鉄血のプリンセスコネクト!Re:Dive   作:モンターク

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生存確認兼動画版から先行しての投稿やで。

動画もちゃくちゃくと出来ているようなので今しばらくお待ちを…


Menu7 闇穿つ光
シャドウ達の調べ


そのような騒動を知らない美食殿の6人は依頼通りに収穫作業に精を出していた。

 

「水はけの良い土でございますね。常日頃、手入れされておられるのでしょう」

 

そんなコッコロに相槌を打つユウキである。

 

「へぇ、これがスパイスの元になる植物?」

 

「へー、こんな形なんだ」

 

「キャルちゃん、三日月君。この香りを嗅いでみてください」

 

ペコリーヌが持ってきたのは何かの実のようである。

キャルとペコリーヌは近くで匂いを吸い、三日月はそこから少し離れて匂いを吸ってみると

 

「いいにおーい。お腹空いてきちゃうわ~」

 

「うん、メシ食いたくなる」

 

「ですよねぇ~」

 

「おいおい、まだ早えぞ?」

 

「わかってるわよ。オルガ」

 

そうしているとハツネ、ミサト…とその後ろに隠れているアオイが様子を見に来てくれたようだ。

 

「おーい」

 

「旅の疲れは取れましたか?」

 

「おいっすー!元気百倍ですよー!」

 

「今は空飛んでこなかったの?」

 

「大切な収穫だからね。超能力使うと眠くなっちゃうから今日は封印なの」

 

「?」

 

目をパチクリさせる三人。それすらしないユウキ君。

 

「超能力?」

 

「……なるほどな」

 

なんとなく経験から察した三日月とオルガ。

 

「「「ええ!?」」」

 

「あ…あ、ごめん!今のなし!忘れて!!」

 

「ちょ、ちょっと待って!あれってなんかの魔法とかじゃなくてなんかの超能力だったの!?」

 

「わたくし、超能力者に初めて会いました…みらくる~」

 

「もう手遅れよ?」皆さんいい人そうだし、ここだけの話にしてもらいましょう」

 

「秘密ってやつですね!やばいですね☆」

 

「軽いわね!あんたちょっとは動揺しなさいよ!!つかなんで男3人も驚いていないのよ!」

 

「もうそういうの慣れちまった」

 

「うん、まあ…よくあることだよね」

 

「オッケー」

 

「ユウキはともかくオルガとミカはなんでそこまで冷静なのよ!?」

 

そうキャルがぜぇぜぇしながら突っ込むと何かの大声が耳に届く。

 

「た、大変だー!!」

 

「ん?」

 

 

その声の方向へ一同が駆けつけると村の中央の大木近くで住人たちに囲まれて介抱されている3人の姿があった。

それはマヒル、リマ、リンと牧場(エリザベスパーク)の面々であった。

 

「リマさま!」

 

「大丈夫?」

 

「こ、コッコロちゃんに…三日月君?」

 

「一体何があったの?」

 

ミサトがそう言うと痛みを我慢しつつもマヒルがなんとか話し始める。

 

「うっ…村に来る途中…オラ達と同じ姿の奴らに襲われたと思ったら黒ずくめの女剣士が現れて……」

 

「…!」

 

それになんとなく勘づくキャル。

 

「シオリン…シオリンはどこ?」

 

「ごめん、襲われている途中で見失っちゃって…」

 

「でも、リマ頑張ったんだよ?ボロボロになるまで戦って…あたしとマヒーをここまで運んでくれて…」

 

「リマ様、お手当を…!」

 

一番傷が深めのリマにコッコロは駆け寄る。

 

「ありがとうコッコロちゃん。でもどうしてここに?」

 

「わたくし達も収穫のお手伝いに……」

 

「こいつは…」

 

「噂はほんとうだったんだ!」

 

「…?」

 

「噂?」

 

ハツネと三日月が村人に耳を傾ける。

 

「森の中で自分と同じ姿を見かけたり、そいつを守るか如くゴーレムがその周りにいるとかって話が後を絶たなくってな」

 

「そういや宿屋のところの旦那も行方知れずだし…」

 

「!?」

 

それを聞いたハツネは顔色を変えてリマに駆け寄る。

 

「ちょっとごめんね!」

 

「?」

 

そしてリマの額と自分の額を合わせて超能力の一つ「サイコメトリー」を使用する。

それにより相手の記憶を読み取ることができるようになるのだ。

 

それを感じた後、更に表情は慌てたものとなる。

 

「シオリン…!」

 

―――――――――

一方の森の中、騎士団副団長のクリスティーナは自身が暴れたせいでズタズタに荒れたところに佇んでいた。

そしてその周りには黒きシャドウと呼ばれるものが集まっていた

 

「派手にやりすぎたか…」

 

そして剣をそのシャドウのほうへ向けると同時に発生した衝撃波でそのシャドウの一部を消滅させる。

 

「あれがシャドウか…あの御方は一体、何をしようとしているのか……まあいいさ。あの御方ほど私の渇望を満たしてくれる存在は居ないのだから…」

 

そしてそのままクリスティーナは立ち上がる。

 

