鉄血のプリンセスコネクト!Re:Dive   作:モンターク

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やっとまともに小説を出します。
AIにハマりすぎたせいで300年遅れたことは鉄華団団長であるオルガ・イツカが腹を切ってお詫びします。


Menu9 海です!
イカなのかタコなのか…


コッコロが商店街の福引で一等にあて、その景品として海水浴に来た美食殿御一行。

 

「いやっほおおおお!海ですよ!海!ヤバいですね☆」

 

ペコリーヌはいつもどおりといえばいいかはしゃいでいる。

 

「コッコロちゃーん!ありがとー!!」

 

「喜んでいただけて嬉しいです」

 

「んっ」

 

サムズアップするユウキ君。

 

「ここが海か…こうやってじっくり見るのは初めてかもな。ミカ」

 

「うん、今までなかったね」

 

 

三日月とオルガも水着に着替えている。

ちなみに双方にあった阿頼耶識システムのピアスは転生と同時に消失しているので普通の背中になっている。当然普通に寝転げる。

 

一方のキャルは木の陰に隠れようとするも…。

 

「キャルちゃんみーっけ!」

 

ペコリーヌに当然のごとく見つかる。

 

「ほらほら、そんなところで隠れてないで~」

 

「ちょ、ちょっと!!」

 

それを見るコッコロ達

 

「こっちみんなー!ぶっ殺すぞ!」

 

「別にいいと思うけど」

 

三日月のフォローもキャルには聞こえず。

 

「…んんんっ!」

 

(まさか監視を仰せつかって早々海に来ることになるなんて…!)

 

猫なので言うまでもなく水辺を嫌うのである。

当然泳げないのであった。

 

そんなこんなで美食殿の皆は海で遊ぶ。

一方オルガとミカはそんな面々を見つつ呟く。

 

「ミカ、こうやってゆっくりするのは久しぶりじゃねえか?」

 

「だね…暫くこっちに来ても色々とあったし」

 

「ああ…だがなんかここは妙な異世界だと思わねえか?」

 

「妙?まあ…今までの異世界で妙じゃなかったのある?」

 

「そう言われると答えに困るじゃねえか…」

 

オルガたちが巡った異世界は数多くあり、最初の冬夜の世界やサトゥーの世界のようなゲームのステータスがあるような世界やら、共にやり直したことがあるスバルの世界、ギャグのようでどこか容赦がないカズマの世界などいくつもの世界を渡り歩き、そして今に至る。

 

「けどな…感覚っーのか…」

 

「まあ確かに妙な胸騒ぎはするけど……今から考えても仕方ないと思うよ」

 

「まあそうだけどな…」

 

「今は今でできることをやればいいと思う」

 

三日月はヤシをかじりつつ海を見つめた。そこではユウキが目に海水が入ってコッコロに介抱されている姿もある。

 

「…だな」

 

同じくその光景を見たオルガは少しふっと笑った。

 

そしてその遊びが一段落したようで、立てたパラソルの付近で休んでいる面々である。

 

「ぜぇ…はぁっ…はあっ…」

 

「いやぁ~帰りへたばっちゃってやばかったですね☆」

 

「やばかったですね☆じゃないわ!海舐めんなぁ!!」

 

 

ペコリーヌが招待?した人力クルーズで途中で戻る時に疲れてしまったようだ。

ただこれはいつものペコリーヌの姿を見る限りでは珍しいことだ。

 

「珍しいですね…疲れ知らずのペコリーヌ様が…」

 

「実はここだけの話なんですが…私が普段身につけている装備には筋力増強、滋養強壮、疲労回復に冷え性肩こりまでいろんな効果があるんですよ」

 

「なんと…」

 

「でもその代わりに使った分だけお腹がペコペコになっちゃうんです。やばいですね☆…だから私、この装備がないと普通の女の子と変わりないんですよ」

 

それと同時につけているティアラを指差す。どうやらそれも装備の一部のようだ。

 

