おっぱいマスターはやて   作:暗黒パンパース

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関西弁はないんやて残念やな


本編
おっぱいマスターはやて


 やあ、僕は八神はやて(9)だよ。今現在闇の書がパラパラめくれて起動してるところさ。

 ちなみに僕というのは原作とは違い男の子だからだよ。憑依?して気が付いたらこの世界に生まれてたんだ。でも他は原作通りで両親死亡、車椅子生活、一人暮らしと壮絶なコンボを食らってる。いやぁ、車椅子で一人暮らしは心が折れるかと思ったよ。何をするにも一人で出来ないのに一人暮らしだよ?

 ヘルパーさんが居るには居たけどあれ絶対猫姉妹だろ。耳と尻尾だけ隠してそのまんまじゃねーか!でも一人じゃ何も出来ないのでやってもらうしかないんだなこれが。

 お世話されながらも家事が出来る様にしてくれて、お風呂でにゃんにゃんしてくれて、夜は姉妹のおっぱいに挟まれて寝たし……うん、感謝してもしきれないね。特に後ろ二つ。

 猫姉妹もアニメでは悪い役回りだったけど、こうして接していると見えてくるものってあるよね。例えばお世話してる時にすっげー辛そうにしてたりするわけよ。んで、どうしたのって聞くと何でもないって泣きそうな顔するんですわ。

 思わず頭ナデナデしちゃったよ。猫姉妹も可愛いからね、仕方ないね。そしたらさギュッとしてくれたんですよ、おっぱいに。相手が武器(おっぱい)を使うなら覇王翔吼拳を使わざるを得ない。ええ、やりましたよ、フガフガと。

 まあそれは冗談です。そこまでKYじゃないです。クロノとは違うのだよ、クロノとは……あ!今の発言は全国100万人のクロノファンを敵に回したかもしれない。というわけで撤回撤回。普通に背中に手を回してぽんぽんしてナデナデしただけだよ、残念だったね(僕が)。でもギュッとされたままだからね、柔らかかったよ。

 そんなことがあってからというもの、猫姉妹の介護が甲斐甲斐しくなったのは吃驚した。おはようからおやすみまで……とはいかないけど、泊まった時は一緒に寝てくれるし、ご飯は食べさせてくれるし、お風呂では洗ってくれるしで至れり尽くせりだったなぁ。

 でもこのままじゃダメ人間になっちゃうからご飯や掃除、洗濯は自分でするようにしたよ。え、寝るのとお風呂はだって?だって僕、男の子だもん。断れないよね。

 でもそんな幸せな日々も新しい出逢いとともに終わりを迎えるんだろうなぁ……現実逃避もこれくらいにして目の前の事態に集中しようか。

 

『Anfang. 』

 

 おお、これが夢にまで見た起動の瞬間か。壮観、圧巻、立命館……は違うな。この胸の高鳴りがリンカーコアの感覚か、何とも不思議な感触だ。霊的器官だし肉体には干渉しないのかな?でも魔力使いすぎると体調悪くなったりとかするっぽいし全くの不干渉ではないんだろうなぁ。僕の足も闇の書がリンカーコアに干渉してるのが原因だし。

 とか何とか考えてるうちに胸熱になって来た。熱って!いや、ちょっとこれは熱すぎでしょう!待って待って、まだ心の準備が出来てないよ!あっああああ!アーッ!

 

 で、目が覚めたら病院なわけよ。石田せんせーが血相変えて飛んで来たのはワロタw

 笑ったら笑い事では無いと本気で怒られて僕涙目。それを見た石田せんせーは心配したのよと言ってギュッとしてくれました。おっぱいごちそうさまです(ゲス顏)

 で、ヴォルケンリッターを見て説明を求められたわけだが原作はやてのように苦し紛れの説明ではない、それっぽいカバーストーリーを用意した。

 僕の後見人グレアムおじさんの親戚が、介護のために態々外国からやって来てくれて、誕生日にサプライズしようとしたら、こっちに到着してすぐ悪い人に騙されて身包み剥がされてしまった。荷物もお金も無いので記憶を頼りに何とかここまでやって来たものの既に深夜。このままの格好では寒いので夜遅くに迷惑とは思いつつ我が家を訪問。予定通りに僕サプライズして嬉しさのあまり倒れちゃった。で、目が覚めたら病院(イマココ)と説明。

