おっぱいマスターはやて   作:暗黒パンパース

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あけおめ


ゼロ魔編
ゼロの使い魔〜双丘の騎士〜


 さてどういうわけか僕は転生してしまった。最期の記憶がないことから原因は不明。転生したのは闇の書時代に搭載されていた無限転生機能が働いたからだと思われる。今思い出すと修正したのは防衛プログラムだけで転生機能は全く触っていなかった。我ながら迂闊。

 こうして思考出来るのも転生して物心ついてからで、今までは何がどうなったのかさっぱりわからなくて泣くばかりだった。家族は泣き虫な子として手を焼いていたみたいだね。まあ、そんな汚名も今日から返上だよ。思考が出来ればこちらものさ。

 今生においても魔法があるらしく、最近杖との契約というものをさせられた。魔法の杖的な棒切れを身につけておくだけで、そのうち契約出来るらしい。しかし困ったことに僕はいつまで経っても契約出来ずにいた。

 

「う〜む」

 

「どうしたの? まだ契約出来ないことを悩んでるの?」

 

「あ、ちいねえさま」

 

 察しのいいドクシャ=サンは気付いたかもしれないが、ちいねえさまとはカトレア・イヴェット・ラ・ボーム・ル・ブラン・ド・ラ・フォンティーヌという僕の姉だ。勘の鋭すぎる(・・・・)人で、家族の中で唯一僕の異常性に気付いた。

 どのぐらい凄いかというと勘だけでギャンブルに勝てる人だ。神経衰弱で勝負を挑んだことがあるけど、僕の記憶力を持ってしても殆ど勝てなかった。勝つのは僕の運が良かった時だけだ。

 そんなちいねえさまには僕の事を明かしている。前世の記憶があることも、異なる魔法文化と異なる世界から来たことも。

 まあ明かしたというより隠しきれなかったというほうが正しい。と言うのも夜中にこっそり魔法を使っていたのを見られたからだ。

 泣いてばかりいた僕は毎日ちいねえさまと一緒に寝ていた。ところがある日突然一緒に寝るのをやめた。まともに思考出来るようになったからだ。そして僕は手元に夜天の書が無いことに気付き、こっそり魔法を使って書を探す為に一人になったのだ。

 突然泣き虫が泣かなくなって、一人で寝るようになったことに両親は成長したと喜んだが、ちいねえさまはその天性の勘の鋭さで異常に気付いた。

 僕は夜中ならみんな寝てるから大丈夫だろう……と浅い考えで油断して魔法を使ったところを僕の部屋に来たちいねえさまに見られたのだ。こうなっては隠し通すことも出来ないので余計な情報は与えずに必要最低限のことだけ打ち明けた。それでも勘で全部喋っていないことを言い当てられたよ。

 でもそんな僕を信じてくれて、話せるようになったら話すと約束した。けどちいねえさまは必要だと思ったら打ち明けなくてもいいと言ってくれた。そんなこんなで僕はちいねえさまに色々知られてしまったわけだよ。

 そんなちいねえさまの弟な僕ルイス・フランソワ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールという名前で……ってルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! じゃねぇか⁉︎アイエエエ!ナンデ⁉︎ルイズナンデ⁉︎これ中の人的にアリサちゃんの役目でしょ!どうして僕なの?と錯乱しているところをちいねえさまのおっぱいにより自分を取り戻した。こうして僕はこの世界で生きることを受け入れた。え?チョロすぎ?

 そろそろ話を戻そう。庭でうんうん唸りながら杖を弄んでいるところにちいねえさまが来たところだよ。

 僕はとてとてと走ってちいねえさまに抱き着く。僕より八つ年上だから多分13くらいだろう。僕の背はちいねえさまのお腹くらいしかない。抱き着いて上を向くと年齢平均を遥かに上回る双丘が視界を阻んでちいねえさまの愛らしいお顔を隠している。この年ですでに成人したフェイトちゃんレベルのおっぱいを持っているちいねえさま。勿論僕はそれに甘える。

 

「悩んでいるといえば悩んでいるけど、今使えなくてもそのうち使えるようになるし」

 

 それに僕には異なる魔法があるしね、とつけ加える。

 

「その魔法は駄目よ。もし見つかってしまえばブリミル教に異端認定されてしまうわ。あなたが殺されるなんて考えただけでも恐ろしいの」

 

「わかってるよ、ちいねえさま。僕の命が脅かされない限り人前では使わない」

 

「人前でなくても使って欲しくないの。私の時のように見つかるかもしれない。それに魔法なんて使えなくても生きていけるわ」

 

「確かにそうなんだけど……今の世の中じゃねえ」

 

