 

そしてその魔物が近づき、彼女の目と鼻の先についた瞬間、その魔物に混ざるがごとく包まれ、そしてどこかへ消えてしまった。

 

 

――――――――――――

 

一方、村の高台では双眼鏡を手に取り、森のほうの様子を見ていたモンタークことマクギリス。

どうやらその「異変」に気づいたようだ。

 

 

(やはり「彼女」の言っていた通りか……これは……)

 

「准将、やはり…」

 

「ああ、この場を頼む」

 

「ハッ!」

 

(アレに関しては予想通りとも言えるが……先程の遠方の衝撃波は間違いなくあのナイトメアの「副団長」によるものだ。厄介な者まで来ることになるとは……全く、困ったものだ…)

 

マクギリスは仮面をつけつつもその表情は笑いはない、むしろ緊張したものであった。

 

ここからまた一波乱が始まるのは言うまでもなかった。

 




ミサトママンはいいぞ……いいぞ……。
ミサトママとのおねショタ流行らない?流行れ(命令形)



そして今回は原作より大幅に出番が追加されたマクギリス。
3話での小説オリジナルの件があったので……。

ちなみにマクギリスはなんとなくギルド運営しているのが合ってそうなので、それにした。
動画版ではあまり描写できないところだろうし、必然的に多少ね?


―――

次回予告

収穫を開始する美食殿達であったが、傷だらけとなったエリザベスパークの面々により状況を確認し、直様シオリの捜索と街の守護に分かれることとなった。
その後、シャドウはタルグム村を襲撃し、その上、三日月が知るMSまでもがシャドウとして湧いてきたのだ。
ペコリーヌと三日月はそのシャドウの撃退を分担して行う中、陛下と美食殿の中で揺れ動くキャル。

一方、捜索に出たオルガ達はシャドウの村襲撃を確認し戻ろうとするもエリザベスパークを襲撃したNIGHTMAREの副団長である「クリスティーナ」に遭遇し、迎撃するも彼女の謎の能力により攻撃が当たらず組み伏せられてしまう。ユウキが倒れ、オルガも希望の花で万事休すなその時、割って入った双剣を使う「モビルスーツ」
そこに居たのは、あの仮面を被った男だった。

次回
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闇穿つ光~激突せしモノ~
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