 石田せんせーは被害届は出したのかとか、着替えはどうするのかと色々聞いてきたけど用意しておいた答えで予定通り。一番しつこく聞かれたのはな……体調だ。石田せんせーから元気を貰いましたとエンジェルスマイルで誤魔化すとせんせーはまたおっぱいしてくれました(真ゲス)

 お家に帰ると闇の書と魔法の説明をしてくれた。うん、けど全部知ってた、と言うと皆驚いていたよ。実を言うと既に会ってたんですよ、管制人格ことリインフォースに。夢の中だけどね。

 リインフォースとは物心ついた時から夢の中で会ってるんだ。で、会う場所は深層意識か精神世界かよく分からないけど、そこでは何故か裸なんですわ。うん、いいおっぱい。

 そこで目が覚めると必ずリインフォースの胸の中なんだ。本当にありがとうございました。優しい瞳と声で美女におはようございます主とかいうわけですよ。こんなことされたら即墜ち二コマシリーズ並みのスピードで僕が落ちてもおかしくないよね。

 ここは夢の中ですとか、目覚めるとこのことは忘れますとか言ってくるわけですよ。

 

 いいぜ、リインフォース

 

     僕が覚えていないと思ってるんなら

 

          まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!

 

 で次回もリインフォースの胸の中で目が覚めた。ごちそうさまです。おはようございます主から始まって、また同じ説明を始めたのでそれは前回聞いたと言ってやったら吃驚してた。クール系美人のびっくら顏ってレアだよね。

 どうして覚えているのか分からないけど、憑依したからとか、原作知識があるからじゃないかな。でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない。

 この空間では泳ぐようにすいすい動ける。つまり足が動かない僕でも移動出来る!名残惜しいけどリインフォースのおっぱいから離れて自由を満喫しよう。ひゃっはー!

 一頻りこの世界で自由を満喫して、ふとリインフォースを見ると浮かない顔をしているではありませんか!折角の美人が台無しだよ!というわけで突撃!

 

「ねぇ、どうしてそんな顔をするの?」

 

 首を傾げ小動物の如き愛らしさを発揮してリインフォースを問い詰める。何人たりともこの魔技からは逃れられない。

 何も喋らないので頭上にハテナマークを飛ばしてリインフォースを見つめていると、表情は動かないのにつーっと涙が頬を伝った。え⁉︎なんで泣くんですか?

 美女を泣かせるのはゲスい僕でも良くないことなので、慌てて頭ナデナデして慰めた。そうするとまたボロボロ涙を零すではありませんか!どないせーっちゅーねん!あ、初めて関西弁っぽく喋れた。

 しばらく慰めているとリインフォースの口から出るわ出るわネタバレの嵐。でもね、それ知ってますから、残念っ!とは口が裂けても言えるわけない。

 下半身の麻痺は闇の書がリンカーコアを侵食してるからで、ここでは自由に楽しそうに(ここ重要らしい)動く僕を見て罪悪感がハンパなくなったらしい。

 いやー、確かに僕としては不便だとは思うけど原作ではそのうち動くようになるから一時の我慢だと思って気にしてないんだよね。というか不自由なのをいいことに猫姉妹と……ゲフンゲフン、いや何だったかな?そうそう別に気にしてないよっていうことさ。これは謝っといたほうがいいよねってことで

 

「(下半身の麻痺を全然気にしてない)僕のせいでそんなに苦しんでいたんだね、ごめんね」

 

と正直に謝ると何か勘違いして大泣きし始めた。

 もうどうにでもなあ〜れ☆と頭を抱き締めてナデナデしてあげた。こどもぼでーなのでぽんぽんにリインフォースの頭が来てます。大人とは言わないけどせめて青年ぼでーくらいは欲しかったなあと思うと、体がグイグイ大きくなるではあーりませんか。

 え?なにこれ、どういうことなの?と困惑しているとリインフォースがこの世界では自分のなりたい年齢になれるらしい。成長したぼでーでリインフォースを抱き締めるとすげーあったかくて、すげー柔らかい。MOTTO!!MOTTO!!というところで僕の体が勝手に浮遊した。これからがいいところなのに!