 このトリステインという国……国だけじゃなくこのハルケギニアという世界自体が魔法至上主義で、前世のミッドチルダ以上に魔法が使える事を重要視されている。

 そして魔法が使えるものを貴族、使えないものを平民として扱い、魔法という力で圧政を敷いているのが現状だ。

 トリステインでも父が治めているこのヴァリエール領は比較的平民の扱いは良く表立った不満は見えない。

 しかし貴族と平民の間には絶対的な壁があり、僕は気軽に使用人に話しかけることも出来ないのだ。

 まあそんな話は置いといて、両親はなかなか杖の契約が出来ない僕に不安を抱いているらしく、優秀な家庭教師をあてがってどうにかならないかと試行錯誤している。

 

「世の中のことを嘆いても仕方が無いよ。杖が契約出来ないのはそういうこと(・・・・・・)だと思う」

 

「そうね……」

 

 恐らくだけど杖と契約出来ないのは僕の魔法のせいだと思う。リンカーコアを用いた古代(エンシェント)ベルカ式の魔法が、このハルケギニア式(仮)のルーン魔法と相性が悪いんじゃないかというのが僕の考えだ。

 ハルケギニア式(仮)はルーンによる詠唱と杖を媒体とした精神力を使う魔法で、地水火風と伝説の虚無を合わせた五属性がある。その中でも土系統の『錬金』は物質を自分の望む物質に変化させるという、科学がメインの僕の魔法に正面から喧嘩を売っている魔法だ。でも便利そうだから使いたい。貴金属や宝石作り放題というチート魔法。その変化には多大な精神力が必要とされている。僕からしてみれば魔力も精神力も変わらない、言い方が違うだけだ。僕の莫大な魔力があればPONと出来るのではないかと思っている。

 ま、それも杖と契約出来なければ意味がないんだけどね。ただの棒きれに契約とは一体……ハルケギニア式(仮)は不思議すぎる。

 

「ちいねえさま、そろそろお身体に触ります」

 

 ちいねえさまは病弱で余り外には出られない。ちょっと魔法を使ったりするとすぐ倒れる。急に熱を出したり咳き込んだりと苦しそうだ。けど本人は苦しいなんて一切口にしない。凄い精神力だ。前世の僕も闇の書に蝕まれても隠し通す為に一切表に出さなかったから分かる。家族に心配をさせまいと気丈に振舞っているだけだ。

 

「大丈夫よ、心配してくれてありがとう」

 

「…………嘘」

 

 いかにも平気ですといった態度だが僕には隠し通せない。ちいねえさまはハァとため息を吐いて膝立ちになり、その豊満な胸に僕を抱き込んでくれた。

 

「私は平気よ」

 

 だからそんなちいねえさまを楽にしてあげたいから僕は躊躇わず魔法を使う。

 

「静かなる風よ、癒しの恵みを運んで」

 

 薄っすらと淡い翠色の光がちいねえさまに降り注ぐ。シャマルの魔力光だ。

 

「あ……」

 

「楽になったでしょ?」

 

「……ダメよ、何処で人目に着くか分からないのに」

 

「だったらもっとご自愛下さい。そうすれば僕も使いません」

 

 満面の笑みでおこになる。怒られるほうは笑顔のほうが怖いのだ。笑うという行為は本来攻撃的なものであり、獣が牙をむく行為が原点である(シグルイ

 魔法を使うところを見られていないかは確認済みだから問題はないんだよね。なのはさんのWAS(ワイドエリアサーチ)は便利です。気配察知の優れた両親には危なくて使えないけど。

 

「わかってるわ。おかげさまで楽になったしお部屋に戻ってお茶にしましょう」

 

「はーい」

 

 ううむ、もう少しおっぱいに埋れたかったのに残念だ。ちいねえさまに手を引かれて歩く。繋いだ手の感触はとてもいいのに酷く冷たかった。これは部屋に戻ったらラウンドガーダー・エクステンドだね。

 部屋でちいねえさまの淹れた紅茶を美味しくいただいた後、自室に戻り杖を持って庭に出る。あれやこれやと試すものの一向に変化は訪れない。何がいけないのか……もしかして始動キーとかいるのかな?

 

「オッパイ・イッパイ・ユメイッパイ!」

 

 し〜んと沈黙が流れる。この言葉は麻帆良にいた時に習得した精霊魔法の始動キーだ。アリサちゃんとアスナちゃん曰く最低の始動キーと誹りを受けた。

 なので始動キーをリリ・カル・マジカルにしたらなのはさんがにゃああああああ!と叫んで僕にSLBをぶっ放してきた。あれは生きた心地がしなかったなぁ。真っ正面から受けたフェイトちゃんは凄いね!僕は二度と御免だよ!

