派手なのは苦手なので、とりあえず隠れて敵を倒そうと思う 作:名無しの投稿者
クエストを達成した翌日、ハイドは老人の指定したダンジョンの前まで足を運んでいた。
(ここがあの爺さんが言ってたダンジョンか。ちょっと見つけにくかったけど、確かにあるな)
崖が影になっている場所に、隠れるような形でそのダンジョンは存在していた。これでは場所を知っていない限りかなり見つけにくいだろう。事実、このダンジョンは今まで見つかっていなかった。
(爺さんの言葉が正しいなら、ここには俺の助けになるようなものがある……はずだ。何か意味深に運が良ければとか言ってたけど)
ハイドは最終確認を兼ねて、自身のステータスを確認した。
ハイド
Lv33
HP 32/32
MP 25/25
【STR 95〈+25〉】
【VIT 0】
【AGI 95〈+15〉】
【DEX 0】
【INT 0】
ステータスポイント 5
装備
頭 【空欄】
体 【空欄】
右手 【魔鉄のダガー】
左手 【空欄】
足 【空欄】
靴 【身軽の靴】
装飾品 【力の指輪】
【速さの指輪】
【空欄】
スキル
【跳躍Ⅶ】【弱点看破】【寡黙】【隠者】【連撃剣Ⅳ】【連撃強化中】【筋力強化大】【敏捷強化大】【投擲】【短剣の心得Ⅷ】【遠見】【気配察知Ⅵ】【気配遮断Ⅸ】【潜水Ⅴ】【水泳Ⅴ】【体術Ⅰ】【剣ノ舞】【飛撃】【超加速】【隠形】
レベルは第一回イベント前から大きく上がり、もうじきレベル34に上がる。ハイドは毎回ステータスポイントが10になってからSTRとAGIに均等に振り分けているので、まだレベル32の分のステータスポイントを振っていない。
そしてインベントリには、【投擲】用のナイフがざっと百本入っている。ダンジョンに出てくるモンスターのレベルやステータスが一切不明だったので、用心してかなり多めに買い込んだのだ。
(よし、じゃあとりあえず入ってみるか)
ハイドが意を決して、ダンジョンの中に足を踏み入れる。洞窟の中は光が入ってこないため薄暗く、壁に立てかけられた松明が唯一の光源となっている。天井までは三メートル程で、横幅は大の大人が横に三人並んでも問題ないぐらい広いが遮蔽物が全くない。ハイドにとっては中々厳しい場所だった。
(今のところモンスターの姿はない。たださっきから凄く変な感じがするんだよな~。何と言うか、いつもより体がもの凄く動かしにくいというか……ん? 動かしにくい?)
ハイドは黙々と進めていた歩みを止めると、短剣を抜いて辺りを警戒し始める。ハイドの体が動かしにくいという事は、【隠者】のデメリットが発動しているという事に他ならない。
【隠者】
モンスター又はプレイヤーに目視されている状態だとHP、MP以外の全ステータス30%減少。
モンスター又はプレイヤーに目視されていない状態でHP、MP以外の全ステータス20%上昇。
【隠者】は目視されているだけで、目視されていない状況に比べてSTRが144から84に、AGIが132から77に下がってしまう。ハイドは【隠者】のデメリットが発動するのが初めてのため、すぐに見られていることに気付かなかったのだ。
(集中しろ……! 俺は既に相手に見られている! だがモンスターは何処にいるんだ? ここは遮蔽物のない一本道で、隠れる場所はない。なのにモンスターの姿は影も形も見えないし、【気配察知】にも引っかかっていない。なら……!)
ハイドは目を閉じてさらに意識を集中させる。
(どうせ見えないなら目を開けてても意味はない。それなら音や感覚を感じるのに集中した方がいい……!)