 リインフォースは無情にも時間ですと言い、夢から覚める時間になったことを告げた。そんな!まだおっぱいも揉んでないのに!このままでは終われないのでリインフォースの顔を強引に寄せて唇を合わせた。浮力に負けて一瞬だったけど確かにした!リインフォースの吃驚した顔が印象的だった。あとやわらかかった(小並感)

 そして次の邂逅。やっぱりおっぱいありがとうございます。おはようございます主ときたらこちらもおはようと返すのが当たり前。

 

「おはよう」

 

 そしてちゅーする。あらやだ、こどもぼでーのままだった。うーん、うんこするように気張ってグイグイと背を伸ばす。リインフォースと同じくらいになったところでストップ。というわけでもう一回ちゅー。リインフォースは困惑している。

 

「私は主を蝕む呪いです。このような私が主の寵愛を受けるなど……」

 

 うるせーエビフライぶつけんぞ。僕はそんなことを聞くためにここに来たのではない!僕のことを何て呼んだんだ?主と呼んだだろう。だったら君は僕の(おっぱい)だ!

 グズグズするリインフォースを説得して、より良い未来のために今からでも対策を練らないとこの美女のおっぱいが消滅してしまう。もとい僕が死んでしまう。ついでに地球滅亡。

 まずは盛大にネタバレしてくれたおかげで分かった闇の書と言う名を捨てる為、新しい名前よー。

 

「夜天の主の名において汝に新たな名を贈る。強く支えるもの、幸運の追い風、祝福のエール、リインフォース」

 

 セリフまんまですいません。はやてちゃん覚醒のシーン好きなんです。A'sの一番好きなところやね、まさか自分がやることになるとは思わなかったけど。

 ぽかーんとしているリインフォースにこの壊れた魔導書をどうにかすると言ったった。すると無理です、出来ません、申し訳ありませんと泣いて詫びるリインフォース。そんな言葉は聞きたくない。

 TASさんの好きな言葉はします、させます、させませんだ!

 夜天の書をサルベージします。しゅごキャr……騎士に蒐集させます。防衛プログラムは暴走させません!どうせ死ぬならやるだけやってから死ぬ。リインフォースが出来ないと言うなら、僕がやる。たぶんこれが一番早いと思いますは禁句だ!

 

「夜天の主、八神はやての名において命じる」

 

「かつての夜天の書をこの手に取り戻す。リインフォースの知識(ちから)が必要だ。僕のためにその知識(ちから)を使え」

 

 中二乙と言いたくなる。リインフォースは分かりました我が主と従ってくれた。まぁ命令ですからね、ごめんねリインフォース。無理矢理とか好きじゃないんだけどこればかりは許してチョンマゲ。

 そしてまた浮遊してきたのでリインフォースにちゅっちゅしてたら目が覚めた。よし、もう一回寝るか!いかん、リインフォースとのちゅっちゅを思い出して興奮して眠れん!

 気を取り直してこれからの方針を纏めよう。まずはリインフォースの記憶を洗う。次に魔法のお勉強する。そして防衛プログラムの修正だ。

 さて再び夢の中へ。リインフォースのおっぱい枕で目が覚める。夢の中なのに目が覚めるとはこれいかに。おはようございます主ときて、お返事と目覚めのキスだ。リインフォースは凄く遠慮しながらされるがまま受けてくれる。いつか積極的にさせたい。勿論命令はしない。

 リインフォースの記憶を辿って行くと歴代のアンポンタン達が変な事をして徐々にプログラムがおかしくなっていく過程が見て取れた。これは早送りで見て時間短縮、ビデオかよ!

 で、魔法のお勉強。古代(エンシェント)ベルカ式の魔法に悪戦苦闘。これに関しては0からのスタートなのだ。僕は魔法を使ったこともなければ、プログラムも組んだこともないド素人。9才の12月までに何としてもどうにかしなければならない。

 しかしこれはキャラ補正なのか頭にホイホイ炒飯の如く知識が入ってくる。覚えるのと使うのは別だから何とも言えないけど、頭に入るだけ御の字だね。

 防衛プログラムは蒐集完了しないとアクセス出来ないが、ログくらいなら見れるだろう。何て思ってるとプログラムが見れるじゃん。これは予想外。見れるだけで何にも出来ないけとね!

