デレマスとのクロスオーバー『 基本はコメディ』   作:エビアボカドロックンロール

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第4話 仁奈「泥棒猫の気持ちになるでごぜーますよー」桃華「あ、あの…この件は内密に…」

 

 

 

 

 

 

「ふふっ、四人とも気持ち良さそうに寝てますわ。」

 

 

 

 ふわぁ…4人に毛布を掛けたところで、わたくしも眠くなってしまいました。

 お父様でも執事でもない男性の前で眠くなってしまうなんて、はしたないことを…でも知れば知るほどにこの方の行動や言動には優しさが隠れてますの、そんな八幡ちゃまですものつい甘えてしまってウトウトするくらいは仕方ないと思いませんこと?

 

 それにしても、八幡ちゃまもずいぶんと油断したお顔をなさってますわ。―文香さんは絡みつきすぎですし、はがしておきましょう。―ありすさんは心底幸せそうですわね。そっとしておいてあげましょう。―莉嘉さんは股間をにぎにぎしてますが、本当に寝てるのかしら。あのピュアピュアな美嘉さんの妹とは思えませんわ。

 

 

 

 ……ところでこれは千載一遇のチャンスでは?誰も見ていないですわよね。将来を誓い合ったのですもの、これはあくまで前借りですわ…あぁ、どうしてこんなにもドキドキするのかしら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちひろ「武内さん今日こそ一緒に飲みに行ってくれますよね?」テクテク

 

 

 

武内P「申し訳ございません。おそらく本日も残業になるかと…」テクテク

 

 

 

ちひろ「またですか~?んー、それなら武内さんの家でご飯作って待ってましょうか??」

 

 

 

武内P「いえっ!それは困ります!本日は楓さんが…あっ、コホン。違いました。比企谷さんと飲みに行く約束をしていたのをしていますので」

 

 

 

ちひろ「楓さんって言いました?」

 

 

 

武内P「言ってません」

 

 

 

 

―――ガチャッ  パタパタパタパタッ

 

 

 

 

 

ちひろ「だいたいそんなこと比企谷君に聞けばすぐ、あら桃華ちゃん?そんな急いでどこへ…行ってしまいましたね?」

 

 

 

武内P「ずいぶんとお顔が赤かったようです、体調など崩していないといいのですが」

 

 

 

ちひろ「あれはそういったものではないと思いますよ。乙女の勘です。―――それより比企谷君に聞きますからね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

武内P「それは難しいかもしれません…」

 

 

 

ちひろ「あらあら、4人ともこんなところで寝ちゃって」ウフフ

 

 

 

武内P「比企谷さんのこのような油断した姿は珍しいですね」

 

 

 

ちひろ「せっかくなので写真を撮っておきましょう。買収、脅迫。いいネタ頂きですね♪…ところで武内さん、比企谷君は今日この後、飲みに行けると思いますか?」

 

 

 

武内P「…思い、ません…」

 

 

 

ちひろ「ではお家にお邪魔してご飯を作って待ってますね♪」

 

 

 

武内P「……いい笑顔です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仁奈「おー!桃華はどうしてそんなに真っ赤でごぜーますかー?」

 

 

 

桃華「―――A secret makes a woman woman.わたくしも今日からは大人のレディということですわ」フフーン

 

 

 

仁奈「顔真っ赤でごぜーますよ?」

 

 

 

桃華「ッ!!それは言わないでくださいまし!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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