「ペコリーヌ様の強さと食欲にはそのような秘密が…」

 

「なるほどな…」

 

コッコロが頷くと同時にオルガも頷く。

 

「ちょ、ちょっと。そんな話、アタシ達にしていいの?」

 

「?…もちろん、仲間ですから」

 

「……」

 

キャルは少しだけ驚いていたようだ。

その驚きの方向は……少し別な方向ではあるが。

その様子を三日月はヤシをかじりつつ気にかかるように見ていた。

 

「だからもしなにかあったら…三日月君、お願いしますね」

 

「いいよー」

 

現状でメイン戦力となるのはペコリーヌ以外には言うまでもなく三日月しかいないのは言うまでもない。

コッコロは補助と回復、ユウキはプリンセスナイトのバフしかなく、キャルも魔法の遠距離のみ、そしてオルガは盾である。

 

「いやちょっと!そういうのってもっと重要に決めることじゃないの!?」

 

「そうですか~?」

 

そう話していると…

 

「と、とまってええええっ!!」

 

どこからともなく暴走ロバが突進してくる

 

「スズメさま!?」

 

「また?」

 

そして前のようにバルバトスで止める三日月であった。

 

「た、助かりましたぁ!」

 

スズメは深々と礼をする。

 

「大丈夫ですか?スズメ様」

 

「大丈夫?」

 

「コッコロさん、三日月さん、お久しぶりです」

 

「あら?知り合い?」

 

キャルはコッコロと三日月に問いかける。

 

「はい。以前バザーで…」

 

「うん。ちょっとね」

 

「ああ…あの…」

 

「はじめまして!サレンディア救護院のスズメと言います」

 

スズメはペコリーヌとキャルにもお辞儀をする。

 

「よろしくね。あたしはキャル」

 

「おいっすー!私はペコリーヌ!」

 

「ユウキ!」

 

「俺は…オルガ・イツカだぞぉ…」

 

オルガはいつもの詠唱の短縮版的ななにかである。

 

「このお荷物は?」

 

コッコロが指差すロバの後ろの荷台には置かれていた樽が何本か置かれていた。

 

「実は今、海の家を出してまして…」

 

「そうだ!」

 

するとスズメはその海の家に一同を案内する。

 

(海の家?なんだそりゃ)

 

(海の近くにあるお店のこと。そこで食べ物とか売ってる)

 

(ミカお前…いつ勉強したんだ?)

 

(本で見た)

 

隙間を見つけて本を読んでいる三日月は昔とは違い、それなりの知識量を持っている。

転生後は字をなにも気にせずに読めるようになったが故のことであろう。

オルガも感心している。

 

そして海の家にて。

 

「久しぶりに会えて嬉しいわ」

 

「ご無沙汰しております。サレン様」

 

サレンは海らしく水着姿である。

 

「あなた達がコッコロさんのギルド仲間ね?よろしく!」

 

「素敵なお店ですねぇ」

 

ペコリーヌは店内を興味津々に見ている。

 

「ありがとう!まああんまり大きくはないけど…」

 

そうするとスズメがメニューを持ってきてくれた。

 

「ご注文は決まりましたか?」

 

「ほほう…これがメニュー…どれも美味しそう…」

 

そしてペコを除く一同はある程度予測した

 

(あれね)

 

(あれ)

 

(あれでございますね)

 

(あれだよ?)

 

(あれか?)