 ラストバトルも想定して戦闘訓練もやるよ。シュベルトクロイツなんて飾りです。というわけでもない。先っぽの十字から魔力刃を出して杖兼槍として扱うことにした。男の子だかんね、やっぱ接近戦出来ないとカッコ悪いよね。

 訓練の相手は勿論リインフォース。結論から言うとリインフォース強すぎワロエナイ。何もできずにフルボッコですよ、いや手加減無用と言いましたがホント忠実に守りますね。そんな君にラヴ。

 どうにもならんのでリインフォースの記憶からそれっぽい相手をチョイスしてエミュレート。やっぱりボコられました。リインフォースの目にあまりにも哀れに映ったのか、ユニゾンしましょうと提案してきた。自分は融合型デバイスなのでユニゾンしてなんぼですってわけでユニゾンイン。

 白髪にマリンブルーの瞳になったよ。原作通りだね。これ大人になってもやらなきゃダメなの?凄く不似合いになりそうな予感。しかしユニゾンの性能は凄まじくステータスがオールランクアップだよ。何せ行動、思考の全てをリインフォースがサポートしてくれるんだよ。これは電動自転車に乗ったオバちゃんの気分だね。我ながら酷い例えだ。

 ノロノロしていた動きがシェイシェイハッって感じに改善。訓練でゆゆうの勝利を収めることが出来た。あれ?これ訓練になってなくね?

 よく考えると実戦方式はまだ早すぎた。先人の達人達の動きを真似真似することから始めよう。ブン……ブン……ブン……超地味。実際はこれ以外にマルチタスクの練習を兼ねて、複数の思考を魔法のお勉強とリインフォースの記憶閲覧などに使って鍛えている。

 そんなことをしていると現実にも影響があって頭が痛かったり、熱が出たりして猫姉妹を大いに慌てさせてしまった。心配させて申し訳ないけど、猫姉妹も闇の書への復讐から解放してあげたいからね。べ、別に猫姉妹が可愛いからとかおっぱいとかじゃないんだからね!勘違いしないでよね!

 さて一年くらい経つ頃には槍の扱いも様にはなってきたかな?勝てはしなくとも負けるまで時間がかかるようになってきた。でも気付いたんだ、夢の中では大きくなってやってたから現実では変身魔法を使って大きくならないとシュベルトクロイツを振り回せないことに。まあ……仕方ないよね。あと武術の才能なさすぎ泣いた。後方に徹しろってことですか。

 魔法の知識もプログラムもマルチタスクが鍛えられるごとに効率が良くなって学習速度が半端なくなった。これはリインフォースの太鼓判もあるよ。でも問題は防衛プログラムちゃんをどうするかだね。

 そんなある日、猫姉妹の介護が甲斐甲斐しくなるイベントをこなしてから、夢の中へリインフォースに会いに行くとあり得なかったことが起きていた。

 夢の中で目を覚ますとリインフォースの顔が目の前にあったんですよ。ちょっと近すぎませんかねえ。いつものおっぱいはどうしたのかなと思うと、現状を理解した。これキスされてますね。

 一体どういう心境の変化なのか、今まではされるがままだったのに急に積極的になって僕困惑。ん、待てよ……そういえばリインフォースは外に出てなくてもこちらの状況を把握していた的なことがあった気がする。その上起動してからはポルターガイストよろしく本の状態で動き回っていたなぁ。これはもしかして猫姉妹のご奉仕にゃんにゃんを見られてたんではないでしょうか(白目)

 リインフォースに自分の痴態を見たかどうかなんて怖くて聞けないチキンな僕は猫姉妹が甲斐甲斐しく世話してくれるようになったと、迫真の演技で嬉しそうに話してみた。こういうところが原作たぬきちゃんみたいになってきたような気がするのは僕だけだろうか。

 リインフォースは表情にこそ出さないものの終始ぐぬぬなふいんき(何故か変換できない)を醸し出していた。これはあれじゃないですか、いわゆる嫉妬というやつではなかろうか。

 主のための融合型デバイスなのに夢の中でしか触れ合えない。なのに現実では自分以外にお世話されている。そう考えるとなかなか可愛げがあるじゃないか。これが間違いだったら僕はただの痛い勘違い野郎になる。合ってるよね、ドクシャ=サン?