 結局フェイトちゃんのフォトンランサー・ファランクスシフトの詠唱からアルカス・クルタス・エイギアスを貰って使ってた。始めからそうしろという意見は聞かない。

 一応全部試したけどダメだったよ。あいつは話を聞かないからな(ルシフェル)。他に何か試してないものは……あったなぁ、でもあれを言うのはちょっと恥ずかしい。ま、ものは試しでやってみようかな。

 

「我、使命を受けし者なり」

 

「契約のもと、その力を解き放て」

 

「風は空に、星は天に」

 

「そして不屈の魂はこの胸に」

 

「この手に魔法を。レイジングハート、セーット、アーッ!」

 

 うわっ、最後間違えた。レイジングハートなんて持ってないし、しかもアーッ!ってなんだよ!森の妖精か⁉︎

 

「……何も起きないなあ」

 

 こうなったら開き直ってもう一回だ。やぁぁぁってやるぜ!

 

「風は空に、星は天に、輝く光はこの腕に、不屈の心はこの胸に! レイジングハート、セットアップ!」

 

 いや、だからレイジングハートなんて持ってないだろ!いい加減にしろ!

 当然なにも起きないわけで……虚しく僕の叫びが風に消えただけだった。他に何かやってないことってあったかな。思いつかないや。誰もいないしなのはさんがやってたシューターお手玉でもしてようか。

 

「ボールを相手のゴールにシュゥゥゥーッ!!」

 

 超エキサイティン!パァン!……ん?パァンてなんぞ?シューターが出るはずなのに出ていないぞ?あれれー、おかしいなあ(コナン

 と思ったら杖が弾け飛んでましたァ!HAHAHA!はああぁぁぁーーー⁉︎

 

「笑ってる場合かッ!」

 

 落ち着け、どうして杖が弾け飛んだ⁉︎いつも通りに思考に魔法を描いて杖に魔力を通してブッパするだけの簡単なお仕事だったはずだ。何がおかしい?どこが間違った?テンションが高すぎたか⁉︎

 待てよ……今僕は何をした?祈祷型と言われるミッドやベルカの魔法を使った。想うだけでデバイスが魔法を使ってくれるところを自分で発動させた。そう、自分でだ。つまり自分で杖に魔力を流し込んだ結果……僕の魔力に杖が耐えられなかった……可能性がある。

 その辺の木の枝を拾って魔力を少しずつ流してみる。するとすぐにヒビが入って内側から破裂するようにして弾けた。参ったな、これは生半可な杖じゃ持たないぞ。何か優れた魔力媒体を用意しないと……

 

「差し当たってはこの弾けた杖の代わりをどうしようか……」

 

 困った時はちいねえさまに相談しよう(他力本願

 ちいねえさまに相談すると両親に口利きしてくれた。僕がした説明をちいねえさまがそのまま話すとカトレアは頭がいいなと喜び、僕の強そう(困惑)な魔法に期待していた。まだ契約も出来てないのになあ。コネでいい杖を用意してくれるのを期待しよう。

 杖がなくなった今はもうやることがないので暇になった。暇だしちいねえさまに甘えるとしよう。

 ちいねえさまの部屋に行くと誰もいなかった。メイドに聞くとお風呂に行ったらしい。よし行こう(即決)。お風呂に突撃だー。

 

「ちいねえさまー?」

 

「ここよ」

 

 ヴァリエール家のお風呂は広い。何処のローマ風呂だよというくらいの広さと芸術性だ。そこにちいねえさまという女神が入ってるんですよ。

 うちは貴族なので勿論使用人に洗わせている。ちいねえさまはいつ倒れるか分からないので使用人の付き添いは絶対だ。僕も小さいので必ず付いてくる。けど今は姉弟水入らずだから外で待機するように命じた。

 

「ちいねえさま! お身体流します」

 

「うふふ、お願いね」

 

 ちいねえさまが湯から立つと病弱な割に肉付きのいい身体が露わになる。さしずめ女神の沐浴といったところかな。

 湯からあがって腰掛けたちいねえさまの背中を石鹸で洗う。この世界は技術レベルが低いので石鹸の泡立ちもイマイチだし、いい匂いとかしない。

 

「ちいねえさまー」

 

「はいはい」

 

 僕のリクエストに応えて体勢を変えてもらい全身を洗う。もちろん本命のおっぱいもね!

 

「重たいね」

 

「赤ちゃんのミルクが入ってるからかしらね」

 

 張りがあるのに柔らかくて重い。石鹸の滑りで出来立ての餅みたいに手から溢れていく。凄いよ、ちちねえさま!じゃなかったちいねえさま!

 洗い終わるとちいねえさまが僕を洗ってくれる。太ももの上に対面座位で座るとおっぱいがボヨンとクッションになって素晴らしい抱き心地。母さまや上の姉さまは貧乳なのでこうはいかない。

 二人で泡を流してスッキリ。皮膚の油分が全部とんだよ。昔の石鹸っていうか安物?

 古代ローマでは香油を塗って肌かき器で汚れと油を落としてたらしい。香油は何故かあるので使う。塗る役目は僕のものだ!塗りすぎ注意なので少しずつ薄く広く伸ばすように塗り込む。ちいねえさまの肌は僕が守る!