 

「ここからここまで全部ください!」

 

(((((やっぱり)))))

 

予感は的中したのであった。

そして運ばれてくる料理たち。

 

「ふぉぉおぉぉっ!いただきまーす!」

 

「「「いただきまーす」」」

 

「いただきます」

 

「いただくぞぉ…」

 

そしてペコリーヌを中心に食べ始める。

 

「噂通り、気持ちのいい食べっぷりね」

 

「よいしょっと…」

 

そこへ筋肉質の男が現れる

 

「サレンさん、こいつはどこに運べばいい?」

 

「昭弘君、それはあっちの倉庫に運んでおいてね」

 

「ああ、わかった」

 

その声とサレンが言ったその名前にオルガはどこかピンと来る。

 

(こいつは…)

 

「おい!お前、昭弘か!」

 

そう、筋肉質の男で明弘と言えば昭弘・アルトランドで間違いはない。

 

「その声は…団長と三日月!?」

 

オルガ達の方へ向かってくる

 

「あら?あなた達知り合い?」

 

サレンはオルガと三日月に問いかける

 

「ああ、昔ちょっとな…すまねえ、あとで話いいか?」

 

「ああ、俺も団長達に聞きたいことがあるからな」

 

そうして明弘は再び重い荷物を背負って倉庫の方へ足を運ぶ。

その筋肉は相変わらずのようだ。

 

その後、色々とあり、美食殿はメリクリウス財団の海の家に対抗するためのメニュー作りに勤しんでいたのだが、オルガと三日月と明弘は少し人のいないところにいた。

理由は前のことを話すためである。

他の面々に流石に前世の話はしにくいものであるが故だが。

 

「明弘と最後に会ったのは…スバルんとこの時の白鯨の時以来だったな。だがお前もこの世界に来てたんだな」

 

「ああ…いつの間にかな……それで行き倒れているところをサレンさんに助けてもらった」

 

「ふーん…じゃあつまり今の明弘はサレンディアにいるんだね」

 

「まあそういうことになるな……助けてもらった礼はしっかりするつもりだ。それより……」

 

「それより?」

 

三日月は首を傾げる。

 

「ラフタは居ないのか?」

 

ラフタ・フランクランド

かつての世界において明弘と相思相愛になるがジャスレイ・ドノミコルスによる刺客の凶弾に倒れ命を落とした。

つまりオルガ達のように転生していてもおかしくはないが……。

 

「……」

 

オルガは首を横に振る。

ラフタのことは見ても居ないからだ。

エルの世界で見かけたのが最後と言っていい。

 

「そうか…」

 

「またどこかで会えると思うよ?なんとなくだけど」

 

三日月のそれは一見気休めのように聞こえるが実際は彼の鋭い勘による直感である。

的中率は意外と高い。

 

「三日月…ありがとな」

 

「あと、今の明弘はグシオン使えるの?」

 

「そいつは…」

 

その時、大きな鐘のような音が鳴る。

 

「クラーケンが出たぞぉぉぉ!!」

 

「こいつは…!」

 

「オルガ、行こう!」

 

「団長、俺もいく!」

 

「ああ!」

 

4人はビーチのほうへ走り出した。

 

――――――――

 

そしてその海ではメリクリウス財団のユカリがクラーケンに捕まっていた…が当の本人は酔っ払いのため全く自覚がない。

 

「イカイカイカ」

 

「ウフフフ…ウフフフフ…」

 

「ユカリ!?」

 

サレンは言うまでもなく驚いていた。

 

「酔い醒ましに海にぶん投げたらでっかいイカが現れて…」

 

「ここ、クラーケンが出るとかで遊泳禁止ですよぉ!?」

 

「にゃ。にゃんだって!!」

 

スズメの指摘受けてタマキは文字通りのびっくり仰天していた。

 

「おもちかえりー」

 

「ユカリイイイイ!」

 

「ストオオップ!待ってくださ―い!」

 

ユカリとともに沈んでいきそうになるクラーケンを引き止めようとするペコリーヌ。

 

「ペコリーヌさま!」

 

「深いところにいっちゃだめですよー!」

 

ペコリーヌが引っ張ろうとするが装備がティアラしか無い今のペコリーヌでは力不足であった。

 

「ぐぬぬぬっ…!」

 

そんな時…。

 

「くっ!」

三日月のガンダムバルバトスルプスレクスと明弘のグシオンリベイクフルシティがかけつけ、同じく足を引っ張る。

 

