鉄血のプリンセスコネクト!Re:Dive   作:モンターク

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動画よりめちゃめちゃ先行してるのは気の所為です。
別に2期放映前に1期分すべて終わらせるためではない()


暗闇

その次の日

ユウキは珍しく鍛錬を希望してきた。

ペコリーヌが指南役だ。

俺とミカじゃ教えるには言葉が足りねえからな。

 

「ふんっ!ふんっ!」

 

「力みすぎないで剣の重さを感じてください」

 

「気合入ってるわねー…あ、それって……」

 

「主様が積み重ねてきた努力はきっと実を結びます…こうして、弛まぬ日々を送っていらっしゃるのですから」

 

コッコロの手にはユウキのためのスタンプカードが握られている。

ギルドハウスの中にはそれが相応に飾られていた。

 

「そうだな、ユウキが積み上げてきたもんは全部無駄じゃなかっ」

 

「オルガ、それ駄目」

 

「なんだよ…」

 

間違ってねえと思うんだが……。

何故かミカに拒否されてしまった。

しっくりは来るだろこれ。

 

「ユウキくん、がんばがんば~!☆」

 

――――――――

 

「腹が減っては戦はできぬ!食事はすべての基本ですからしっかり食べましょうね」

 

ということでいつものコカトリス亭に来てるんだが……いや、それにしちゃユウキの飯の量多くねえか?

 

「オッケェ…んんっ…もぐ…」

 

口の中頬張りながら答えるんじゃねえぞ……。

 

「頼もしいです主さま」

 

「そういえばキャルちゃん遅いですね」

 

「ん、確かに」

 

「用事を済ませてからいらっしゃると」

 

「料理がなくなっちゃいますね…キャルちゃんが来たらまた同じメニュー注文しましょう!」

 

…ペコリーヌが食べてえだけじゃないのか…?

 

「あ、吐いた」

 

「何やってんだユウキ!!」

 

流石に量が量なので入りに切らなかったようだ。

勘弁してくれよ……。

 

「オルガも昔吐いたよね」

 

「勘弁してくれよミカ…」

 

 

 

 

「ほんとかよ!ユースティアナ様みたことあんのかよ!!ランドソルと言えば、お姫様が君主だろ?どうだった?」

 

「ああ、チラッとだけどよぉ。やっぱ王族の方はなんつーの…気品…みたいな!ゾクッとするような美しさだったぜ!あれで俺達下々の方にも優しければなあ……」

 

「たく、興味もねえよ!じゃなければ治安悪くなってるこの街をほっとくわけねえだろ」

 

そんな時、酔っぱらい2人が姫のことを話しているのを耳に挟む。

 

「…ランドソルに着て随分経ちますが…お姫様を見る機会はございませんね」

 

「そういえばそうだな…」

 

「ん、まあよくわかんないけど」

 

「田舎育ちのわたくしにはおとぎ話に出てくる登場人物のようです」

 

コッコロらしいな…。

やっぱり根はまだ子供なんだなと思う。

 

だが対するペコリーヌはあまり良い表情ではない。

それにミカは声をかける。

 

「どうしたの?なんか顔悪いような」

 

「え?あ…いえ…ちょっと今夜の晩ごはんを考えてて…最近食べてないものは何かなーって」

 

とは言うものの隠せていない。

まあ権力者をよく思わねえ気持ちはよくわかるけどな。

俺とミカはその権力者に殺されたようなもんだしな。

 

「ふーん…そっか」

 

ミカはそう言いつつ飯を食べるのに戻る。

だが目線は相変わらずペコリーヌの方だ。

注意深いな…ミカ。

 

そう飯を続けていた時。

 

「その調子ですよ!ユウキくん!」

 

大きな衝撃の音があたりに響き渡る。

地震やその類ではない。確実に何か重いものが急に来たような振動だ。

 

「今の音は…!」

 

「行ってみましょう!」

 

「ペコリーヌさま!」

 

「おいまて!!」

 

ペコリーヌは俺達の声を聞かずに剣を持ち表へ飛び出した。

 

 

――――――――

 

そしてその表では住民たちが悲鳴を上げ一目散に逃げ出していた。

「大丈夫ですか?」

 

ペコリーヌは転けそうになった少女を助けた。

 

「ペコ姉さん!!」

 

「大変だ!ランドソルの街なかに魔物が現れやがった!」

 

「キャル姉さんも一緒だったんだけど見失っちまって!!」

 

「王宮騎士団はなにやってんだ!!」

 

王都であるランドソルは本来は頑丈な城壁もあり、本来なら魔物は寄せ付けないはずのである。

なのにそれが突破され、しかも街なかで暴れられているというのは異常事態にも程があった。

 

「すみません。この子を頼みます…私はこの街を…皆を守ります」

 

「…」

 

「「合点承知!!」」

 

イカッチとチャーリーの2人は子供を抱え、逃げていく。

 

その後、ペコリーヌは現場へ到着し、ヤスコの近所の店のトメさんを救出した。

 

「ヤスコさん、逃げてください!ここは私が!!」

 

「何いってんだい!あんな化け物を…」

 

「大丈夫。任せてください!」

 

そしてシャドウは強烈なパンチを食らわし、ペコリーヌはガードする。

 