 塗るついでにおっぱいを楽しみたいところだけど、ちいねえさまの肌を守るほうが重要だ。おっぱいは後でも出来るしね。

 ちいねえさまは肌が白いから紅潮しているのがハッキリわかんだね。暑いから使用人に水を持って来させるよ。入れ物が無い時ちいねえさまは口移しで飲ませてくれるから好き。母さまと上の姉さまはしてくれない。何故だ⁉︎

 お風呂からあがると待ち構えていた使用人が濡れたササッと体を拭き上げてくれる。

 

「ふぅ、サッパリした。ありがと」

 

 お礼を言うとみんな傅いてくれるので言うべきだと僕は思うんだけど、どうなんだろうね?平民に礼など不要って怒られそう。平民に礼を言ってるんじゃない、その働きに礼を言ってるんだと屁理屈捏ねたらいけそうな気がする。

 お風呂が早い時間だったので夕食が後になった。無駄に長いテーブルで無駄に豪華な食事を摂る。父上は仕事で、ねえさまは学院に入ってるので常に不在。長期休みだけ帰ってくるよ。

 寝る前に歯磨きしたいんだけど、歯ブラシないから凄く不便。布で拭いたり糸で歯間の掃除したり歯の隙間に詰まったのはフォークみたいな尖ったもので掻き出すだけ。

 あまりに不便なのでちいねえさまの魔法で歯に『固定化』をかけてもらった。これ生き物に効果あるのかな?

 『固定化』とは対象の状態をその名の通り固定する魔法だ。念のため僕の魔法で掃除するようにしてる。ちいねえさまの口が臭くなったら僕は自害するかもしれない。

 だからお互いにチェックしあって、綺麗になってたらおやすみのキスをするというのが習慣になってしまった。

 

「今日も綺麗になったよ」

 

「うーん、問題なさそうだわ」

 

「ちいねえさま! 早く寝よ」

 

 ベッドインしたいので手を引いていく。相変わらず手が冷たい。寝るのはちいねえさまの部屋。勿論一緒に寝る。

 

「ちいねえさまー」

 

 両手を広げておねだりするとギュッと抱きしめておやすみのちゅー。結構長いキスになるのだ。

 

「んん」

 

 苦しくなってきたので放してもらうと、ちいねえさまとの間に銀の糸が繋がった。ちいねえさま曰く練習らしい。僕はちいねえさま好きなので問題無い。

 ちいねえさまはベッドに入ると僕を抱き枕にして寝る。背を向けて寝ないとおっぱいに埋もれて息苦しさで目がさめるという幸せな問題が起きるので、いつも背中から抱きつかれる。後頭部はおっぱいまくらですよ!

 冷たいちいねえさまの手を温めるように僕の胸に抱いておく。この若さで冷え性?やはり病弱なのが原因かな。運動させるしか解決法が思いつかない。何か方法がないか記憶を探っていると何時の間にか意識を失って寝てしまっていた。

 

「朝です。起きて下さいませ」

 

 ゆさゆさとメイドに身体を揺らされて目が覚めた。もう朝か、子供に早起きは辛いな。

 

「ちいねえさま〜」

 

 おっぱいをモミモミして起こす。痛くないようにやわやわと優しくもみもみ。なんと言う柔らかさ、手を離したくない。

 

「んんっ♡」

 

 ちいねえさまが身を捩る。感じているようで何よりだね、このまま胸だけでイくようにしていこう(変態

 

「う、ん……おはよう」

 

 寝ぼけ眼で柔らかい笑みを作るちいねえさまマジ天使。チュッとモーニングキスをして、身を起こしたちいねえさまに抱きついて、おっぱいに顔を埋める。両手で感触を楽しみつつ体調をチェック。僕を抱きしめるちいねえさまの手は相変わらず冷たい。大体この手が僕の体温で温まるまでこのままだ。その間はおっぱいを自由に出来る。

 

「ちいねえさま」

 

「なあに?」

 

「だーいすき♡」

 

「ふふ、私も大好きよ」

 

 思考は大人だけど精神は子供だから感情表現も直球だ。多分思春期あたりになると悶えると思う。ちいねえさまの手が温まるまでにおっぱいの開発につとめる。まずは授乳を目指す。強く触ると痛いらしいので兎に角優しく撫でるように触る。ちいねえさまの先っぽはプックリ膨れていて衣擦れで痛かったり痒くなったりするらしい。時には態と衣擦れを発生させて痒みを起こし刺激するのも必要だ。それを僕が掻いてあげる。

 

「もう、またなのねルイス」

 

 勘の鋭いちいねえさまに暴露ないわけがない。初回は知識不足で意味が分からなかったみたいだが、二回目からは即バレした。ちいねえさまはネグリジェを肌けると形の整った綺麗な球状のおっぱいを露わにした。

 

「優しくするのよ?」

 

「うん、僕がちいねえさまに酷いことするわけないじゃない」

 

「何も知らないからって好き放題したのに?」

 

「ちゃ、ちゃんと気持ち良くしたよ」

 