「……っ!」
次の瞬間、嫌な予感を感じたハイドは直感が働いた方向に短剣を振るう。するとガキンッ! と音がして短剣が弾かれる。慌ててハイドが目を開けると、手に鎌を持った黒い鼬のようなモンスターが離れていくところだった。
(アレがこの洞窟に出るモンスターか。なるほど黒いからこの薄暗い洞窟だと見えにくかっただけか。後ここのモンスターはかなり高レベルの【気配遮断】を持ってるみたいだな)
このダンジョンに出てくるモンスターは【気配遮断Ⅸ】を使う。【気配察知Ⅹ】を持っていれば気配を相手の【気配遮断】を突破できるが、ハイドが持っているのは【気配察知Ⅵ】までのため残念ながらモンスターの気配は捉えられない。
(こんな事なら、もっと【気配察知】を育ててればよかった……後の祭りだけど)
ハイドはモンスターが去った後も立ち止まって辺りを警戒していたが、襲ってくる様子がないのでそのままダンジョンを進みだした。
(体は未だに重い……って事はさっきのモンスターが、まだ俺の事を狙ってる可能性が高い。あのモンスターが一匹だけとは限らないし、油断せずに進んでいこう)
ハイドがダンジョンを黙々と進んでいくと、モンスターが次々と現れる。このダンジョンには普通に正面から襲ってくる犬のようなモンスターもいて、犬のモンスターと戦闘をしてる時でも先程の鼬が襲ってくる。
(目の前の戦いに集中してたら、不意打ちで襲ってくる鼬に気付けない。鼬に気を取られてると、犬がその隙を突いて攻撃してくる。マジで面倒くさいダンジョンだな。STRとAGIがそこそこ高いだけで、VITもHPも低いから二、三回切れば倒せるし問題ないけど)
幸い今のところトラップの類はなかったので、ハイドは床などに警戒せず動けている。それもハイドがこのダンジョンで立ち回れている理由の一つだ。
(鼬は【気配察知】が効かないだけで姿を隠す訳じゃないから、よく目を凝らせば薄っすら姿が見える。流石に戦闘中にそれを気にしてる余裕はないけど、薄っすらでも姿が確認できてれば全く分からなかった時より楽でいいな……んっ?)
ふとハイドが足を止めて、壁のある一点を凝視し始める。
(……見た目は何の変哲もないただの壁……なんだけど、何となく気になる。あそこに何かがある)
ハイドが見つめる壁は、今まで歩いてきたダンジョンの他の壁と全く変わりがない。しかしハイドはその壁の付近に何かがあるのを直感で理解していた。
(嫌な予感はしないから、トラップの類じゃないはず……これは確かめた方がいいな)
そしてハイドは今までの経験上、自身の直感を疑う事はしない。鼬の奇襲を警戒しながらゆっくりと壁に近づき、その周りを調べ始める。
(叩いても押しても特に他の壁と変わらない。俺の直感が外れたか……? いや、俺自身が疑いだしたらおしまいだ。自分の勘を信じよう! もう一回調べっておわっ!?)