「さあ…そろそろ第二幕の始まりだ…」

 

それとともにかシャドウは一気に動き始める。

 

「コロセ…フヤセ……コロセ……」

 

黒い人形のような…いや人形といっていいか怪しいものだが

着実に何かを求めていた。

 

「楽しいなぁ…次はどんな調べを奏でてくれる?さあ、盛大に行こうではないか!」

 

その中にはシオリのような人影と

その人の形よりも大きい機械のようなシャドウも多数動き始めていた。

 

――――――

 

「離して!シオリンを助けに行かなきゃ!」

 

「落ち着いて…一人じゃ無理よ?」

 

「でも…!」

 

無理にでも行こうとするハツネをなんとかミサトは止める。

そこに――

 

「待って!私も一緒に行く!シオリちゃん、お姉ちゃんに会うの楽しみにしてたから」

 

「リマ様…」

 

そう言うと同時にオルガとユウキも前に出てくる。

 

「……ならさすがに女だけってわけにはいかねぇな。俺とユウキもいくぞ」

 

「うん」

 

「お、オルガさんとユウキさんも!?」

 

「俺達はお前らみたいに強くねえから盾くらいにしかならねえが…今回はそれでも行かねえといけねえ気がするんだ。長年の団長としての勘だがな」

 

「うん、カン」

 

「だ、団長として……わ、わかりました!私も行きます!ほ、ほら…森の中だと私もミジンコくらいには役に立ちますし…」

 

「そこまで卑屈にならなくてもいいぞ…ミカ、お前はここに残っててくれ」

 

「うん、わかった」

 

「主様、オルガ様。わたくしも同行いたします」

 

「ウン」

 

「みんな…ありがとう」

 

感謝を述べるハツネ。

その光景を見ていたペコリーヌも…

 

「私達も…?」

 

それ乗ろうとするが後ろに行っているキャルの姿に気づく。

 

「…キャルちゃん?」

 

「……?」

 

当然ながら三日月も何かを察しながらも火星ヤシを食べていた。

 

――――――

 

そして森の中。

オルガ、ユウキ、アオイ、ハツネ、リマ、コッコロの6人は森の中を探していたのだが、アオイは妙な違和感に気づく。

 

「森の気配がおかしいですね…何かに怯えて息を殺しているような…」

 

「息を殺している…だと?」

 

「私、空から様子見てくるね」

 

そしてそのまま空を飛ぶハツネ。

 

「リママ!?ハツネちゃん空飛べるの?」

 

「あれは魔法です」

 

「超能力っじゃ…むぐっ」

 

「まあそういうことだ」

 

(それ言っちゃ意味ねえぞぉ…!)

 

やれやれと思いつつユウキの口を塞いだオルガであった。

 

(シオリン…どこにいるの…?)

 

そう様子を見ているとハツネはどこからか射撃を受ける。

なんとか直撃は免れたが、そのままハツネは落下してしまった。

 

「今のは…!?」

 

「あ!」

 

「ハツネ様!」

 

「ハツネさん!」

 

「こいつは…!?」

 

そのまま落ちる方へ一同は一斉に駆け出す。

 

「あれは…」

 

なんとかハツネが起き上がるとその前には一本の矢。

そしてハツネが脳内である一つの可能性が芽生えたがそれに考える余裕も与えられずに後ろより草を搔き分ける音。

 

「……!」

 

そしてハツネの目の前にはその「シオリ」が姿を表した。

 

「シオリン!良かった…無事だったんだね……!?」

 

駆け寄ろうとするが雰囲気が違うことにハツネはすぐに気がつく。

それと同時にシオリが全体的に赤紫に染まった。

 

「…シオリン…?」

 

そして左手を変化させ弓なようなものを出したと思いきや

 

「…エンチャント…アロー…」

 

それと同時にその弓をなんのこともなくそのまま発射。

ハツネはギリギリでシールドを貼る。

 

「シオリン…どうして!?」

 

その威力は通常のよりはとてつもなく、辺り一面の木々をクレーターのごとく消し飛ばしてしまい。

ただ平らな開けた場所になってしまった。

 

「フヤセ…フヤセ…ワレヲ…フヤセ……」

 

 

そしてその場に一同が駆けつけた。

 

「ハツネさん!」

 

「ど、どうしたんだ…?」

 

体操座りのごとくそのまま佇んでしまったハツネ。

そしてその近くのは弓矢が刺さっていた。

 

「その矢…」

 

「まさか…さっきの攻撃は…!」

 

「シオリン…!」

 

シオリがハツネに弓を向けた

これが明確に表された瞬間だった。

だがユウキとオルガはそれでも意志は折れなかった。

 

「行こう!」

 

「ああ、恐らくシオリに何かがあったに違いねえ…行くぞ」

 

「…そうだね。行ってちゃんと確かめようよ!」

 

「…!」

 

そしてその涙をハツネは拭う。

 

「…もう一度会って確かめる!」

 

―――――――――

 

一方、村の高台で何かを見つめるキャル。

その表情はどこか悩みのものであった。

 

「…多分、そういうことよね……この騒ぎを起こしている魔物ってあのお方の…」

 

手を頭に抱える。

 

(…あたしの使命はペコリーヌの監視…シャドウの動向には聞かされていなかった。恐らく、このままだと村ごと…!)