「他の女の人にあんなことしちゃダメよ」

 

「は〜い」

 

 メイドは僕達が起床した時点で外で待機している。呼ばない限りは入ってこない。だから何をしても大丈夫。

 ピンクブロンドの髪と同じような色をした先端を僕の小さな指で掻く。当たり前だが優しくする。先端の周囲の円をなぞると圧力によって膨れた輪が沈む。指一本で焦らしながら決して満足出来ないように加減するのは難しい。回数をこなして相手の感覚を経験から予測するしかない。

 ちいねえさまが目を閉じて胸の感覚に集中し始めたら先端を指で摘まむ。ギュッと強く摘まむけど痛くはしない。子供の力では程度が知れているので強くしても大丈夫だ。

 息遣いが少し変わったので今度はそのまま引っ張ると球が伸びて山になった。いろいろな方向に引っ張って刺激する。仕上げに指で捏ねまわして終了。

 

「はぁ、んっ……もう終わった?」

 

「うん(ゲス顔」

 

 ちいねえさまのB地区を開発する作業は終了。ネグリジェを着直すと胸ポチが良くわかるようになる。見えてないほうが逆にエロい……

 

(\Y/))`д'((\Y/)

 

 ちいねえさまに甘える毎日に変化が訪れた。ある日父さまが帰ってくると一緒に首都へ赴き登城することになった。

 首都は遠目から見ると発展していたが臭い。いや、マジで。

 

「父さまくさい(確信)です」

 

「なぬ⁉︎」

 

「いえ、父さまではなく街がくさい(確信)です」

 

 僕がそう言うとホッと胸を撫で下ろす父さま。ヴァリエール家の末っ子にして唯一の男子である僕はかなり可愛いがられてる。可愛がってチュッチュされるのは我慢するけど、臭いのは勘弁してほしい。

 以前、偶には一緒に寝てくれと泣いて頼むから父さまの寝室に入ったらなんか臭かった。

 

「父さま、くさそう(確信)」

 

 僕の何気無い一言を聞いた父さまは、夜にも関わらず家具職人に新しいベッドを持って来させ、その間に入浴して使用人に隅から隅まで洗わせて寝室に戻って来た。

 しかし僕は眠かったので母さまと一緒に寝た。寝室で一人嘆いた父さまは、次の日領内に御触れを出した。

 くさそう(確信)という悲しみに公衆浴場を設置し、メイジを集め積極的かつ定期的に街の清掃をすることを決定した。

 お陰でヴァリエール領は綺麗です。領民も清潔、衛生的なので病気が減ったっぽい?

 街並みを通り抜けて間近で見上げる城は途轍もなく大きかった(小並感)

 城は土系統のメイジが持てる技術を尽くして作りあげた芸術品らしい。要塞みたいな城もあるだろうが(というかヴァリエール領の城が要塞っぽかった)首都なので見た目重視にしたのだろう。

 登城して王様に謁見すると父さまはヴァリエール領のくさい(確信)改革を勧めた。そうしたら詳しい話をするからと僕は置いて行かれた。

 暇になった僕は王妃様に連れられ別室に行くと、そこにいる娘と遊んでねと申し付けられた。

 娘の名はアンリエッタ。お姫様だ。なかなかお転婆で相手をするのに苦労した。僕より年上らしく矢鱈とお姉さん振るのだ。

 こちとら転生した身なので、中の人はもう何年経ったのか覚えていない。と言っても肉体と精神は勝手にバランスをとって、変化出来ない肉体に精神の方が合わせている。つまり今の僕はただの子供。知識と思考は強くてニューゲームだけどね。

 アンリエッタは面倒なのでアンと呼ぶように言われ、それを聞いた親達は仲良くなったと勘違いした。こっちとしては振り回されてるだけなんだけど。

 アンに合わせて遊ぶうちに気に入られてしまったらしく、父さまが首都へ赴く時には必ずと言っていいほど連れて行かれた。僕としてはちいねえさまの傍を離れたくなかったけど、ちいねえさまは僕にお友達が出来たのが羨ましくも嬉しいらしい。何をして遊んだかなどよく聞かれる。

 アンは僕が男だと気付かなかったようで、泥遊びに巻き込まれて汚れた僕達を従者がお風呂に入れた時にはじめて知った。

 

「男の子ってこうなってるのね」

 

 僕の○ん○んに興味津々なお姫様。アンは成長しても平気で僕を連れてお風呂に入った。誰が教えたのかややイケない遊びを覚えてしまって、自分の胸を触らせたり僕のち○ち○をエレクチオンさせたりしていた。

 

「ルイスってあんまり男の子って感じがしないのよね。何て言うか……お○ん○んのついた女の子?」

 

 いや、お姫様がおちんちんとか言っちゃダメだよ。あと触るのやめてよ。若いせいかちょっと触るだけで上向いちゃうんだから。

 

「うふふ、ビクビクして可愛いかも♡」

 