ハイドが壁の一部に手を当てて少し体重をかけた瞬間、壁がくるりと回転してハイドはそのまま壁の向こう側へと消えていった。
そして壁は数秒間クルクルと回転すると、何事もなかったかのようにゆっくりと元通りの壁に戻った。
◇◇◇
(やれやれ驚いた。まさか隠し扉の向こう側が本番だったとは)
ハイドが入った隠し通路には、今までのモンスターに加えて気配だけでなく姿も隠す蛇のモンスターまで現れる。更にこの隠し通路の方ではトラップも所々に存在しており、先程までよりも遥かに難易度が上がっていた。
(蛇にもトラップにも勘が効くからダメージは受けてないけど……疲れた。まさか二日連続で勘と集中力をフル活用する羽目になるなんて……ダンジョンを一人で潜るからある程度は覚悟してたけど、これは流石に予想外だった……ダンジョンって、こんなのばっかりとかないよね……)
因みにこのダンジョンの隠し通路は、一層にしては難易度が馬鹿げた高さと言われる【毒竜の迷宮】と同程度に難易度が高い。【毒竜の迷宮】と違い特に状態異常の攻撃はしてくるモンスターはいないが、姿や気配を隠す高いSTRとAGIを持ったモンスターや不規則に仕掛けられているトラップなど油断するとあっという間に倒される。
(それとさっきより薄暗い隠し通路の方に入ってようやく分かったけど、このオーラはダメだな……)
ハイドが考えるオーラとは、今まさにハイドの体から溢れ出ている青白いオーラの事だ。このオーラは二週間程前に手に入れた【剣ノ舞】によるもので、このスキルを取得から今まで明るい場所でしか戦闘をしてこなかったため『何かオーラが出てる』程度にしか思わなかった。しかし、この暗い隠し通路でオーラが出た時に問題が発覚した。このスキルによるオーラ、僅かに光り輝くので暗い場所では物凄く目立つのだ。
(このスキルは俺のスタイルに合わないな。STR上昇がもったいないしステータスを開いて操作する余裕がないから今はいいけど、このダンジョンから出たら【廃棄】するか)
ハイドは自身の体から出てくるオーラを見つめて苦い顔をしながら、襲い掛かってくるモンスターを次々と倒してダンジョンを進んでいく。そうしてハイドが進んでいくと、最奥にハイドの身長の二倍は優にある大きな扉があった。
(どう見てもボス部屋だよな~。しっかりと準備していきますか!)
ハイドはステータス画面を出すと、道中でレベル34に上がったために増えたステータスポイントをまだ振っていなかったポイントと共にSTRとAGIにそれぞれ5ずつ振り分ける。
そしてインベントリの中を見て残ったナイフの数を確認するといつでも取り出せるように準備しつつ、扉に手をかけて力を加えた。
(中は明かりがついてないな……うん、今は視線を感じない。体も問題なく動くし、目視をされてる訳じゃない。なら入った瞬間奇襲の可能性は無さそうだな)
そう考えながらも、ハイドは慎重に部屋の中に入ってくる。そして部屋の中を数歩程進むと、入ってきた扉が勢いよく閉まった。
そしてそれと同時に、壁にかかっている九本の松明が順に点灯していく。全ての松明がついても部屋は薄暗く、視界はかなり悪かった。
「……よくぞこの場にたどり着いた」
(薄暗くてよく見えないけど、着物を着て刀を持った男……か? アレがボスってわけだな)
「しかしこれで終わりではない。これより、最後の試練を始める。心せよ!」
男がそういい終えると、その頭上にHPバーが合わられる。そして男が一歩足を踏み出すが、男の足は地面を踏まずにそのまま地面へと落ちていった。
(…………………………はっ!? あ! いやこれ別に落ちたわけじゃない! 影が残ってるし、【隠者】のデメリットでステータスが低下してる感覚がある! アイツは俺を影から見てる!)
一瞬唖然としてしまったハイドだったが、すぐに体制を立て直して武器を構える。そしてそれを待っていたかのように、影は素早い動きで移動を開始した。
(速い! 目で追えないわけじゃないけど、この部屋が薄暗いせいで影が見えづらい!)
影は不規則な動きで部屋を移動していたが、ハイドの傍を通ったとき不意に影から男が飛び出してきて手に持った刀を振るう。
(あっぶねぇ!! 【跳躍】!)
ハイドはギリギリでその刀を短剣で弾くと、【跳躍】を使い後ろに跳んで距離を取る。男は追撃の為か一瞬足を動かしたが、何故か追撃は行わずそのまま再び影の中に潜った。
(影に潜って移動して、攻撃の時だけ地上に出てくんのか。刀を弾いた感覚からして、結構STRが高い。追撃せずに影に潜ったって事は、影に潜るのは何かしらの条件がある……クソ! アレだけ早いと【
ハイドは考察を重ねながら、影を決して見失わないように目を凝らす。
(アイツは一瞬追撃しようとしてその行動を中断した。つまり影に潜る条件に攻撃回数や当たったかどうかは関係ない。だとしたら残る可能性は……)
縦横無尽に動く影を注視しながら、ハイドは何時男が出てきてもいいように短剣を構える。そして数秒後、再びハイドの近くまで寄ってきた影から男が飛び出してきた。
(試してみるか!)