 というわけでリインフォースを煽るだけ煽ってみよう。するとどうでしょう、以前とは見違えるように……はならないね、うん。でも空気でわかります、かなり不機嫌っぽい。

 ここで一気に持ち上げようか。持ち上げて落とすのがマイジャスティスだけど、落としてから持ち上げればマイナスからプラスに転じるエネルギーで喜びが倍加する。それを利用してリインフォースのご機嫌を取ろう。

 リインフォースを褒め称えて、未来の希望を口にして、将来を語る、幸せ家族計画。兎に角リインフォースが必要だということを、これでもかと説明してやる。リインフォースの雰囲気は見る見るうちに柔らかくなり、尻尾があったら犬みたいにブンブン振り回してるのではないかというくらいのご機嫌になった。そしてこのあと滅茶苦茶ユニゾンした。

 現実での猫姉妹のにゃんにゃん介護サービス、夢の中でのリインフォースらぶらぶちゅっちゅご奉仕サービスで僕のナニかが有頂天になった。この昂ぶりはおさまるところを知らないっ!夢の中でいつも通りに勉強、訓練、対策会議の後にリインフォースと滅茶苦茶ユニゾンした(二回目)

 いい加減に話を戻そう。しゅごキャラ……守護騎士達に知ってるよのところからだ。

 管制人格ことリインフォースに一通り聞いてるよとご説明。ついでに闇の書壊れてて、蒐集完了すると暴走して世界オワタになることを伝えた。主の僕と管制人格のリインフォースが言うことを疑うわけにもいかない守護騎士。出て来て早々に絶望を与える僕マジおにちく。

 そんなスレに救世主が!現在暴走の原因と思われる防衛プログラムの修正をリインフォースと目論んでいることを言うと、皆一様にハッと顔を上げてこちらを見てきた。見られるとキンチョーしますな。

 そんな心情は押し隠して防衛プログラムのアクセスには蒐集完了しないと出来ないと説明。それでは世界が終わるではありませんかというシグナムのごもっともな言葉に、起動から暴走までの僅かな時間に全てを賭けるつもりなのと、分の悪い賭けになることも伝えた。

 守護騎士達は他に方法は無いのか聞いてきたけど、いやあるかもしんねーわ。

 ええっ⁉︎と驚く守護騎士と書の中のリインフォース。実はこっそりジュエルシードくすねてたの忘れてた。というかリインフォースに封印魔法教えて貰って封印したのに忘れてたのか、意外とうっかりさんでかうわいいよ!願いを歪めて叶える危いロストロギアは最後の最期、世界崩壊の間際にならないと使わない予定ですよ。

 説明が終わったところで守護騎士達には僕のお世話とリンカーコア蒐集を命じた。蒐集には魔法生物からというチマチマした集め方はしない。かと言ってその辺の人を襲わせたりもしない。じゃあどうするの?と聞かれたら次元犯罪者を狩りましょうと言います。

 ミッドチルダに行けば指名手配犯の罪状や顔写真などの情報は公開されている。それらを集めてまずは手当たり次第に捜索。大体の次元犯罪者は集団でやって来る管理局に対抗すべく徒党を組んだり、組織を作ったりするのが当たり前。Gの如く一匹いたら三十匹はいるわけですよ。

 初めに見つけた次元犯罪者を蒐集、ごうも……ゲフンゲフン、尋問して他の次元犯罪者の情報を渡せば助けてやると言えば、面白いようにゲロってくれる。次元犯罪者は協力し合うところもあれば、抗争してるところもあるので情報は豊富だ。後は通報しますた→放置のコンボでお縄に。

 守護騎士だとばれないように、原作騎士甲冑は温存している。なのでデザインなどは趣味に走って変えている。全員髪型と色を変えるだけであら、不思議まるで別人ではありませんか。シグナムはビキニアーマーを着せようと思ったけど、僕のおっぱいなのでハイレグアーマーで妥協した。シグナムは当然、他にないのかと聞いてきたがビキニアーマーとどっちがいいか聞くと露出の少ないハイレグアーマーを選んだ。でも余りにもシグナムの視線が痛いのでfateのセイバーをシグナムカラーに変えたものに変更。少しでも肌が見たかったのでセイバーリリィにした。シグナムは結構気に入ったっぽい。

 ヴィータはふ○っしーの着ぐるみと、のろいうさぎの着ぐるみで迷ったが、HSDDから○ーフィスの前全開変態ゴスロリドレスにした。勿論大事なところは絆創膏ですよ。ヴィータはのろうさ着ぐるみが着たかったようだが、これは勝負服だ!と言うとふな○しーを拒否してオーフィ○ドレスを着た。けど前は閉じられた。解せぬ。

 シャマルはモン○ンのヒーラーUにガブラススーツベルト。股下0cmのスーパーミニで終始スカートを抑えるシャマルに嗜虐心が唆られた。シャマルは変更無し。もしかして見られて悦んでるのか?