 イケない遊びは程々にして欲しいんだけど、お姫様故に強く出られないんだよね。本番とか結婚した相手としかしちゃいけないとかはちゃんと教えたけど。

 アンの相手をして仲良く?なっていくうちに、ラグドリアン湖で王様の誕生日を祝うことになり公爵家であるヴァリエール家も参加した。体の弱いちいねえさまだけは留守番になった……ちいねえさまと一緒に来たかったのに。

 湖の畔で王様の誕生日を連日に渡り祝った夜。暑いので水浴びするから付き合えとアンから念話があった。そう、思念通話だ。

 僕はこの世界の人にもリンカーコアが存在することに気付いた。それはアンの才能で発見された。お転婆姫であるアンだが始祖の血統だけあって魔法に関しては優秀で既に水のトライアングルクラスまで成長している。

 アンが魔法の訓練として、体内の流れを感じる練習台に僕を使った。杖を持って僕の体を探っている時にアンが怪訝な顔をした。

 

「どうしたの?」

 

「胸のところから大きな力を感じるわ」

 

 ん、胸?と僕が考えると思い当たることがあった。霊的器官であるリンカーコアが胸にあることを。すぐに自分にも感じるかと聞くと僕ほどではないけどあると答えた。ならばと手を繋いだ状態で念話を試みた。

 

(アン、聞こえる?)

 

「えっ⁉︎ 何? 頭に直接声が……」

 

(心の中で返事するようにして)

 

(こうかしら? あっ、出来た)

 

(これは思念通話。詳しい原理は省くけど離れた相手と会話できる魔法だよ)

 

 アンはそんな魔法聞いたことがないと言っている。当たり前だ、これはハルケギニアにはない魔法なんだから。魔道具で離れた相手と会話するものくらいはあったはずだ。アンには二人だけの秘密の魔法だよと言っておいた。

 

(みんなには内緒だよ?ウェヒヒw)

 

(うぇひひ?)

 

 おっと、イカンイカン。髪がピンクになってから円環の理がインストールされたように感じる。魔法少女を絶望から救い出すのは僕の仕事じゃない。

 二人だけの秘密とかいいながらちいねえさまにも教えるんですけどね(ゲス顔

 話を戻すよ。アンの天幕を訪ねて見張りの兵士を眠らせる簡単なお仕事です。これ見つかったら絶対怒られるよ。

 

眠りの霧(ネブラ・ヒュプノーテエイカ)

 

 見張りの兵達がカクンと崩れて眠る。見つからないといいけど……

 僕は原作ルイズと違ってハルケギニア式(仮)以外の魔法が使えるので、再現出来るものはそれで代用している。僕の魔法は魔法陣が出るので、主に使うのは麻帆良で覚えた精霊魔法だ。この世界にも精霊はいるので使える。杖も何とか契約出来たしね。

 

「アン、もういいよ」

 

「ありがと、ルイス」

 

 アンはフード付きローブを羽織って出てきた。その格好は怪しすぎて逆に目立つと思うんだけど、誰もいない事を祈ろう。

 水際まで来るとアンはローブを脱ぎ捨てて全裸になった。って下に何も着てなかったの⁉︎

 

「何をしてるのルイス。貴方も早く脱ぐのよ」

 

 地球で考えると露出狂みたいなことをしているアンに、ため息を吐きつつ僕も脱いだ。アンとは年の近い姉弟みたいな関係なので、男女のそれはない。まあイケない遊びに付き合わされることはよくあるけど。

 

「はあ゛〜冷たくて気持ちいいわ」

 

 腰のあたりまで水に浸かりおっさんみたいな声を出すアン。これがトリステインの白百合と呼ばれる姫だと知ったら一体何人幻滅するだろうか。

 僕は髪が濡れると面倒なのでタクト状の杖を簪代わりに髪をまとめる。するといきなり水をぶっかけられた。

 

「ふふっビックリした?」

 

 可愛い顔してエゲツないことを……ゆ゛る゛さ゛ん゛!

 

「きゃぁ⁉︎」

 

 アンにお返しとばかりに水をかける。

 

「やったわね!」

 

 水の掛け合いの応酬が始まった。はたから見れば美少女同士が水をかけあって戯れてるようにしか見えないのがなあ。

 一頻り戯れた後、アンの体にチャパチャパと水をかけて洗う。初めからこれだけしてれば余計な労力を使わなくて良かったのに。と言うかこれ使用人の仕事だよね。アンも僕の背中を洗ってくれるので別にいいけど。

 

「さ、それじゃ前ね。洗いっこしましょ」

 

 水を手で掬いながらアンの首筋から洗う。お姫様だけあって手入れの行き届いた綺麗な肌をしている。上から下へ洗うので次は胸だ、おっぱいだ!