ハイドは自身に迫った刀を避けると、今度は距離を取らずそのまま相手の様子を窺う。攻撃を躱された男は、刃を返すとすぐさま追撃をしてきた。
(やっぱりだ! コイツは距離を置かなければ影の中に潜らない!)
ならばと追撃を弾いたハイドは、相手が再び攻撃してくる前に短剣で切りかかる。
「くっ!」
反撃を受けてHPバーを一割程減らした男は、ハイドから距離を取ると再び影の中に潜る。
(攻撃を受けたら仕切りなおすみたいだな。この調子でダメージ受けない程度に頑張りますか!)
「はぁっ!」
(おっと、っ!?)
真横に現れた男の攻撃をハイドは短剣を使い弾いたが、先程よりも強い衝撃に警戒して距離を取る。
(攻撃を受ける度にステータスが上昇するのか? ったく厄介なボスだな! 影も見えづらい……あれ? 何かさっきよりも暗くなってないか?)
先程よりも影が見えずらくなっていることに気が付いたハイドは、影から目を離さないように気を付けながら周囲を見渡しす。
(1、2、3……あっ! 松明が一本消えてるじゃねえか!)
現在点灯している松明の数は八本。最初に九本点灯していた時に比べて、僅かにだが部屋は暗くなっていた。
(攻撃を受ける度に松明が一本ずつ消えながら、ボスのステータスが上昇するのか? でも何で松明の数が全部で九本なんだ? 何か意味がある気がする……確かめてみるか!)
ハイドはインベントリからナイフを一本取り出すと、短剣を持つ手とは逆の手に持って構える。そして影から男が出てくると、攻撃を避けてからナイフを投擲した。
(残りHPは約8.5割。松明の火は消えずまだ八本のまま。男は攻撃を受けても距離を取らなかったら追撃をしてきた。攻撃を受けてもステータスに特に変化なし、か。じゃあもう一回やってみよう)
ハイドは再びナイフを取り出し、先程と同じ手順で男に投擲した。
「くっ!」
攻撃を受けてHPを八割に減らした男は、ハイドから距離を取ると影に潜る。そして点灯している松明は、一本減って合計七本になっていた。
(確定だな。アイツのHPを一割減らす度に、壁にかかってる松明が消えてアイツのステータスが上がっていく。松明が消えると薄暗くなっていくから、より影が見えづらくなっていく)
因みにハイドは持っていないため確認する手立てがないが、このボス部屋では明かりを点けるアイテム及びスキルは使用できない。
(ずっと【隠者】のデメリットは発動したままだし、こりゃ長期戦になるな……)
ハイドは思わず溜息を吐きながら、覚悟を決めるのだった。
◇◇◇
「ぐふっ! み、見事なり……!」
戦闘を開始してから四時間、男はそう言い残すと光の粒子となって消えていった。そして部屋の中央に魔法陣と大きな宝箱が現れた。
『レベルが36に上がりました』
『スキル【地獄耳】を取得しました』
『スキル【空蝉】を取得しました』
ハイドは男が消え完全に消えたのを確認すると、そのままゆっくりと仰向けに倒れた。
レベルアップとスキル取得の通知が鳴り響くが、今のハイドにそれを確認する余裕はない。
(つ、疲れた……何もする気が起きねぇ……何で二日連続でこんな疲れなくちゃいけねぇんだよ……)
早い話、ここまでの道中と今のボス戦で疲労困憊していた。昨日のクエスト後は少し頭が鈍ったぐらいだったのだが、今回は立ち上がれないぐらい疲れ果てている。
(…………スキルの確認とステータスポイントの振り分けは明日でいいか……今日はもうログアウトしよう)
ハイドはゆっくりと起き上がって町に戻るため動き出そうとしたが、そこでようやく部屋の中央に置いてある宝箱に気が付いた。
(……あれ? あんな所に宝箱なんてあったっけ? クリア報酬か何かか?)
