Armored Core 嘘次回作予告シリーズ 作:タータ/タンタル
かつて、世界を滅ぼした災害の先。
人類は、地上に生きていた。
かつて、地上を支配していた組織が突如、崩壊を始めた。
この世に混沌が訪れようとしていた。
そこでは私は秩序を与える事とした。
人の可能性を残した新たなプランである。
君には是非とも、このプランに協力して欲しい。
…
ああ、忘れていたよ。君に乗ってもらうのはただのガラクタだ。それ以上でも、それ以下でも無い。
まぁ、せいぜい足掻いてくれ
私は君に期待しているんだ。
ーーーーー
『MTか。ACの風上に置けぬな。増援と聞いてヒヤヒヤしたが…せめても、すぐに死ぬなよ』
『お、おれが、な、なんで』
『…名うてのルーキーと聞いている。少しだけ、期待するぜ』
『恐ろしいやつだな。お前は』
『可愛い私の傀儡たち、行ってらっしゃい。私に挑む事が愚かだと、教えてあげなさい』
『『『YES mom!YES mom!guilty!guilty!』』』
『死にたく無い!死にたく無い!』
『『『mom…guilty…guilty…!』』』
『久しぶり。君をしばらく観察させて貰ったよ。とても良い結果だ。是非とも、次の試験を受けてくれ。目標はAC、それも今までの比じゃない。どうだい?…まぁ、ここに来てるって事は了承したって意味で構わないよね』
『…驚いた。…いいだろう。君にガラクタじゃなく、ACを与えよう。今から君はレイヴンだ』
『…ACか。だが、無名のお前に私は負けん。ここは、通さない』
『…負けて、たまるか、動け、動けよぉ。動いてくれえぇ!』
『楽しませてくれるんだよなぁ?ニュービー?』
『そうだ、それで良い。貴様もいずれ』
『…気付いているか?…世界は崩壊し、人類は滅びる』
『所詮は我々もデータなのだよ』
『…ありがとう。君には感謝しかない。…古い遺産の君。全てを壊した君…。候補者なんて、用意する必要はない。…君は、既に完成していた。ああ!…なんだ?不服そうだね。…君には、ここで死んで…いや、もう死んでいるんだったね』
『ふははは!今は逃げるが良い、君の過去は全て知っている。苦悩するが良い。君に課せられた罪と罰に!』
ーーーーー
…もしも〜し、届いているかな?このメール。
あっ、もしもしじゃないね。メールなら。
いや、ちょっとお手伝いをね。
君、逃げてきたんだろ?なら、こっちで匿ってあげるよ。
でも、ただじゃない。こっちも商売なんだ。
君の戦力を、寄越してくれないかな?
腕利きのレイヴン君
ーーーーー
『…該当ナンバーなし、イレギュラーです。恐らく、件の怪物でしょうか?』
『迎撃して、野放しには出来ないわ』
『イレギュラー!おれは、忘れないからな。姉さんを!お前を!』
『…貴方が、黒い、鳥、なのかしら?あの、お釈迦話の…』
『…黒い鳥ね。ようはレイヴンか?はは!笑わせる。ちっぽけな我々に、その可能性など、無い!』
『お前は、デカいな。余りにも、大きすぎる』
『くそ、こいつか。全く、廃れたもんだ』
『…ああ、待ってたんだ。この戦場を』
『…黒い鳥のお釈迦話を知ってるか?…かつて、世界を滅ぼした存在だそうだ。我々はその力で、組織を滅ぼす事にした。…個々の力は弱くとも、我々の中に、一人でも、そこに運良く当てはまる男が居れば』
『…本物だよ。お前は、…あの敵のよくわからない兵器に立ち向かえるのだからな。恐ろしい、実に恐ろしい。これさえ、喜びなのだから』
ーーーーー
…騙して悪いが、そのACはここで排除させてもらう。
なに、裏切ってなどいないさ。
初めから、グルだって訳だ。
…
ああ。君こそ、やはり相応しい。
私を殺して見せろ
旧時代の黒い鳥。
『首輪付き』
mirage tracer
とある組織に所属するMT乗りが主人公。
メインストーリーの途中、MTからACに乗り換えるイベントを経た後、より華々しい戦果を挙げる傭兵となる。
突如として、裏切りに遭い、追われる身となる。
組織から逃げ出した主人公をレジスタンス組織が様々な依頼をしてくるサブストーリーがある。