 

「…キャル?」

 

そこに声をかけたのは三日月であった。

 

「あんた……」

 

「よかった」

 

「よかった…?」

 

「また難しい顔してたから、少しだけ心配だったんだ」

 

「な、何言ってるの?たまたまそう見えただけでしょ?」

 

「そっか、わかった」

 

そうしてそのまま立ち去ろうとする三日月だが、そこでも少し足を止める。

 

「キャルが何考えてるのかよくわかんないけど、それは多分、キャルが自分で決めないといけないことだと思う。俺はキャルがきちんと自分で決めたことなら何も言わないから」

 

「……!」

 

「それじゃあ、あとペコリーヌも探してたからあとで行っといたほうが良いよ?」

 

「……ふんっ!」

 

そして三日月はそのまま村の表へ向かっていった。

 

「……」

 

(自分で決めること……そんなの…)

 

 

だがその次の瞬間

 

「きゃああああああああ!」

 

村人の悲鳴が聞こえてくる。

 

そして村の表ではシャドウが村にまで迫ってきていたのだ。

 

「皆さん!落ち着いてください!避難してください!」

 

そしてその村人に避難を呼びかけているのは石動であった。

 

「チョコの副官!これは…」

 

「私まで妙な名前で呼ぶな!シャドウがこっちにまで現れたようだ」

 

「うわあああああん!」

 

「子供が…!」

 

「まずい!」

 

躓いてころんだ子供が今にもシャドウに襲われそうになったその時

 

「お待たせー!!」

 

「あっ…」

 

「もう大丈夫!悪い魔物はやっつけちゃいますよー!」

 

「ありがとうお姉ちゃん!」

 

「…!」

 

そしてどこからか射撃音

 

「ちっ!」

 

即座にバルバトスルプスレクスを身にまとった三日月が前に出てそれらを全て弾く。

阿頼耶識により即座に対応できる特性は変わっていないようだ。

 

「三日月君!」

 

「大丈夫?ペコリーヌ」

 

「はい!ゴーレムみたいなシャドウが…」

 

「厳密にはゴーレムじゃないけどね…」

 

「ゴーレムじゃない?」

 

「…なんでもない」

 

(モビルスーツ…何故…?)

 

そう前にいるのは村の入口の門の上のシオリの他にも量産型モビルスーツ「グレイズ」「グレイズシルト」の形をしたシャドウの姿も他の人の形のシャドウとは別に存在していたのだ。

三日月も流石にここは悩んでしまう。

モビルスーツは一部例外を除き言うまでもなく三日月の世界にしか存在し得ないものだ。

それが急にここに現れた以上、無理はない。

 

(…久しぶりだけど…やばいな)

 

――――――――

 

「あれは!」

 

「まさか村が襲われて……!」

 

「急いで戻らないと!」

 

「ミカがいるとは言え…こいつは…!」

 

村の様子を遠くから確認した一同は戻ろうとするもそれを呼び止める一人の女性。

 

「まてまて…今から楽しい幕が開けようかというのに…つまらんことはしてくれるなよ?」

 

「ああ?おばさ…ぐっ!?」

 

全てを言う前に斬撃でオルガが死に、言うまでもなく希望の花が咲いた。

 

「オルガさん!?」

 

「勘弁してくれよ…!こんくれえなんてこたねえ…!」

 

「ほう、立ち上がれるか…」

 

「みんな気をつけて、私達を襲った剣士よ!」

 

「あなた、この騒ぎについてなにか知っているんじゃないですか?」

 

「ふふふっ…知りたいことがあるなら…剣で語り合おう…!」

 

そして少し歩き出したと思いきや急に勢いよく、そしてまずはリマに

 

「ふんっ!」

 

だがその剣は当たらずにそのままギリギリ…いや本来はあたっているはずなのに避けられしまった。

 

「リマー!?」

 

「!?」

 

「しまっ…!」

 

ハツネの前にユウキが出て庇おうとするが剣すらそのまままるで意味がないかのごとく通しそうになるが、コッコロがかけた魔法でなんとか致命傷自体は避けられた。

だがそのまま転がり、気を失ってしまった

 

「主様!」

 

「ユウキ君!」

 

「ユウキさん!」

 

「ユウキ!!ちっ!あああああああああ!」

 

いつもどおりのオルガの銃撃も通用しない。

 

「結構あたんねえじゃねえか……」

 

「ほう、なんとも奇妙な飛び道具を使ってくるとはな。だが…!」

 

「しまっ!」

 

だがそこから別方向から撃たれた「レールガン」

 

「待ちたまえ」

 

その方に来たのは黒いスーツに仮面を被った男。

モンタークであった。

 

「ほう…なんだ?変な仮面をつけているようだな」

 

「も、モンタークさん…?」

 

アオイがそう言うとその男は仮面を外す。

 

「君の相手は私がしよう」

 

その仮面から出てきた素顔は言うまでもなくマクギリスであった。

 

「マクギリスじゃねえか…」

 

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