ハイドは疲労感でボーっとしながら宝箱に近づき、その蓋を開ける。中には頭巾と上衣、下衣と足袋が一体になったものと短刀よりは少し長い刀が一本入っていた。色は服の上から下まで、刀の鞘から持ち手までその全てが真っ黒だ。
【ユニークシリーズ】
単独でかつボスを初回戦闘で撃破しダンジョンを攻略した者に贈られる、攻略者だけの唯一無二の装備。
一つのダンジョンに一つきり。取得した者はこの装備を譲渡できない。
『忍の頭巾』
【STR+20】【AGI+10】【破壊不能】
スキル【暗視】
『忍の上衣』
【STR+10】【AGI+25】【破壊不能】
スキル【影の結界】
『忍の小刀』
【STR+40】【破壊不能】
スキル【暗殺】
『忍の足袋』
【AGI+35】【破壊不能】
(……めっちゃ強い)
ハイドは装備の感想を心の中で呟くと、装備を変更して魔法陣に乗り転移した。転移先は町の入り口だった。
(……よかった。町に戻る必要がない。装備の確認も、ステータスと合わせて明日にしよう。もう寝たい)
ハイドは安堵の息を吐くと町に入り、そのままログアウトした。
安定の、主人公が一切喋らない回です。って言うか、ハイドが喋ったのは三話の『暗殺者とスキル取得』だけですね。だからと言って、無理に喋らせたりはしませんが。
オリジナルダンジョン【暗部の訓練洞窟】
ダンジョン隠し通路侵入条件:【暗部の試練】のクリア後、NPCから場所をを教えてもらうとフラグが立つ。ダンジョン自体は、見つけにくいがフラグがなくても入ることは可能。
【気配遮断】を使うモンスターが出現。不意打ちが多く、奇襲されるとダメージ倍加。全体的なモンスターの特徴としてAGIとSTRがそこそこ高めだが、VITが低い。
通常ルートだと、ダンジョンの最終地点は道中のモンスターの上位モンスターがボス(ただし隠し通路の方が真のダンジョンのため、単独クリアしてもユニークシリーズは入手できない)。クリアするとスキル【集音】が手に入る。
ヒント一切なしの隠し通路に入れば【気配遮断】のみではなく、姿を隠すスキルを使うモンスターも現れる上にトラップも出現する。しかし通常のボスの扉が見える場所に行くと、フラグが消失し隠し通路に入れなくなる(一度隠し通路に入った者がパーティーにいれば隠し通路はいつでも入れる)。
隠し通路のボスの特徴
フィールドは薄暗く、壁に松明が九本付いているだけ。ボスのHPを一割削る度が松明が一本消える。
影の中に入り、攻撃の時のみ姿を現す。影の中にいる時は、影だけが動くため光りがあると分かりやすいが、暗くなると分からなくなる。
AGIが高くSTRもそこそこ高いが、反面VITとHPはボスにしてはさほど高くない。しかしボスのHPは一回の攻撃で最大全体HPの一割しか減らず、一割減らされると影に潜ってしまう。つまり最低でも十回は攻撃を当てないとボスは倒せない。またボスのフィールドでは明かりを点けるアイテム及びスキルは使用不可。
初回のダンジョン侵入で隠し通路のボスを撃破できると、スキル【地獄耳】が手に入る。
【集音】
小さい音でもよく聞こえるようになる。
【地獄耳】の詳細は次回です。次回はハイドが二層へ行きます。