 そして大本命ザフィーラはブーメランパンツと褌と廻しで迷った。だがここは日本なので世界最強の国技SUMOUで決まり。ザフィーラの格好には全員から苦情が来たが最強の国技だとテレビを見せると意外にもシグナムがハマった。

 しかし神の前で行う儀式が起源みたいな話をすると、そんな神聖な格好をするのは忍びないと言われて渋々変更。ケ○シロウの格好になった。結局、予定通りになったのはシャマルだけ。まぁ無理矢理は良くないよね(白目)

 そして全員で蒐集に出発。主の守りがどうのこうの言っていたが、そんなものは一蹴して攻撃は最大の防御と押し切った。守護騎士達は常に全員で行動し、キリのいいところで必ず帰還して報告するよう命じた。

 で、一回目の遠征から帰ってくると100ページ以上埋まってた。え、何これこわい。どうやら一つ組織が見つかったら芋づる式に蒐集出来たらしい。取り敢えずキリがいいので帰って来たとのこと。

 守護騎士達を自慢の手料理で労い、お風呂に入って背中を流してあげた。勿論ザフィーラもちゃんと男女分けて接しましたよ。長風呂になったのは誤算だったけどね。これもシグナムとシャマルのおっぱいが悪いんだ。僕を誘惑するから……ヴィータはしきりに自分の胸を気にしていた。大丈夫だヴィータ、僕はおっぱいに貴賤無しの思想を持っている。ちゃんとヴィータにもしてあげるから。これも原作はやてちゃんのせいだね、僕の趣味じゃないぞ!

 守護騎士達が蒐集に行っている間は頻繁に猫姉妹が来ていた。体調は大丈夫かとか守護騎士達はどこ行ったとか聞いて来たけど体調は問題無いし、守護騎士は故郷に帰ってるよとすっとぼけた。守護騎士が留守の間は猫姉妹がお世話をしてくれる。彼女達が教えてくれた手料理をご馳走して、お風呂で背中を流して持て成した。このあと滅茶苦茶にゃんにゃんした。

 猫姉妹が帰りやすいように、守護騎士達には帰る前に連絡を入れるように言ってある。おかげで猫姉妹ともブッキングせずに安心だね。

 蒐集を始めてから僅か一月半でページが半分程埋まった。すごいね、守護騎士。今回のご褒美はプールだよ。かのバニングスグループのオープン記念特別優待券でタダで行けるんだ。商店街の福引で当たったんだ。決して守護騎士達の水着姿が見たいが為にプールを選んだわけじゃないからね!

 露出高めなビキニにしようかと思ったけど、僕の騎士達だからね。他の人には見せたくないしね、露出控えめだよ。

 でもザフィーラはブーメランパンツで余すことなく筋肉を見せつけてるよ。二次創作でザフィーラを男だからってはぶったりする人いたりするけど僕はそんなことしないよ。

 

「ザフィーラ、フロント・ダブル・バイセップス!」

 

 ムキッ

 

「フロント・ラット・スプレッド!」

 

 ムキキッ

 

「サイド・チェスト!」

 

「ておあーーーーー!」

 

「Beautiful!」

 

 うむ、素晴らしい筋肉だ。ザフィーラがいる時は一日一回これを見ないと落ち着かない。他の守護騎士には理解されないのはどうしてだろうか?まあ、それはいいとしてプールでやることじゃなかったね。おかげでザフィーラがムキムキマッチョマンの変態に声をかけられることが頻繁に起きてしまった。ザフィーラは主がいるのでと返事して僕を見るのをやめてくれないかな。森の妖精みたいな兄貴に尊敬の眼差しを向けられるのが居心地悪いんだけど。

 僕は足が動かないから基本的にシグナムが運んでくれるんだけど周りの視線が凄いね。これが優越感ってやつ?あまりの不躾な視線にブルっちゃったよ。思わずシグナムのおっぱいに顔を埋めるのも仕方ないことさ。