 アンは年の割に発育が良く、結構大きい。育ちも手入れも素材もいいと三拍子揃っているので、この世界でも上位クラスのおっぱいだ。

 

「ほんとルイスって胸が好きね。男の子ってみんなそうなの」

 

「そんなものだよ」

 

「ふ〜ん、なら感謝してもいいのよ。お姫様の胸を触れるのなんて夫以外にいないんだから」

 

 はいはいと呆れた返事をしながらもおっぱいから手を離さない僕。悔しいがこの胸は極上だ。大きさは成長中なので置いておくが、成長過程特有の張りと肌触りは今しか味わえない。そんなアンの胸をモミモミしていたらカツンと石コロの転がるような音がした。

 

「誰⁉︎」

 

 僕とアンは臨戦状態になり、アンは僕の背後に隠れて体を隠し、僕は簪代わりにしていたタクトを引き抜いて音のした方に構えた。

 

「す、すまない。素通りするつもりだったが驚かせてしまった」

 

「誰かな? 答えないと僕の魔法が炸裂するよ」

 

 炸裂とは比喩ではない。原作ルイズよろしくハルケギニアの魔法は僕も爆発する。防御無視の瞬間発動、指定空間攻撃出来るチート魔法だ。

 

「アルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーだ。水音がするから水の精霊がいるのかと思ったら、精霊に勝るとも劣らないレディ達がいるとは予想しなかったよ」

 

 このラグドリアン湖には水の精霊がいる。滅多に姿を見せないが、運が良ければ水面に出て来たところを拝める。ま、この辺に住んでる人でも一生に一度見れるか見れないかくらいの確率らしいけど。

 アンはイケメンテューダーに褒められて赤面している。な、何というちょろイン。皇太子は無害をアピールして両手を挙げて、視線を明後日の方向に向けている。

 

「そのつもりがないのなら早く去ってください」

 

「ああ、そうするよ。すまなかった」

 

 皇太子が去るとふぅと息を吐く。まさか誰か来るとは。

 

「ウェールズ様……」

 

 アンはうっとりとした表情で皇太子の名を呟く。ああ、これは……あれか。

 次の日からアンはイケメン皇太子と湖の畔で逢引するようになった。僕に見張りを眠らせて抜け出し、誰か来ないか僕が見張る。砂糖を吐くような雰囲気を目の前で繰り広げられて僕はウンザリ。これはラグドリアン湖から帰るまで毎日続けられた。

 ヴァリエール領に帰ってからはちいねえさまに泣きついて甘えた。延々とイチャつくアンと皇太子を延々と見るだけの苦行に僕の精神は限界を越えていた。

 あ、念話はちいねえさまにも教えておいた。何時でも話が出来ると喜んでいた。でもあんまり距離が開いたりするとデバイスが必要になるから精々領内がいいところ。それでも大分助かる。

 

(\Y/))`д'((\Y/)

 

 ある日母さまに姉離れしろと苦言を呈された。どうもちいねえさまと寝ているのがバレていたみたいだ。しかしいきなり言われても僕まだ子供だしぃ〜(ウザ顔

 そんな僕の甘えを叩きなおすために母さまは心身共に鍛えるときたもんだ。現役時代の服を引っ張り出してきてまでやるんだもん。と言うか若い時の服がまだ着れるんだね。プロポーションを維持するのは厳しいと思うんだけど、未だに若々しい。

 

「母さま、カッコイイ!」

 

「…………」

 

 あまりおふざけ出来る雰囲気ではないみたいだね。母さまマジだよ。

 久しぶりの戦闘に身体がついて来なくてかなりヤバかった。爆発チート魔法が無かったらズタボロになってたよ。

 

「ルイス、どこで戦い方を覚えたの」

 

 前世です、とは答えられないのでちいねえさまを守るために頑張りました!と答えておいた。

 母さまは色々な系統を使う僕の魔法適性が分からないと呟いて考えこんでいる。そりゃ分からないだろう、虚無なんだから。それっぽい魔法でハルケギニア式に見せかけているだけだし。

 精霊魔法なら地水火風全て使えるのでハルケギニアの魔法に合わせられる。錬金、硬化、固定化などは出来ないけどね。硬化は魔力強化でどうにか誤魔化してる。土系統は基本の錬金が出来ないことから適性が低いと見られてるみたいだ。

 魔法の適性がわからないので母さまは剣を教えてくれるようになった。槍の方が得意だと言ったけど、槍は平民にでも使わせておけと言われた。だったら剣も平民でいいんじゃ……

 母さまの剣技、というか貴族の剣技はオリンピック競技であるフェンシングの元だったと思う。なんで女性なのに剣が使えるのか聞くと言葉を濁された。これは何かあるな。

 ちいねえさまに甘えたり、母さまに鍛えられたりしているうちに僕はドンドン成長してあっという間に大きくなった。と言っても成長はかなり遅く、同年代と比べると最小クラスだ。

