デレマスとのクロスオーバー『 基本はコメディ』   作:エビアボカドロックンロール

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単短編ヤンデレ2 八幡「フリじゃなくて、ほんとにしたよね?」千枝「千枝、小学生だから分かりません…」

 

 

 

「なあ佐々木、さすがに喉が渇いた。せめて飲み物くらいはもらえないのか」

 

 

 凍て刺す佐々木千枝に監禁されて12時間。

 目の奥に怪しい光をたたえるながらゆらゆらとこちらへ近づいてくる佐々木に、精一杯の虚勢を張りながらせめて少しでも思考を回すための水分を要求する。 

 

 

 

「―――千枝って呼んでください。……それとも比企谷さんは千枝のことなんか嫌いだから佐々木って呼ぶんですか。事務所の連中の中に比企谷さんから下の名前で呼ばれてる奴もいますよね?だったら千枝のことも千枝って呼んでください。あぁ、千枝が比企谷さんって呼ぶからダメなんですね。分かりました。これからは八幡さんって呼びますね…八幡さん♪……あはっ」

 

 

 狂ったように事務所の仲間たちに呪詛の言葉を吐きながら、俺の名前をぶつぶつとつぶやき始める佐々木を「千枝です」・・・千枝を前にして、乾いた喉から出る擦れた悲鳴を自分のものとも認識できず怯えることしかできなかった。

 

 千枝はベッドサイドに置いてあるペットボトルを見せつけるようにごくりと飲む。

 

 

「あはっ、八幡さん。そんなにもの欲しそうな顔をしないでください。千枝、疼いてきちゃいましたっ」

 

 

 いよいよ身体の限界も来ているのか、自分でも自分がどんな表情をしているかも分からないほどに目の前の水が欲しくてたまらない。

 またしても見せつけるように水を口へ含んだ千枝はそれを飲み下さそうとはせずに、もごもごと口の中で何かを呟きながら俺にまたがり、その柔らかな臀部をゆっくりとお腹へと押し当てる。

 

 

「はひはんはんひはひへはほふへふほはへへはへはふへ?」

 

 

 にっこりとほほ笑む千枝。悲しいかな何を言いたいか、だいたい予測できてしまう。

 

 

「八幡さんには千枝が直接飲ませてあげますねってか?よせよ、アイドルだろお前――っ!ん゛ン゛んん゛んん……ぷはっ!?」

 

 

「おいしいですか?八幡さん?喉が渇いていたから全身に染み渡りますよね。あはっ。千枝の身体から出たものが八幡さんの身体の隅々まで届いてますよ?八幡さんの中に千枝の成分がたくさん流れてますっ。ハァハァ、これで八幡さんは千枝のものです。千枝は八幡さんのものです」

 

 

 これまで味わったことのないような極上の甘さが全身を駆け抜け、心臓は痛いほどに脈打つ。

 ブルリと身体を震わせた後、千枝は倒れこむように俺の頭をかき抱く。甘く荒い吐息が鼻腔をくすぐり、胸の奥から湧き出る後悔を歓喜の色へと変えていく。

 

 

「八幡さんの心…千枝には手に取るように分かります。――二人でドロドロに溶けていきましょうね♪」

 

 

――――――

 

 

 1分か、1時間か、はたまた12時間か。どれほどの時間そうしていたか分からないが、ふいに千枝が顔をあげ物憂げな表情で呟いた。

 

 

「千枝は、いつまでもガーリーなままではいられないんです」

 

 

「…今のお前はガーリックって感じだわ、刺激が強すぎんだよ」

 

 

「そんな少し面白い言葉で煙に巻かないでください」

 

 

 やった。ウケた。

 

 

「もうあの人が来るまであまり時間もないんですし、八幡さんを確実に千枝のものにするにはこのチャンスを逃すわけにはいかないんです。――八幡さんが悪いんですよ。千枝をいつまでも子ども扱いするから」

 

 

「ふんっ、なら佐々木の言う大人ってのを見せてもらおうじゃねぇか。…この期に及んでビビってんじゃねぇだろうな?」

 

 

「千枝って呼んでください!――もう本当に知りませんからね。――死ぬまで愛してあげます。あ・な・た?」

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

莉嘉「あっ!ハチくん今照れたでしょ!ハチくんの負けだよ!!」

 

 

桃華「さすが千枝さんでしたわ。わたくしとってもドキドキしてしまいましたもの」

 

 

千枝「えへへ、そうかな?じゃあ次は莉嘉ちゃんの番だね!」

 

 

莉嘉「よーしっ、リカの魅力でハチくんをのーさつっしちゃうぞー☆」

 

 

桃華「その次はわたくしですからねっ!ささっ八幡ちゃま早く準備なさって♪」

 

 

 

 

 

八幡「……こんな愛してるゲームはまちがってる」

 

 

千枝「は、八幡さん。……な、なんちゃって。へへ」

 

 

八幡「ちくしょう!可愛いな!おい!」

 

 

 

 

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