 シグナムはそんな僕をしっかりとおっぱいに抱き込んでくれて、周りをキッと睨みつけてくれた。シグナムさんマジイケメン(結婚しよ)おっぱいご馳走様です。

 陸では不自由な僕も水に入れば少しは動けるようになる。夢の中ではすいすい動いてたからね。水の中も似たようなものだよ。調子に乗って動いてたら見知らぬ美人なお姉さんのおっぱいに溺れちゃった。その時に彼氏っぽいイケメンが助けてくれたんだけど、僕を回収しに来たシグナムを見てやらないか的なことを言って美人なお姉さんが激おこになってたよ。

 シグナムは断ってたけど、あのイケメン何処かで見たことがある。えーっと……あ、なのはさんの兄貴じゃないか!もしかしてシグナムにやらないかと誘ったのはケンジツの方じゃないかな?不器用っぽいのは何となく分かるけど、言葉が足りなさ過ぎてナンパにしか聞こえなかったよ。さっき僕が溺れたおっぱいは多分すずかちゃんのお姉さんの忍さんだね。いいおっぱいでした。

 あ、そう言えば全然図書館行ってない!すずかちゃんとの出会いフラグ作ってないよ。原作ブレイクはする方だけど、出会いまでブレイクするつもりはないから図書館行かなきゃ。

 僕を回収したシグナムがあまり離れないで下さいって言うからおっぱいに密着したった。こんなことしても怒ったり嫌がるどころか優しい目をされるのはどうしてなの?

 シグナムばかり構ってるとヴィータが拗ねるので、今度はヴィータのところへ。ヴィータの水着も色々と迷ったけど、ロリボディにはやはりスク水だ。胸にはゔぃーたと平仮名で名前を書いてある。我ながらいい仕事をした。

 子供用プールでパチャパチャ水をかけあって遊んでたら他の守護騎士に温かい目で見られた。僕の中身はもう大人だからヴィータに合わせて遊んであげてるだけだよ!だからそんな目で見るなァ!

 話が後になったけどシャマルには始め水に慣れるように練習する時、体を支えて貰ったよ。シャマルは僕の扱いが上手だね。端っこまで泳いだらおっぱいで受け止めてくれるんだもん、これは頑張っちゃうよね。遊ぶ体力がなくなるくらい頑張ったよ。

 そんなこんなで守護騎士達とプールを満喫出来たよ。帰りには疲れて僕寝ちゃったけどね。

 蒐集は順調すぎて夏が終わる前に400ページ来ちゃった。ここまで僅か二ヶ月程だよ、次元犯罪者様様だね。というわけで管制人格起動。

 

「おいで、リインフォース」

 

 闇の書がピカッと光って中から銀髪巨乳美女が飛び出てきた。

 

「お会い出来て光栄です。我が主」

 

「会えて嬉しいよ、リインフォース」

 

 車椅子をキコキコ動かしてリインフォースの顔に触れた。リインフォース達守護騎士はプログラムだけど触った感触は人と変わらない。温かくて柔らかい。リインフォースと出会って早数年、やっとここまで漕ぎ着けた。長かった……本当に長かったよ。NKT…だからちょっとくらい涙腺が緩んでも仕方ないよね。

 

「うう……」

 

「主?」

 

 僕はリインフォースに抱き付いて泣きに泣いた。恥ずかしけど涙が出ちゃう、だってまだ子供だもんね。泣き疲れて寝ちゃうのも当たり前だよね、目が覚めるとリインフォースの胸の中。でもこれは夢じゃない現実だ。リインフォースのおっぱいに顔を埋めて思う存分抱きついた。

 

「おはよう、リインフォース」

 

「おはようございます、我が主」

 

 このあと滅茶苦茶ちゅっちゅした。

 

 管制人格が起動したということで守護騎士一同に改めて事実を説明した。リインフォースは守護騎士達に頻りに謝っていたけど、リインフォースのせいじゃないからと言って逆に今まで一人に全て背負わせていたことを謝っていた。

 蒐集は順調、ページはラスト1で一旦止めるつもりだ。そこからは防衛プログラムの修正に全てをつぎ込む。

 

 僕達の戦いはこれからだ!




ご愛読ありがとうございました。

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