「さあ、早く逃げてください!」

 

「無茶するんじゃないよ!!」

 

「…!!!」

 

そしてシャドウとペコリーヌの戦いが繰り広げられる。

ペコリーヌの実力は言うまでもないがシャドウは今までのとは違い一回り大きく、さすがのペコリーヌでも苦戦を強いられている。

 

「ペコリーヌ!」

 

隠れていたキャルも流石に表に出ざるを得なかった。

 

「キャルちゃん!無事だったんですね!!」

 

そしてペコリーヌは剣を構え直す。

 

「皆を守るために、力を貸してください!」

 

ペコリーヌのその言葉は真剣であった。

だが当のキャルは気が進まない。

当然だ。アレが「陛下」によるものだとわかっているからだ。

自分は陛下のために尽くす。なら「これを」見て()()()()()()()()()()正しいのだ。

前の村の時は知らされていないで誤魔化せたが今回はそうもいかない。

 

「…」

 

「キャルちゃん?」

 

「……!!!」

 

そしてそのシャドウはキャルへと襲いかかる。

どうやら敵味方の識別がされているというわけでもないようだ。

 

「全力全開!プリンセスストライク!!」

 

いつもより詠唱を短くして必殺技を放つ。

普通の敵ならこれで一撃であろう。

普通の敵ならば…。

 

だがその時、そのシャドウはその攻撃により身体が2つに割れた。

もう片方は先程のシャドウと変わらないようであったが、もう一つはそのシャドウとは似ても似つかないものであった。

 

「…!」

 

それとともに大爆発を起こし、その一面は崩落してしまった。

 

――――――――

 

「キャルさま!」

 

そして現場へ到着したコッコロ達だが、その目の前にはもう一体のシャドウがいた。

 

「これは…!」

 

「くっ…!」

 

オルガと三日月はそのシャドウの「正体」を察した。

そして三日月はバルバトスを身に纏い、そのシャドウへと突撃を敢行した。

 

「また…また…お前か…!クランク二尉を手に掛けた罪深き子供!!」

 

「なんでお前もここにいるの?」

 

「貴様!!」

 

そのシャドウは前世において三日月と戦ったモビルスーツ「グレイズ・アイン」だった。

何故ここに居るかはわからないが、間違いなく敵であった。

 

「ちょっと…じっとしてろ…!」

 

別方向ではペコリーヌとシャドウがキャルを守るために交戦している。

グレイズアインまで加わったらどうなるかは想像に難くない。

 

「なんということだ…君の罪は止まらない…加速する!」

 

「だから…なに?」

 

シャドウになっているためか前よりは格段に強化されているようで、ルプスレクスの超大型メイスを受け止められてしまっている。

 

(前よりも強いな…)

 

だが止まるわけには行かない。

それでも攻撃を続ける三日月。

 

「…!」

 

その一方、ペコリーヌはついに倒れてしまった。

こちらのシャドウも先程のよりは格段に強化されている。

 

「ちっ…!」

 

「回復魔法を!」

 

「はああああああっ!」

 

コッコロは回復の詠唱を開始し、ユウキはプリンセスナイトの力を開放しようとする。

 

だが…。

 

「ぐうっ…!」

 

ユウキの身体にも異変が発生したのか力を開放できずにその場に倒れてしまった。

 

「主さま!」

 

「ユウキ!」

 

オルガはユウキの前へ出て文字通りの盾となろうとする。

焼け石に水にもならないが肉壁には文字通りになる。

だが確実にジリ貧であった。

 

だがその時、その前に壁が()()()()()

 

「これは…!?」

 

その壁もシャドウは壊してきたが、オルガとユウキを包み込むように水の竜巻が舞い、シャドウの攻撃を受け止める。それが終わった時には二人は姿を消していた。

 

「あるじさまー!!」

 

コッコロ、キャル、ペコリーヌ、三日月も同様に土が途端に溶け、下へと落ちていった。

同時にそのシャドウ二体を包み込むようにドームのようなものが形作られ、包まれていった。

 

 

――――――――

 

「…」

 

「ここは…?」

 

ユウキとオルガが目覚めた場所は荒れ果てたような風景の場所であった。

 

「ペコリーヌ…キャル…コッコロ…ミカヅキ…?」

 

「あいつらはどこいっちまったんだ…!?」

 

「安心して、皆は安全な場所に隔離したから」

 

そこに声をかける一人の女性。

それは紛れもなくクレープ屋のお姉さんその人であった。

 

「やあ」

 

「クレープ屋の…」

 

「ははっ…そ、クレープ屋の店主。でもそれは…世を忍ぶ仮の姿」

 

「どういうことだ…?」

 

オルガとユウキは驚きを隠せなかった。

 

――――――――

 

一方、三日月とコッコロは城の中のような場所を歩いていた。

 

「ここは…お城の中…でしょうか…?」

 

「そうっぽいけど…なんか違うような…」

 

そしてその先にあるドアを開くとそこには大きな肖像画があった。

 

「…ペコリーヌ…さま…?」

 

「………」

 

その肖像画にはペコリーヌらしき女性とその親らしき2人が描かれていた。




ホントはペコキャルパートあんまカットしたくはなかったがなぁ……
うーん難しい
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