 ちいねえさまは適齢期になっても身体が弱いせいで嫁ぐことが出来ず、このまま領地で静かに過ごすしかない。

 僕としては大好きなちいねえさまがずっと居てくれるのは嬉しいけど、結婚という女の幸せの一つは手に入らないのは如何なものか。貴族だから恋愛結婚はあまりないだろう。それでもドレスを着る自分を夢想することもあったはずだ。

 僕がそれなりに大きくなってからは、ちいねえさまとの距離を周りに離されたが、こっそり逢引をしている。僕の魔法を用いれば会うのは簡単だ。

 コンコンとテラスの窓を外から叩く。すると中から鍵が開いて入れるようになった。

 

「こんばんは、ちいねえさま。いい夜だね」

 

「もう、駄目よルイス。見つかったらお父様達に怒られるわ」

 

 そうは言いながらもちいねえさまは嬉しそうだ。僕は隙を見てちいねえさまのいる館に飛んで来ている。ここに来て最近あったことの話をすると、なんでもないことでもちいねえさまは喜んでくれる。

 

「ちいねえさま、とうとう学院に行くことになったよ」

 

「そう……寂しくなるわね」

 

「うん……」

 

 何方からともなく抱き合う。僕は前世のはやてちゃんよりも更に成長が遅くて、未だに150半ばくらいしかない。同い年の男子としてかなりの低身長だ。しかも見た目が殆ど原作ルイズまんまなので、男の服を着ていても男装した女の子にしか見られない。誰得だ!

 その最たる原因である長く伸びたゆるふわピンクブロンドを切ろうとしたけど、ちいねえさまが死ぬ気で反対するので切れなかった。まさか両親をもねじ伏せるとは思わなかったよ。せめてもの抵抗?として上の方でポニテにして邪魔にならないようにしている。

 ちいねえさまはそんな僕を着せ替え人形にして遊ぶのが趣味だ。勿論女装させられている。領地に引きこもって退屈なちいねえさまの為に恥を忍んで我慢している。決してちょっと可愛いかもなんて思ったりしていない。ほ、本当だよ!

 

「ちいねえさま……」

 

「ルイス……」

 

 ちいねえさまの潤んだ瞳を見つめると、不意にその瞳が閉じられた。

 

「んっ」

 

 少し背伸びをしてちいねえさまにチュッと軽くキス。するとちいねえさまの瞳が一旦開くと、此方を見つめまた閉じられてキスされた。

 啄むようにそれを繰り返し徐々に深く情熱的に求め合う。ぴちゃぴちゃと唾液の混じる音がする。

 口内はちいねえさまの唾液の味でいっぱいだ。僕の方が低いので仕方ない。それをコクリと飲みほし今度は僕の唾液をちいねえさまに送り口内を蹂躙する。歯茎をなぞったり上あごを舐めたり舌を絡めたりして貪った。

 

「ルイスは情熱的ね」

 

「ちいねえさまにだけです」

 

 学院に行くということは貴族の繋がりやパートナー(結婚相手)探しも含まれる。恋愛結婚など夢のまた夢。公爵家である僕は尚更だ。だから初めてくらいは愛する人としたい。

 

「ちいねえさま、好きです、愛してます。だから初めてはちいねえさまがいい」

 

「ルイス……」

 

 無茶を言っているのは承知だ。けどちいねえさまは受け入れてくれた。勿論デキないように魔法を使う。デキてしまうとちいねえさまの体に負担がかかる。

 デキないので遠慮なくちいねえさまの中に欲望をぶちまける。イケないことをしているのは分かっているが好きなんだからしょうがない。血は兎も角、魂は姉弟ではないと思うし。

 ちいねえさまも初めてで戸惑っていたけど、何回かするうちに求めてくれるようになった。体調が悪い時は胸で挟んだり、口で抜いてくれたりした。

 ちいねえさまの包容力は半端ない。行為の最中でも僕を抱きしめて包み込んでくれる。僕は学院に出発する前日までちいねえさまと愛し合った。

 

「行くのね、ルイス」

 

「はい、行ってきます」

 

 強く抱き合って軽く口付けする。帰って来たらちいねえさまと結婚するんだ……ってこれ死亡フラグだよ!

 

「行って参ります、母さま」

 

 母さまとも抱擁する。親娘なのにちいねえさまと違って胸が小さい。けどおっぱいはおっぱいだ。頬を母さまの胸にすりすりして甘える。

 

「結局甘え癖は治らなかったわね」

 

 むにむにと頬を引っ張られる僕。

 

「かあひゃま、ひらひ」

 

 最後に僕をギュッと抱きしめてくれる母さま。僕は今生で初めて両親が生きているので精一杯甘えた。母さまは厳しくも僕を愛してくれたし、父さまは……ちょっと我が子に甘すぎたんじゃないかな?

 学院が始まれば原作開始まで一年だ。うろ覚えの原作だけどブレイクする所存。

 ルイス・フランソワ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの戦いはこれからだ!




思いつきで書いた。
続きは考えていない。

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