「三日月君…と…」

 

「明弘だ」

 

「ああ、あの筋肉の明弘君!明弘君も三日月君みたいになれるんですね☆」

 

「まあな…」

 

明弘も三日月と同じように原寸大でのMS展開と人と同程度でのMS展開が可能である。

なおオルガはプリンセスナイトの力がないため見守ることしか出来ない。

 

(なんだよ…)

 

「手伝う」

 

「ありがとうございます!」

 

だがペコリーヌとMS2体でも力不足のようで、奥には行かないが引っ張りきれないという事態であった。

グシオンのライフルを至近距離で射撃しても効果が殆どない。

 

「ちっ、こんな大きなやつを相手すんのは初めてだ!」

 

「だよね…」

 

 

「はぁ…ホント、このギルドに入ってからイベントに事欠かないわね」

 

「はい…」

 

キャルの言う通りこのギルドが出来てからから大なり小なり出来事が多い。

コッコロも同意する。

 

「でも…こんなにドキドキする毎日が来るなんて…故郷に居た時は想像もしませんでした」

 

コッコロはそんな毎日でも楽しいようである。

そしてキャルもまた…

 

「ふっ…アタシは落ち着いた日々を送りたいの」

 

楽しいと感じていた。

 

 

「ペコリーヌ、ミカ、あとその明弘っていう人。そいつを陸に上げるわよ」

 

そしてキャルは詠唱を開始する。

 

「はい!キャルちゃん!」

 

「いくわよ!グリムバースト!!」

 

「イーカ…イカイカ…」

 

「ナイスキャルちゃん!」

 

「明弘、離れるよ」

 

「ああ!」

 

そしてバルバトスとグシオンが退避すると…

 

「おりゃああああ!」

 

そのグリムバースト爆発で空に浮かせた後、ペコリーヌはその力で陸の方へクラーケンをぶん投げる。

 

「あとは任せて!ソードオブフェニックス!!」

 

「いかあああああああああああああああ!!!!」

 

それによりクラーケンは丸焼きになった。

なおユカリは無事のようである。

なんとか鎮圧?に成功したのであった。

 

その後、クラーケンを使った料理をペコリーヌを中心に考案し、サレンディアの海の家も大繁盛となった。

 

「イカスミパスタ4つ!」

 

「わかりました!!」

 

明弘やスズメも当然駆り出される。

一方の美食殿の面々はキャルにビーチで並ばされていた。

 

「ほら、ちゃんと並んで…コロ助のお陰で海にもこられたし、名物料理もできた。これはアタシからのご褒美よ」

 

すると詠唱と同時に面々が何かに包まれる。

 

「なんだそれは?」

 

「な、何も変わっていませんが…?」

 

オルガとコッコロの疑問にキャルはウィンクしつつこう答える。

 

「海の中を自由に泳ぎたくない?」

 

――――――――――

 

そして俺達は海の中へダイブした。

キャルの魔法の効果で溺れることはなく海の中でも目をしっかり開けられる。

泳いだ経験があまりない俺たちでも恩恵にあずかれるのは魔法の良いところだ。

 

(魚がいっぱいじゃねえか…)

 

(ふーん…あの魚は…)

 

(さかな、おおい…)

 

海の中も透き通り、よく見える。

俺たち男もそうだがペコリーヌ、コッコロ、キャルも同じように泳いでいる。

 

しかし…鉄華団の家族とは違う…言い表せないその繋がり。

どこか心地よいものだった。

俺がしっかり守らねえとな……美食殿の裏団長として。

 

(それは駄目だ…ていうか、いつ裏団長なんて役職作ったの?)

 

(ミカお前…)

 

だからなんで俺の心を読めるんだ…?

 

そうしているうちに俺たち6人は手を取り合う。

この絆がこれからも続くようにと願いながら……。

 

 

 




明弘の登場はオリジナルです。
ここからチラホラ出していきます。
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